Leica M4とSummilux35mm f1.4を持ってT秘境へ行って鹿の角を拾った

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ついに念願のT秘境へ行ってきた。そしてついに鹿の角を拾った。

T秘境は一度チャレンジしたが、目の前で小さな橋が崩落寸前で諦めたことがある。

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今回はM4、 1181でお世話になった、あのHektorさんと都合があったのでご一緒することになった。

aremo-koremo.hatenablog.com

今回はなんと手前で車両が侵入禁止になっていた。まさか・・・この先やばい?

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しかし、その先は徒歩で行ったが全く問題がなかったのでT秘境へ入ることができた。

カメラはM4とSummilux 35mm f1.4とこのレンズでは初めてのリバーバーサルフィルム、プロビア100Fで。

Amazonが1600円ぐらい? 

目次

 トンネルを越えてT秘境へ

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M4 Summilux 35mm f1.4 (RDPIII)

この薄暗いトンネルを入っていく。

多くの方はここに車やバイクを止めているようだ。

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トンネル越えたらキラキラ

輝度差がすごい。f2.8まで絞った。これははっきり見えたので絞ったほうがいいだろうと。

それでもf2.8で1/125とかだったか?

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川沿いから川へ

川沿いを歩いていたら、そのまま川へ下りることになった。カメラだけが光ってる。

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絶壁

これは人工なのか天然なのか。両方なのか。川回しであることは確かなのだが、どこまで手が入っているのか。

ここも薄暗く、f1.4開放で1/60など。

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開放、最短

開放最短で。試し撮り。少し前ピンと言われていたが・・・わからん。

ヒルの恐怖

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良い光加減

多分f2~2.8ぐらいかなと。

思わず撮ってしまった。ドーンと黒に落ちている所から浮かび上がるシダ。

ここについた時に上の方から5~60代ぐらいのご夫婦が手に籠を持って降りてこられた。

籠の中にはキノコだ。ざぶざぶと川の中を歩いてきた。長靴でフル装備。しまった・・・。

こんにちは〜とご挨拶。

ほらこんなに採れたのよとキノコを見せてくださる。

ここは初めて?と尋ねられ、初めてきましたと伝えると、奥に滝があってね。よくお子さんを連れてきている人が遊ばせているのよと。

そちらには歩いて行けますかね?うーん行けるわよ、あ、といい私たちの足元見る。

それじゃあちょっと危ないかなーと。長靴ならねぇ。でも水辺を歩いて行けばいけるわよ。

あとね、ヒルには気をつけてね。気づいたら吸われてて、足なんか入られたら靴脱いだら靴下が真っ赤に出血していたりね。首も気をつけてね。木から降ってくるからね。

こうやってね、タオルとか首に巻いておいたほうがいいわよ。

でね、対策として気づいたら塩をかけるの。それでスッと離れていくから。だからいつもこの塩の小瓶を持ち歩いているの。と白い粉の入った小瓶を見せてくださった。

うわ・・・。房総はヒルが名物。

ヒルの恐怖に戦きつつ、では滝へ行ってみます〜と別れた。

川辺を歩く

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穴!?

なぜここに穴?人工なのか?開放、1/30ぐらい。

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洗い越しを渡るHektorさん

光る熊鈴。光ポカリ。アンダーでごめんなさい。ライトボックスで見ると綺麗なのよ?Hektorさん。

浅いところ=洗い越し=沈下橋(?)のようなところを選んで渡ったり、川辺ギリギリを歩いていく。

多分人工なんだと思う。もっと水量が少ない時ならS秘境より歩けると思う。

やはり完全防水のブーツがあったほうが良かったか。

一応ゴアテックスのメレルのトレッキングシューズMOABを履いているがギリギリだった。

次はオリーブが欲しい。 

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水辺すれすれを歩く

なんとかギリギリ奥へ進む。こけたらM4、1181も終わる。しかしこの狭い、T秘境にM4、1181が2台も・・・。

500台中、2台がここにある。

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光る葉っぱ

開放だったと思う。もうISO100だとf1.4で1/60などだ。周辺光量落ちというより本当に暗い。

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渡ってきたところを振り返る

振り返って穴のあったところを見る。これは人工だよねぇ。その下は水流で削られたと思うが・・・。

右の岩は濁流で流されたか、落下して割れたものだと思う。完全にジブリ。

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滝はまだ見えない

秘境感いっぱい。ジブリということでここはまとめたい。

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光る葉っぱを見つけた

開放で撮ってみた。Summilux35って感じ。ふわっと。

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少し進んで振り返る

この辺では開放f1.4、1/30だったな。きびしー。

右側の削れ方が人工的だな。その奥は穴のところ。よく渡ってきたもんだ。

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ん?奥に白っぽいものが?

あれは滝か?滝なのか?ちなみに川の上にいるわけではない。ちょうど河岸があった。

滝のそばに鹿の角

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滝だ!

うひょー、滝だ!

ぐいぐい進んでいく。すごいこれは。

足元に注意しつつ歩を進める。

足元に・・・?

・・・。

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これはなんですかね?(iPhoneで撮影)

鹿・・・の・・・角・・・ですか・・・?

なぜかパッと拾った。すごく焦った。誰かに盗られるんじゃないかと思った。

これは!?6000円ぐらいで売っている!?

鹿の角を持ち「ろくせんえーん!」と秘境で絶叫してしまった。

後ろ振り返ると、Hektorさんたちがえ?って顔している。

思わず、角を握り締めて小走りしてしまった。ウキウキ。

「6000円、6000円だよ、これ!」

我ながら意味不明で会話になってないな。

いやー、良いもの拾った。いつか鹿の角は欲しかった。自然のもので。買うのは悔しかった。

よくよくみてみると根本から自然に抜け落ちたもののようだ。

流れてきたのか、砂でジャリジャリしているし、茶色になっている気がした。もっと白いよな売り物の角ってと思った。

滝へ到着

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人工的にも見える

35mmでちょうど良かったのか、50mmの方が良かったのか。まぁ単焦点1本しか持っていかないから、撮るしかないわけだけれど。

思ったより広かったというのが実感なので今度はXenon 5cm f1.5かSummilux 50mm f1.4を持っていきたい。

滝の横には人工的に彫られた「階段」があったので滑りそうになりながらも登る。

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滝の上から振り返る

15時すぎだけれど、結構薄暗い。

夏は厳しいだろうなと。暑さで。かと言って真冬は河岸の凍結が怖いか。

やはり春、秋に防水ブーツで行くべきかと。できれば苔が多いので滑り止めありので。

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ジブリということにしておいて欲しい

滝上で1枚。どうも周辺は真四角に切り取られていて、相当人の手が入っているようだった。

しかも滝上に上がると右側にも川があって、これは川回しなのか天然の渓谷なのか。

T秘境について

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ここは千葉県でも有名な秘境として知られていて。場所は検索すると見つかる。

なんだか、以前はバイクが乗り入れたりと結構荒れていたみたいで、警察沙汰になったりと色々あったようだ。

そこで暗黙の了解のようにT秘境と名付けられたようだ。

しかしここまでネットが普及した今、見つからないというわけではない。

まだまだ探索しきれていないので、もう少し奥まで進んでみたいと思う。

携帯の電波はソフトバンク、ドコモがだめだった。

装備はそれなりに必要。増水したら諦める。長靴必須。間違っても初めてのデートとかでいかないように。

ここが初めてのデートで意気投合したらそれはそれでいい関係なのかもしれん。

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こんなところ登りたくないでしょ?

私とデート行くとこんなところに連れていかれる。

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アレモ主催のフォトウォークのひとコマみたいな感じ(Hektorさん撮影)

私が主催するフォトウォークはコロナ感染を防ぐため、秘境オンリー。

現地集合、現地解散。時間に間に合わなかったら置いていく。携帯の電波はいらないからな。掲示板もないぞ。XYZとか書くな。

鹿の角拾ったー!と叫べば迎えに行ってやる。

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絶景かな〜

鹿の角

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今回の目玉。本当にぽっつーんと落ちていた。綺麗に根本から自然に落ちたようだ。手前の方が「キノコ」みたいになっているのがその証拠らしい。

鹿の角は春までに自然に抜け落ちて、そこから生え始めて秋に繁殖期を迎える。その後冬に向かい、角が落ちる。

鹿は秋が発情期なので突き合うの(いろんな意味でも)で、奈良では危険と言うことで切り落とすのね。「鹿の角きり」が有名。

www.youtube.com

これが鹿の角が自然に抜け落ちる瞬間。むしろ自分から落ちろー落ちろーってやっている感じ?

