Rolleiflex Standardで撮り切った後、NIKON S2とNikkor P.C 8.5cm f2にスイッチ。
新しいレンズでの撮影はいつも楽しいぞ。85mm f2のゾナーコピーの写りやいかに。
目次
いいレンズだ
勝山港近くの加知山神社に小さな鳥居があった。
たまたま通りかかったところだが、結構雰囲気のあるところで、ここは鯨塚とのことで、階段の先には塚があった。かなり急な階段だった。
開放で。白い服がにじんでいるのがいい感じ。きつくない写りがいい。
鯨塚への階段を登った途中から。これもf2開放。陽の当たり方で変わってくるかな。
久々に中望遠のファインダーのぞいたので狭いなーと呟いてしまった。
絞り比較
ありがちだけれど紙垂で撮り比べ。うーむ。ほぼ、ほぼ、変わりないか。ふつうのPCモニターやスマホの画面だとわからないかも。
背景の格子部分のボケに違いがある程度。
微妙に露出が揃ってない・・・?
f2.8の方がピントの芯がしっかりしている感じか。どっちにしても嫌な感じではないかな。
やっぱりプリントで最低でも6つ切りぐらいまで引き伸ばさないとわからないよ、レンズの良し悪しなんて。
開放最短で
お試しで撮ってみた。なんだっけ、この植物。
やっぱりレンジファインダーなのでボケが見えなかったけれど、85mm f2の開放最短1mってこんなにボケる。
ピントも浅い。使い勝手は悪いよね。こういう撮影のためのレンズ、カメラじゃないよなーって。
実は背景には神社の本殿があるぐらいしっかりした場所なのに何もなくなってる。
ボケの感じもゾナーって感じ?ちょっとうるさい。
岩井海岸にて
これって、多分海水浴している時の、あのレスキュー?ライフガードの人が登ってみる監視台?
ここまで絞ればしっかりしてくるというか不満はない。かといって硬い描写という感じでもないようだ。
これでも結構は離れてるぞ。中望遠は寄るんじゃないぞ!と言い聞かせながら。
すごいピーカンで暑い日だったけれど、そんなに硬い感じじゃないのが好き。
近所の小学生たちが先生たちに引率されて「社会科見学」?「理科の課外学習」?で訪れていた。
あ、左の方は小学生じゃありません。ウチの防湿庫を管理されている方です。
こういう広いところで85~90mmってちょうどいいなって。
ツァイスのゾナー8.5cm f2買ってもいいですか?
スズキには見えないし、なんだろ?この魚。内房の魚は江戸前の魚でいいのかな。
魚を見て「食べたら美味しいのかな」と考えてしまうのって、日本人独特じゃないのか?と思う。だってお箸の国の人だもの。
ここまで距離にして道を挟んで3mぐらいかな。f4〜f5.6ぐらい。
それでもこれぐらい背景がボケる。抽象的な表現にも中望遠はいい。
端っこの方へ向かって行くと、途中「撮影」が行われていた。
かなりの人数、20名近く?集まって、水着の女性と男性があの雑誌に出ているようなポーズで女性が男性の肩に手を置いてポーズみたいな写真か、ムービーを撮っていたように見えた。
そのカップルの組み合わせが2~3組いて、それぞれ撮ってもらっていた。
こういう場所で撮影するのねと。
しかし、高校生の頃とかカップルで海とか考えられなかったな。だって絶対に「立って」してしまって、恥ずかしいもの。
もう思春期、第二次性徴、真っ盛りでいろいろ盛ってる時期だからさ。
ほんと中学生から高校生の頃ってギラギラしてたよね。目線がつい女子に行ってしまうし、ほんと何も困らないというか、大変というか、エネルギーがあった。
新陳代謝も良かったし。
原岡桟橋
f4の1/1000ぐらいだったかなと。
こういう遠景も中望遠のいいところかな。駅の方から歩いて行くとこの光景に出会えると思う。
広角レンズとの比較的な感じで。ここから撮った。
多分写ルンですの30mm以下の広角レンズでGoogleマップって作られていると思うし、合成も含まれているだろうからなんとも言えないけれど、ここで広角レンズは向いていないでしょ?
