印西市の「杉自塚」周辺を巡ってきた

印西市の松虫周辺を巡ってきた。

この日、ランチを食べようと思ったところは「居方食堂」(インスタリンク)だったんだけれど、12時前の時点で4組待ちという、相変わらずの盛況。いついってもなかなか機会に恵まれず。

次はと「紅茶と食と台所 糸」(インスタリンク)へ。一応電話で予約したほうがいいかと電話するも・・・出ず。ああ、お忙しいんだなと思いながらも、店頭に着くと・・・お休み〜。

これはまずい。

しかし!!私に抜かりはなかった!旬菜中房 和華(のどか)」という初めてのところも調べておいたのだ!早速移動。

デートの達人だよな。私。3箇所も押さえてあるんだから。

アレモさんすごーいって言って。

で、のどかさんに到着。お、駐車場は埋まってない。大丈夫だ。店内へ。ちょっと混んでるけれど、テーブルもまだ空いてる。

女性の店員さんが開口一番「ご予約はいただいておりますでしょうか」

「いえ・・・」

「大変、申し訳ございません、本日はご予約でいっぱいとなっておりまして、また、来週も全て誤訳で埋まっている状況でございます」と大変丁寧な口調で話をしてくださった。

来週まで予約で埋まってる?メガテン。目が点。

大変申し訳なさそうにご挨拶してくださったのが印象的だったが、こちらとしても事前にお電話もせずと思った。

印西市、恐るべし。食べるとこなくなった。

しばし考えた結果・・・ファミレスもない(遠い)。一番近くは?マックのドライブスルー!しかしここも行列・・・。

恐るべし印西パワー。マックでなんとか食事を終えて、目的地へ移動。到着がなんと2時ごろになってしまった。

カメラはM3とSummicron 50mm f2とモノクロフィルムのILFORD ORHTO+。

久しぶりの?50mmかと思ったがそうでもなかったか。

黄金ブラックセット。

目次

杉自塚

近くの松虫寺の由来になっている、松虫姫の乳母であった「杉自」さんの塚。

松虫寺は何度か行っていたが全く気づかなかった。

道側から。左奥へ森が続いている。

左側の庚申塔。

文政十二年?1829年。ほぼ200年前・・・。1年前の1828年にシーボルト事件。シーボルトって医学の発展とかに貢献したイメージが強いけれど、最後は持ち出し禁止の地図を持ち出そうとして国外追放で終わってるのか。

は?シーボルトってドイツ人なのか・・・。今更ながら初めて知った。え、シーボルトが茶葉の種をジャワに送って、そこでジャワのお茶ができたのか!

シーボルトさん、何者・・・。医者、学者、スパイetc...。

庚申塔、木、庚申塔の祠。すごい雰囲気で好きだ。

あえて言おう、ジブリと!

右側も同様。

これだけの数の庚申塔は初めて見たかも。

なんとも不思議な場所にあるというか、ここが塚だからこの道になったのか。

根元に祠みたいなのがあった。

木の根元には「庚申塔婆杉」?と彫られた石碑。

菩薩?あれ、松虫姫でいいのかな?それとも杉自さん?

別当松虫寺と。ここの神社は松虫寺の管理ですよと。神仏習合が残ってた。

逆光の庚申塔もかっこいい。絵になる〜。フィルムでも撮影したが、果たしてフィルムでシルエットになっているかな?

絵になるよねー。

森の中へ

森の中へ。鶯の鳴き声や雉の鳴き声が聞こえていた。ぎゃおーす。

ちなみにこの道、ストリートビューにあって驚いた。

市道なのかな?

途中にあった、花筏。SNSで回ってきたのをちょっと見ただけだったけれど、こんなところで見るとは。

花に載った筏を見立てて、花筏(ハナイカダ)

延々と森。途中色々な草花に触れられた。

イノシシの罠にも。やっぱりいるんだ・・・。

しばらく進むと分岐点に。まっすぐ行くと大きな通りに出る。

左に入ってみた。

この先行き止まりとなっているけれど、実はこっちが過去にあった古い道の跡だったり?

さらに進んでみると小さな墓地だった。これ・・・両墓制?

印西は古いところだと江戸時代初期の石碑を見たことがあるが、その頃からのものか?

お墓の近くにガードレール?が見えた。これ・・・道?

これ以上進めなかったが、この先は大きな道につながっているようだ。過去に未知として機能していたが、迂回路か何かができたのだろうか。明らかに公道のよう。

先ほどの行き止まりの分岐点に戻ってきた。右の道が大きな道と合流する道だけれど、ここにいる限り一台も来なかったな。

復路、空を見上げると天然の?藤の木。薄紫だけれど色鮮やかに見える。

塚に戻ってきて周辺を散策

塚のあたりまで戻ってきてふと足元を見ると、なにこれ?調べてみると「ジュウニヒトエ」とか。意味は「十二単」のように見えるからと。

シソ科の花。あ!Wikiで調べてたら、千葉県では「一般保護生物」になってた。どうりであまり見たことないはずだ。

うーん、印西市、侮れない。

また周辺を歩いていたら、私と妻が立っている間を森の脇から何かが飛び出してきて、私と妻の足元を抜けて道を渡り、隣の森へ走っていった。

え?と思って足元見たら、さっと茶色い小動物が抜けていった。あれ?テン!?イタチ?ネコ?え?

と思って呆気に取られていたら、また少し離れたところの森から飛び出してきて、道を渡ってきた。

あ、デケェ、イタチだ。

再び道を渡り、森の中に戻っていったが、ここまで近接したのは初めてでびっくりした。

というか、イタチの方がびっくりしたかもしれん。よし意を決して道を渡るぞ!

バーン、あ!ニンゲン!間に合わねぇ!駆け抜けろ!

というか、あいつら何者?もう一度見てやる!バーン!カメラ持っていやがる。不審者だ。

尻尾がデカかったのでリス!?とも思ったが、もっとでかかったのでイタチだった。茶色の単色だったのでテンではないと思う。あー、びっくりした。

ヘビはよくあるんだけれど、イタチはびっくりした。キョンもよくあるな。

絶滅危惧種キンラン

さらに周辺を歩いていたら、なんとなく知らない花だなと思い、撮ってから調べたら。絶滅危惧種の山野草「キンラン」だった。詳しい場所までは盗掘の恐れがあるので書けないけれど、こんなところにと。

フリマアプリなどで売買されてしまっているようだが、かなり難しい植物のようで、ブナ科の「外生菌根菌」が必要で栽培するには木が必要とのこと。

つまりポットなどで売られていても、実際に買って育てるとなると木があるところに植えないといけない。しかも「菌根」が必要。

どうして買おうと思うのか・・・。売る方は騙すつもりなんだろうけれど・・・。無知に漬け込むのか。しっかり「絶滅危惧種!」なんて書いてあったし・・・。

普通の感覚なら花を抜くって思いつかないけれどな。落ち葉、松ぼっくりみたいなものならわかる気もするけれど。

次は同じ印西市の吉高宗像神社へ。

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