LEICA M MONOCHROM TYP246とSUPER ROKKOR 5cm f2 Cで二宮神社と菊田神社を撮ってきた

早速手に入れた、SUPER ROKKOR 5cm f2 C(初期型)で撮ってきた。

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今回は試写ということでデジタルのLEICA M MONOCHROM TYP246で二宮神社と菊田神社を撮ってきた。

結構お気に入り。

船橋市の二宮神社は嵐の二宮くんにあやかって一時期ブームになったところだったっけ?

ちょっと調べたら、やっぱり"嵐神社"と呼ばれているらしい。他にも嵐のメンバーの名前にあやかった神社が全国にあると。そりゃそうだ。

実際に行ってもあまり嵐ファンがいる感じではなかったが・・・。

さて、SUPER ROKKOR 5cm f2の写りやいかに?

神社に到着して何に驚いたかって、目の前が結構な交通量の道で、そこにドーンとでかい神社。そして、森が深くて輝度差が激しい。

内臓露出計でこの写真を撮るときは、ほんと苦労する。暗部に向けるとドーンとSSが落ちるし、明部に向けるとガーンとSSがオーバーになる程。

あれ?これは開放だったか。とにもかくも、このセンサーは白飛びは避けたいのでアンダーで。

これは開放。f2と1/30とか。結局内蔵露出系は振れ幅がデカくて使いこなせないので単体露出計のお世話になった。

背景は結構うるさめなボケなのかなと。

こういうの見ると、別にそんなにクセ玉とかじゃないよね。

中遠景もほら〜。開放なのに。

振り返って、鳥居を。これはf2.8ぐらいだったか。

f2の1/125。どう?ちょっとガウス型の癖は出ているかな。向こうのボケ。ちょっとSummarっぽさ?

あと、左側のジャワジャワしたボケも。フォトショップのボカシツールとか使ってないよって。

私はこういう玉ボケ好きね。50mm f2だからこそのボケって感じ?f3.5でもなく、f1.4でもない。

50mm f2、上手に使いたいよね。

こういうのも悪くない。あんまりビシビシしない方が楽。私は基本あまり寄らないのでこれで十分というか。

こういう光源の光を抑えきれない感じも好き。ぬぼーっとしてる。ゾナー型も好きだけれど、こういうガウス型の汚いボケも好き。

ここは鳥居から入って、境内が落ち込んでいるところ。谷間。子供達が走り回っていた。

上部のざわざわしたボケ、いいね。これ、f2.8ならどうだったんだろうとか。

f1.4じゃないから光源がこれだけの収差?で抑えられているのかな。

はい、f4。ガツーン。何か文句でも?

ちょっと撮り比べ。f2。

どっちが好みかな?f4。

私は上。f2の開放。写りがいいというのと写りが好みは別だからね。少しハイライトが滲んでいるぐらいがちょうどいい。最近、目も悪くなってきたし。

f2.8ぐらいかと。木の彫刻の再現度は結構しっかりしているよね。

このセンサーがすごいのかレンズの本来の力なのか。

f2と1/1000。入射露出計で鳥居まで行って測ってきた。ドロンとした雰囲気よし。

例えばf4と1/250という選択肢もあったわけだけれど、どうするね?

面倒なので開放にするけれど。

これは面白い。木の中心部はキリキリ写っているけれど、木の下とか周辺部は流れてる。これがSUPER ROKKOR 5cm f2なのかなと。

これも絞ってf2.8とかで撮った記憶なんだけれど、左とか周辺流れてる。いやー、これは遠景に向いてない?もっと絞れ?さーどうしましょう?

あれ?周辺光量も落ちているから、案外、開放か?

開放。足元なんかすごく流れちゃってる。でも撮り方次第では目立たないな。あと、自分の生活範囲ではA3とかに伸ばすこともないし。

スマホで見ている人がほとんどかもしれないけれど、あんまり、わからないでしょ?ボケのひどさ。

強いてわかると言えば、紙垂のハイライトが少しぼやっとしている感じ?

空に向ければこの通りフレアっぽい。f4と1/500。でも周辺が途端に落ち着く感じ。解像度も上がってる。チリチリ葉っぱが写ってるね。彫刻も見える。

このセンサーもすごいわ。

開放かな。ちょっとハイライト飛ばしちゃったか?まぁいいか。面白いよなー、紙垂にピンと持って行ったと思うんだけれど、滲んでないか?

ふと思ったんだけれど、鞍部とかにホコリがないのが嬉しい。いつもスキャンして、暗部のホコリ取りで発狂しそうになってるから。

フードなしで撮ったもんだから?フレアっぽいね〜いいねぇ。f2.8だったかな。

お隣の神宮寺にもお散歩。ね、開放。ひどいわー。真ん中しか写ってない。これ、レンズの方ボケとかじゃないよな?ちょっと整備しないとわからんって思うほど。

露出をアンダーにして周辺のボケを暗部で潰せば・・・。それなりになる。これ、紫の紫陽花なんだぜ?