なので、10月に拾った私はそれよりも前の冬に抜け落ちたものを川の中に落ちて転がってきたものを拾ったということになる。

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足元で。結構小さい方?「ニホンジカ」の中でも「ホンシュウジカ」でいいのかなと。

房総には鹿がいるが、例の行川アイランド廃業時に逃げ出した「キョン」が繁殖して問題になっている。

あと、アカゲザルの問題もある。ニホンザルと交雑してしまい、殺処分された。

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偶蹄類の足跡

猪か鹿か。または?

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拾ったままの状態

結構茶色くなっていて、こんなものかなとか思っていた。

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せんとくんをやれと命令されました

スマホで撮られている間ずっと笑われていました。

でもご機嫌をとる代わりにレンズが買えると思えばこれぐらいの辛苦など擦り傷。

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この情けない後ろ姿(Hektorさん撮影)

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6000円!

秘境の中心で6000円と叫ぶ。

持ち帰って、いろいろ調べたら茶色は汚れとのこと。ハイターにつけるといいとのことで一晩つけてみた。

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真っ白になった。いい感じに溝には汚れ?が残った。

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実測408gとずっしり

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なぜかぴったり

これは高値で売れるな・・・ふ、ふふふっ。しばらくブツ撮りに付き合ってもらおうか。

M4とSummilux 35mm f1.4

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納まりのいいところを見つけた。

今回はSummilux 35mm f1.4では初めてのリバーサルフィルム。カラーネガ も撮ったことがない。

しかし、思ったより発色も良く、落ち着いた感じ。プロビアということもあるのかもしれない。

あとMR-4メーターを使ったんだが、結構敏感に振れてしまい、戸惑うことが多かった。輝度差が激しいためだと思う。

なのでMRメーターで測ると、本当か?と思い、再度ツインメイトで測るという、よくわからんことをしていた。

まぁ、ツインメイトの方が使いやすいよね。でも、アクセサリーだから持っていたいのよ。メーターは。揃えたいだけ。いばりたいだけ。 

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リバーサルの写りは期待通りどころか、変な話オーバー気味に撮らなければフワフワになることは少ない気がした。

Summilux 35mm f1.4、いいレンズだと思う。

改めて50mm f1,4を持って、このT秘境には行きたい。

 これ一個あれば十分。

少しHektorさんから譲ってもらったのでしばらくリバーサルフィルムで遊びたい。

スライドマウントにしようかな。

あれ?値上がりした? 

aremo-koremo.hatenablog.com

近くのS秘境の記事。

M4と沈胴Summicron 5cm f2とカラーネガで千葉港周辺を撮ってきた

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曇り空だったが、稲毛の浜がきれいになりつつあると聞いたので行ってみたいと思っていた。

昼食後、移動中に雨が降り出し、到着した時には完全に雨。

仕方なく千葉港の方へ行ってみようと思い、途中「千葉信号所跡」にも寄ってみた。

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ランチはIiijima Coffeeで

www.iijimacoffee000.com

おいしいよ。

千葉港信号所跡

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M4 Summicron 5cm f2 (業務用100)

ここについた頃には霧雨の程度になっていたので少し撮ってみた。

ドン曇りでこんなに黄色くなかったが、こんな写りになってた。

黄変したレンズ=トリウムレンズの影響か、やっぱり少し黄ばんでる。

なに?黄ばんでるって、やらしいな。シミみたいな言い方するなよー。

ここが「千葉港信号所跡」でこちらで読んでから、ずっと行ってみたかったところだった。

室内プールとスケートリンクがある「アクアリンクちば」の第二湾岸が終わるところをずっと先に進んでいくとある。

このアクアリンクちばは一度行ったことがあるけれど、家族連れにもいいんじゃないかなと。

上の記事を読んだ時は「必ず職質される」と書かれていたので、ドギマギしながら進んでいったが、検問などは全くなくあっけなく到着した。

なぜこんなところで検問があるのか。

上記記事には、

そしてさらに進んでいくと・・・数人の警察の姿がちらほらと。
つきあたりになろうかというところに、警察の監視小屋がありました。

そしてゆっくりと進めていくと・・・向こうから声をかけられました。
身分証を掲示するような職質というわけではなく、目的等の質問があり、
それにこたえるだけ。
私は正直に「近くでその建物が見たい」とお話しました。

すると「この先の左へつづく脇道には絶対に入らないで」という警告を受けました。

訳を尋ねてみると、隠していることでもないようで、答えていただけました。
なんでも、成田空港の飛行機の燃料に関する重要な施設なので、
テロ対策として警備を行っているそうだ。

引用 :ちBポ 千葉の愛しきB級スポット達

地図でもわかるだろうけれど、丸紅などの燃料タンク施設がいっぱいあって、成田空港での燃料利用目的のための施設が多くあるためだとか。

成田の闘争は凄かったからなぁ。今でもテロ対策なのかと思ったら記事上では2015年だが、2019年10月現在は監視小屋はなかった。

ストリートビュー。こちらは2015年5月ものでまだ監視小屋がある。ここで職質されたようだ。向こうに見えるのが信号所跡。

ちょっと左、警官の上。警察車両が止まっているのがわかる。パトランプ付きと青い機動隊の車。

なんと現在のストリートビューでもここから先の左側には入れない。

調べたら、なんとパイプラインで千葉港から成田空港までつながっているようだ。その全長距離47km。ほぼ地下にあるようだ。

航空燃料輸送システム|成田空港給油施設株式会社

車の道になるが、これぐらいの距離がパイプラインでつながっている。

 結構すごい施設じゃない?

で、信号所跡は何していたのかっていうと、やっぱり船舶のための信号を送っていたところでお役御免になって今は使われていない。

1973年(昭和48年)から「新港信号所」として稼働し、2013年(平成15年)に「千葉中央港信号所」へ移管された。

現在はちょっとした廃墟で有名?

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引きで一枚

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寄りで一枚?

近くには丸紅のタンクがあり、そこで働いている人たちの通勤車が止まっている感じ。

かなり近くまで行ってみたが、結構大きいので"物撮り"するなら15mmぐらい持っていくといいかも。

また晴れた時にのんびり行ってみたいかな。

千葉港のケーズハーパー

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少し出来過ぎな感じ?

ここのついた時には完全に雨に変わってしまって室内で撮れるだけ撮った。絞りは外ではf4~5.6ぐらいで、室内はf2~f2.8かな。

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レストランの水槽

入ってすぐにレストランの水槽があった。ISO100で室内は厳しいー。f2開放でSSが1/15だった。室内はISO100だとf1.4欲しいね。

 

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二階のテラス

二回は展望テラスになっていて、富士山も見えるかも?なんて書いてあったけれど、見えるわけもなく。植物撮った。

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1階に戻ってきて

1階に戻ってきて、ちょうど運良く目の前を雨なのか散歩に来ていたところをパチリ。

急いで撮った感じがいいでしょ?

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一階をぐるぐる回ってた

誰もいない。

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こういうのモノクロ的な撮り方だなーと

やっぱり目線がモノクロなのかなと改めて思った。

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ロビーにて

f4で1/125ぐらい。

一階、ロビーは遊覧船を待つところでもあるけれど、誰もが使っていいみたい。

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のんびり過ごしている

雨降る日になぜここに?という疑問が過ぎる。マイボトルまで持ってきて?と。

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開放?何だこの周辺減光

最後の一枚と思って外に出て撮った。今でも思い出せないんだけれど、これ、こんなに周辺減光して、緩い写りからすると、開放?色乗りも浅い。

えー、開放?ないわー。f2.8以上には絞るべきでしょ。でも、この時は開きたかったのか?自分でもわからんな。

ネガでも少しアンダー気味の方が好みかも。半段から一段ぐらいならアンダーにしても良かったかな。

ISO100ならISO200かISO125ぐらい。

やっぱりモノクロでも色を見ている

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f4ですよ

今回、ライカでカラーネガを撮ってみたが、やっぱりモノクロで見ているなと実感した。

このまま、モノクロに変換しても違和感ないかも。

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カラーとモノクロ

ね?好みだけれど。

私はモノクロでも色は見ているし、逆にモノクロだから色を見ていると思う。

例えば赤は薄いグレーっぽくなるし、黄色は白っぽくなる。緑はグレー。じゃあ、シルエットにする?とか色を見てモノクロを撮っている。

モノクロに見えているからモノクロで撮るんじゃなくて、きちんと色を見て配色して、構図を考えて撮っている。

モノクロは色の情報が少なくなるので情報が純化しやすい。純粋に物事を見分けやすくなる。

昔の新聞が色を出せなかったというのもあるけれど、モノクロでも通じたのは撮り手のテクニックもあったのかなと思う。

情報を伝える手段としてモノクロ写真を使う。

私はあえてモノクロを使っているのではなくて、ただ、安いという理由で使っている部分もあって、自家現像、長巻というコストだけでも魅力を感じている。

ポジが安かったらもっと使ってるわ!

