マウントアダプターなんて安いので十分と思ってた。
レンズがつけられれば十分と思ってた。
実際、3000円ぐらいのアダプターを使って問題なかったし、気になることはなかった。
しかし、先日、初めて不具合が出て見直してみたところ、作りの違いが原因だとわかった。

PlayStation 4 ジェット・ブラック (CUH-1200AB01)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2015/06/29
- メディア: Video Game
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「不具合」と入れたら、こんなんでました。今、とっても欲しい・・・。
目次
アダプターを使っていて初めての不具合
α7でズマール(1933年製)を使っていた時、下の写真のように白いものが写り込んだ。
フレア、ゴースト、ひどいね。
レンズ自体、古いものなのでどうしても空に向けるとフレア、ゴーストが出やすいのはわかっていたが、こんなにひどかった?と思った。特に下の部分は変だなと。
?マークのまま、近くでもう一枚。
あ、やっぱり出てる。EVFを覗いていてもわかる。
光源の上からフレアっぽいのも出ているけれど、赤丸のところだけひどく出ている。
今まで使ってきてこんなフレア、ゴーストは出たことがない。
デジタルだからフィルムのようなアバウトなところも許してもらえないのかな?とも思った。
しかし、これは・・・もしかして「レンズの中で乱反射しているのかな?」と疑って、鏡胴の中を覗いてみたが、去年OHしてもらった時にきちんと反射防止の黒塗りがされていた。
自宅のモニターで見てみると、普段、フレアが出ないところで撮っても出ているものがあった。
わかりづらいかもしれないが下の部分に出ている。
いくら古いレンズであっても太陽を背にした所謂、順光でフレアが出るはずがない。しかも一部分だけ。
これは・・・もしかしてボディ側?と思い、レンズを外してボディをじっと見た。
わからない。
もしかして・・・マウントアダプターか?と思い、コシナのVM-E Close Focus Adaptarを持ってきて見比べてみる。

COSINA フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter 631908
- 出版社/メーカー: フォクトレンダー
- 発売日: 2013/12/21
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左がコシナのアダプター。右が3000円のアダプター。
違う・・・赤い矢印周辺。一回り何か囲ってある。
α7に装着してみる。
安い方。
コシナのアダプター。
赤い矢印のところだ。電子接点?のところがむき出しになっているのときちんと隠されている違い。
このための黒いリングだった。ソニーの純正レンズなら確実に隠されるところだ。
ここで導き出した仮説はこのむき出しになった金属部分が反射して悪さをしていたのではないかということ。
そこでコシナのアダプターを付けて同じレンズであるズマールを付けて撮影してみた。
結果・・・全く問題なかった。
フレアっぽいがこれはレンズの性能。しかも下の部分だけに出ている感じではない。
日陰ならこの通り。
ズマールは基本的にホワホワではなくてシャープで細かい写りをする。
フィルムできちんと印画紙に6つ切りとかに引き伸ばすと驚く。
スキャン画像とは全く違う。デジタルでもプリントするとわかる。
斜め上からの光源だけれど問題ない。ズミタールならもっとシャープに写ると思う。
マウントアダプター選びは慎重に
付けられればいいやと思っていたマウントアダプター。
こうやってきちんと使ってみると、全く別物だった。
コシナ製のアダプターはカチリときっちりハマる感じがして、剛性感もある。
また、これを機にエクサクタマウントアダプターもRAYQUAL(宮本製作所)のものにしたが、ガチリとはまって全く問題がない。
結局、ノーブランドのものを買った結果、「安物買いの銭失い」だった。
「きちんとしたもの」を買うのにプラス3000円余計にかかってしまった。
調べていたら、日本製の三晃精機とRAYQUALのアダプターにはきちんと反射防止のために切り欠きが入っているとのことだった。
私は過去にNEXを使っていたため、他にニコンのFマウントをEマウントにつけるもの、同様にペンタックスKマウント-Eを持っていたがα7につけて使うにはとりあえず問題がない。
しかし、NEX、α7と付けられたマウントアダプターもα7Sに変えたら付かなくなったと言う、アダプターもあった。工作精度が低いのかもしれない。
ちなみにコシナ、レイクォール製のものは全く問題なかった。
ネットで調べてみると結構、安いマウントアダプターを使って、今回のようなゴーストのようなものが出たという記事も読んだ。
私は順次、国産(RAYQUAL製)のものに切り替える。
ならば、初めてマウントアダプターを買う人は確実に日本製を買った方が安上がりになると思う。
今回はMマウントアダプターのみ、しかもズマールのみで不具合が出る(他のM、Lマウントでは出たことがなかった)という極めて狭いスポットでの不具合だったけれど、これで全てのレンズで安心して使える。
コシナのVM-E Close Focus Adaptarは作りもしっかりしているし、さらに接写が出来るようになると言うメリットがある。オススメしたい。
古いレンズをこれまたソニーとは関係ないアダプターを使って遊ぶんだから、自己責任はつきまとうが、少しでもリスクは減らせたらいいなと。
私も含めて多くの人がレンズ、カメラには何万円と結構惜しまずお金を払うが、アダプターとかかなり重要なものに対してお金をかけない人が結構いる。
反省したい。
ライカL-Mバヨネットリングの件
ちなみにライカレンズのみに言えることだけれど、L-Mリングの件。
それでいて、レンジファインダーカメラの時。
これは修理の人に言わせると、純正でも中古、新品でも非純正は勧めないとのこと。
中古は使っているうちに少しづつ薄くなってしまって、フランジバックが合わなくなっていることがあり、ピントが合わなくなる可能性があること。
非純正品は作りにバラツキがあるということ。
買うなら純正、新品を必ず使って欲しいと言っていた。
私も慌てて買った。
これも高くなるが、きちんとしたものを使えば問題が減るわけで、理にかなっていると思う。
特にデジタルMでLマウントレンズを使う人は等倍鑑賞でピントがシビアになっていると思うので注意したほうがいい。
あと、下の部分が「半欠き」になっていないと無限ストッパーの付いている、エルマーとかはピントリングが回らなくなるので気にしたほうがいい。
純正は最初から切り欠きがある。
あるお店でも非純正(日本メーカー)のものをメーカーから販売用に箱で買ったが全てピントが合わなかったことがあって、日本メーカーでも安心できないと言っていた。
たまたま、そのロットが精度が出ていなかったのだろうけれど、そういうこともあるので注意が必要。