Leica M2とSummilux 35mm f1.4 1stにモノクロフィルムで匝瑳市の飯高神社を撮ってきた

姫宮神社の後に、匝瑳市の飯高神社へやってきた。こちらもかなり古い神社のようだ。

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かなり薄暗い鎮守の森と急な階段。そして支え棒に支えられた、拝殿など。

この日、2本目。

目次

飯高神社の駐車場から

ふと電灯に止まっていたカラスが鳴いていたのでf4ぐらいに絞ってパチリ。多分絞っているはずなのにこんなに周辺光量落ちしているのなんだろう?f2かな?

昌山妙福寺

駐車場から近いのは昌山妙福寺で、その山門。イチョウも見事だった。紅葉の時期はいいのだろうなぁと。

振り返って山門を見る。お寺には誰もいなかった。

ざわざわ。結構赤くなっていたので黒っぽく写ったかも?おるソマチックフィルムは赤に感光しないので赤色が黒く写る。

全面が赤だと真っ黒になってしまうな。

こちらは黄色に色付いていた木。

飯高神社

お寺をひとまわりした後に、隣にある飯高神社へ。ここは飯高砦跡とも言われているようだ。

ここの階段はこの通りゆがんでいる。かなりゆがんでいるので足元に気をつけないと落ちそう。

階段から鳥居を撮ってみたが、かなり急なのがわかるかと思う。

一つ目の階段を登った後の参道。横からの光はすでに夕方のような日差し。

二つ目の階段。ここの山道も足元が凸凹している。

参道から振り返って。かなり鬱蒼として森に覆われている。

2つ目の階段。ここもかなりでこぼして気をつけながら登って行った。

階段から振り返って。こちらもかなり急な階段。他に誰も参拝者はいなかった。

拝殿。四方を棒で支えられている。

拝殿周辺で。こちらは黄色く色付いていた。

拝殿を正面から。全体的に傾いている感じ?

拝殿右側も棒で支えられている。この時にも他に誰も参拝に来る人はいなかった。

ここはまだ色付いていない、モミジだった。

棒で支えられている神社は流石に初めてみた。

拝殿正面に近づいて撮ってみた。超アンダー。かっこいいだろ?

本殿扉の彫刻。こんなに立体的に掘れるのすごいな。

本殿。

裏手の森から、本殿、拝殿を見た様子。この神社は撮りやすいところだった。枚数が進む。

なんと反対側から本殿の中に入れるようになっていた。

本殿の階段。

先ほど閉じられていた本殿の扉を内側から撮ることができた。

扉の開いている側の本殿と右側はおそらく土塁の跡。過去にお城としても存在していたらしい。

再び拝殿を少しシルエットで。どこもかしこも棒で支えられている。

土塁跡を使ってつっかえ棒のようにしている。

もう氏子さんなども減っているのかと思う。捜査士からもどれぐらい補助が出ているのかわからないが、こういう棒で応急措置と言うほどなので高が知れているかと。

衰退していく寺社仏閣をフィルムで撮る

文化財を財政難で支えられなくなるほどになると、すでに行政サービスもどうなっているのかなと思う。

千葉県内でもかなり荒廃し始めている神社を見かけるし、お寺では無縁仏をよく見かける。さらにお墓を閉めているであろう墓跡もよく見かける。檀家さんなどからの収入も減ってお寺さんの経営も大変かと思うこともしばしば。

ここ、飯高神社も同じで足元が悪く、階段のみなのでほぼ訪れる人は私たちのような好奇心だけの人間になりつつあるのかもしれない。

私は地方を盛り上げようとか全く考えていなくて、好きだから回っているだけ。これら神社などがなければ森を歩くだろう。木々や植物が好きだから。

私はそれらをただ単調に記録しているだけ。ならデジタルカメラで十分だろうと思うかもしれないが、そうはいくか。

楽しみで巡っているので、撮影も楽しみたいのだ。生まれた時からフィルムだったので親しみやすさもある。シャッターを切った後に巻き上げをするのが好きだ。

もうしばらくフィルムで遊べるといいのだけれど・・・。

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