あと、モノクロかっこいいって言われるかもしれないしな!

昔、何でカラーで撮らないの?って言われたこともあるけれど。

たまにはカラーでも。

これは擦り切れるほど読んだなー。また読みたい。 

aremo-koremo.hatenablog.com

やっぱり黄ばんでる?

M6とcanon 25mm f3.5で埼玉の廃線「安比奈線」を巡る

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梅雨明けした頃に埼玉県の廃線「安比奈線」を見に行って来た。

とにかくジメジメと暑かった。今の酷暑とはまた違った暑さだったのをよく覚えてる。

カメラはM6とcanon 25mm f3.5とフィルムは天気が保ちそうだったのでISO125のFP4+にした。

南大塚駅から安比奈駅へ

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M6 canon 25mm f3.5 (FP4+)

南大塚駅から最終駅の安比奈駅を目指した。

途中畑の中に鉄橋が残っていたので畑の畦道を歩いて撮りに行った。

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グーグルマップで発見した鉄橋の跡。

他のブログなどで見ると、この下に入っている方もいたが、私にはどうやっても畑の中を歩かないと入れないように思えたので諦めて行くことができるところから一枚。

25mmだとかなり広いな。50mmでも良かったぐらいだが、まぁいいかなと。

安比奈駅(旅客)

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安比奈駅(旅客)と出てくる、ここは駅の跡は全く残っていない。

左から中心にかけて線路の跡が残っている。

安比奈線で二番目に有名なところ

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多分ここが安比奈線で二番目に有名なところかな。

ここに訪れた時も先客の方がいらして一眼レフでこの中を覗き込むように撮影していた。

線路跡が立ち入り禁止の看板へ伸びている。

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少し覗き込んでみる。緑一色でいい感じだった。

何か観光地化したらいいのかなとか思う。まぁ、でもなぁと言う思いもあるが・・・。

朝の連ドラロケ地の鉄橋

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通称「池辺公園」と呼ばれているらしい。

朝の連ドラ「つばさ」のロケ地で有名になったと聞いて行ってみたが2018年7月現在、立ち入り禁止になっており柵もできていた。

雰囲気はいいのに残念。25mmで遠巻きにパチリと。

暑い!

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この辺りはどちらかと言うと住宅街というより工業地帯に近い感じ。

かんかん照りの中歩いた。

鉄橋の先はジャングル

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なんとかナビとグーグルマップを見ながら辿り着いた。

ジャングル。「緑の地獄」だった。

この先に線路跡がある。しかし開放だとこのレンズと周辺が途端に緩くなるな。

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鉄橋側を見る。凄まじい緑。

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ここも立ち入り禁止になっているので柵の外から。

放置されているのかな。また冬ごろにくると違った雰囲気なのかもしれない。

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反対側。逆光でいい感じになった。きらきら星みたいなボケが回ってる。

canon 25mm f3.5って絞るとすごい良く写るんだが開けると途端に暴れ始める。中心しか写ってない。いい感じだ〜!

このレンズは北井一夫さんが使っていたという理由だけで欲しくなって買ったが、ほんと買ってよかったといつも思う。

そう25mmと言えばツァイスという感じだが、確かにBiogon 25mm f2.8 ZMも使ってみたいよなー。

コシナは突然生産を終えるから怖いわ。

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角度違いで。

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さらにこの先にも広大な広場が広がっていたが炎天下の中ここから出る勇気も湧かず。

どこに繋がっているかちょっとわからない。

ここで倒れたら絶対に見つけてもらえない。

安比奈線で一番有名なところ?

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最終地点に向かって行く途中で見つけた。

ここが一番有名?綺麗に線路跡が残っているのでどうしたのかと思ったら、隣が農園のようだった。

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根が線路の下に侵食している。ほんと植物は強い。

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線路の方が歪んでる。環境に適応しているのは植物の方。

苦労が絶えないかもしれないがこういう柔らかい生き方をしたいものだ。

絶対にレンズ買うとか、絶対ばかり使わない。もしかしたらレンズ買うぐらいで。

ほぼ買うけれど。

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来た方を振り返って。

安比奈駅へ向かう

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この辺りはオフロードバイクの聖地なのか辺りからバイクの音が轟いていた。

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安比奈駅に向かう途中で。大きなこの鉄橋のようなものはなんだろう?

このパイプのように見えるものは何を運搬しているんだろう?

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明らかに線路などではないようだけれど。

安比奈駅跡

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ここが最終地点の安比奈駅跡。

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このコンクリートが駅の跡らしい。

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左側にも駅の跡らしい鉄柱のようなものが残っていた。蔦で覆われてた。鳥みたい。

あと、左側の木の根元にもコンクリートブロックが残っていたので右側が駅だったのか?

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周辺は車両基地になる予定だったらしいが、今は緑と工場しか見えない。

この後も周辺をぐるりと回ってみたけれど、やはり西武鉄道の所有地とかそんな感じでほとんどが立ち入り禁止になっていた。

これから完全に撤去するのか残すか今はわからないのでもし気になっているようだったら早めに訪れた方がいいかもしれない。

なかなかここまで残っている廃線は首都圏だと少ないのではないかと思う。

M6とcanon 25mm f3.5

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このレンズ、canon 25mm f3.5は超広角系にしては珍しく?後ろ玉が出ていないので現代のカメラM6とかでも露出計が使える。

また、このコンパクトさで「いざ」という時に重宝している。

今度地震とか起きたら、このセット持ち歩くかも。そんなイメージ。

外付けファインダーは単体では簡単には見つからないぞ。セットで買うこと。

あと、私は最初から付いていたので気づかなかったが「純正40mmフィルター」じゃないと蹴られるらしいので注意。

40mmフィルターもマルミとかから出ているけれど、純正で見つけるのは大変かも。

そう言うの探すのも楽しいけれどね。予備にもう一枚欲しい。

これぐらいの超広角レンズになると開放f4になることが多いのだけれど、それに比べてf3.5と言うのも「気持ち的に」楽になれる。

これf4とf3.5のレンズ持っている人ならわかるよね?

写りは古いけれど絞ったらカリカリ。

これを使っていた当時の北井さんの影響でついカリカリに現像・プリントしたくなるけれどぐっと堪える?

完全な「トポゴンコピー」かと思いきや、後ろ玉に一枚「平らなガラス」が入っているのが不思議なレンズだけれど、これで補正したり、開放値がf3.5になっているのかも。

当時もこのf3.5と言う半段がデカかったのかな。

収差の補正を最後面に設けた無限遠曲率の特殊光学ガラスで行うといった他に見られない特徴あるレンズ構成を採用していた。なお、当時このレンズ は25mmの焦点距離レンズでは世界最高の明るさであった。

CANON 25mm F3.5 - キヤノンカメラミュージアム

だよなー。

トポゴンコピーと言えばロシアレンズの"Orion 28mm f6"か。

ちなみにRussar 20mm f5.6はオリジナルね。

あと絞りも良く見ると開放f3.5で見てみると完全に開ききっていないのも何か理由がありそう。

そう言うレンズ結構見かけるけれど何か理由があるんだろうな。

Elmarit 28mmの4thも完全に開ききらなかったような記憶がある。

多分、純正のフードは存在しない!と言い切りたい!全然見つからないんだもんというか、付けている人を見たことがない。

今度北井さんと会える機会があったらお尋ねしてみたいわ。

あー、25mmと言えばTopogon 25/4とかNikkor 25/4もあるなー。あー、あー、聞こえない。

みんな心のどこかで思っているんだろ?

もしかして全てZMレンズで揃えるのが正解?って。そうだよ、大正解だよ。 

今、富士フイルムがモノクロフィルムの再生産について検討し始めたらしいけれど、ISO100じゃなくてISO400でお願い!!

まぁ、検討だからムリーってなっても責めないよ。

uturundesu.hatenablog.com

写ルンですで撮った記事

aremo-koremo.hatenablog.com

canon 25mm f3.5で撮った記事

Elmarit28mm 1stを持って土気のクラン坂へ行って来た

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もう夏かなと思える日差しの日に千葉市緑区の土気町にクラン坂を見に行ってきた。読みは「とけ」で由来は、

難読駅名のひとつである。駅名は周辺の地名に由来する。土気の読みの由来は、大網からの長い峠を取って「とけ」となったという説が土着民の間では有名だが、真偽は定かではない。ちなみに、千葉市はかつての令制国において下総国に該当するが、土気地区は上総国に属しており、市内の他の地域と市外局番が異なっていた時期もあった。[3]

房総半島は、南関東ガス田と呼ばれる水溶性ガス田の広範囲を占めている[4]。古来天然ガスが湧出する気配を示す土地は「土気」と呼ばれ、これが地名由来と考えられている。[5]

https://ja.wikipedia.org/wiki/土気駅#駅名の由来

とかなんとか。

でも、土気といえば?バブルの象徴「チバリーヒルズ」だな!ちょっとだけ見えたが相変わらず閑散としてた。

クラン坂はあるのか?