中望遠持ってきて、ここで撮った、俺すごいって褒めるの。
で、自己肯定感を高めて、次のレンズを買う理由にする。イエイ。
逆光なんだけれど、思ったよりよく写ってる。フレアっぽい感じもするけれど、十分。コーティング付きレンズはさすがだなと。
スリスリしてきた。首輪もしているからどこかで餌をもらっているのかなと。
その後もここで日向ぼっこをしていた。人懐っこい猫。
いいね、わかりやすい。85mmで良かった。
85mmしか持ってきてないからどうするかその場で見えた風景を撮るしかないんだけれど。
露出って難しいよね。f4の1/1000なんだけれど、シャッターはギリギリでしょ?
これでf5.6とかf8にして1/1000でアンダー目に撮ると、シルエットになってカッコいいのかもしれないんだけれど、ボケをどうするか考えちゃうよね。
フラットな写りにするのか、それとも少し柔らかめの写りにするのか。
ハイキーにするのか、アンダーにするのか。
その場でそろばんを弾くしかない。そういうのが楽しいんだなって。
偶然撮れたというのじゃないのが楽しい。
だからさ、正しい露出ってなくて、この日その時、自分ではじき出した露出が正しい。
露出は争いの元。今いくつで撮った?ってフォトウォークで聞くとf5.6の1/500って答えてきて、それ違うでしょ、f4の1/1000でしょって喧嘩になって、この後のカフェでの沈黙が辛くなるから。
露出の件はそっとしておこう。
のんびりしている感じ。しかし、逆光に強いな。
こっちも同じf4の1/1000ぐらいの露出。多分キラキラを飛ばして、少しはシルエットにって。オーバー目にかけてるかも。
カメラとかの露出計だけに頼ると、今回のフィルムのISO200でf8の1/1000とか出てもおかしくないかも。
すると、海はキラキラ、空のグラーデーションが出て、人は完全なシルエット。
どれを選ぶかは撮影者次第なんだけれど、カメラの露出計に頼りきりになると「なぜかよく撮れた」「なぜか知らないけれどシルエットになった」って。
露出は楽しいぞ。
この写真、スキャンして初めて気づいたけれど、この引っ張りグセ具合からしてさっきのシルエットの同じ方?
雀岩へ
雀岩に戻ってきた。そこで海岸線沿いの崖に紫陽花が咲いていたのでパチリ。
f2開放だったような気がするんだけれど、結構滲んでる。
上の紫陽花にピントを合わせたつもりだけれど、葉っぱの方に行ってる?それとも滲んでわかりづらくなっているだけ?
あれ?これ、ゾナーのフォーカスシフト?
それとも収差?
また、ゾナータイプには近距離収差変動が大きいと言う特徴があります。すなわち、至近に近づくにつれて、像が甘くなりフレアーが増すのです。
ニッコール千夜一夜物語 - 第十九夜 | Enjoyニコン | ニコンイメージング
崖沿いで引きも撮れず、どうせ、大きな岩なんて入りきらないんだからって。
思い切った構図にしちゃった。
この辺りはあまり人もいなくて穴場だった。遊歩道もしっかり整備されていてオススメ。
遊歩道の崖沿いに咲いていた花。開放最短1m付近。結構背伸びした記憶がある。
これ以上寄るとボケボケになってしまうだろうな。
しかし、全然ボケが回らないな。結構すごいレンズ?
今度は解像度の高いフィルム、ISO100あたりのフィルムとかでf2.8~4で撮ってみたい。
アンダーでキラキラ。
多分、f8の1/1000。露出計の出た目は地面でf4~5.6の1/1000だったので、アンダーを狙って。
f8まで絞るとグッとシャープになってくるね。
ここは夕陽がかなり綺麗らしく、多分季節によっては岩の向こうに沈んでいく姿も見られると思う。
ポジで撮るのも楽しいかもね。
フレアっぽくなっているけれど、全然平気と思えるレベル。プリントなら岩を潰す。
このレンズ逆光にめちゃめちゃ強い。すごい。
左側の海に雀岩と船虫岩があって、夫婦岩のようになっている。
この崖沿いに遊歩道があるので、全然引きが撮れないので「風景」が撮りたいなら、標準から広角の方がいいのかなと。
それでも35mmとか28mmで十分かな。50mmでも結構撮れると思う。
こっちは船虫岩だったかな?もうわからないからグーグルマップで見てくれ。
いいよね、こういうドライな写りというか、構図。中望遠ならでは。135mmならもっとドライになるんじゃないかな。
いかに寄らないかで勝負。135mmは激安でめちゃくちゃ良く写る。135mm f2.5欲しい。
f4の1/1000。
どうですか!この写真が撮れるんですよ!奥さん!そこの旦那!一本どうですか!
