房総にはモノクロフィルムのNIKON Fの他にリバーサルフィルムのベルビア50を入れた、PENTX6x7と広角レンズの45mm(換算:約22mm)f4も持って行った。
いかに軽くて撮りやすいか。
しかし!PENTAX6x7はでかい、重いけれど、写りはすごいぞ。
また、初めてのベルビア50だがどんな写りか。ISO50のリバーサルフィルムはどうなのか。
ISO50のベルビアの写りやいかに。
目次
南房総市白浜にある眺尾橋(ながおばし)=めがね橋へ
f5.6だったかな。ひと絞りか。
建築物に広角レンズはいい。なぜか中判カメラだと広角レンズの方が撮りやすいと思う。
ライトボックスとルーペで覗いて赤い!と最初に思った。
しかし、石の細部まで解像していて、これぞ中判フィルム、カメラといった感じだ。
「眺尾橋」は石積み工法の三重橋。水面に映る姿から「めがね橋」と言うらしい。
明治21年(1888年)に村民の寄付にて建設、関東大震災にも耐えて、戦時中は戦車も通ったと言う。
確かに房総は至る所に防空壕があり、戦跡も多く残っている。最前線に近いところだったと思う。
f5.6だったかな。かなり日差しが強い日だったと思う。
135の時は50mmの方が相性いいなと思ったけれど、中判では広角の方が好みだな。
あと、色転びがすごいな。うまくスキャンできるといんだけれど。
周辺は川面近くまで降りられるところが結構あって、撮影には困らない。
ただ、この橋の存在を知っていて、ここに来ないととちょっと気づかない感じ。
f8ぐらいに絞れたかも。
房総フラワーラインにかかっている橋から、めがね橋を見る。
5月になるとここに鯉のぼりが掛けられる。
2018年のGWに訪れた時のもの。
館山の砂山へ
f8と1/125ぐらだったかな。
訪れた時は車が数台止まっていて驚いた。
結構有名なんだな。家族連れの先客がいてワイワイやっていたので遠目に一枚。
なんだか夕方みたいな色味だけれど、晴れの日中だ。
これがベルビア50の色なのか。
赤山地下壕そばの掩体壕
f4だったかも。
館山には旧海軍の航空隊赤山地下壕が残っていて、そのそばにひょっこり掩体壕が残っている。
最初に訪れた時はあまりにも普通に存在しすぎていて、見つけられず、畑作業している方に聞いたら目の前にあったと言うぐらいだった。
f4かな。ISO50つれー。三脚欲しいかも?
右の道沿いを車で上がっていくと赤山地下壕へ。
そのそばに航空機のための掩体壕があるのは不思議ではないが、ほんと当時の様子そのままといった感じ。
f4と1/125かな。露出は難しい所だな。暗部に合わせると空が飛んじゃうし。ライトボックスで見るとこれぐらいの露出の塩梅がいいかなとか。
少し傾斜のある道を降りると広く見渡せる。
ここに気づかないと右上の道を通り過ぎていってしまう。
一応興味のある方に。近くには「洲ノ崎海軍航空隊射撃場跡」もあったのか。今度行ってみよう。
掩体壕を見ながらコーヒーを飲む
ここからはスマホ画像。
ここで1本撮り切ったので、館山の掩体壕と言えばブロワ珈琲焙煎所だな?
以前訪れた時はお店が開いておらず買えなかったので、今回は寄ることにした。
ずっとここは訪れてみたいと思っていた。
こじんまりとした店内にいっぱい焙煎されたコーヒー豆がある。
メインは焙煎豆の販売だが、ここでハンドドリップされたコーヒーを飲むこともできる。ホットもアイスも350円。豆は目の前にあるものから選べるので店員さんと相談しつつ選んだのはインドのモンスーンという深煎り豆。これは飲んでみたかった。
早速、一休みということでアイスコーヒーと玄米を焙煎した玄米アイスコーヒー?を飲んだ。
戦争とコーヒー
左が玄米コーヒー。黒糖を使っているのでさっぱりと飲める。インドの豆、モンスーンはかなり好みの味で深みがあっていい。かといってマンデリンや東ティモールほど濃くはない感じ。
戦争遺跡の掩体壕を見ながらコーヒーを飲める幸せ。平和だなーと。
みんなでコーヒーを飲めば平和になるのかなとも思うが、いやいや、その大前提にそもそもコーヒーを奪い合って戦争するじゃんとか。
じゃあさ、例えば2人いてコーヒー豆100個があったら50個ずつにすれば平和って考えるじゃない?違うんだよな。60個欲しいっていう人が出てくるんだよ。55個とか。じゃあ、俺は45個でいいよってならないよな。極端な話、食物だったら死ぬじゃんって。じゃあ戦争だよって。
人間が二人いれば戦争が起きるよ。
戦争はしたくないけれど、仕方ない。人類皆兄弟とか世界平和を唱えるほど楽観主義ではない。悲観主義な方だ。戦争になったら?逃げるよ。一目散に。戦ったら負けよ。
札束で掩体壕買う?いやいや、M3BPを差し出して防空壕に逃げ込む?M3BP?いらんよって言われるのがオチ。
M3BP抱えて死ぬわ。
本当に掩体壕の目の前にある。ここを目印に訪れてもいいと思う。
今も家で淹れて飲んでいる。いいね〜。ここの豆。それにモンスーンという豆。
館山のブロワ珈琲焙煎所のインド、モンスーン。おいしー!https://t.co/A2JtOm2jfY pic.twitter.com/0bYudyyYPC
— アレモコレモ (@_aremokoremo_) 2021年4月9日
またここは訪れたい。そして、モンスーンという豆はまた別のお店でも買ってみたい。
しかし、インドのコーヒー豆は初めてかも。
あ、後もレモン珈琲というのも飲んでみたい。
2本目のベルビア50を詰めて北条桟橋へ向かった。つづく。
ベルビア100より色のりが濃厚な気がする。
おまけ
以前、持ち出した時にレンズをTakumar 105mm f2.4を付けて行ったんだけれど、トリウムレンズのせいで黄変していて、ファインダー覗いたら真っ黄色。
この日。屏風ヶ浦の夕陽を狙った。
それこれで撮ったらどうなるのかと2枚撮ってみた。1枚目。
真っ黄色、超えてオレンジ。この日はiPhoneで撮ったのがこれぐらい。
こんなに違う。なー。
トリウムレンズでリバーサルはダメー。
リバーサル選べるのは今のうちだ。生産終了してから文句言うな。
トリウムズミクロンの方がまだ黄色くなかったかも。