年末に購入したNikon SとNikkor S.C 5cm f1.4だが、撮影したところ感光している部分があった。
これはどうも幕に何かがあると思い、保証の範囲で診てもらえたので修理に出したら、幕に極小さな穴が開いていたとのことで、修理してもらった。
今回は2月のことになるが、その修理の結果も含めて、千葉市郊外にある泉自然公園へ行ってきた。
ランチはcafe conで
ランチは以前伺ってかなり美味しかった、八千代台駅前にあるcafe Conへ。
お一人で切り盛りされているようだが、ランチはガパオなどかなり多くの種類からも選べる。
こちらのcafe Conはベースがエスプレッソでコーヒーがかなり楽しめる。
前回はエスプレッソトニックで今回はカフェシェケラートをお願いした。イタリアのアイスコーヒー。エスプレッソをシェーカーでシャカシャカと作る。
これもまた大変美味しかった。また家でもこれを参考に作ってみたい。
天気が良かった泉自然公園
滲んじゃってまぁ。大好きですよ。こういう写り。
右側にフレアなんだか、ゴーストなんだかわからない部分が出ているけれど好き。
自然公園というだけあって結構鬱蒼としているところがある。
日向に出ればご覧の通り。冬の硬い日差し。f8の1/500ぐらいだったと思う。
これぐらいに絞れば、個性も何もないよね。普通のレンズ。現行レンズとも比べてみたくなる。
ここは千葉県の桜の名所でもあるので桜の木も多かった。
ちょうど良い高さの枝。なぜかこっちに伸びていた。
f2.8の1/500ぐらいだったかな。二段絞っても周辺は流れてる。
こういう広い公園で伸び伸びと撮れるのは気持ちがいい。
こういう木漏れ日のような光加減が好き。
ふむ、ここまで撮ってきて全く問題なし。きちんと直ったようだ。
なんか出るかなーと思ってシャッターを切ったら、出てた。お見事です。逆光開放万歳。
結構背の高い木が多いのは、元々がこの辺りは森だったのかなとか。
f2。というかf2で1/500が開ける限界。気合い入れて木を撮った。
ボケじゃなく構図で勝負みたい感じで。
これでf2.8ぐらいかなぁ。かなり良く写っていると思う。中心だけは。
このレンズ、開放付近は真ん中どーんじゃないとピント外れそう。
きちんと手入れがされているんだなって。木漏れ日が気持ちいいかなと思ったが、この当時はまだ2月。寒かった。
お待たせ。開放。ね、すごいでしょ?ソフトフォーカスレンズみたい?
これはf2だったかなー。開放じゃないと思う。結構滲んでる。
中心部のスニーカーは耐えているけれど、ハイライトは滲んでる。それと中心から外れる、カメラなどは完全にフレアに包まれてる。
もう一本と撮り比べしたいわ。こんなに滲んだかなって。
こうやってみると端正な写りしているのなー。ゾナーってなんか好き。
プラナーより写りが好みかも。プラナーの隙のない写りもいいけれど、ゾナーの情緒的な写りというのかなそういうのが好き。
テッサーは実用レンズだからね。趣味レンズではない。テッサーはテッサーだ。
宿り木。そのまんま。木に寄生して成長して行く木。
宿主の木の葉っぱが落葉するとこの形が見える。
鳥のフンから枝に粘着して、そこから発芽するようだ。
f2で撮ってしまった。もっと絞って平坦になるように撮ればよかったかなと。
ド・逆光で。案外破綻していなかった。f2だったと思う。
見ろ!この写真!オレうまい!ポンポンポーンって。木の並びがいいよね。そして右の道とのバランスな!