ここクラン坂を知って色々と調べていたら、どうも土気城というお城があって、その防御策としての切り通しでその名前を「クラン坂」というらしい。

クラン坂の名前の由来も、日中でも暗いからとか、クランが堀という意味があり(?)「堀底道」とも呼ばれているとか。

城自体は700年代に作られたと言われており、のちに北条氏に攻められた時もこの「搦め手」であるクラン坂で撃退したとか。しかしどう調べてもネット上ではここがいつ頃に掘られたものかがはっきりしない。

そもそも目標物がほとんどなく「土気城」に至るまでが大変だった。どうやら?老人施設である「ひまわりの郷」を目指せばいいということしかわからなかった。ナビをそこに設定して目指していくと途中から突然「集落」のようなところに入り込み、タイムスリップしたかのような感覚になった。その後すぐに何もなくなって畑ばかりになったがその奥で目的地である「ひまわりの郷」に到着した。

でも、そこからが全然わからない。仕方なく施設の受付に行き、「土気城跡」を見にきたんですが・・・と尋ねると受付にいた60代と思しき女性の施設職員の方に声をかけると「ああ。お城ね」とすぐに案内してくれた。

私が「あのう、お城も見たいんですが『切り通し』もあると聞きまして、そちらにも行きたんですが」と尋ねると、女性は「え?切り通し?何でしょう?」と不思議そうな顔をする。一気に不安になる。なんか決定的に間違えた!?

玄関から少し歩くと車はここに止めてもらっても構わないと言っていただき、さらにその奥に案内されると裏手に小さな「ゲート」があり「関係者以外立ち入り禁止」と札があった。「こちらですよ」とその中に案内してくださり、庭のようなところを歩いていくと「ここがそうなんです」と。・・・何にもない。ただの広場。「?」と思っていたら、1枚目の写真、カメラの後ろに写っている石碑が城跡と。なるほど!と。

職員の方に「なーんにもないところなんですけれどね。どちらから来られたの?」と尋ねられたので答えると、「なんでまた!こんなところに!?」とかなり驚かれた。いやいや、慣れていますから。そういうの。「こういうところが好きでカメラを持って歩いているんです」と答えると、「あらまぁ、そうなの。ほんと何もないのに」と少し残念そうにいうが、「私みたいに中年になると、こういうところこそいいって思うんです」と答えたら、「そうなんですかぁ?」と笑っていた。

どうも不安になって「あの、切り通しってご存知ないですか?」と再度尋ねるも「ええ?全然わからないです」と。「クラン坂と呼ばれているとか?」「ええ?くらん?」「ええ。」「さぁ、まったく・・・」と怪訝な表情をする。

さらに私が「JALか何かの研修所があったと聞いていますが・・・」と尋ねると、笑いながら「ここですよ」と指をさしたのは「ひまわりの郷」だった。ああ、なるほど!見ようによっては老人施設っぽくない。「寮」っぽいわ。

「そうですか〜」と言いながら、切り通しはここにないのかなと思いながらと出口に向かうと、ふと暗がりにつながっている道が見えたので「こちらは?」と尋ねると「いやいや、こっちはね、全然入ったことないの。危ないからね

私の「B級スポットアンテナ」が反応した。

ここだ。

「ああ、そうですか〜」と言い冷静さを装いながら、車まで一度戻って、「もう少し拝見させてください」と言うと「ああ、何もないですけれど、ごゆっくりどうぞ〜」と笑顔で歩いて行った。

早々にカメラとリュックを背負って帽子をかぶり、その暗がりに入った。

クラン坂

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M4 Elmarit 28mm f2.8 (HP5+)

これがクラン坂。つまり切り通しなんだけれど、かなり古くて暗い。

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周りはシダで覆われて鬱蒼としている。本当に暗い。ここがクラン坂であたりだった。なんとなく「危ないから」と言うのがわかる。

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木々が倒れてきているところもあったり、S字に曲がっている。「搦め手」ゆえにまっすぐ進軍させないためかな?

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途中左と右に分かれる「分岐点」があったが左を見ると「ほぼ獣道」で大きなフンがボトボト落ちていたので「危険」と判断し右手に入った。

このとき初めて気づいたんだけれど、切り通しの壁面に「穴」があって何だろうと思っていたら「中世時代のお墓」だったとか。

で、この写真の左に木の根元に「塔婆」が写ってしまった。撮ってから歩いて行ったら気づいた。ああ、やっぱり墓なんだって。でもかなりゴミが捨てられていて荒れているところもあった。

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滅多に人が来ないのかなと思っていたら、後ろから突然「ウォーキング」と思しき初老の男性が来てびっくりしてしまった。「こんにちは〜」と挨拶すると「はい、こんには!」とあいさつしてくださった。

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一応クラン坂の一番下まで行けた。そこから今まで来た道を戻っていく。

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ぐえぇー、今度は登りだ。大変。こうやって攻め入ったのか。

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途中JRの陸橋にも出るんだがとてもここは車では無理!と思っていたが、遠くの方から「ブォーン」とエンジン音が聞こえて来て、「まさか?」と思ったら、まさかの営業車のバンだった。そこそこのスピードで下って行ったのは驚いた。

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よくこんな道に車で入ろうと思うよね。知らないと入れない。ルーフが当たっちゃうんじゃないか。

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こんな所を歩くだけでも結構勇気がいるぐらいなのに、車で抜けるとは・・・。北条氏も真っ青。

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真緑のシダがわさわさしている。上を見上げれば「あそこから攻め立てられたら、相当やりづらいな」などと、気分に浸る。木々の隙間に人影とか見えたら恐怖だな。

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最後に一枚と逆光で撮ったら神々しくなった。中世時代からずっと人が歩いたり、戦ったり、死んでいったりした、このクラン坂はかなり重い空気。綺麗ね〜なんて思って、ネットの写真を見ていたが息苦しい感じだった。常に切り通しの上から誰かに見張られている感じ。

夏はもっと暗そう

まだ、初夏に訪れたのでこの程度で済んだのだろうけれど、このクラン坂は房総名物の「ヤマビル」とかも出そうだからそれなりの準備が必要そうに感じた。夏はもっと木々が多い茂って、鬱蒼としてさらに暗くなると思った。涼しいことは涼しいかもしれないが、ちょっと大変そう。

足元は前日の雨でそれなりにぐずぐずしていたのでブーツで正解だった。

先ほどの施設の職員の方の話ぶりでは地元の人でも知っている人しか入らないのかもしれない。確かに女性一人で歩くのはちょっと危険な感じもしたし、暗くなってからは街灯ひとつないのでかなり危険だと思った。

それでも藪の中を進むのはそこにまだ見ぬフードが落ちているかもしれないからだ!

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やべー、デジカメ(スマホ)で撮った写真見るとすげーリアル。あの先はもっと暗くなっていた。絶対に見たことないフードがあるんだよ。いや幻のレンズが落ちているかもしれない。行くしかないよね。

帰り道は上り坂になったので息も絶え絶え。

土気のクラン坂、かなりのオススメ。三脚持ってじっくり撮ってもいいんじゃないかなと。

Elmarit 28mm f2.8(1st)の開放描写

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露出はISO400でf2.8の1/30ぐらいしかないので全て開放。Elmarit28mmの1stはもともとそんなに絞ってもカリカリの描写にはならないんだけれど、開放はさらに緩いね。好き。こう言う感じに見えてたって感じ。ここで絞ったらつまらないかもよ?古いレンズで古い所を撮るって好きだな。

画角としては28mmでも良かったけれど、35mmでも十分だと思う。50mmは少し狭いかな。個人的にはあんまり21mm以下とかの超広角でレンズに頼った撮り方はしたくないかなぁ。パッと見はいいんだけれどね。

フィルムもDELTAとかの新しいフィルムより古いタイプのトラディショナルタイプでこだわりたい。でもさー、そんなに違いがある?アクロスと他のフィルムみたいに。私はT-MAXとトライ-Xの違いが見分けられない。ほんとアクロスはすごかったよ。過去形・・・。

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同じElmarit28mmで撮った記事

ハーフサイズ一眼レフカメラ PEN FTで秋元牧場の馬と牛と桜を撮ってきた

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前日は汗が出るほど暑かったのに、秋元牧場に行ったその日は手袋が欲しいぐらい寒かった。

そのおかげか、場内の八重桜がまだこれからという感じで7分咲きぐらいだった。

カメラはOlympusのハーフサイズカメラの一眼レフ、PEN FTとF.Zuiko Auto-S 38mm f1.8で。

PEN FTはPEN Fの後に出た、ハーフサイズ一眼レフで大きな違いは露出計が入っているかどうかというあたりか。

さて、どんな感じに撮れたのか。

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写ルンですで撮った記事

ランチはcaffe macchinettaで

ランチは秋元牧場近くのcaffe macchinettaへ行ってきた。

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2012年のGWにオープンとのことで、どうも以前に一度訪れたことがあるようなのだが、記憶に薄い・・・。

なぜだ、こんなマキネッタでエスプレッソを出してくれるところなんて忘れそうにないものだが。入り口に着いた時も全然思い出せなかった。

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あれ?少し思い出したかも。いい雰囲気。

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この薪は覚えているぞ。店内もシンプルでいい雰囲気だった。

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食後にいただいた、マキネッタで出されるエスプレッソ。美味しい。

うーん、うちで同じようにマキネッタを使って出す味とは違うな・・・なんだろ豆か?

