135mmレンズ1本で1日過ごしてきた

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見ろ、こんなに長いんだぜ。

このSPについている、Super Takumar 135mm f3.5はビタミン剤1本分の値段で置いてあったのを見つけ、レンズ、ヘリコイド、絞りOKで即お持ち帰り。

早速SPにつけて持ち出してみた。場所は水元公園で。

HP : 水元公園|公園へ行こう!

uturundesu.hatenablog.com

写ルンですで撮った記事

これよりも安かったよ。

いきなりアクシデント

それではと、露出を計ろうと露出計のスイッチを入れたら、全然針が振れない。

あれ?と思って、なんどもスイッチを切ったり入れたりするも全く動かない。

むむむ?3秒考えて即答。

電池切れか!?

公園内のテーブルのあるベンチをみつけて早速。

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はい。いつも私が持ち歩いているもの。紳士の嗜みセット。

左から中判フィルムのスプールと輪ゴム。自家現像した後にとってあったもの。

中判フィルムはこれがないとフィルムを装填できなくなり、万が一、カメラ内にないとか、落としてしまうと、フィルムを一本潰してでもこのスプールが必要になる。

スプールがなく、恐ろしく高い120フィルムを"引き出した"と言うつぶやきなどを拝見してから持ち歩くようにした。

また「輪ゴム」だが、これは中判フィルムは撮影を終えると糊付けして、(フジのアクロスはシールだが、他のメーカーは切手のように濡らして=舐めて)フィルムに付属している紙で止める。

以前、理由はわからないのだが、この止めるための紙が千切れていて、止めることができなかったことがあった。

止められないと感光の恐れがあり、次のフィルムに移れなくなるので、万が一のために輪ゴムで止めれるよう備えている。

そして真ん中はボタン電池類。

LR(SR)43x2個、LR(SR)44x2個ずつ、私の"カン露出"なんかあてにならないので単体露出計用の予備電池、ペンタックス67用の4LR44電池を入れている。

そしてもちろん今回のSPは唯一LR41を使っているので一個入れている。

このセットを持ち歩いていて何度も外出先で助かっている。

デジタルカメラの時はこれが予備バッテリーに変わるだけ。

多分ねぇ、直下型大地震が来ても大丈夫だね。

特殊部隊にも入れる。イギリス軍特殊空挺部隊、SASからスカウトが来る。

あと、島の中で逃げ回っても捕まらない自信もある。

私をなめないで欲しい。私を誰だと思っているんだ?

機械式カメラ、電子式カメラ、デジカメなんでも来い。

電池を入れ替えたら、即直った。持つものは予備電池だな。

135mmは狭い

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PENTAX SP Super Takumar 135mm f3.5 (Kentmere400)

とりあえずの一枚目。どうだろう、望遠っぽい?それともそうは感じない?

私は一眼レフで135mmというのは初めてで、使うとしたら手持ちのレンジファインダー用レンズのLeica Hektor 13.5cm f4.5とContax用のSonnar 13.5cm f4しかないのでミラー越しに覗くのは初めてで、一言目の感想は「狭っ!」「なにこれ狭っ!」しかでなかった。

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とりあえず、ボケとか。ピント面はシャープでボケはなだらかな感じかな。

全然無理がない感じ。f4~5.6だったが、かなりピントは薄く、ハァー、ハァー言いながらピントを慎重に合わせた。

しゃがんで撮ったので立ち上がったら立ちくらみ。

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森の入り口で狭い画角に四苦八苦。

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森の中に入って。

木々の並びを撮ろうと思っていたら向こうから自転車が来たので動きを予測してピントを置いて撮った。

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最短1.5m付近。開放かな。まぁ、ボケることボケること。

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空を見上げて。これも相当高いところの枝だったと思う。

2~3mぐらいはあったと思う。絞りはf5.6。

だんだん慣れて来た

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ここまででSPに入っていた「残りのフィルム」を試し撮りで使ってみようという感覚に変化が出て来た。

慣れて来たのだ。

ついに10枚ほど撮って、2本目のフィルムを装填した。

とにかく寄らないように寄らないように、望遠ぽく撮らないように注意した。

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f8ぐらいだったかと思う。かなりシャープ。いいレンズだ。

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前ボケも後ろボケもスムースで嫌味がない。

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この立体感。いいね。

やっぱり手前ボケが入ってしまうと望遠っぽくなってしまうかな。

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日差しが暑い日だった。

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まだ残っている枝垂れ桜を横に見ながら。

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その枝垂れ桜に寄ってみた。f3.5の開放。やわらかーい。いいね。

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こういう構図好き。単調でわかりやすい。発見したら取れたも同然。

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f3.5開放、1.5m最短ぐらいで。

すごいね。ボケる。

これでもかなり離れているなーと思った。

右目でファインダーを覗くと近く、左目を開けるとすごく遠い。この違和感に時々酔ってしまう。

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もうこの頃になると慣れていて、距離感も取れるようになってノリノリです。

撮れる、私にも撮れるぞ。

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なんでしょうか、この葛飾区っぽくない感じ。素晴らしい!私はすごいのだ!ははっ!

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ちょっと覗き見。

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河骨(こうほね)と言うらしい。芸術的な折れ方。

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大好きね、こういう連続した感じ。なんか使いこなし始めてる?うふふー。

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やっぱり望遠っぽく見えるかなー。もう少し?でも露出はいい感じ。

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多分f3.5の開放。いい感じ。ボカすだけが写真じゃないぞ!うむ。

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f4~5.6だったか。ハナミズキだったかな、木々の中で唯一白が目立ったので撮った。

もうちょっと焼き込んでもいいかな?

135mmで1日過ごせた

結局、予備のレンズ「SMC Takumar 55mm f1.8」も持って行ったが、取り出すことなく終わった。

フィルムにして約1本半ほど撮った。

不便だなと感じたのは最初だけで、慣れればなんとかなった。

人間の適応力すばらしいぞ。いや、私がすばらしいのか!

あとは、SPと135mmのセットが思いの外、重さ、大きさを感じなくて扱いやすかったというのもあるか。

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これぐらいの感じなのでぶらぶらするのも苦痛にはならなかった。

ニコンFなどとニッコールの135mmだとこうはいかなかったかもしれないが、ニッコールの13.5cmとか10.5cm使ってみたい。2.8cm f3.5もな!

ロケーションも広い公園というのも良かったのかもしれない。

広いので後ろに「引ける」と言うのはかなり有利に働いたと思う。

これが室内じゃあ無理すぎる。

最短1.5mばかりになり、ボケボケの写真を量産しそう。せせこましい写真ばかりになったと思う。

やっぱり適材適所かなと。

どうだろう、135mmレンズ1本で1日過ごせるだろうか。

aremo-koremo.hatenablog.com

Hektor 13.5cm f4.5で撮った記事

もうちょっとコントラストがあってもいいかなぁという感じ。フラットなフィルム。

aremo-koremo.hatenablog.com