2024年のトライ-Xの値下げについて

やぁ、フィルムで撮ってる?

先日、突如トライ-X400の値下げのネット情報が出てきた。

digicame-info.com

www.digitalcameraworld.com

元ネタはこれ。

昔の常用フィルムだったので期待感は上がった。

ポストもしたが、反応は薄かったか?

元々が高かったゆえ、期待感が薄い?

では日本ではいくらになるのかなと思い、早速コダックアラリスジャパンに問い合わせしてみた。

回答は「代理店があるので問い合わせは店頭にてお願いします」と。

え?代理店があるの?コダックアラリス"ジャパン"が代理店じゃないの?

これには驚いたが、代理店とは・・・と検索してみたら、やはり?加賀ハイテックから社名変更した?加賀ソルネットで、その「ハイテック部門」にコダックアラリスのHPリンクがあった。色々な代理店をしているんだなーと改めて知る。

コシナの代理店でもあったのは驚いたと言うか、代理店って必要なのよね、

コシナの工場でレンズを買う人はいないよな。確かに。(野菜みたいな直売店があったら熱いものがあるな!)

いかに自分が流通に疎いか知らされた。

さて、加賀ソルネットに問い合わせしたところ返事が来た。

結論はトライ-Xはすでに「値下げ済み」だった。国内においては1月16日に価格改定を行なっていた。ちなみにこれから値下げの予定とは書いていなかった。

以下、トライ-Xがどんな価格になったかの回答。

 

旧価格

新価格

値下げ率

24枚撮り

2430円

1890円

-22%

36枚撮り

2900円

2390円

-18%

120フィルム(5P)

15050円

11150円

-26%

そう言えば2900円だったっけ?

平均22%の値下げ。すごい!値下げした!と言うべきか・・・。

ヨドバシ.comでもこの値段になっている。

今回の件で、36枚撮りなら2390円のここから値下げ!?と思っていた方も多いと思うし、私もこの値段からマイナス30%で電卓叩いていたからな!

知ってた?どこかでアナウンスはあった?と言うか、気づいた?

ナショナルフォートに「値上げ」のアナウンスがあったようだ。私は気づかなかった。そもそも、話題にもならなかった?

価格変更のお知らせ | 株式会社ナショナル・フォート

ナショナルフォートの2024年1月16日からの値段表。

https://www.nationalphoto.co.jp/wp-content/uploads/2024/01/NP-FilmPrice-NowHere202401HP.pdf

確かにトライ-Xの36枚撮りは約500円ほど「値下げ」された、2390円になっている。

しかし、E100の120は5000円ほど「値上げ」になった様子。

ここまで高くなると、E100はB&Hで買うべきだろう。

https://www.bhphotovideo.com/c/product/272450-USA/Kodak_8731200_E100G_120_Ektachrome_Color.html

2024年1月31日現在で73.79ドル、送料18.45ドル。

あれ!?値下げされてる!?今は約10800円!?たった5日間で何があった?

他の製品が値上げ、値下げしたかどうかわかる人いる?

もう高すぎてわからないのよ。高すぎて、ここ数年、コダックのフィルムは買えていない。

まぁ、値下げされたフィルムはトライ-Xだけで、他は値上げされたフィルムもあり、結果的には全体の値下げには届かなかった可能性がある。これがフィルムの現実かなと。

コダックのブローニーは値下げの感じがB&Hは伺えるけれど、トライ-Xは先のネット記事の9.99ドルからは動きがない。

https://www.bhphotovideo.com/c/product/29170-USA/Kodak_8667073_TX_135_36_Tri_X_Pan.html

ここから値下げするのだろうか。

不明なのは、アメリカのコダック公式が値下げアナウンスをしたが、その前にすでに日本では値下げされていたと言うこと。(もう値下げしたからよろしくね!だったってこと?)

あと、値下げする理由。値上げしすぎて売れなくて、ごめん、ごめん、高すぎちゃったね、ちょっと下げるわって感じなのか。

今回の値下げで、この値段を提示されたわけだけれど、2390円で「常用フィルム」になり得るのか。同じ感度、似た製品でILFORDのHP5+は1300円だ。

以前から私は「値下げはない、値上げしかない」と言ってきたが、値下げは起きた。

しかし、今回の値下げは「奇跡」なのかもしれないが、これは「希望なき奇跡」としか思えないのだ。

ここからさらに値下げがあっても最大30%として1673円。これが本当の「奇跡」なのか?

どうする?どうしてもトライ-Xじゃないとだめ?君の「作品」に必要?

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道連れだぞ!

M2とSUPER ROKKOR 5cm f2 Cにモノクロフィルムで夢の島公園を撮ってきた

M2とSUPER ROKKOR 5cm f2 Cにモノクロフィルムで夢の島公園を撮ってきた。暑かった!

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11月だというのにド・ピーカンの夏日。でも陽が落ちるのが早いので一応ISO400のフィルムをと探したら、TRI-Xが10月に期限切れになってた。

このTRI-X、すごく値上がりする前に"最後の一本"と思って買っておいたもの。

あー、TRI-Xかー。2006年からフィルムで撮り始めて、ずいぶんお世話になったもんだ。

2006年の頃は3本で980円だったし、長巻も4500円とかだったな。一度コダックが潰れた?時に一気に値上がり傾向になった。以来コダック製品は使えなくなった。ずっとILFORDのHP5+に切り替えていた。

あと、いつだったか、D76で現像したら、ド・アンダーになってしまった。今までそんなことなかったのに。2本目もド・アンダーになったので、なんか変だなと思って、それも重なって使わなくなっていた。

今回はもう手に入らない、T-MAX現像液で現像してみたらなんとかISO400でも大丈夫だった。

3000円!自家現像じゃないともうフィルムは無理だなと。

フード、社外品のをつけて行ったんだけれど、逆光はもらっちゃうよな。でも暑さが出てちょうどいい?これはf2.8ぐらいかな。

これも開放だったかな。周辺のゆるさが古いレンズっぽい。

夢の島公園にあるアーチェリー場。お約束のISO400、晴れなら、f8と1/1000をやってみた。順光。普通。普通に写る。

夢の島植物館温室で。f2開放。

こういうのね、ついつい撮ってしまう。

このネガを見た時ハッとした。ズミクロンコピーとは言われていたらしいが、それっぽいというか。

中心から外すと、今度はSummitarとかSummarっぽさ?