お昼過ぎに伺ったけれど、次から次へとお客さんも来て、予約の方もいらしたので、もしかしたら予約してから行った方がいいかもしれない。

HP : caffe macchinetta

秋元牧場

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PEN FT F.Zuiko S Auto 38mm f1.8 (Kentmere400)

食後に訪れた秋元牧場では白とピンクの八重桜が咲いていた。

近くの老人施設の方々も訪れていたので近所では有名な桜の名所なのかもしれない。

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早速、馬。白馬。ちらっとこっちを見て来るのがなんとも可愛らしいというか、警戒する仕草が動物らしいというか。

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こちらもサラブレッドだけれど右側の白馬とは違って、よく見る濃い茶色の馬。

シャグシャグ、ブチブチと一所懸命草を食んでいた。かわいいんだが、ここまで寄ると怖いよ。

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左が北海道原産の馬「道産子」で牧場のスタッフの方に伺うとサラブレッドとは全然性格も違って、穏やかで、足腰の強さ、馬力も違うとか。スタミナがある感じ。

昔から農業などで"ヒト"と共に歩んできた馬という感じだよね。

サラブレッドはどこから生まれてきたんだろう。

サラブレッド - Wikipedia

アラブ種とイギリス種の品種改良種なのか。

なんかアラブの砂漠のオアシスにいた話云々を競馬好きの方から聞いたこともあるが、あながち嘘でもないようだ。

始祖として3頭に行き着くという話も聞いたことあったな。

三大始祖 - Wikipedia

なんか写真散歩をきっかけに色々と知識を得るのは楽しい。花とかも然りだよね。 

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右は競走馬が練習するための馬場。

この日は使われていなかったので入っても良いとのことでのんびり歩いた。

桜の並木道が脇に沿ってあって見応えがある。

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のんびりとした光景が見られる。馬場の中にある草を刈って餌にしている様子だった。

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一通り回って、牛のいるところへ戻ってきた。二頭いてちょうど餌をもらっていた。

牛もでかいよね。かわいらしいんだけれど、近づくと負けそうって思う。

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牛と裏手にある今は使われていない牛舎かな。その周りは八重桜で一面覆われていた。

秋元牧場は写真散歩にもオススメ

ここ秋元牧場は知るまでは全くノーマークで全然気づかなかった。

しかもいつも通り過ぎていたじゃんというようなところだった。

この道よく使っていたとか。入って見るとかなり見応えがあるし、のんびり写真散歩なんかもいいと思う。

この日はとても寒くて広い馬場や牧場を肌寒い風が抜けて行って手袋が欲しいぐらいだった。前日が暑いぐらいだったので油断したなー。

場内は売店などが少ないので、夏に向けては水分補給のためのボトルを忘れずに。

PEN FTについて

いいね。このカメラ。露出計なしのPEN SやPEN Fと比べると露出計が入っているので使い勝手がかなりいい。のんびりブラブラに最適だと思う。

ハーフカメラは36枚撮りフィルムを入れると72枚ちょっと撮れるのでデジタルカメラのようにも撮れるし、記録用にパチパチ撮れる。

PENと違ってPEN Fシリーズはピント合わせができるので、それも楽しいかな。

目測でパチパチもいいけれど、一眼レフでピントをじっくり合わせるのも楽しい。

PEN Fの時は赤花文字にこだわって買ったけれど、PEN FTはブラックモデルを狙ったので白黒バランスがいいぞ。

F.Zuiko Auto-S 38mm f1.8について

開放からキレキレ。いいレンズです。このレンズはPEN Fシリーズのレンズのなかでは一番ベーシックなものなので悪いわけがない。標準レンズ。

フルサイズ換算で55mm。

50mmがメインの私にはこの5mmって結構でかくて、若干狭いかなという感じ。ファインダーを覗くとあれ?と思って、2~3歩下がらないといけないことが多い。

似たようなレンズのG.Zuiko Auto-S 40mm f1.4もあるけれど、こちらもf1.4が欲しい時、換算画角58mmを納得できるのならこちらを選んでもいいと思う。

38mmか40mmがセットでついて来る場合が多いので好きな方を選んでいいと思う。私は二本買ったけれどな!

ちなみにAPS-Cデジタルカメラではセンサーサイズがぴったりな画角なので是非ともAPS-Cカメラにはマウントアダプターで試して欲しい。ちょうどいいぞ!

困った時の八仙堂さん。

Kentmere400について

結構前に新製品として出た時に使って以来だけれど、やはり同じような感想だ。

中庸という感じで、コントラストが強いわけでもなく弱いわけでもない。

アクロスのようにハッとするような写りでもない。100を使ったことがないのでなんとも言えないが。

トライ-XとかT-MAXはコントラストが高いほうかなと思うが、KentmereはHP5とも違うコントラストのつき方かな。HP5も程々のコントラストという感じだし。

コントラストのつき方から、もしかしたら現行レンズとかと相性がいいかもしれない。

ともかく値段が安いのでISO400の常用フィルムとしてもいいのかもしれないが、個性がないのが個性かな。

もちろんmade in Englandなのでもしかしたらイルフォードが作っているのかなぁとか。色々と謎が多い感じのフィルム。

現像はID-11を推奨されていたが、私は常用しているT-MAX液で1:4、20度、6回攪拌を1分間連続攪拌して、そのあとは1分ごとに6回攪拌で5分30秒。

ID-11、D-76だとどうなんだろうな。原液で9分30秒って我慢の限界だな。1:1は16分超えるからなー。寝てしまうぞ。

データシート:http://www.ilfordphoto.jp/kentmere/data/Kentmere400Film_JP.pdf

 

 

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PENTAX 6x7で撮った記事。

aremo-koremo.hatenablog.com

Rolleicord Vで撮った記事。

dp3 Quattroを持って高宕山自然動物園へ

 高宕山自然動物園に行ってきた。天然記念物ニホンザルがいるということで行ってきた。一応檻の中にいるのだけれど、まさに「一応」で脱走、侵入は可能。それが原因で外来種のアカゲザルとの交雑種が発見され、駆除されたのが記憶に新しい。

現在は100匹ほど飼育されている。以前はもっといたはずだが交雑種ということで57匹を殺処分している。アカゲザルは動物園からさらに南にあった、観光施設の閉鎖時に逃げ出したらしい。外来種はキョンの問題もあるし、さらにイノシシと結構房総は悩ましい。

HP:高宕山自然動物園 | 富津市 

早速お迎え 

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dp3 Quattro FT-1201
 
のんびり・・・ 目の前で。檻の中に入っているようだけれど、実は檻と檻の間の通路。90mmでこの距離じゃないと怖い。

カメラはdp3 QuattroにテレコンのFT-1201をつけて90mmにしてみた。動物園ということで少しは・・・と思ったが・・・。

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きちんと檻の中にいる、子猿かな。入園するとすぐに猿たちが寄ってくる。餌持ってきたかー!?おい!?という感じ。

だいたい、雄猿が子猿達を蹴散らしてそばに寄ってくる。が、餌がないと見ると否やさっさとさって行った。その後寄ってくることはなかった。頭いい・・・。

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檻の上。

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檻の外に出ちゃう?

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上の写真の等倍ね。みよ、この毛並み、FOVEON買って良かった。等倍楽しいぞ。

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あれ?檻から出てないか?

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え?出てきた?ゾンビ猿が外に出ようとしているみたいな絵面になってしまった。

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檻の中にいるのは可愛いんだが・・・。ピント合わせるのが大変。さすがdpシリーズ。手ごわい。でも嫌いじゃないぞ。

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カメラを気にしているっぽい?90mmならこれぐらい寄れる。FOVEONセンサーならトリミングし放題だぞ。

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目線くれいない・・・と思ったら、どうもカメラを向けると目をそらすのだ。

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超トリミングした。あれ?ピント外してる?ま、雰囲気ということで。

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唯一表情が撮れた一枚。子猿から成長しているところかな。今年の春に生まれた子猿を抱っこした母ザルもいっぱいいたけれど、カメラ向けるとすっと逃げて行ってしまう。

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さっきの子供猿をなんとか雑草で引き寄せて・・・やっぱピントが・・・。

これじゃあ、あまりにも歩み止まりが悪いと思ったので押さえでiPhoneでも撮っておこうと。

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えさか?えさか?