出た。右後ろのボケ。Summarかよ。そしてフレアぽさ。古いレンズだなーって?

1955年ごろに日本が50mm f2をSummicronをお手本にした結果がこれ。ガラスって大事なのかな。ほぼ同じレンズ構成。

逆に考えるとSummar、 Summitar、Summicronって家族なんだなと。

いいでしょ、この写り。このセンサーのおかげ。フィルムで撮ったらどうなるんだろ。今度撮ってみようか。

最短1m付近の開放。思ったよりうるさくない?というか、被写体がそうなのか。よく見るとボケが回り始めてる。

ふふ、いいでしょ?沈めればいいのよ、沈めるの。黒く。

この辺りもよく撮れてる。好きよ、こういう写り。なんだろ、お値段安くて実用的なレンズというのかな?わかりやすいオールドレンズ?

いつも、この花、なんだっけ?と聞いてしまう。葉っぱをよく見ろと。あー南天かと。

南天の実が赤いから、この白い花がどうしてもかけ離れてしまう。

見て、この紙垂。左3本が滲んじゃってる。背景は回ってる。これが収差なのかー。何年経っても収差を言語化できないなー。何収差だっけ。

再び正面の境内へ。まー陽が暮れて、ISO400、f2の1/60まで落ちてきた。しかし、オーバー気味だなーと思ったら、Y1フィルター噛ませてたんだった。忘れてた。

駐車場戻る前に、ポチッとな。参拝の人ととかよく写ってる。これ拡大したら驚くんだろうな。でも周辺はザーッと。いつも真ん中しか見ないの。日の丸構図上等。

ハイライトがほわっとな。開放。スコーンと抜ける感じはこの時代のレンズはありがちね。周辺光量落ちのせいか。

ざわざわ。

この辺は思った通り。暗くて目で見ても滲んでて。こういうところにカメラを向けて、内蔵露出計で撮るとオーバーになるのよね。f2の1/8とか叩き出す。でも入射光で測ると1/30とかになる。

反射式はは結構難しい時がある。

ついつい、神社の境内から外れて端っこの方で撮ってることが多い。

でも、面白い発見が多いので良い。

これなんかオーバー狙いで。たのし〜。

微妙な感じがとれると面白くて仕方がない。

何か、こう、50mmは捗るものがある。35mmだと届かないってことがある。

菊田神社に来た。ここも垢抜けた神社だったな。最寄りが京成電鉄の津田沼駅ということもあって、人通りも多くて、さらに参拝の方も多かった。

もう絞れません。全部開放。(ISO400固定かよ、たまにはISO3200にしよう)

ここも綺麗に撮れた。中心はほんとよく写り、周辺は苦しい。昔のレンズだなーと。

端っこにこんな石祠があった。エモいですよね。

隣に池があったので散策していたら、突然カラーが咲いていた。思わずかぶりつく。モノクロでこれを撮らんでどうするね。

ほらー、萌える。映える。

デジタルカメラって、何枚も撮っても許される感じがする。しかし葉っぱの質感すごいな。

池を回ってみた。中には入れなかったがいい景色。

神社の本宮。周辺落ちがまだある。f4ぐらいじゃなかったか?

ひっそりと紫陽花。ここだけの話、この時だけはISO3200にあげた。f2の1/30。相当暗かった。18時回っていたかな?

ほら〜、エモい。こういう綺麗な神社久しぶり。電球が熱くなって、周りの木の鞠みたいなの燃えないかな?LEDか。

こうやっていると、結構大口径に見える。f2で40.5mmの口径。Topcor 5cm f2も40.5mm。FUJINON 5cm f2は43mmだったか?

モノクロ専用機ならYフィルター使っても少し露出がオーバーになるぐらい。激しくコントラストが上がるわけでもない。しかもこの時はY1フィルターでほぼ影響はないぐらい。1/3段ぐらいか。

思いの外どうしようもねーってほどでもなかったし、これがフィルムならもう少しガサガサとしたかもしれない。センサーの解像度に助けられた部分もあるかなと。

ただ、レンズの癖みたいなのはある程度覚悟していた部分もあるし、70年前のレンズならこれぐらいはね、と思う。

こうなるとカラーでも撮りたくなるのがサガってもんよな。

あー、TYP240でも欲しいかなー。

どうするか、このレンズ。OHに出すか。あとは後期型の43mm口径の方も試したくなるよな。すごい高いわけでもないし。

お手軽に古いレンズを楽しむにはおすすめのいいレンズだと思った。2万もあれば手に入りそう。3万出せばOH込みで。

最初にこういうレンズ買って、オールドレンズにハマって、Summitarとか買っちゃうのもいいね。イケイケ。

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