引きで見ると、なんかの動物とかみたい?胡蝶蘭のコントラストを露出で合わせるの難しい。

試写の構図。ボケを見るため。十分よね。寄らなければ。

いや、いいんじゃないの?2~3万円のレンズでここまで写れば。

蛇っぽい。でもこれも十分な写り。多分開放だと思う。

いいよね、やっぱり。f2のレンズってギリギリ無理していない。1930年代だと無理している感じあるけれど、1950年代なら問題ない。これがf1.4とかになるきついかなとか。

石の質感もよく写っていると思うわ。開放、中心部。

陽が傾いてきて、あえてのド・逆光。f5.6だったかも。

食虫植物は被写体向き。開放。

トラフアナナス。覚えられない。こちらも開放最短。苦しさは見えない?

もう少しアンダーでもよかったか?開放。アルミサッシの質感とかいいよね。

後ろの部分はふんわり。中央のピントはしっかり。開放。距離感大切だな。

これも開放最短。いいと思うけれどなー。なんで人気出ないんだろう。50mm f2のライカマウントレンズだぞ。

f2。こういう背景を選ぶときつめのボケになるのか。なるほど。

はい、完全に逆光。あまりレンジファインダーカメラではやったらダメかな。絞りの形にゴースト、フレアが出てる?円形絞り。f8まで絞ったがダメね、これは。

多分、f8だけれど、ゴーストフレア以外はカチッとはしてる。でも、これぐらい写ったらいいよね。

f2.8。ちょっと周辺減光出てるのかな。遠景までピチッと写ってるよね。

これもコントラストきちんと出てるし。幹の質感もきちんと出てるのには驚いた。

少し寄ってみたんだけれど、2~3mなら周辺のボケもキツくないかな。

試写ですよ。試写。背景のぐるぐるボケが出ると思って。出たーって感じ。

玉ボケの感じは沈胴ズミクロンっぽい?

無限で遠くの夢の島植物館にピント。流石に開放だとこの距離の木もボケる。

でも中心部のピントのキレがすごいわ。2万とかのレンズには見えないでしょ?

陽が暮れてきて、さーオレの出番だって感じ。暗がり好き。光源の滲み最高。

少し下にレンズを向けると周辺減光すごい。でも根っこはよく写ってるよね。

やーやー、よく写るレンズじゃん。

SUPER ROKKOR 5cm f2C 初期、今回はフィルムで撮ってみたけれど、もっとぼやっとするのかなと思いきや、きちんと写る。

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デジタルの時からもしかしてこれ結構写るレンズ?とは思っていたけれど、いい塩梅に"オールドレンズ"って感じでいいんじゃないの?

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普通に撮る分には個性がないといえばないかもだけれど、ド・逆光で、フレアマシマシでポートレイトが好きな人とかいいかも?とか。

あと、この個体はいわゆる、初期型、前期型でフィルター径が40.5mm。後期は43mm。この違いはなんだろう。あまり写りに違いは見出せなかったとは言われたけれど、あとOHしてみてもレンズ構成に違いもあまり見受けられなかったとか。

ではなぜ、40.5mmから43mmになったんだろうとか。面白い。

つい、シルバーのレンズにはM2かなとか。M3にはSummicron 50mmがあるしって思っていると、M3の出番が減ってしまう。

万能感ある、M2だな。35mmもいけるし。28mmは滅多に使わないし。

SUPER ROKKOR 5cm f2C、これはこれでいいレンズだなと思った。ゾナー型の沈胴NIKKOR H.C 5cm f2、ガウス型のこのレンズと、Topcor 5cm f2。それぞれ個性があって面白い。

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50mm f2は面白いぞ〜。

TRI-X、お世話になりました。T-MAXも。

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M3とSummicron 50mm f2とモノクロフィルムで富津市の飯野陣屋(濠)跡と木更津市の小櫃川河口干潟を撮って来た

M3とSummicron 50mm f2とモノクロフィルムで富津市の飯野陣屋跡と木更津市の小櫃川火口干潟を撮って来た。

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M3とSummicron 50mm f2にY2フィルター。ISO400のILFORD HP5+をISO200で撮る。

ライカブランド

国産ブランド。

Y2フィルターは常用でもいいんじゃないか?

フィルムはこれを常用。外でも室内でも撮れる。

Y2フィルターの効果は如何に?

まずは飯野陣屋(濠)跡へ。飯野神社が鎮座していた。

風に揺られて。f2.8。

背景との分離の仕方は面白いな。立体感なのかなと。f2.8だった記憶。

木の質感とかはSummicron 50mmは秀でていると思う。つまり解像力が素晴らしい。

少し寄るというのも面白な。これはf2.8かな。1/1000だったのか。

次は小櫃川河口干潟へ。

こういう構図に弱い。真っ直ぐ光が入ってくるところ。

ダム放流時の無線スピーカー。亀山ダムが放流すると、木更津のここまで影響が出るとのこと。

藪の中に残された古い電柱?

