コロナ禍で一度しか使えていなかったM2とVit、Summilux 35mm f1.4 1st、通称"ファーストリム=1st rim"で外房を撮ってきたんだが、先日の現像で全滅させた。
フィルムはILFORDのFP4+。ISO125は日中なら使いやすい。
途中、取り切ったのでDELTA400を入れた。
そろそろストックがなくなる頃。
ちくしょー!アップするのも悔しいがアップしないのはもっと悔しいのでアップする。
目次
いい調子だった
最初の訪問地に訪れた時はその光景に感動した。
いい感じ〜。露出計で測るとf2と1/1000だ。開放でも撮りたいがこんなに天気がいい日だ。仕方ない。
よーしよーし。
この日は波が荒く、とても近づけなかった。
ちなみにピーカンじゃない雲がちらほら出ている感じ。
ネガは感光してしまって真っ黒なんだ。だから森山大道氏のネガもこんな感じなんだろうなと思い込んでくれ。
大道氏はトライ-Xを24度とか高めの温度で長めの現像だったっけ?これがアートだときちんと掴んでいたんだろうな。
肩や同時代の北井一夫さんは成田闘争などの学生運動のために写真を撮っていた頃で、その機関紙に載せるためにプリントしていた。
その機関紙の紙氏の質が悪く、普通にプリントしていては全然コントラストも出なくてダメだったため、苦肉の策としてアレたプリントにしたと言う。
たまたま2人で対談した時に30分露光とかしてたよねと盛り上がったと。
露光中に喫茶店でコーヒーを飲むとか。
どうやって暗室を抜けたんだろう。あ、遮光カーテンが2枚あるのか。
ざらざらごりごり。
ずるいよね、偶然って。コントロールできないから。
開放なんだよ、これでも。繊細なSummilux35の開放が、これだよ・・・。
おお、ラッキー。空の部分が残ってたからボケが見えて開放って感じ。
これ、逆光、開放でどうなるかなーとオーバー気味に露出をかけた。
そしたらゴースト、フレアの嵐になっていて、さらに感光の入り方が奇跡的にうまい具合に入ってくれた。
この偶然性ってアートなの?アートの定義って何?人が作るものがアートなら意志がなければアートじゃないのか。
撮影中にお散歩の方が来た。ご挨拶して、ご機嫌もよかったのにな。
f1.4開放、1/1000。
いい眺めだったな。思い出は記憶の中へ行け!
ここを離れる時に、開放で撮れたので一枚。何かを感じさせる。
飯綱神社
ひどい・・・かと思ったら片側だけ。つまりネガの下側。
ここの階段は足元が狭くて落ちそうだったな。記憶の中。
波が荒くて海が濁っていた。
晴れて海が穏やかな日だと真っ青な風景が広がっているようだ。
もう一度行こう。同じ機材で今度はポジで。
すげぇ。大変なことになってる。
手前の黒い棒はなんと「錨(イカリ)」だった。錆び付いていた。何かの供養なんだろうか。
しかし、大道風を絞り開放でする人はいないだろうな・・・。
すげぇ。昭和か!
開放。1/500。ISO125万歳。曇天。
ここを降りると小さな浜辺になっている。
海辺でこれだと、どうしてもあの「その時キャパの手は震えていた」を連想してしまう。
今にも連合軍が上陸してきそう。
あれも現像ミスだから、同じか!私はキャパ?アレモキャパ説。アレモキャバ説。
このコンクリートがトーチカを連想させる。ここはオマハビーチ。
MG42の発射音がこだまする。毎分1200~1800発。Z 9も木っ端微塵か?
あ?120コマ/秒?7200コマ/分か・・・こりゃダメだ・。
そして、"上陸"を許した私は次のフィルムも全滅させた。
開放で。上陸地を望む。
あ、でも、本当に本土上陸があったらここも危なかったかも?
なんだか気のせいか、粒子が細かい?
開放だったな。下の方が感光している。
いや、うーん、全体が被ってるな。これは。
なんかさ、こうやってアレアレにして、Summilux35の開放で撮ればなんとなく成立しちゃう?
あー、ダメダメ。否定していこう。
感光してどうにもならないかと思ったけれど、偉大なるフォトショップ様がやってくれた。
夕暮れじゃないよ。
開放。
この先で釣りをしている方もいたが、さすがにこれ以上は進めなかった。
別のルートだろう。
とりあえずこれ以上進めなかったので移動することにした。
次の記事も全滅だからな!突撃あるのみ!
な?そっくりだろ?