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くれー、えさーくれー。それ雑草。

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いいの?何この歩留まりの良さ。

歩留まり - Wikipedia

歩留まり。え?"ぶどまり"なの!?ぶどまりなの!?"あゆみどまり"だと思ってた・・・恥ずかしいわー。「歩いていて得るものが多い」みたいない意味かと思ってた!

「赤裸々」を"あからら"と読んだことあるけれど、今回も恥ずかしいわー。

恥ずかしい、悔しい思いをするから記憶に残るんだよ、長期記憶になって多分認知症なっても「あゆみどまりじゃない、ぶどまりじゃぞ」と言い続けることができる。一つ賢くなったな!

しかし、スマホのカメラ最高だな。・・・なにぃ!貴様、何を言うか!この非国民め!FOVEON万歳!と言え、言わんか!川崎、会津に行けぇ!世は常に諸氏の先頭にあり!dp0!dp0!突撃ー!ほしいいいいいいいい。

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ほらー。dp3フルセット。テレコンつけたら画質(MTF曲線)が良くなったっていう。

 

 

 

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服も黒いし、持ち方が殺し屋っぽい。あ、私、ブラックエンジェルズでした。

※ブラックエンジェルズ

 ザ・松田。松田の最期ってすごいよね、頭撃ち抜かれても生きていて、撃ってきたやつを手刀で殺してから立ったまま死ぬって。

雪藤の自転車スポークで殺すの憧れて、自転車のスポークを抜こうとして抜けなくて泣いた。ピキーンって抜きたかった。

FOVEONを買わないやつは地獄へ落ちろぉぉぉ。

三島湖の隠し祠と奥米(おくごめ)隧道

久留里城に行った後、食事をして、高宕山自然動物園に行く予定だったが、変更してB級スポットへ。(高宕山自然動物園もB級か?)

aremo-koremo.hatenablog.com

三島湖(ダム)周辺に隧道が二本あるので行ってみた。 

千葉県の房総にある三島湖。

ダム湖でバスなどが釣れるらしく釣り人が多く見受けられた。しかし、相当寂れていたな。

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M4にSummaron 35mm f2.8で。Summaronはカチッと写るのでおすすめ。

隠し祠

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PEN F G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4

細かい場所はわからず行ってみたが、地図をを眺めていたらそれらしきものを見つけたのですぐに見つけることができた。

三島ダムの一番北側のトンネル。

爽やかな雰囲気とは裏腹に暗い穴がぽっかり空いている。

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真っ暗。予備にGR持ってきて良かった。全然露出が足りない。

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見た目に近い感じで現像した。本当に真っ暗。

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少し進むとなんとカーブがある。

ここは軽でも曲がるのが難しいだろうな。

勇気のある人はどうぞ。バイクなら問題無いと思う。

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曲がるとすぐに出口が見えてきた。

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外に出たら、2本目のトンネルが待ち構えていた。どうなっているのか。

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途中、右側に横穴が掘られている。先に何かありそう。

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進む。

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そこには祠があった。

何を祀っているのかわからなかったがおそらく、安全とかなんとかだろうか。

祠からの眺めは涼しげだけれど、めちゃくちゃ暑い。

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階段を降りてみた。簡素な作りだけれど誰が作ったのだろう。

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2本目のトンネルの前と後ろ。ISO400、f1.4で1/15ぐらいだったかな。

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出口に向かっていくと小さな橋が見えた。

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苔むした橋と雨の影響で濡れた壁面。手掘りならではの雰囲気。

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橋の上から見える景色。三島湖が見える。

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さらに進んでみたが、あまりにも暑いので断念。

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復路に撮ってみた。誰もいない、誰も来ない。来たら怖い。

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暗闇のトンネルを戻る。

壁面は手掘りゆえの荒々しさが。うむ、ここは中々の雰囲気で良かった。

どうやらこのトンネルはこの先に住む住人のために掘られたようだが、この先どれぐらい使われるのだろう。

奥米隧道へ

十分に水分を補給してから、奥米隧道へ。

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雨が降ったはずだが、ダムの貯水量はかなり少ないのか。

ダムを見ながら歩いて行くと、橋が見えてきた。

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奥米橋。昭和28年。古い。「千葉縣」の縣の字が泣かせる。

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その先に見えてくる隧道。奥米隧道だ。

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早速入って行く。ここも暗いが先ほどではなく、交通量も結構あった。ゆったりとは撮っていられないほど。5分に一回は車が来る。途中途切れて、再びトンネルに入る。

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なぜ、ここだけ途切れていたのか。2本目に入るとそこはダンジョン。

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結構広い。

車が来ると「ごおおおお」と音がするのだけれど、中々車がやってこない。

かなり長いトンネル。

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?なんだこの穴みたいなのは。全く見えない。

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中を見るためにフラッシュを焚いたら・・・驚いた。横穴だった。しかもかなり深い。

入っていけそう・・・でも、水が溜まっていた。軽くホラー。

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さらに進む。出口が見えてきた。

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まただ。これで二個目。

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ぐえ。こっちはさらに深そう。水が溜まっていて鍾乳洞みたい。

排水のために掘ったのかな。

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ヒィヒィ言いながら出口に出た。

こちらの扁額には「おくごめずいどう」と書かれている。

やっぱり外の方が暑い。隧道内の方が少しは涼しかった。

これ以上進むと、熱中症も心配なのでUターン。

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往路の写真。雰囲気抜群。

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くねくねが雰囲気ある。遠くから何か聞こえてきた。・・・車じゃない・・・。

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人だった。

このカーブの向こうからスマホのシャッター音と話し声が響いてきた。

4人の若い男性たちとすれ違った。怖いなと思いつつも、向こうも怖かったかなと。

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橋に戻ってきた。一安心。

この隧道はさっきのトンネルと違って少し有名なのかな。

三島湖周辺は公園にもなっているし、こういう隧道もあって、そこそこ楽しめるんじゃないか。

釣り人以外、ほとんど人がいないけれど。

デジタルカメラの有用性

最近、暗いところばかりに行くのでISO400のフィルム、f1.4のレンズでも全然露出が足りない。

メモ代わりにハーフサイズカメラを使っているけれど、どうしても撮れない時もある。

実際、デジカメではISOは3200~12800まで使っていたし、f2.8でも撮れる。

これはこれでとても便利。FOVEONでは絶対に使いたくない感度だなと。

GRは夜とか室内で撮るときは本当にAFが遅くて来ないので不便だけれど、今回はAFでピントが来ない時はフルプレスで無限に設定して撮っていた。

まぁまぁ撮れていたので旅行にGRはコンパクトで便利だと思う。

フィルムカメラメインで行きたいので持ち変えるのは面倒だけれど、撮れると言う安心感は代えがたい。

 

 GR3もそろそろなのか?3ではAFの精度が良くなるといいんだけれど・・・。

FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー SUPERIA X-TRA 400 36枚撮り 3本パック 135 SP400X-R 36EX 3SB

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 安定の富士フイルム。

久留里城で汗だく

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房総の隧道へ向かった。

途中、大雨に降られこれはまずいかなと思ったが急に晴れたり、急に降り始めたりの連続だった。

予定より早く着いたので久留里城へ。

久留里城 - Wikipedia

また、ピントが甘かったPEN Fが修理から戻ってきたので点検も兼ねて。

歩き始めると汗が湧いてくる。

気温は30度あるかないかだと思うが、雨上がりのせいか湿度がかなり高く、じめっと空気が体にまとわりついてくる。

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PEN F G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4

 

うむ。ピントは来ているか。

かなり急な登りで「この先600m」という看板を見た時には絶望。

息も絶え絶えで汗が湧いてくる。なんか登ってばかりだな。最近。

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やっと登ったと思ったら、資料館。

千葉県博物館協会「君津市立久留里城址資料館」

エアコンの入った資料館で一休み。ポカリ追加で。

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再スタート。行くてを阻むこの急な階段。

杖を借りた。「久留里城」と彫ってある。

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ひたすら登る。ひたすら登る。

木々の隙間からやっと天守閣が見えてきた。

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お。結構小さい。振り返ると房総の山々が見えた。

ここで城を構えて、防御も考えていたのか。

しかし暑さはどうしていたのか。暑さは。ここは暑いぞ。

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早速、天守閣の中に入るも、エアコンなし。

汗が吹き出てTシャツびしょびしょ。天守閣を登ると風景が見られた。

吹き抜ける風が唯一の救い。

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天守閣は暑くてたまらないので、すぐに降りた。

土が持ってあるところが本来、城があったところ。いわゆる城跡。

そばには放置されて枯れた紫陽花。うむ、ピントOKか。

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下る途中、中腹から眺める。風もなし。

暑さはほどほどだが、湿度が高すぎて汗が乾かない。

コットンのTシャツじゃなくて速乾性のあるシャツにすればよかった。

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今度は下り。雨で濡れていたので日陰は苔も残っていて滑る。