これが小櫃川なのか?河口っぽい感じ?f4。

ススキがいっぱい。この草の中でカサカサ音がしていた。カニのようだ。カニを求めてサギなども多く来ているようだった。

干潟への道。なんだろ、もう少し草の濃淡が出るかと思ったんだけれど、かなりフラットな感じ?露出オーバー?でも雲は出ているから、Y2フィルターの効果は少しはあるのか?

使われていない建物?建築物?

反対側は観測所のような形。干潟などの観測所跡?

反対側から。f4ぐらだったか。ここまで絞れば十分だな。

干潟へ。今回はf2.8~4ばかりで撮ってみた。何にも不満はなく、普通の写りと言っていいんじゃないか?

干潟へ出てきた。向こうに見えるのは君津の火力発電所。

霞がかかっていてもみたままに写るのはイエロフィルターのおかげなのかな?

こういう写り好きよ。普通の50mm。

向こうに見えるのはホテル三日月とアクアラインの木更津側。果てしなく遠く感じる。

これは・・・椰子の木みたいなのが波で削られて出てきたのだろうか。パキッと写っていて良い。

結構天気は曇天から晴れ間が除く感じで蒸し暑かった。

Yフィルターが活かせたかどうか不明。思い切ってオレンジにすればよかった?

再び振り返って。かなり大きな流木が漂着していたが、内房側なのになぜ?と。

外房とか調子方面だとかなり大きな気も多い。あと海外の文字のゴミ。

復路戻りながら。カサカサとした写りがモノクロっぽくて好き。すごい湿度だったけれど。

結構広い干潟で、往復でかなり疲労困憊した。暑さと湿度にやられた。帰り道は結構辛かった。

不思議なほど、緑が白っぽく写っているのはやっぱりオーバーかな。どうもこのフィルム、ILFORDのHP5+って実効感度高め?EI800と考えて撮った方が楽かも?

現像した時いつもネガが濃いなーと思う。

FP4+も同じくそう思う。

FOMAの200とかは200ない感じ。あと現像液でも差が出るかな。

往路に気づかなかったところも復路だと気づくことも多い。こんな道歩いてきたんだと。

干潟のせいか、ヘビは見当たらなかった。

まー、私の露出選択を褒めてくれ。このままの感じで薄暗かったのよ。

暑かった。こんな曇りなのにって。だから汗があまり出なくて湿度が高くて熱がこもってフラフラしてきた。

ほとんど開放では撮らなかったか。あえて絞るというか、ISO200で外だと絞りを開けるのは難しい。NDフィルターも高いし。

あとはやはり、M3とSummicron 50mmの相性はいい。他のレンズはつけなくてもいいかなと。

シルバーレンズならM2とで十分だし。

50mmでも、これだけ広いところなら、それ程苦労なく撮れる。引くことができる場所なら50mmでなんとかなる。

室内はやっぱり35mmのf2とかf1.4あたり欲しくなるけれど、デジカメならf3.5でISO6400とかで撮ればいいんだよな。

そう考えるとデジカメの幅の広さってすごいなと。

ただ撮っていて楽しいのはやっぱり"巻き上げ"のある、フィルムカメラかな。AFで自動のカメラだと巻き上げがなくてちょっと物足りなく感じる時がある。

あと、ISO400は外だとちょっと高感度すぎるかもなと。

Y2フィルターでEI200で撮ってみたが・・・ちょっとオーバーだったかな。

FP4+のISO100程度が一番楽なのかなとか。アクロスの値上げが辛いところ。

ちょうど、干潟で1本撮り切ったので次はデジタルへスイッチ。

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M3とSummicron 50mm f2とモノクロフィルムで印西市の杉自塚と吉高宗像神社を撮ってきた

M3とSummicron 50mm f2とモノクロフィルムで印西市の杉自塚と吉高宗像神社を撮ってきた。

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杉自塚。立ち位置がすごい。T時路の真ん中。塚を中心に道を作ったんだろうなと。

塚周辺の庚申塔群。

この物量たるや。厚い信仰心を感じる。

いいね。こういう雰囲気好き。逆光で薄暗くて、ひっそり。

こういう撮り方というよりこう見えた。

森の中へ。新緑が映えていた。

まさかのコンクリートの道でストーリートビューにも載ってた。

分岐点。左が古い道だったのかもしれない。右は下ると大きな道に合流する。

左へ進むと墓地があった。35mmと50mmで迷うところだったな。

塚に戻ってきた見えた風景。往路、復路では見える風景が違う。

道から塚を入れつつ、庚申塔を撮ってみた。思ったより薄暗くて、露出を切り詰める感じ。ISO80でf2、1/125ぐらい。

f4に絞ってみた。

周辺を歩いてみた。突然、イタチが飛び出てきたりとスリリングだった。

吉高宗像神社へ。ここも苔むしていていい雰囲気だった。

手水舎の紙垂。

拝殿。ここ紅葉したらすごいかもしれないな。

西陽をもらう拝殿。

拝殿から振り返って鳥居。

苔むした石にもみじの葉。

摂社への道。f2と1/30。ISO80きっつー。

道から拝殿を覗く。

摂社への道と山道が別にあった。

吉高宗像神社周辺を散策してみた。切り通しっぽい道がかなり多くあった。江戸〜明治の頃に開拓したんだろうなぁと。

苔の上にもM3BP。

レンズのSummicron 50mm f2の1st、後期固定。相変わらずよく写るレンズだこと。申し分ないと言う感じ。これデジタルで使うとどんな感じだろうか。

Elmar 5cm f3.5だと少しスキがあるかなと思う時もあるけれど、よほどの逆光じゃない限りフレアも少ないし、コントラスト解像感もある。万能レンズだ。

沈胴Summicron 5cm f2の方が少し柔らかいかもしれないと思う。

好みで言えば沈胴かなぁ。難しいところ。両方持っていたいわ。M2シルバーにつけたい。

M3はすっとピントも合うし、50mmの枠を使って撮るのには全く何も不満はない。50mm好きなら欲しくなると思う。

ただし、一台だけと言われると、今はM2とSummiluxかSummicronの35mmを選ぶ。最近M2の良さがわかってきた感じ。

そういうわけでM3とM2を持っている今は何も不満はない。

ISO80で撮って、現像駅を手持ち最後のT-MAX現像液で現像したらEI100しかデータがなく、20度で7分30秒。Rodinalの時は1+25で7分だったのだが・・・。

