M3とSummicron 50mm f2にリバーサルフィルムで1本撮り切った後に南下して飯岡へ。
中判カメラのPENTAX6x7にsmc PENTAX-6x7 45mm f4とリバーサルフィルムのプロビアを詰めて、「刑部岬」、「飯岡灯台」、「飯岡刑部岬展望館」を撮ってきた。
ここは2009年の11月と2015年の10月に訪れている。
どちらも夕暮れ、大口径レンズ、開放、シルエットでやんの。どちらもプリントしたけれど、アクロスの細かな写りに驚いたなー。
2009年と2015年の間でここの風景はかなり変わったように感じる。
2011年3月11日の東日本大震災で津波の被害を受けているからだ。今もYoutubeには当時の動画が残っている。
目次
銚子の犬岩
f5.6と1/1000。
飯岡に行く前にちょっと見ていこうと「犬岩」に寄ってみた。
え?ここも源氏と関係しているのか。しかもこっちは源義経か。
義経が奥州に逃げるときに、置き去りにされた犬、「若丸」が七日七晩泣き続け、八日目に岩になってしまったらしい。
なるほど、犬の耳にも見えなくもないか?
この先はかなりの波飛沫が立っていた。あとアワビが取れるのか、進入禁止になっていた。
言われてみれば犬っぽい形してる?
この後「千騎ヶ岩」にも寄ろうと思ったんだけれど、コロナのため立ち入り禁止になっていた。
そもそも外川漁港が立ち入り禁止になっていた。
そのまま飯岡へ向かった。
刑部岬飯岡展望館
ちょっとオーバーだったかも?f4と1/125とかかな。
ここは2009年に訪れて以来。
銚子から向かうと飯岡漁港の手前にある。
高台にあるので津波警報が出た時に皆が避難してきたところだと思う。ここから撮られた津波の動画多くある。
知っているところが災害に遭うと、逆に現実感がないというか。
完全に逆光だったので絞ったのかも。
不思議なことに換算22mmでもあまり広く感じない。
飯岡灯台
同じ展望館から見られる、飯岡灯台。
普通に稼働中でライトが点滅していた。点灯した時を狙ったつもりが消えてるわ。
難しいわね。
地面の方に向けるとすでにf4で1/30とかになるけれど、まっすぐ向けると1/125ぐらいは稼げた。
刑部岬
どうですか。この写り。開放だと周辺が怪しい?でも無駄なく全部写っている感じですき。
前はこの先にも行けたんだけれど、やっぱり立ち入り禁止の看板が立っていた。
相当波に削られているのかもしれない。
ここを津波がまさに襲った場所だと思うと信じられない。
f4開放で1/60とかだったので1/125ぐらいにしてみた。
遠くの雲がモクモクしていたので、それが写ればいいなと。水平、水平と。
なんだか夜の海って怖いよね。あれなんでだろうね。引っ張られる感じ。
f4と1/125かな。ISO100とf4でもなんとかなった。どんどん日が暮れていってギリギリだったけれどね。
消波ブロックが設置されていた。
あと小さな階段もあったのがなくなっていた。だいぶ雰囲気が変わったかなと思う。
リバーサルだと空の露出を撮るのか地面の露出を撮るのかで全く違う写真になるね。
露出は面白い。リバーサルだと尚更。
PENTX6x7とsmc PENTAX-6x7 45mm f4
45mm f4は換算22mmなので結構広く感じるかなと思いきや、そんなに広く感じない。
実質45mmなので覗いた感じに違和感がないのだろうか。
これ不思議。105mm f2.4、90mm f2.8が"標準"と言われて使ったけれど、どうしても狭く感じるのよ。
これはブロニカの6x6でも100mm f2.8(換算55mm)より5cm f3.5(換算28mm)の方が撮りやすいし、PENTAX645も55mm(換算35mm)よりも45mm(換算28mm)の方が撮りやすい。
6x7版は55mm f3.5とか45mm f4の出番が多い。特に45mm f4は隅々までシャープというか、違和感なく撮りやすい。55mmに比べてコンパクトでいい。
どう?でかい?でかいな。
PENTAX6x7もそろそろ手放そうかと思っていたんだが、どうも面白いのでもうしばらく持っていようかなと。
PENTAX645、ブロニカS2はまだ残してある。不思議と国産中判カメラが残った。
ブロニカS2はNikkor-D 40mm f4をどうしても使ってみたいんだ。
これが叶わない限り、手放せない。
中判リバーサルいいよね。