危うくこけそうになった。皆慎重に下りていた。

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写真を撮っていたら、急に豪雨になった。

曰く、この城は3日に一度は雨が降るので「雨城(うじょう)」と呼ばれていたとか。

急ぎ戻る。

最初に寄ろうと思っていた、古民家カフェ「故郷」に行くと、12時少し前に行ったのだが、大混雑でなんと50分待ちだという。

えええー。しかも豪雨。

郷里のホームページ

どうしようかと探して見つけたのが「ハンノ木」で、電話するとやっているという。

tabelog.com

到着した時は土砂降りでとてもテラス席では食べられず。

小さなコテージのようなハウスに入り、先客と相席で。

夏休みのせいか家族連れだったけれど、家族みんなでポケモンGOやってた。

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焼きカレーセット。手作りのようでかなり美味しかった。

外は豪雨か・・・と思いきや、カンカンに晴れてた。

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ブルーベリーサワー。サワー?お酒?

ブルーベリー酢の炭酸割りだった。疲れた体に染み渡る、酢。

カレーも美味しかった。

お店を出る頃には完全に晴れていて、カメラを構えたらエアコンを効かせていたのでフィルターに結露がついてソフトフォーカスになってしまった。

ここはかなり草花をきちんと手入れをしていて販売もしている。

ガーデニングをやる人が結構来ていたようだ。結構穴場。

食後に目当ての高宕山自然動物園に猿を見に行こうかと思ったが、雨と食事どころが変わってしまったので急遽もっとB級なところに変更。

Tシャツはまだ乾かない・・・。足はガクガク。

高宕山自然動物園 | 富津市

つづく

aremo-koremo.hatenablog.com

お題「やっぱりフィルム写真が好き!」 

FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー SUPERIA X-TRA 400 36枚撮り 3本パック 135 SP400X-R 36EX 3SB

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 たまにはPRO400Hとかも使いたいけれど・・・

 

戦争遺構のある大房岬と原岡桟橋

鋸山登山と食事の後、戦争遺構が残る大房岬(たいぶさみさき)へ。

aremo-koremo.hatenablog.com

以前から気になっていたが、少し遠いなと思いなかなか行けなかったのでこれを機に行ってきた。

大房岬自然公園

東京湾要塞

インフォメーションセンターに立ち寄る。そこから先は基本的に車は入れない。

大房岬は東京湾要塞の一部で大房岬は黒船来航の幕末から要塞化を進めてきて、太平洋戦争中も本土決戦(防衛)に向けて艦船用のサーチライトを横須賀側と合わせて海面(空もと思うが)を照らしていたという。

東京湾要塞 - Wikipedia

しかし、すでに時代は大艦巨砲から航空機動へと変わっていたのでほぼ用をなしていなかったと、地図を渡してくれたおばちゃんが教えてくれた。

ただ、軍事要塞になっていたので岬に出入りする一本しかない道では検問も敷かれていたし、写真に写り込んでしまうと削除されていた時代もあったと。

「戦争遺構はどこにあるのですか?」と尋ねると、「どの遺構に行きたいの?」と聞かれるほどいっぱいあるという。

サーチライトのあったところへ行きたいと言うと、地図をもらえて、マーカーを引いてもらう。

ただ、一箇所、「不発弾」が見つかったので入れないところがあるので注意してねと。ああ、ニュースで見ましたというと、不発弾が出るのはいつものことで今回のようにニュースで扱われるのは稀だという。

「不発弾なんて慣れっこですよ。もう時代が経ちすぎて爆発するわけでもないんでね。」と。

その後も色々な話を聞いた後、徒歩にて向かう。

http://taibusa-misaki.jp/pdf/map_taibusa_c_h2.pdf

http://taibusa-misaki.jp/pdf/map_taibusa_c_h2.pdf

頼りない・・・

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PEN S

またもや、緑の地獄を進む。鋸山でヤラレタ足には堪える。

地図を頼りにしばし歩いて行くと、もしかしてここに行くのというところに進んでいくと、突然「穴」があった。

ここが目指していた、「探照灯格納庫跡」だ。

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キャップ場では家族連れが賑わっていたが、ここは人気がない。シンとしていて全く気配がない。時が止まっている。

階段を降りると、下には遺構が残っていた。本当に70年以上前のコンクリートなのだろうかと思うほどしっかりしていた。

いつもPENでは縦構図で撮るのに、この時ばかりは横構図で撮った。

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そして振り返ると、闇。入ってみたがほぼ闇でスマホのライトがなかったら歩けなかったかも。ISO400、f2.8なので撮れるわけがない。

じめじめした道を歩いて行くと、サーチライトを収納する穴?が地面を照らしていた。

それでも樹木に遮られて、ジャングルのように、いわゆる「トリプルキャノピー」になっていた。

日中なのに薄暗いというより暗い。

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何枚か撮って、戻る途中で1/8でなんか写れー!と気合いで撮ったら入り口付近だけが写ってた。トンネル内はほぼ闇。

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更に進むと「発電所跡」に出た。ここも薄暗い。

この中はコンクリートで塞がれていた。

この写真だけ見るとまさにジャングルにある要塞といった感じ。息を飲む姿だった。

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更に下り、魚雷艇発射跡を見に行く。

暑かったが日差しが遮られていることだけが救いだった。

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森を抜けると日差しを遮るものがない中、歩く事10分。岬のようなところに出た。

ここの壁が穴のように開いているのは艦砲射撃の演習で的に使われたためとおばちゃんに聞いていた。

ボコボコしている。ちょっと、露出とピントが怪しい?ネガを見るとめちゃめちゃ濃いのでオーバーか?

魚雷艇発射場跡

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そして、海面下に見える二本の線。これが魚雷艇発射場跡。一度も使われる事なく終わったのだろうか。

房総半島から魚雷艇が使われたとなると、本土決戦以外ないのではないかと。

いわゆる特攻兵器の「回天」か。以前の鵜原海岸の特攻兵器、「震洋」といい、房総半島はディープすぎる。

aremo-koremo.hatenablog.com

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この魚雷艇発射場跡には降りてみる事ができるのだが、ここで不発弾が見つかったので、降りる事はできなかった。

戦争遺構で不発弾とは生々しい。当たり前といえば当たり前だが・・・。

ここ、大房岬は改めて秋か冬に来たい。きちんと回ってみてみたい。

かなり広いのできちんと前もって場所を選定して回らないと疲労困憊になってB級スポットが本当の地雷スポットになる。 きつい。

この後、インフォメーションセンターに戻るために急な斜面を階段で登り、もう足腰もガクガク、息も絶え絶え。

本当にこの日は危なかった。アクエリアス一本追加。

原岡桟橋へ

大房岬から少し北上し、原岡海岸へ。

原岡海岸には原岡桟橋と呼ばれる、雰囲気の良い桟橋があると知ったのでついでに寄ってみた。房総半島の有名な桟橋は「北条桟橋」かな。時々TVにも出ている。原岡桟橋はまだそんなに有名じゃないかも。どんなものか。

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桟橋が一本だけ伸びている。

あ、あれ?やっぱり写りがおかしい。露出か?記憶によればISO400でf16の1/250で撮っていたように覚えているが・・・。

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夕方4時過ぎだが、まだまだ陽が高い。海に向かってすっと伸びている。

途中から木製の桟橋になって、その奥はまたコンクリートに戻る。

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足元を見る。海が見える。すかすか。電灯はよく見るとLEDになっていた。

ああ、きちんと人の手が入っているんだと思うと、ほっとした。

こういうところはこのまま放置されてなくなる恐れがあるので、程よく整備して観光資源とかにするのもいいと思うけれどな。

私みたいなのが来て近所のコンビニでジュース買うぞ!

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先端へ向かう。むう。やはり露出か?まぁかえって雰囲気がある?と言い訳しておく。

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先端で角度を変えて。あー、自分では結構絞った感覚でいたんだがなー。

ド・オーバー。もしかするとf2.8とかで撮ってたのかな。

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シルエットください!と思って、絞りまくった記憶があるのだが・・・。

フォトショップでいじりまくってなんとか・・・。

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ちょっと申し訳ないので、スマホで撮った写真でお口直しを。

「シルエットください」って聞こえたような。いやー、便利。スマホのカメラは!