やはり少しオーバー気味になったので今度はISO100で撮るか、7分で現像してみようか。

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M2と35mm

バルナックライカDIIIとElmar 5cm f3.5にモノクロフィルムで木更津を巡ってきた

バルナックライカDIIIとElmar 5cm f3.5にモノクロフィルムのILFORD ORTHO+を詰めて、木更津を巡ってきた。

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さて、どんな感じかな。

目次

八幡神社

見て、この朽ち果てた神社。木更津市伊豆島にある八幡神社。社がなくなっていたので神社と呼んでいいのかどうか。

久々に絞った。f6.3と1/200かな。

この写りどう?旧Elmarって感じする?私にはわからん。Elmarの写りかと聞かれればElmarだと思うし、旧Elmarかと聞かれるとわからない。

比較のために、新Elmarを1本買う?

あー、MマウントのElmar 5cm f3.5もいいな。

スキャンすると尚更わからん。フィルムだとせめて6つ切り程度に引き伸ばさないと違いはわからんな。

このグラグラ感満載の階段がいい。

登ってみた。なんと鳥居が崩れ落ちてるのだ。いいね。

熊野神社

八幡神社の近くにある、熊野神社。こちらも鬱蒼としていて良かった。

ここでは絞り開放にできたというか、せざるを得ない。ISO80のf3.5、1/30。手ブレしませんようにって祈りながら撮った。

奥には崩壊しそうなお社と手前に新しく作った祠?のようなもの。

うん、まぁElmarだなと。キツくないし普通に写る。あえていうのなら、仔細に見る趣味がなければ、重箱の隅をつつくようなことしないのなら普通のElmarでもいいのでは?と思う。

でも旧Elmarだもんね!と威張りたいので、旧Elmarの方がいいの!

ちょっと、これはいいんじゃないの?陰影とか。手前が明るくて奥が暗い。当たり前なんだけれど、こういう露出って難しいのよ。オーバーになりやすくて。

振り返って。向こうは田んぼ。春の田にカエルの鳴き声と旧Elmar。なんか五七五みたいになった。だから旧Elmarがいいんだよな。語感がいい。

帰り道。転げ落ちそうだった。外の露出になんとか合わせて、f3.5の1/100ぐらい。

妙見神社

ここは市原市。ここだけ市原市だけれど許してな。遠くに鳥居が見える。周りは全て田んぼ。いいだろ〜こういう風景。

ところでこれは風景写真なのか?スナップ写真なのか?いえ、記録写真です。

ほら、見て、この塩梅。いい雰囲気でしょ?これぞ日本よ。

鳥居から覗いてみる。開放でこれぐらい写ればいいよね。1/60だったかな。

奥には祠。

夫婦杉みたいだけれど違うのかな?でもこの杉の木の間を狙って作ったのかな?それとも作ってから杉を植えたのか。

杉の隙間から鳥居と外の田んぼ。いいだろ〜この風景。おすすめよ、ここ。

農家のための小さな橋かな。手作り感あった。f4.5。ひと絞りでは周辺きついね。

保存樹になっていた杉の木と鳥居。これ御神木ではないのかな。この時は50mm狭いなーと思ったんだけれど、後日、35mm使ったら広いなーと思った。

40mmか・・・?Leitz minolta CLのレンズ・・・。

崖に埋め込まれていた。御幣でいいのかな?奥をのぞいてみたけれどよく見えなかった。

帰り道にもう一枚。保存樹の看板があった。ここの集落の神様なのかな。妙見様だと戦の神だっけか。菩薩としては鎮守・農耕神だから、ここにあってもいいということか。

神仏習合だな。まさに。

馬来田駅

馬来田駅。これで"まくた"と読む。

これもいい塩梅に撮れたんじゃないの?奥の光を意識してみたの。アンダー狙いで光を目立たせる!かっこいい!

単線はロマンな。

f9と1/200。DIIIの1/500は非常用。バルナックの1/1000は信用しないこと。1/700ぐらい出ていればよし。当時、CONTAX IIの1/1250に負けじとIIIaに無理やり搭載したんだと思ってるからな。

f9まで絞ればフラットに写る気がする。逆にいうとここまで絞らないとダメかなと。Elmar全般に言えば。

ここでISO400なんて使ったら、大変だな。絞りf18と1/500とかになりそう。

千葉じゃないみたい。横取りってなんだ?

先ほどの"横取り"から入ってきている。

線路はいい被写体だな。

引き込み線?停留所みたいな?

線路は続くよ〜どこまでも〜♪な感じだけれど、後ろで終わり。

ちょうど久留里線が出ていくところを撮れた。のどかでいいわね〜。

ここで撮り終わった。満足満足。

バルナックDIIIとElmar 5cm f3.5

ほんと、黄金セットだなと。バルナックライカとElmar 5cmのセットから、いっぱい教わった気がする。

露出、ピント、構図。これで十分と。いきなりM型行かずに、バルナックライカからがいいぐらい。

DIIIだって2023年4現在で10万ぐらいでニッケルElmarも6万ぐらいか?16万でライカ生活。高いな。

IIIaなら5万ぐらい?Elmarもシルバーなら5万ぐらいか?(無論、整備済みで)10万でライカ生活。余った6万でプレステ5でも買うか?