露出は一段アンダーが適正かと思った。よし適正露出について語ろうか。戦争だな。
どうしても撮りきりたかった
16時半の閉園時間になっても撮りきれなくて、んー、テストも兼ねているから撮りきりたい!まだ日も完全に沈んでない!ということでスマホに聞いたら、なんか神社があるらしいのでそこへ行ってみた。
野呂清水不動堂(慈眼寺)というところらしい。
まったくグーグルがなかったらたどり着けなかった。
f2で。開放じゃないのにこの滲みっぷり。ハイライトが気持ちよく滲んでる。好き。
もう覚えた。これは紙垂(しで)。
手水舎の龍とかは撮らないけれど、紙垂は撮るぞ。
手水舎撮るとなんか罪深い気がするんだよね。みんなと同じでいいのかって。これは結んであるおみくじや絵馬とかと一緒ね。
これはf2.8ぐらい。ちょうどいい?古い石段と相性がいいみたい。
2月なので梅。梅は撮りづらい。でもこうやってボケとかとごまかすと上手く見えるかも?
多分、開放だったと思う。夜とこんなに写るのね。少なくともf4とかではない。
これも開放。もう少しコントラストをつけようか、トーンカーブをいじったりしたが取り込んでからフォトショップで自動補正だけで。
デジタルになると、一気にどこまでもできそうでキリがない。でも暗室で焼いても同じでキリがないんだけれどね。
もう1号あげるか?それとも露光時間を延ばすか?ここは焼きこむか?ストレートにするか?って。同じようなことをフォトショップでもするから。
だから、フィルムデジタルどっちから始めても全く問題ないと思う。暗室か明室かの違いだけ?
Sマウントとマウントアダプターについて
Nikkor S.C 5cm f1.4はいいレンズだー。
これで3万弱ぐらいで手に入るんだからSマウントアダプターと合わせてもオススメだ。
Lマウントになると「汎用性」が高くなって4万以上と高くなる。
Sマウントで2~3本と買っていけばすぐに元は取れるぞ。写りは同じなんだから。
これからもSマウントで撮るなら(アダプターでデジタルなどでも使うなら)思い切って高いけれどアダプター買って、レンズ単体をLマウントよりは安く済ませる方法もあると思う。
もちろんNikon S型と合わせてフィルムで撮るのが一番だがな!
あと「旧海軍時代のガラスを使ったので性能がいい」という都市伝説がついているシリアル5005も高いぞ!
この本によると5cm f2の沈胴初期は戦前ドイツから硝材を輸入したとか。
ショットか?ゲルツか?ツァイスならショットかなぁ。
Eマウントなら焦点工房のこれかな。
Mマウントならアメデオさんのこれ。
私ならMマウントでも使いたいのでアメデオさんで、アダプターを買って、MマウントにしてさらにMマウントからEマウントにできて、さらに寄ることもできる、コシナのClose Focus Adapterを噛ませて使うかな。
他のレンズも全部Eマウントで使うときはMマウントに変換しちゃう。
マウントアダプターで苦労した話。
レイクォールのアダプターに全幅の信頼を置いている。
エキザクタのレンズもMマウントに変換してしまう。
現像について
今回はHP5+とD76のストック=原液、通算3回目の黒くなった現像液で現像してみた。一か八かだったので怖かったが、一応成功したんじゃないかと。
データとしては温度20度で通常7:30のところ8:30へ伸ばした。LPLのタンクで最初の1分は連続攪拌、30秒ごとに倒立攪拌を6回転。
しかし、のちに情報をいただいたのだが使い回しより説明書通りの原液、1:1の希釈でも使い捨ての方が安定しているとのことを知り、やはりそうだよなぁと思う。
ドキドキして失敗するより、(現像の実験用フィルムならいいかもしれないが)ここ一番の時は絶対にやめた方がいい。
説明書どおりが一番。それで上手くいかなければ何が原因か絞りやすくなるし。
原液だとコントラストが高くなり見栄えがいいように思うんだが、希釈だと「エッジ効果」とか「先鋭性」と教わったが、なんだかツブツブが大きくなる気がして・・・。
どうなんだろ?
しかし、なんだ、その、1:1希釈だとHP5で13分ぐらい?なげーよ。現像中に下痢になったらどうすんだ。
ずっとT-MAXの1:4で現像してきたから、まだまだ色々試してみたいなー。T-MAX液、買う時高いんだよ・・・2600円って・・・。
前回泉自然公園行った時の記事。同じくニコンの50mm f1.4だった。