M2とTopcor 5cm f2にモノクロフィルムで市川市を撮ってきた。
この日と同じ日。
市川市の「芳澤ガーデンギャラリー」、「手児奈霊堂」と「法華経寺」へ。
前回のM2での撮影時、ネガに白い筋が入ったのだが、原因が掴めず、とりあえずもう1本撮って「お店に現像を出す」ことによって"現像ミス"だったかどうかをまずは消去しようと思い、10年以上ぶりにモノクロフィルムのお店現像を依頼した。
以下、白い筋2枚。
どうやって感光したのか・・・。
さて、その結果は。
この通り。全く問題なかった。
現像ミス?
いやー、10年以上自家現像しているけれど、あんなミスは初めてだ。全く原因が掴めない。
もう一つは製品の問題でフィルム自体が感光していた可能性。これはかなり低い確率になるはず・・・。
わからない。
このネガを見たとき驚いた。あーすごいレンズかもこのレンズと。ピントはしっかりしているし、ボケはなだらか。
f4で。ここまで写れば不満はない。
こんなに写るとは思いもよらず。驚いた。f2.8だったか。
この質感もすごいと思う。f2.8。
細かく繊細?に写っていると思う。綺麗に写ってる。そんな感じ。
この写りもいいと思う。f2だったか。もう絞っているのか開放なのかわからないぐらい。
開放かf2.8。思い出せないぐらいよく写ってる。古いレンズによくある、ホワホワになりがちの被写体なのに、きっちり抑え込んでる感じ。
f4。流石にフレアは出るか。でも不満ではない。
あえてのf4。だから記憶に残ってる。建物が写るからと絞った。真っ直ぐに写ってるよね。
こちらはf2.8だったか。立体感すごいね。フレアっぽいのは逆光気味だから。
あー、このレンズは残そう。
f2。ボケのうるささはガウス型の真骨頂?
これも開放だったか。硬すぎず柔らかすぎず。いい塩梅だ。
f2.8だったか。とにかく素直なレンズ。クセがない。
このメリメリ感が好きでつい撮ってしまう、藤の木。f4に絞った。
もうわからん。開放なのかf2.8なのか。もしくはf4なのか。
とにかくよく写るのだ。
開放じゃないと思いたい。国産の古いレンズが開放でここまで写ったら、同じスペックのズミクロンとかどうすんだと。
開放だったと思う。でもこの質感。びっくりしちゃった。
開放だったんじゃないか?よく写るねー、君。
開放、開放。これ光源が破綻してないのよ。沈胴ニッコール H.C 5cm f2で、ここまで写るかどうか。
ははっ!最高。
これがトプコールか。ファンが多いのも頷ける。
いいね。いいね。
浮き上がってる。背景処理さえ間違えなければとても良いレンズだと思う。
ハイライトは柔らかく。
いやはや、驚いた。こんなに写るなんて。とてもいいレンズだ。Topcor 5cm f2、初期型。
このレンズはいわゆる、「空気レンズ」を採用していて、ズミクロンと同じような構成。ほんと"トプコール"の名に恥じない、いいレンズだ。
陸のトーコー、海のニッコー。旧陸軍に納入されていたのが東京光学=トーコー。トプコール。海軍は日本光学。
この日本の二大巨頭ともいうべき光学メーカーは伊達じゃない。
トプコンもニッコールも大変いいレンズばかりだ。
このレンズの後のTopcor "S" 5cm f2も試してみたくなっているが、これで十分とも思えているのも事実だ。これより、いいらしいのだ。どうなってしまうのか。空気レンズをやめたという。
のんびりと、前期、中期、後期の中から選ぼう。中期の黒帯が欲しいんだけれど。
SなしでもSありでも絶対にいいレンズだと思うので、これは買っておいて損はない。ボケがとか、ピント面がとかじゃなく、トータルでいい。とにかく、いいレンズなのだ。
あと、現像だ。驚いた。コントラストが適正と言ったらいいのかフラットなんだよ。ネガを見て、あれ?と思った。
私が現像するとコントラストが高めに感じる。
今回お願いしたのはSilvesaltさんのラボサービス。
1100円でこちらから送る送料はこっち持ちで、お店からは普通郵便で返却される。
納期はポストに投函してから、ぴったり1週間だった。
手現像だ。Joboのタンクを振っているのかなとか。現像液はなんだったんだろうかとか。
いつもはスキャンしてフォトショップを通す時にコントラストはいじらないのに、今回はイジることが多かった。というか、いじることができると言った方がいいか。
フラットに現像されているので、いじりやすい。ネガ=現像がいいのだと思う。
今回はお店に出してよかった。色々と学ぶことが多かった。1100円は安い。また利用したい。
ただ、やっぱり納得できるのは自分で現像したモノだ。こればかりは自家現像だからとしか言いようがない。
いいフィルムだぞ。
この時もすごくいいと思ったな。