旧Elmarだけれど、どう?違いわかる?スキャン程度じゃわからんよね。なんか少し解像感があるかなとは思う時がある。

鏡胴番号は3で一番短くて焦点距離も48.6mmしかない。一番広角なElmar 5cmだ。

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手元に来て3年目。デジタルでももっと使いたい。

Lマウントレンズは特に小ぶりなレンズはM型につけると持て余す感じがした。

ひょっとこSummarの時に、M4につけたりしたけれど、意外にも使いづらかった。

バルナックにつけるとしっくりくる。このElmarも同様でバルナックライカにつけると手に馴染む感じがする。

そのあたりはボディとの時代的な相性もあるんだろうなと。

たまにはどう?バルナックライカ!

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結構久しぶりに使ったなー

バルナックライカIIIaとXenon 5cm f1.5にモノクロフィルムで蘇我比咩神社と市原の古川神社、島穴神社を撮ってきた

バルナックライカIIIaとXenon 5cm f1.5にモノクロフィルムで蘇我比咩(ひめ)神社と市原の古川神社、島穴神社を撮ってきた。

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スマホで撮った記事。

 

 

ILFORDのFP4+。

フィルムは最近、フィルムカッターガイド(ABLON)とカッター(ABCOO)を揃えたので試しに切ってみたら普通に使えたことに驚いた。今度動画にでも撮るかな。

ハサミの方が慣れていて、綺麗に切れる感じはするけれど、このカッターセットも悪くない。

バルナックにはライカピストル、SCNOOをつけていった。

いいだろ?かっこいいだろ?

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ちょっと重くなるのが難点。せっかくバルナック軽いのにね。

目次

蘇我比咩(ひめ)神社

午後から撮影を始めたのだけれどすでに陽が傾き始めていて。西陽のような光だった。

地面はイチョウの落ち葉で埋め尽くされていた。今思えば、この11月中旬が一番紅葉していたのかも?

社殿隣にあった倉庫のようなもの。これは何に使われているのだろう。光加減が良かった。

モノクロだって紅葉を撮るもん。秋だねぇって。

多分、摂社の紙垂。f4.5ぐらい。バルナックだと1/20~1/200がいいところだと思う。1/500、1/1000は無理。ギリギリ1/500かなと。非常用に1/1000。

流石の私でもf1.6で1/1000ならf2.2で1/500にする。むしろf3.2の1/200にしたいぐらい。

そういう意味ではスローの1/8以下はいらない、1/500まででいいとしたら、DIIで十分ということになるな。

ただし、ピント合わせの視度補正はすごく効き目がある。無限側と近接側で動かすと本当に合わせやすい。

するとDIIIもいいなと。バランス、完成度からいったらIIIaか。完璧を求めるのなら戦後のIIIf。

神社の隅にあった、小さな古い井戸。もう使われていない様子だった。

境内は猫が結構歩き回っていた。ちょうどお昼寝しているところを撮れた。久々に猫撮ったかも。

古川神社

その後に、市原市の古川神社へ向かった。

近くに出羽三山信仰の石碑があった。逆光で。f9ぐらいまで絞っていると思う。クセノンはf9までしかないのでISO400は厳しい。f9と1/1000じゃ足りない時ある。

田んぼの真ん中にある、古川神社。鳥居が見えた。

不思議な光景。周りは田んぼしかないのに突然こんな神社が現れる。島のようだ。

紙垂と注連縄は少し取れ始めていた。それでも結構周辺は綺麗にされていたと思う。基本、1/100か1/200で撮っていたので開放はほとんどないと思う。

奥にある祠。拝殿などはなく、これだけ。

島穴神社

さらに移動して、同じ市原市内の島穴神社へ。こちらもとても良い神社だった。

周辺を少し散策。川にはススキがあって、逆光でキラキラしていた。一段オーバー気味に撮った。

ナイス。

参道。奥に第一の鳥居がある。後ろに神社。参道脇の木々を見て回る。

アンコールワット・トムみたいと言いながら撮ってみた。木に木が絡みついている。南米か。いや、東南アジアか。

開放で周辺に被写体を持ってきたら、綺麗にピントが外れた。収差のせいかな。木にピントを置いた記憶。真ん中しか来てないんじゃないのか。

しつこく同じ木を撮っていた。開放は日の丸構図にしないと厳しいな。

収穫物を手に。これね、日の丸なら開放付近でも問題ない。おそらく開放じゃないと思うが。

f2.2とf1.5開放で撮っておいたが、開放はオーバーで爆発してしまったので、f2.2のこちらで。

オーバー気味にするとちょっと爆発してしまうな。

島穴神社前の「宮之橋」は大正9年築。参拝者のために御影石で作られたものと書いてあった。

島穴神社の第二鳥居。

しびれるね。このゴースト、フレア。どっかーん。ぎゃーん。

これでもSummarit用のフードXOONSを代用してつけているんだけれど効き目ないか?専用のXIOOMじゃないとダメか?もしくはHektor 7.3cm f1.9のフードの方がいいか?

とにかくもう少し遮光性のある方がいいし、こういうところで撮るべきじゃないのか?もっと下に向けるとか?