この原岡桟橋ももう少しゆっくり見ていたいなと思った。季節的に秋とか冬だと夕陽が綺麗に見られるかと。この時期は暑くて。

帰り道に少し流木と貝殻を拾って帰るも売れそうにないかなとか。拾い続ければいつか流木がレンズに変わる日がこようぞ!

房総半島はそれなりに回っているつもりだけれど、全然知らないところがまだまだある。

周りがいのあるところばかり、ブックマークに入れてあるので今年もまだまだB級スポット、戦争遺構を回っていきたいぞ。

やはり、高性能なコンデジがあると便利ねー。欲しいねー。

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金銭的に許すのなら・・・。aremo-koremo.hatenablog.com

 

安久山のスダジイ

千葉県匝瑳市の飯高檀林を後にして、安久山のスダジイを見に行った。

aremo-koremo.hatenablog.com

安久山のスダジイ

匝瑳市は巨木の多さも有名らしく、そこかしこに多くの巨木がある。

その中でも「安久山のスダジイ」はかなりの大きさということで見に行った。

地図で見るとわかるのだが、実はこの安久山のスダジイは個人宅にある。

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普通に歩いていると見落とすかもしれない。しかも、土日のみという。

この付近を歩いていたら、自転車に乗ったおばあさんが「しいの木かい?」と尋ねてきた。

そうであることを言うと、「平日は見られねぇんだ」と言いながら、このお宅に入っていかれた。

ああ、残念と思って、周囲を見ていると結構大きな木が多く、それはそれで見ごたえがあった。

木を眺めていると、近くの畑で農作業をしながらこちらを見ていた男性がいたので会釈したら、こちらに向かって歩いてこられた。

「しいの木かい?」とこれまた同じことを尋ねられた。「あ、はい」と言うと、「奥にばあさんがいるから、声かければ見られるから」と言う。

「あ、でも、平日はダメだそうで・・・」

「いんや、構わないねぇ。"ウチ"だから」とお宅を指差す。

「あれー、そうですか、すみません。」と丁重に挨拶をしてお宅へ。

玄関に行くと先ほどのおばあさんと話している、おばあさんがもう一人いらしたので、「すみません、しいの木を見に伺ったのですが・・・」と言うと、「そうですか、そうですか、先に行っていてください、そっちにありますから」とお宅の裏手を指差すので、「わかりました、ではここに200円入れておきますね」と200円をチャリンと入れた。

中からは「ズチャッ」と重い音がしたので、結構入っているんじゃないかと思った。

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協力金として200円を支払う。

フクロウの写真と地井さんとの写真などがあった。地井さんは匝瑳市出身。「ちい散歩」でもここに来たという。

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鬱蒼とした中に明らかに巨大な木が一本生えている。となりの蔵のような建物もすごい。

臼と杵なんて久しぶりに見たぞ。お宅も築130年以上だそうだ。

簡単に計算しても1874年。明治6年・・・。西南戦争とか・・・だ。

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拝見していると、おばあさんが来られて、丁寧に説明してくださった。

樹齢は市の樹医と県の樹医で600年、1000年以上と別れているらしいが、600年は経っているということだ。

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これが板根(ばんこん)。熱帯雨林などでよく見られるがここで見られるのは珍しいのだそうだ。

確かに屋久島などに生えているイメージがあるが今まで見たことなかったかも。

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根がぎっしり張っている。足元も綺麗に整備されていた。

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見上げても28mmなんかじゃとても太刀打ちできない。

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説明を受けながら、裏に回る。でかい。こんな巨木が見られるなんて。

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足元にも変わった草木が生えていた。

んー、なんて言ったかなー。珍しくて覚えられなかった。メモを持って行けばよかった。

奥に見えるのがお宅。

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玄関にあった写真にフクロウが写っていたが、今年の春に「子育て」でこの木に来ていたそうだ。

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せり出している枝といっていいのか?木。

一通り説明してくださった後、おばあさんが「お茶でも淹れますから、一休みしていってください」とおっしゃってくださった。

更に裏手に降りていくと谷津があり「里山」が拡がっているので見て行ってと。

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早速、降りてみた。振り返って。アジサイがまだ結構咲いている。

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ここが道・・・か・・・?降りていく。

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更に降りていく。

途中、何度も蜘蛛の巣にやられる。薄暗くて全然見えない。

残念ながらここから先に行ったところで、完全に木々に覆われてしまって、更に蜘蛛の巣もすごくて降りられず。

下には田園が広がっていたので行ってみたかった。春先や秋など季節を変えてくるといいかもしれない。

お宅に戻って、お茶をいただきながらお話をした。

しいの木のこと。

市役所が少しは手入れに来てくれるのですか?と尋ねると、「全然」とのこと。ううむ。「やっぱり(市に)お金がないから」と。

これだけの木なら少しは税金を投入して・・・と思ってしまうが、それほど地方財政は苦しいのだと思う。

近所の小学校も廃校になったと。子供もいなくなって、若い人もいない。自分の子供も東京に働きに行ってしまっていると。

それでも色々な人がこの木を楽しみに来てくれるので、自分も楽しくやらせてもらっていて感謝しているとおっしゃっていた。私もここに訪れてよかった。

ご自身が嫁いできたお話など、いろいろとお話ができて本当によかった。

ここは「このしいの木とおばあさんがセット」なんだなと思った。

周辺を歩いた時に気付いたのだが、そこそこというか、かなり大きいしいの木が結構生えているのだ。

それをおばあさんに話すと、「もしかするとこのあたりは私たちが住むより前はしいの木の森のようになっていたんじゃないかと思う」と話されていた。

確かにそうかもしれない。この集落、地区をあるいているとそこかしこに巨木が多くある。

思わず話し込んでしまい、陽がかなり傾いた頃、お暇した。

最後まで丁寧に見送って下さってこちらも出来る限りのお礼を言い、また来ますと伝えた。

多分、あと10~30年のうちにこの匝瑳市も消滅に向かうのだと思う。

それでもこの木、巨木たちは力強く残っていくのかもしれないと思いながら、匝瑳市を後にした。

ライカに持ち替えて

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この日、デビューだったニコンS2とニッコール5cm f1.4は一本試し撮りだったので、撮り終えたら、M6とSummicron 35mm f2に持ち替えた。

一枚目、ファインダーを覗いた瞬間、「あ、すごい見やすい」と思った。すごくスッキリしている。ピント合わせもしやすい。

ニコンS2から持ち替えてすぐにその差を感じて少しショックを受けた。こんなにも使いやすいのかライカは・・・と。

ニコンS2を使って、改めてライカの良さを実感してしまった。持ちやすい、構えやすい、ピントも合わせやすい、ファインダーも見やすい。

SR電池とLR電池の違い

あと、しいの木を撮っている時に、突然、露出計がアンダーを示した。

空に向けるとf2で1/60でもアンダーだった。これはおかしい。

その前の一コマまで正常だったのに、いきなりアンダーになったので、あれ?と思った。

ついには露出計が点滅するようになった。これは「露出が測れない」と言うサインで、(M6の後期型は露出計の部分を手で覆うと▲のLEDが点滅する。前期型は消える。)ついに壊れたか?と思った。

これは・・・M6は一番使いやすいライカなので買い換えるしかない!とさえ思ったが、冷静に考えたらもしかしたら「電池切れ」?と思い、その場でいつも持ち歩いている予備電池を入れてみたらあっさり復活した。

M6で露出計が使えないなんてM6の意味がない。使ってきたカメラが消耗して、直せなくなったら清く手放すか、不燃ゴミで捨てるし、買い直すよ、M6は。

それだけ信頼できるカメラだから。

ホッとしたが、これ、SR電池でよかった。

以前、LR44を「安いから」と言う理由で入れていたが、LR電池は電力の落ち方が緩やかで露出計のズレに気づかず、おかしいと思った時にはかなりオーバーの写真を撮り続けてしまった。

SRは「電力がすぐに落ちる」という特性があると聞き、露出計には「SR電池」の方がいいと教わったのが役立った。 

ツイッターでも述べたが、電池がなくなったらシャッターが切れないカメラはダメとは言わない。

そのカメラが使いたいならカメラに人が合わせればいい。

デジタルカメラの時は充電池を複数持ち歩くのに、フィルムカメラになると途端に「機械式シャッター原理主義者」が生まれてややこしくなる。

ボタン電池ぐらい持ち歩いても死なない。体力奪われないから。

日立マクセル ボタン形酸化銀電池・2個パック(鉛フリー化) SR44 2BS C

日立マクセル ボタン形酸化銀電池・2個パック(鉛フリー化) SR44 2BS C

 

カメラ用に

TOSHIBA CR2032EC2P コイン形リチウム電池

TOSHIBA CR2032EC2P コイン形リチウム電池

 

単体露出計用に。私は露出計がないと撮れないです。

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