旦那さん彼氏は、奥さんや彼女を撮ってみなさいよ、あら素敵ね、このレンズいいじゃないって。
うん、このレンズいいよね〜って。
君の瞳を写せるのはこのレンズしかいんだって。君の瞳はすごく輝いているけれど、このレンズならその輝きにも負けない、ゾナー構成なんだよって。
俺の腕は・・・と言うのはこの際目をつぶれ。いや、目を潰せ。レンズが買えるかどうかの瀬戸際だぞ。
NIKON S2
どう、このカメラ。かっこいいでしょ。かっこいいって言えよ。
ズームファインダーもかっこいい。単体の8.5cmファインダーも欲しくなった。
S2はSと違って、巻き上げレバーがあるのでかなり操作性はいい。初めてのNIKON S型なら絶対にS2をオススメする。
シンプルで一番いいと思う。とりあえず、ボディを買うとついてくる50mmで等倍ファインダーを楽しんで、1年ぐらいしたら35mmを買い足すとか。
S3とかSPは後で買えばいいし、Sに至っては趣味カメラだぞと。
NIKON Sシリーズは今、そんなに高くない。5万でNIKON S2の50mm付きが買える。
85mm f2は5万以下。
35mm f2.5なら3万ぐらい。
ライカだとM3買って50mm買ったら20万コースでしょ。今は。
もちろん、α7とかのミラーレスだってオーケー。アダプターはいっぱいあるし、Lマウントもある。
できれば、フィルムで撮って欲しいなーとか。というか、このブログを見てモノクロフィルムいいな〜と思ってもらえたら、ブログをやっていて良かったと思う。
またレンズ買おうと思う。
iPhone万歳だな。
逆光に強いNikkor P.C 8.5cm f2
いやはや、びっくりです。ここまで逆光に強いとは思わなかった。いままで使った「オールドレンズ」と呼ばれる中でもかなり強い方だと思う。
大体、海で逆光なんてとったらフレア、ゴーストが出るもんだが、ゴーストが出なかったのは驚きだった。一コマも出てない。
空気との境界面の少ないゾナータイプの構成は、ゴーストが少なく、逆光でもコントラストの高い画像を得ることができる。
ニッコール千夜一夜物語 - 第三十六夜 | Enjoyニコン | ニコンイメージング
ああ、そういうことなのか。文を読むだけじゃわからなかったけれど、実際に使ってみたら理解できた。
日陰に入ってもf2あればどこでも撮れる気がするし、室内でもいけると思う。
例のダンカン氏を三木淳氏が室内で撮った時に「光量が足りないから無理だよ」って言ったらしいが、これならISO100、室内でもいけるかもと思えた。
ましてやISO400なんて入れたら、ほぼなんでも撮れると思う。
Nikkor S.C 8.5cm f1.5は?
あと同じ85mmでNikkor S.C 8.5cm f1.5と言う、さらに上があるのが悩ましいが、過去にSummarex 85mm f1.5を使った身としては、いいレンズなのはわかるのだが、持ち歩くのに難があると思った。1kgほどのレンズになると持ち歩いて散歩というのはかなり苦痛になる。
カメラを持っているのか、レンズを持っているのかわからないという感じ。
ほんと特殊用途だと思う。そう思うとSummarex 85mm f1.5のスペックと描写は魅力的だけれど、使用回数を考えるとお値段的に辛い。
同じくNikkor 8.5cm f1.5もどうなのかなと思う。欲しいんだが・・・。
はっ!?ゾナーなの!?ガウスかと思ってた。じゃあ、欲しい。
あとはツァイスのTriotar 8.5cm f4も使ってみたい。もっとシャープなんじゃないかなと思うんだよね。
シルバーなら2万ぐらい・・・。うはー。
ISO200でイエローフィルターで一段から半段開けて撮るのも面白いかもね。
シリーズ7のイエローフィルターか49mmのイエローフィルターを買おうかなと。
レンズ買うの楽しい