内房線がかろうじて見えるか。コスモスを撮ったんだがきっちり絞りの形のゴーストの中に入ってしまった。

イチョウの葉の絨毯。こうやって少しアンダー目の方が締まる感じになるかな。

拝殿脇のイチョウは真っ黄色だった。ここだけ明るく感じるような感覚だった。

なぜか手前のイチョウはまだ緑が残っていた。時折、地元の方らしき人が訪れて参拝されていた。

本殿側から参道を撮る。こちらも見事に黄色くなっていた。表面側が黄色く、内側はまだ緑という感じ。

モノクロフィルムで黄色を撮る白に近くなるのな。発光しているように感じた。

バルナックライカとライカピストル

いやいや、これ、バルナックこそワインダー必要でしょ。巻き上げレバーないんだしって思う。

構造がシンプルなのでワインダーで巻き上げると、巻き上げノブ、シャッターダイヤルが一緒にグルンと回るので使っていて楽しい。

トルク感もムラがなくて気持ちが良い。M型ライカにワインダーは必要性という観点からするとクエスチョンマークがつくけれど、バルナックのワインダーは必要だな。

そこまで急いでませんというのは正論なんだけれど、やっぱりあった方が楽なのは確か。一つ欠点があるとしたら、重さが増してしまうこと。

こう考えるとバルナックの小型さって重要なのだなと。M3が出た時にバルナックの方がよかったと言われてしまうのもわかる気がする。

Xenon 5cm f1.5

フードは専用品はXIOOM。またはHektor 7.3cm f1.9のものを共用。今回はSummarit用のXOONSを使った。

フィルターを戦前の純正のUVかぶせフィルターを使っている。ガラスは少し黄色い。当時はモノクロメインだから。Summaritのかぶせフィルターとは少しフォントや作りが違う。

おかげでフードの取り付けが安定した。すごいな純正品。噛み合わせ抜群。

Xenon 5cm f1.5は1930年代当時、Sonnar 5cm f1.5を出してきたツァイスに負けじと、シュナイダーのトロニエさんに依頼して作ってもらったレンズ。

Super Angulon21mm f4、f3.4もシュナイダーだな。

ライカって中小企業だよねって思える一面。

傾向としては絞り開放ではホワホワ、ドカンドカン暴れるけれど、絞れば結構シャープ。これが引き継がれたのがSummaritで、その改良型がSummilux 50mm f1.4。

やっぱりXenon、Summarit、SummiluxならXenonが好きかなーと。低感度フィルムで撮りたい。

ともあれ、バルナックもやっぱりいいよ!

 

 

 

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どう?

Leica M2とSummilux 35mm f1.4 1stにモノクロフィルムで匝瑳市の飯高神社を撮ってきた

姫宮神社の後に、匝瑳市の飯高神社へやってきた。こちらもかなり古い神社のようだ。

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かなり薄暗い鎮守の森と急な階段。そして支え棒に支えられた、拝殿など。

この日、2本目。

目次

飯高神社の駐車場から

ふと電灯に止まっていたカラスが鳴いていたのでf4ぐらいに絞ってパチリ。多分絞っているはずなのにこんなに周辺光量落ちしているのなんだろう?f2かな?

昌山妙福寺

駐車場から近いのは昌山妙福寺で、その山門。イチョウも見事だった。紅葉の時期はいいのだろうなぁと。

振り返って山門を見る。お寺には誰もいなかった。

ざわざわ。結構赤くなっていたので黒っぽく写ったかも?おるソマチックフィルムは赤に感光しないので赤色が黒く写る。

全面が赤だと真っ黒になってしまうな。

こちらは黄色に色付いていた木。

飯高神社

お寺をひとまわりした後に、隣にある飯高神社へ。ここは飯高砦跡とも言われているようだ。

ここの階段はこの通りゆがんでいる。かなりゆがんでいるので足元に気をつけないと落ちそう。

階段から鳥居を撮ってみたが、かなり急なのがわかるかと思う。

一つ目の階段を登った後の参道。横からの光はすでに夕方のような日差し。

二つ目の階段。ここの山道も足元が凸凹している。

参道から振り返って。かなり鬱蒼として森に覆われている。

2つ目の階段。ここもかなりでこぼして気をつけながら登って行った。

階段から振り返って。こちらもかなり急な階段。他に誰も参拝者はいなかった。

拝殿。四方を棒で支えられている。

拝殿周辺で。こちらは黄色く色付いていた。

拝殿を正面から。全体的に傾いている感じ?

拝殿右側も棒で支えられている。この時にも他に誰も参拝に来る人はいなかった。

ここはまだ色付いていない、モミジだった。

棒で支えられている神社は流石に初めてみた。

拝殿正面に近づいて撮ってみた。超アンダー。かっこいいだろ?

本殿扉の彫刻。こんなに立体的に掘れるのすごいな。

本殿。

裏手の森から、本殿、拝殿を見た様子。この神社は撮りやすいところだった。枚数が進む。

なんと反対側から本殿の中に入れるようになっていた。

本殿の階段。

先ほど閉じられていた本殿の扉を内側から撮ることができた。

扉の開いている側の本殿と右側はおそらく土塁の跡。過去にお城としても存在していたらしい。

再び拝殿を少しシルエットで。どこもかしこも棒で支えられている。

土塁跡を使ってつっかえ棒のようにしている。

もう氏子さんなども減っているのかと思う。捜査士からもどれぐらい補助が出ているのかわからないが、こういう棒で応急措置と言うほどなので高が知れているかと。

衰退していく寺社仏閣をフィルムで撮る

文化財を財政難で支えられなくなるほどになると、すでに行政サービスもどうなっているのかなと思う。

千葉県内でもかなり荒廃し始めている神社を見かけるし、お寺では無縁仏をよく見かける。さらにお墓を閉めているであろう墓跡もよく見かける。檀家さんなどからの収入も減ってお寺さんの経営も大変かと思うこともしばしば。

ここ、飯高神社も同じで足元が悪く、階段のみなのでほぼ訪れる人は私たちのような好奇心だけの人間になりつつあるのかもしれない。

私は地方を盛り上げようとか全く考えていなくて、好きだから回っているだけ。これら神社などがなければ森を歩くだろう。木々や植物が好きだから。

私はそれらをただ単調に記録しているだけ。ならデジタルカメラで十分だろうと思うかもしれないが、そうはいくか。

楽しみで巡っているので、撮影も楽しみたいのだ。生まれた時からフィルムだったので親しみやすさもある。シャッターを切った後に巻き上げをするのが好きだ。

もうしばらくフィルムで遊べるといいのだけれど・・・。

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Leica M2とSummilux 35mm f1.4 1stにモノクロフィルムで香取市の姫宮神社を撮ってきた

多古町に続き、少し北上した香取市にある、姫宮神社へ向かった。

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ここはGoogleマップで見る限り、秘境感が強い感じだったが?

