先日、手に入れたM4BP 1181の試写を兼ねて木場にある、東京都現代美術館へ行ってきた。
暑い日は室内で撮れるところはないかといつも探している。
問い合わせしたところ、一部を除いて撮影が可能ということで、館内でも再度お尋ねしたが、ほぼ撮り放題に近かった。
レンズはMマウントで35mmはSummilux 35mmのみになったので、こちらで。
室内撮影が多くf1.4のレンズがいいかなと思ったし、つけてみたらやっぱり年代的にも同じレンズなので似合ってるね〜。よしよし。
美術館では「あそびのじかん」という展覧会も行われていた。
目次
あそびのじかん
開放、1/250というかなりの明るさだった。
これは「受験の壁」と言うアート。なるほど?と思いながら眺めていた。実際に見て、触れて、感じるアートだった。
きちんと館員さんがいて、遊びすぎないように目を配っていた。
結構明るい。
これは「笑う祭壇」と言うアート。
このどうしたらいいのかわからない感じが良かった。黙々とボタンを投げていた。
そう言うアートなんだよ。これは。
「ハンバーグ隊 Jim'Oldによる新作のためのイメージドローイング」というアート。
アートって、絶対に言葉が必要な時があるよね。そのために抽象的なアートほど言語化できないと、アートとは言えないのかもしれない。
言葉は不要、ただ感じろ。と言うのは無責任なのかも?
ただ、これはアートだなとか、ただの傍若無人なだけかと別れていくのは見る人の知性、感性によるものかな。
TOLTA氏のアート展示。「ポジティブな呪いのつみき」は人気があったな。
アトリウム
スマホの画面じゃわからないか?
中庭のような空間。ここも露出で悩んだが、シルエットにしたかったのと、白く撮りたいので分けた。
上はf5.6の1/250ぐらいで下はf2.8の1/250ぐらい。
白を白く撮るためには露出計の出た目より、一段はオーバーにしないといけない。
逆に黒を黒く撮るためには一段はアンダーにする。
シロプラス、クロマイナスなので「シロップクロマイ」と覚えてる。
展示室以外の場所
ちょっとした休憩所みたいなところもあって、ここも撮りやすかった。
誰も休んでいる人はいなかった。
このテラスの裏側にカフェが併設されていた。とても暑い日だったので外にいるのが辛かった。
地下一階の水と石のプロムナード
結構こだわって作られているところが多くて撮りやすい。
なにか、あー、あー、言ってた。
ひろがる地図
自分のアイデンティティの言葉を毛糸で紡いでいる。
これは地下1階で展示されていた、「ひろがる地図」の一つ。
光島貴之の展示。触ってもいいと言う展示だった。
この展示を見た時、開放しかないと思った。グルングルン、光源は蝶々になるかなと思ったから。
でも、思ったよりならなかったな。
このレンズ、中心は普通に写るから真ん中に被写体を置いて、周辺は捨てると。日の丸構図にバッチリね。
狙ってみた。露出計で出た目から1~2段絞って、開けたところの明るさを想像して。まぁ、向こうが明るいから写るでしょと言う感じで。
M4の118万台について
以前からM4は119万台までにしたほうがいいと、言いつづけたが、今回もそれを実感した。
120万以降とは中身が違うからねと、修理の方から教わっていたから、それを忠実に守ってきて、M4BPの124万台の前は118万、119万台のM4クロームを使った。
やはり感触が違うと思う。シャッター音も何もチューニングされてなくても十分静かだし。全体的に柔らかい。
しかし、こればかりは主観がかなり入るのと程度の問題もあると思うので、実際に触って見てほしい。
このM4BP 1181はまだOHしておらず、少しファインダーが曇っている感じがあるが、全体的な感触は良かった。
空シャッターを切っていても何も不満を感じなかったので、普段は付けるレリーズボタンをつけるのを忘れたが、それでも十分だった。
レリーズボタンはなにがしのレリーズボタンS(黒か真鍮で悩んでる)をつけたい。
黒でハゲていくのもいい。
やっぱり、この番号帯のM4BPを手に入れて良かったと再度実感した。持ってよし、使って良しのいいカメラ。
ライカって怖い
でね、手持ちの全てのM型ライカを手放して、このM4を手に入れたわけだけれど、家にあるシルバークロームのSummilux 50mmの1stとか沈銅ズミクロンとか見ていると、M3が欲しくなってくるわけ。
怖い。ライカって怖い。底なしに怖い。
でもさ、沈銅ズミクロンをM4BPに付けたらかっこいいと思わない?
え?ってことはSummilux 50mm 1stもいけちゃう?
やっぱりね・・・かっこいい・・・。
これ一台でいいかな?いや?え?M2のシルバーもいい?え?
お前はライカの壁を越えることができるか?高ぇぞ。いろいろと。
いつものフィルム
色々悩んでもこっちに戻ってきてしまう
ブラックペイントってどう?