年始早々、久しぶりに現像を失敗した。
しかも最後のアクロス2本。
さらばアクロス。
結果、120フィルムで見事な"昆布"を生成した。
真っ黒。
目次
- 状況整理
- 上総亀山駅でブロニカS2とKomura 200mm f3.5とアクロスで
- 市原クォードの森でPENTAX6X7とsmc PENTAX6x7 Takumar 105mm f2.4とアクロス
- JOBOタンクのリールになれるしかない
状況整理
今回使った機材はカメラがBronica S2とKomura 200mm f3.5、PENTAX6x7とsmc Takumar 105mm f2.4で最後の在庫でAcrosで。
あとは同じPENTAX6x7と105mmでイルフォードのHP5+
アクロス2本、HP5+が1本だったので、最近購入したJOBOタンクで1リールに2本巻けると知り、試しにやってみたところ失敗した。
リール巻きはこちらを参照した。
赤いレバーのようなものも使ったつもりでいた。
しかし、結果としてはレバーは作用しておらず。
1本目の最後尾と2本目の先端が被ってしまった。
リールに巻いた2本目の先端は1本目の後端と重なっていて、現像が進まず、現像されず、定着もされず、紫色で出てきた。
再定着したところ、透明になったので、完全に現像ができなかったと理解できた。
さらに銘柄の書いてあるところ、フィルムの端も過現像、現像過多になって、黒くなっていたので2本現像のミスとさらにリール巻きのミスが重なったと思われる。
また、きちんとリールに巻き込まれていなかったのか、かなりの現像過多になったのと、変な模様が出た。
この模様からしてリール巻きにも失敗しているようだ。
今回はJOBOタンクリールだったけれど、いつも120フィルムはパターソンでやっていたので「似たようなもの」と油断していた。
しかし、リール巻きの時にダークバック内で結構苦労した。
なかなかスルスルと巻き込まれていかないのだ。
パターソンのプラリールなら先端が入れば、そのあとはくっくっくっと、巻き込んでいかれるので楽なのだが、今回は先端が入って、そのあと巻き込んでいくと途中で止まってしまうことあった。
よくよくリールを触ってみるとリールの隙間からフィルムが飛び出しており、そこで止まってしまっているようだった。
何度かフィルムを巻き直して行ったところ、無事入った。
そして、奥の方まで巻き込んだところで赤いレバーを入れて、2本目を入れると、やはり巻き込み途中で止まってしまう。
不安になって巻き直ししたところ、何回目かで無事入っていった。
最後のところまで巻き込んで行ったところで、これでOKと思い、次にパターソンでHP5+を巻いてみたところ少し抵抗はあったが、JOBOのリールと比べるとかなりしっかりした作りで安心感があって、最後まで無事に巻き込めた。
その後の現像過程はいつも通り、T-MAX液で1:4、20度、アクロスは5分30秒。
HP5+はISO800に増感したので8分。
この増感も実は撮影中にかなり露出計が不安定になって、不安感があったので露出計の出た目より1段アンダーで撮影、さらに現像はISO800でと保険をかけた。
さぁ、お披露目だ!私はただでは転ばんぞ!
上総亀山駅でブロニカS2とKomura 200mm f3.5とアクロスで
Komura 200mm f3.5だったので換算109mm、約110mm。
かなり望遠だなと思った記憶しかない。
1コマ目なのでフィルムが被ってしまったので、こちらも現像ができなかった様子。
空だけ写っていたので、記憶によれば引きで線路をとった記憶が出てきた。
絞り値はf8ぐらいだったと思う。かなり天気が良い日だったのでISO100でも絞り込まざるを得なかった。
少しづつ絵が出てきてる。しかし横から光が入ったようになっているのは、リール巻きに失敗したための模様だと思う。
下はフィルムがくっついたため、現像ができなかったから真っ黒。
ここから現像は進んでいる。その代わりリール巻きの失敗が出ている。
Komura 200mmの中望遠はかなり写りが好きで、今回も期待していたのに。
さらに重い、でかい。しかし写りは好きなので頑張ったのに・・・。うう。
くっつきによる現像ミスから、リール巻きのミスに変更しつつある。
半分ぐらい出ている。しかしリール巻き失敗の影響が大きく出ている。
同じような模様ということは綺麗にミスをしたということの証。
あー、中望遠は寄らないという、私の座右の銘を破ってまで撮ったのに!
寄らずに撮れたのに!
なんでこんな風に!?綺麗な現像ミスね。
くっそー、綺麗に模様が出てる。撮れているイメージはあったんだけれどなー。
現像でミスったら世話ない。
かなり現像が進みすぎている。
なんかネガを見ているぐらい薄いわね。
市原クォードの森でPENTAX6X7とsmc PENTAX6x7 Takumar 105mm f2.4とアクロス
恐らくリールの中では一番後ろかと。
暗がりで露出計が壊れていることに気ずかずにf2.4開放で1/15なんて切った記憶。
ブレているかさえわからない。
これもかなりスローシャッターを切った記憶がある。
f2.4開放で1/30あたり。ブレが怖かった。
これも苦労してシャッターを切ったのになー。
露出計が1/8って出してきたから、絶対に手ぶれる、アンダーでもいいや!と思って1/15を切った。
ブレてそうだけれど、これじゃあ、わからんな。
多分こっちの方が好きだったかもしれない。ああああああ!
やっぱり結構アンダーか?いやいやいや!こんな現像ミスではわからんよ。
妖精!?あそこに防湿庫の妖精がいるわ!
下から炎が!炎が出ている!
燃えているわ!炎上しているわ!あれは怒りの炎?
炎の妖精なの!?
ちくしょー!
防湿庫の妖精が二人も!?
うわわん!
燃えてる。防湿庫が燃えている。
防湿庫が燃やされる未来が写っている。
見事な炎上芸。確と見届けてくれただろうか。介錯は頼む。
JOBOタンクのリールになれるしかない
今回はJOBOタンクのリールで初めての120フィルムの現像だった。
しかも欲張って2本現像をしてしまった。
巻きで失敗しているということは、例え1本現像でもこのリールでは失敗していただろう。
よく明るいところで練習をしてからと言われているが、ここまでフィルムが値上がりしているとそれも難しいが、コストを考えると1本潰した方がいいのかもしれない。
誰かいらない120フィルムがあったらくれー。
少しリールが同じようなリールの形をしている、パターソンより華奢な感じがするのと、独特の形状の部分があるので、そこが要注意か。
1~2年に一度はミスをしている気がする。
この時は蓋を開けっぱなしでダークバックからタンクを出してしまった。