秘境っぽさあったな。

目次

姫宮神社

これだ。行きからして迷いそうになったが突然、鳥居が森の中に現れる感じ。

その奥に小さな赤い祠。絵になる。

参道を歩いていくと苔やらシダやらに足を取られつつも、だんだんと祠が見えてくる。緑の中に赤い祠があるので、どこか田舎の伝承の中に出てくるような雰囲気。

ほぼ目の前に来た。なぜここにあるのか何を祀ってあるのかなど書いてあるものがない。

昭和10年に改修したという石碑が残っていた。

ころんと盃が転がっていた。でもここに人が来て何か置いて行ったりしているのだろうか。

真っ赤な祠なので、このオルソマチックフィルムは赤に感光しないため、濃い色になる。

祠から振り返って。シーンとしている。鳥の鳴き声しか聞こえない。

周囲は深い森に包まれている。深呼吸するどころか、なぜここに祠がと頭がいっぱいになる。

何か理由があって神社を建てたのだろうけれど、わからない。周囲に集落などはない。

来た山道を戻る。もちろん我々以外誰もいない。いたらいたで警戒して挨拶しまくってしまうだろうな。こんにちはー、こんにちはーって。

周辺を歩いてみたが、森、森、森、切り通し。それだけ。いや緑でいっぱい。

この先が大きな道。県道だったか。右側にはキャンプ場があり、駐車場がいっぱいになる程混んでいたが、ここ神社のあたりは人の気配はしなかった。

誰かが理由があって、この切り通しを作り、姫宮神社を作ったのだろう。

大変興味深いところだった。

神社より先にも進んでみたが、最終的には行き止まりになった。

この道は現在はおそらく、行き止まり周辺にある畑用の車が通る道なのかと思う。軽自動車が精一杯な感じ。

ここで1本、撮り切り、つぎに匝瑳市の飯高神社へ向かった。

 

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つづき

Leica M2とSummilux 35mm f1.4 1stにモノクロフィルムで多古町の六所大神とcafe 薫風を撮ってきた

多古町の六所大神と古民家cafeの薫風をLeica M2とSummilux 35mm f1.4 1stにモノクロフィルムのILFORD ORTHO+で撮ってきた。

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今回の記事は多古町。

ORHTO+はオルソマチックフィルム。

目次

六所大神

ISO80なのでほとんど開放。六所大神の参道。樹齢1000年の杉に囲まれている。

第二の鳥居。この辺りもきちんとしていて、地元の氏子の方々が整備されているのが想像できた。

本宮。フードなしなのでフレアっぽい。重厚な感じが好き。

脇道から本殿を見て。

さらに10mほど離れる。遠くから見るのも悪くない。50mmが欲しくなるけれど。

神社周辺で。いちじく。さすがにf4ぐらいまで絞ればカチとしてくる。

空の雰囲気も濃厚ね。これはオルソマチックだからというわけではないはず。

カラスウリの殻。初めて見た。なんでこうなるんだろう。鳥に食べられた?もしくは朽ち果てた?

古民家cafe 薫風

古民家cafeの薫風は多古町出身の実業家、渋谷嘉助の旧宅を利用している。そして、この門は「渋谷嘉助の旧宅正門」として国有形登録文化財に指定されている。

レンガ作りの重厚感ある門構え。

庭園になっているので散策もさせてもらった。遠くに見えるのが門。

門を外から撮ってみた。かなり大きい。左の木も大きかった。門に負けず、存在感があった。

これは?鉄の扉なのだが?

大きな木越しに。このレンズ歪みがない感じだな。

結構奥行きもある作りになっていて、いかに大きな門だったのかを示している。

どれだけの人々がここを潜ったのか。

このレンズ作りもすばらしい。写真映えする。結構撮ってしまった。

紅葉した、モミジの下にあった椅子を。こちらはcafeに入るための門のそばにあった。

ここはまだ色づいておらず、緑のもみじだった。千葉の紅葉は12月がメインだと思う。

この後に香取市の姫宮神社へ移動した。

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つづき


Leicaflex SLとSummicron-R 50mm f2とモノクロフィルムで千葉市の旧生浜(おいはま)町役場庁舎を撮ってきた

ライカフレックスSL議長。

千葉市にある、「旧生浜(おいはま)町役場庁舎」を撮ってきた。

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Leicaflex SLとSummicron-R 50mm f2、フィルムは久しぶりのISO400のILFORD HP5+。

室内はISO400とf2以下が欲しい。

目次

旧生浜(おいはま)町役場庁舎

Leicaflex SL Summicron-R 50mm f2 (HP5+)

まずは旧生浜町役場庁舎1階。

椅子などは開設された昭和7年当時のものと聞いた。

光の入り方がよかった

今でも役場として使えそうにも思えたが狭いか。

いい雰囲気

この板張りの床がいい。実際に平成まで稼働していた。

金庫

古い家で見つけてなかなか開けられないやつ。

この金庫の下に、石が敷かれていたのが印象的。それほど重くてしっかりしていたものだったのかなと。

この日は雨がぱらついていた。f2.8とかf4当たりになるググッとよく写るようになるか。

f2開放でも十分よく写るけれどね。

2階の議場

2階は議場になっている

町役場の2階が町会議場などになっているところは多かったらしく、他の県の同じような建物の関係者の方も時折視察に来ているという。

見学したい旨その場で伝えれば上がっていける。

行政と立法だから町役場も議場も同じ場所でいいんだよなと。

裁判所も近くにあったりしたり?三権分立だ!

