2019年11月に開封した写ルンですをやっと撮り切った。
実は写ルンです日記なんていうものをやっていたが、当時は一本800円ぐらいで買えたのでポンポンと1日1本ぐらい平気で撮っていた。
それが前回の値上げで1400円程度になってしまったので怯んでしまい、写ルンです日記は更新終了して、こっちでボチボチ撮るかなと思っていた。
しかし、思ったほどシャッター数が伸びず、実に5ヶ月かけて1本を撮り切るということになってしまった。
フィルム写真を趣味にして、フィルム1本を撮るのにこれほど時間をかけたのは初めてだ。
逆に一番多く撮ったのは36枚撮りを2時間で6本だ。2009年かな。10年も経てば値段も変わるよね。
当時トライ-Xの36枚撮りの3本入りの「金色パック」が980円とかで売っていて(もっと前かも)、それをもっぱら使っていた。
あとは長巻で4500円ぐらい。これで20本ぐらい巻いていた。
それが今はトライ-Xは1本あたり1370円。(ヨドバシ.com 2020年3月6日現在)
文句言っても仕方ない。
撮るぞー。いや、撮ったぞー。
目次
銚子の屏風ヶ浦
この時に持っていった。
結構風が強くて肌寒い時だったように思う。
時々、犬を連れた人、散歩に訪れている人とすれ違った。
写ルンですって、今まで使ってきた経験上、とにかくいっぱい光を浴びせろに尽きる。
アンダーはダメ。とにかくオーバー狙い。ネガだから。
限定で「リバーサルでも写ルンです」とか出してほしいね。
こんなのも書いてみたことがある。
我ながらノリが良かったなと。
もう陽が完全に暮れるギリギリの時間。これでもここまで写る。もちろんある程度フォトショップでトーンカーブはいじっているけれど。
あ、そうそう、時々お店スキャンの画像をそのままアップされているのを見つけると、どうしてもフォトショップに投げ込みたくなる衝動が起きる。
自動補正かけてぇってなる。
勝浦へ
11月に開封したはいいが、11月も忙しく、そして年末年始も忙しく。
お正月は2~3枚、この写ルンですで家族写真を撮った。
その後、1月半ばに勝浦に行った時に撮ってきた。
ここはおせんころがしの崖下で先客のおじさんに「崖が崩れかかっているから注意したほうがいいよ」と忠告され、恐々撮った。
多分二度と行けないだろう。
八坂神社の白い鳥居
鵜原理想郷そばの鵜原海岸にある、八坂神社の白い鳥居。
鵜原の大名行列などの例祭が行われる時に利用されるらしい。
八幡岬
八幡岬へ行った時に夕陽が綺麗だったので撮ってみた。
いい感じ。とても写ルンですで撮ったようには見えないだろ?な?
お店スキャンはぱっと見綺麗だから助かる。
勝浦灯台
灯台を横構図で撮る暴挙。
こういう「高い建物を横構図縛りで撮る写真大会」でも開いてみたいわ。
中には15mmとか超広角で足元から全部入れる基本的な人、200mm以上で先端しか入れない人、50mmで水平に撮る人とか、色々出てきて面白そう。
どうしてもカッコよく撮りたくなり、色々試してみた。
西日は結構きついんだなって。白飛びしているもの。
海がテカテカ。勝浦はいいところだぞ。 また行こう。
千葉ポートタワー
これも撮れそうで撮れない一枚。あたりが暗くなってきていて西日を狙って行ったが、それは暗く、電灯だけが映った。うっすらポートタワー。奇跡。
めちゃくちゃフォトショップでトーンカーブいじった。
1月半ばからしばらく忙しく、またしてもどこへも撮りに行けずに過ごし、2月下旬にほんの少し時間が取れたので残りを撮り切ろうと千葉ポートタワーへ行った時。
月も一緒に。シルエット。狙い通り。
西日は案外露出があるんだよね。
右の西のほうに沈んでいくので、ギリギリの露出。フォトショップで頑張った。
この時間、写ルンですで撮るとこうなる。
絶対に周辺がどーんと落ちて、夕暮れ!という写真が撮れるだろうと狙った。
そして、この古びた看板もシルエットになるだろうと完全に逆光狙い。
大ホームラン。逆転満塁サヨナラホームラン。
これもフォトショップで苦労しましたよと。
思い切って潰すところは潰さないとダメな露出具合だった。
これも狙い通り。寧ろ、これしか撮れない。
左上歯の小さい点は月ね。ホコリじゃないからね。
この贅沢者!沈み行く太陽をギリギリ狙って写ルンですで狙う。
写るかどうかはほとんど賭け。これ、ポジで撮ったら綺麗だろうな。
同じ露出にしたらこうなるってことだよね。今度やってみるか?カンで。
ISO400でf10、1/400だから、2段開いて、f5.6、1/500ぐらいか。段階露出したら一枚ぐらいヒットするな。
Exif見たら、ISO100の1/8ですって。もうすごすぎ。
iPhone8って、手ぶれ補正入っているんだなー。
奇跡の一枚か?狙い通りの一枚か?
露出が固定の写ルンですだと、奇跡の一枚を狙うしかないのか?
それとも露出を知っておけばこれが撮れるのか?
写真はまず撮れ。そのあと必要なら知識。それで大体撮れると思う。
ほんと写ルンですは色々と教えてくれる気がする。特に構図だ。
これは勝浦灯台あたりから八幡岬を撮ったもの。
あたかも"スマホで撮ったかのような綺麗な写真"が撮れた。
これが写ルンですの実力である!!うはは!見たか!どーん!
お前も写ルンですを買ってこれを撮ってみろ!
広角32mmの単玉、ISO400、f10の1/400だ。
ピントは1m~無限。寄るなよ。寄るなよ。
試しに一眼レフに28~35mmぐらいのレンズをつけてf8~f11に絞って、ISO400、SS1/500で撮ってみろ。写ルンですの出来上がりだ。
ピントは不要だぞ。AFは切れ。今すぐだ。距離環でf8かf11の間に入れておけ。
さぁ買って撮ってみろ!
最後の在庫品があるかもしれない!
こんな遊びができる。