梅雨明けした頃に埼玉県の廃線「安比奈線」を見に行って来た。
とにかくジメジメと暑かった。今の酷暑とはまた違った暑さだったのをよく覚えてる。
カメラはM6とcanon 25mm f3.5とフィルムは天気が保ちそうだったのでISO125のFP4+にした。
南大塚駅から安比奈駅へ
南大塚駅から最終駅の安比奈駅を目指した。
途中畑の中に鉄橋が残っていたので畑の畦道を歩いて撮りに行った。
グーグルマップで発見した鉄橋の跡。
他のブログなどで見ると、この下に入っている方もいたが、私にはどうやっても畑の中を歩かないと入れないように思えたので諦めて行くことができるところから一枚。
25mmだとかなり広いな。50mmでも良かったぐらいだが、まぁいいかなと。
安比奈駅(旅客)
安比奈駅(旅客)と出てくる、ここは駅の跡は全く残っていない。
左から中心にかけて線路の跡が残っている。
安比奈線で二番目に有名なところ
多分ここが安比奈線で二番目に有名なところかな。
ここに訪れた時も先客の方がいらして一眼レフでこの中を覗き込むように撮影していた。
線路跡が立ち入り禁止の看板へ伸びている。
少し覗き込んでみる。緑一色でいい感じだった。
何か観光地化したらいいのかなとか思う。まぁ、でもなぁと言う思いもあるが・・・。
朝の連ドラロケ地の鉄橋
通称「池辺公園」と呼ばれているらしい。
朝の連ドラ「つばさ」のロケ地で有名になったと聞いて行ってみたが2018年7月現在、立ち入り禁止になっており柵もできていた。
雰囲気はいいのに残念。25mmで遠巻きにパチリと。
暑い!
この辺りはどちらかと言うと住宅街というより工業地帯に近い感じ。
かんかん照りの中歩いた。
鉄橋の先はジャングル
なんとかナビとグーグルマップを見ながら辿り着いた。
ジャングル。「緑の地獄」だった。
この先に線路跡がある。しかし開放だとこのレンズと周辺が途端に緩くなるな。
鉄橋側を見る。凄まじい緑。
ここも立ち入り禁止になっているので柵の外から。
放置されているのかな。また冬ごろにくると違った雰囲気なのかもしれない。
反対側。逆光でいい感じになった。きらきら星みたいなボケが回ってる。
canon 25mm f3.5って絞るとすごい良く写るんだが開けると途端に暴れ始める。中心しか写ってない。いい感じだ〜!
このレンズは北井一夫さんが使っていたという理由だけで欲しくなって買ったが、ほんと買ってよかったといつも思う。
そう25mmと言えばツァイスという感じだが、確かにBiogon 25mm f2.8 ZMも使ってみたいよなー。
コシナは突然生産を終えるから怖いわ。
角度違いで。
さらにこの先にも広大な広場が広がっていたが炎天下の中ここから出る勇気も湧かず。
どこに繋がっているかちょっとわからない。
ここで倒れたら絶対に見つけてもらえない。
安比奈線で一番有名なところ?
最終地点に向かって行く途中で見つけた。
ここが一番有名?綺麗に線路跡が残っているのでどうしたのかと思ったら、隣が農園のようだった。
根が線路の下に侵食している。ほんと植物は強い。
線路の方が歪んでる。環境に適応しているのは植物の方。
苦労が絶えないかもしれないがこういう柔らかい生き方をしたいものだ。
絶対にレンズ買うとか、絶対ばかり使わない。もしかしたらレンズ買うぐらいで。
ほぼ買うけれど。
来た方を振り返って。
安比奈駅へ向かう
この辺りはオフロードバイクの聖地なのか辺りからバイクの音が轟いていた。
安比奈駅に向かう途中で。大きなこの鉄橋のようなものはなんだろう?
このパイプのように見えるものは何を運搬しているんだろう?
明らかに線路などではないようだけれど。
安比奈駅跡
ここが最終地点の安比奈駅跡。
このコンクリートが駅の跡らしい。
左側にも駅の跡らしい鉄柱のようなものが残っていた。蔦で覆われてた。鳥みたい。
あと、左側の木の根元にもコンクリートブロックが残っていたので右側が駅だったのか?
周辺は車両基地になる予定だったらしいが、今は緑と工場しか見えない。
この後も周辺をぐるりと回ってみたけれど、やはり西武鉄道の所有地とかそんな感じでほとんどが立ち入り禁止になっていた。
これから完全に撤去するのか残すか今はわからないのでもし気になっているようだったら早めに訪れた方がいいかもしれない。
なかなかここまで残っている廃線は首都圏だと少ないのではないかと思う。
M6とcanon 25mm f3.5
このレンズ、canon 25mm f3.5は超広角系にしては珍しく?後ろ玉が出ていないので現代のカメラM6とかでも露出計が使える。
また、このコンパクトさで「いざ」という時に重宝している。
今度地震とか起きたら、このセット持ち歩くかも。そんなイメージ。
外付けファインダーは単体では簡単には見つからないぞ。セットで買うこと。
あと、私は最初から付いていたので気づかなかったが「純正40mmフィルター」じゃないと蹴られるらしいので注意。
40mmフィルターもマルミとかから出ているけれど、純正で見つけるのは大変かも。
そう言うの探すのも楽しいけれどね。予備にもう一枚欲しい。
これぐらいの超広角レンズになると開放f4になることが多いのだけれど、それに比べてf3.5と言うのも「気持ち的に」楽になれる。
これf4とf3.5のレンズ持っている人ならわかるよね?
写りは古いけれど絞ったらカリカリ。
これを使っていた当時の北井さんの影響でついカリカリに現像・プリントしたくなるけれどぐっと堪える?
完全な「トポゴンコピー」かと思いきや、後ろ玉に一枚「平らなガラス」が入っているのが不思議なレンズだけれど、これで補正したり、開放値がf3.5になっているのかも。
当時もこのf3.5と言う半段がデカかったのかな。
収差の補正を最後面に設けた無限遠曲率の特殊光学ガラスで行うといった他に見られない特徴あるレンズ構成を採用していた。なお、当時このレンズ は25mmの焦点距離レンズでは世界最高の明るさであった。
CANON 25mm F3.5 - キヤノンカメラミュージアム
だよなー。
トポゴンコピーと言えばロシアレンズの"Orion 28mm f6"か。
ちなみにRussar 20mm f5.6はオリジナルね。
あと絞りも良く見ると開放f3.5で見てみると完全に開ききっていないのも何か理由がありそう。
そう言うレンズ結構見かけるけれど何か理由があるんだろうな。
Elmarit 28mmの4thも完全に開ききらなかったような記憶がある。
多分、純正のフードは存在しない!と言い切りたい!全然見つからないんだもんというか、付けている人を見たことがない。
今度北井さんと会える機会があったらお尋ねしてみたいわ。
あー、25mmと言えばTopogon 25/4とかNikkor 25/4もあるなー。あー、あー、聞こえない。
みんな心のどこかで思っているんだろ?
もしかして全てZMレンズで揃えるのが正解?って。そうだよ、大正解だよ。
今、富士フイルムがモノクロフィルムの再生産について検討し始めたらしいけれど、ISO100じゃなくてISO400でお願い!!
まぁ、検討だからムリーってなっても責めないよ。
写ルンですで撮った記事
canon 25mm f3.5で撮った記事