議長席

議長は立法の長。町長は行政の長。

開放でいいトーンが出たわね。これも光加減のおかげ。

書記や会計の席も

こういうところを見学するの好きだな。どんなやりとりがあったんだろうとか。

議員席

椅子も当時のまま残っていたという

この椅子も昭和7年当時のまま残っていたと言い、日差しで退色していってしまうのを防ぐのが大変だとか。

被写体として最高ね

モダンというか、和洋折衷というか?

議会ってやっぱり明治から始まったとしても50年ぐらいしか経っていないから洋風の雰囲気が強いというか。明治維新からの劇的な変化。

床に座る文化から椅子に座る文化へ。

光具合が良かった

このまま、なんとか残してもらえるといいのだけれど・・・。

この机の板も見事だなーと。

裏手の入り口?

ここから階段が降りていた。

下からも登れるが裏側を通って登る階段だったので裏手のような感じ。

休憩室から庁舎を見る

昭和初期に青い建物とは結構目立っていたのかなとか。

ライトがおしゃれ

天井のライトがおしゃれ。そして代々の町長が写真で残っていた。

1階奥の間

給湯室だったのかな

お茶碗などが置いてあった。

お茶の間

外を見る

地面は石できちんと整地されていて、お金かかってる感じだった。

よく戦災を免れたものだと思う。

廊下

結構、狭い廊下ですれ違うのも気を使う感じ。ギリギリいっぱいに建てたのだろうか。建てるにしても予算がとか色々あったのかなとか。

f2とISO400あるとなんとか撮れるものだと実感。

議場へ上がる裏手の廊下と階段

ここを通って当時の議員たちは議場に上がっていったのだろうか。

雰囲気は雑司ヶ谷の旧宣教師館に似ている。

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ここもおすすめ。

建物の外側

外を撮ってみた

足元は苔生した、石畳。

少し雨がぱらついていたので、ささっと。

裏側

こちらもしっとりとしていた。

右の建物は薄い青。ここを保存されている方はそろそろ塗り直しをしないといけないかもしれないと仰っていた。

建物を見上げて

なんとも普通に写るレンズ。何も足さない、何も引かないって感じ。個性はあまり感じない。これって試される?

出窓かな

いい質感。素晴らしい写りだ。Summicronはいつも裏切らない。裏切るのはいつも撮り手だな。レンズはそのまま写す、間違った撮り方をするのは人間。

はい、上手に撮れました!

足元の石畳

苔生している。ここまで人の手がしっかり入っているのもお金がかかっているなぁと思わされる。

手で作ったのかなと。

緑区椎名地区連絡所

まだ現役

職員の方から、ここと同じような建物でまだ現役で区の連絡所をしている「千葉市緑区椎名地区連絡所」を教えていただき、少し雨がぱらつく中行ってみた。

「旧椎名村役場」をそのまま転用したとのこと。千葉市も広いよ。

本当に車が止まっていて、建物はとても古いのに普通に区民が訪れていて区職員の方は普通に働いていた。遠目に少し撮らせていただいた。

隣には神社

連絡所の隣は「熊野神社」があった。鳥居越しに。

神社のそばに役所があるのも趣があるか?

程よい写り

こういう写りのレンズって50mmに多い気がする。どれも同じって?そうかな?同じにしか思えないよね。

でも欲しいのよね。なんだろね?外観の違いしかないんじゃないの?違いのわかる人なの?

どうですかね?

いいですね。こういう写り。普通。Summicron、Elmarを持っていれば不満ないでしょ。

50mmと35mm。ね?う、35mmはどちらも持っていないけれど。

向こうに参道

木越しに参道を撮ってみた。手前ボケを意識して。

良いですね。良いですね。f2.8ぐらい。

この日はここで雨が強くなってきたので終了。1本撮り切れなかった。

今回のところはもう一度訪れてみたいところ。とても良かった。

おまけ

ギリギリの露出の時間

撮り切れなかった分を少し撮ろうと持ち出したら、1枚しか撮れなかった。もっと残っていると思ったのに。カウンターを読み間違えたか。

現像したらちゃんと37枚撮れていたし。

少しフレアっぽくなってるか?でも、十分よね。

Leicaflex SLとSummicron-R 50mm f2

50mm f2の万能感はすごい。50mm f2.8、f3.5だと物足りない時もあるけれど、f2だとほとんど足りる。

よほど光量が少ないところで撮るのならf1.4だけれど、そこまで来ると大きさ、重さとの戦いも始まる。

そこでf2なら少しの暗がりなら平気。f2が大口径というのも頷ける。f1.4で1/8切っても手振れてるよ!

重さと写りのバランスがとてもいい。カメラにも合う。NIKON Fも同じ。50mm f1.4より、50mm f2の方が似合うと思ってる。

何か理由がある時にはf1.4を持ち出す。室内とかかな。

50mm f1.4は標準レンズとして君臨し続けるのだろうけれど、50mm f2の万能感というか、持ち出しやすさも見直されていいかなと。

ボケが必要とかならf1.2とかf1.4もあるのだろうけれど、f2でも十分ボケる。

久しぶりにILFORD HP5+を使ったけれど、やっぱりこれは普段使いにも良い。扱いやすい。きちんと実効感度が400ぐらいありそうだし。

TRI-Xを常用していた人はここ最近の高騰ぶりからすると、HP5+も選択肢に入ると思う。

現像はT-MAX液1:4に20度、6:30。最近T-MAX液が手に入りづらいのが難点か。

案外、フィルムより先に現像液がなくなってしまいそうだな。

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そろそろiPhone買い替えたいと思っていたら値上げ・・・。あー。