Leitz minolta CLとSummilux 35mm f1.4 1stとモノクロフィルムで花嫁街道と黒滝へ行ってきたらカメラにヒルがくっついた

さて、新しいカメラを買ったら試写をしないとな!

私の場合、ほぼ毎回試写だけれど。あとはお出かけの記録代わり。

南房総市の花嫁街道とそのそばにある黒滝に行ってきた。

そこでヒルもくっついてきた。

山間部の集落と海辺の集落の交流の道でもあり、その道を「花嫁」も通ったことから「花嫁街道」という。

カメラはLeitz minolta CLでレンズはSummilux 35mm f1.4の1st、"Steel rim"。

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最近フードつけてないなー。なんかビビっちゃって。いや、レンズ本体はいいのかって。ビビったら負け。

そう言えばこのフードOLLUXのサードパーティ製ってないね。41mmのねじ込みがつかないから、43mmの被せでも探してつけようかな。

フィルムはいつものILFORD FP4+で。

目次

昼食はくじら料理!

昼食は和田漁港そばにある"さかな"さんで。"ぴーまん"はお休みだった。

くじらのカツ

くじらの竜田揚げ

くじらは給食で食べた世代だけれど、「あっさり」としていて、肉は「硬い」イメージだったが、柔らかくて美味。下味はつけているというが濃厚と言っていい味。

無心になって食べてしまった。

ここの女将さんがとても丁寧に説明してくださって、給食のくじらは固かったでしょ?あれと、ここのくじらは別のくじらだから固くないわよと、気さくで気持ちの良い接客だった。

またここに食べに来たい。

鯨解体作業場

魚も美味しいし、肉も美味しい、鯨も美味しい。

花嫁街道へ

花嫁街道入口

鯨に舌鼓をしたのちに、花嫁街道へ向かった。"ハイキング"コースだという。

この道だ

ところがどっこい、前日の雨のせいで足元は大変ぬかるんでおり、また草木も深く、途中で断念した。

ちょっと時期を間違えた・・・。安易な気持ちで入れる道じゃなかった・・・。

冬に来ようかなと思う。房総は5月から11月ぐらいまではヒルの被害も侮れないので。

黒滝

黒滝入口

花嫁街道から移動して近くの黒滝へ。途中までは車で行ける。

ここからは徒歩で、房総の感覚だとちっさな滝がすぐに見られると思った・・・。

思った・・・。

ジャングルか!?

入って早々に虫と蜘蛛。そして濁流。

黒滝

徒歩にて10分弱ほどか。黒滝に到着。結構デカくて驚いた。

おそらく前日の雨の影響もあって水量も多かったのかもしれない。

展望台への階段

黒滝の展望台へ向かう。

展望台へ向かう途中

ここは亜熱帯か?というぐらいジメジメ暑い。

途中の木製階段にはヒルがうねうねしていた。気をつけて!と。

展望台からさらに滝の上へ

展望台そばにあった、入場塚もゆっくり見たかったが、何せヒル三昧という感じだったので、さっさっと見て回った。

そして、一番奥にあった滝上の橋へ。結構な落差で怖った。

足がちょっとすくむ

ハイピース

パチパチと写真を撮って撤退!何かヒルが多い感じがしたから。

ヒルが、ヒルが!

復路を足元に気をつけながら戻っていると、突然後ろにいた妻が「ぎゃあ!」と叫ぶ。

振り返ると、足をコチラに差し出して、「足!足!あしぃい!」と叫んでいる。

よく見るとズボンにうねうねとヒルが!

「ねぇ!これヒル!?ヒルなの!?」

「ああ、ヒルだ・・・」

「いやぁぁぁぁぁ!とってとってとって!」

ん?とって?撮って?取って?どっちなんだい?おい?と言える状態でもなく。

妻は足で地面を踏んでバンバンと振るが全然取れず、むしろウネウネと登っていく。

「いやぁぁぁ!」ジャングルにこだます悲鳴。

「早く!取って!」

いや、素手では無理だろ・・・。

ハンカチを出し、叩くようにするもなかなか取れない。喰いついている感じだ。塩持って来ればよかった・・・。

何度か叩いた末にやっとどこかへ飛んでいった。

「もぉやだー!」と叫ぶ妻(血吸われ経験者)。

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トラウマ。

幸い、パッと見た感じ血は吸われていなかった。

もう早く帰ろ!ダメ!と。

わかった、行こうと。私もちょっと危険かなと思ったのでハンカチを首に巻いて覆う。

ちょっと歩き出すと後ろから、また妻の悲鳴が!

「ああああああ!」(ターザンか)

え?

「あなた!リュックについてるわ!ヒル!」

ええ?

リュックを下ろすと、おお、喰いついている。さすがヒルだ。

ウネウネしている。

またハンカチで叩き落とす。

もしかして、さっきの叩いて落としたヒルがハンカチについていて、それがたまたまリュックについたのか?

それとも木から落ちてきたのか?

どっちにしてもやばいかも?と思った時、その場でまた妻の叫び声がこだまする。

「ああああああ!ヒルぅぅぅぅぅぅ!」

ついに餌食になった

今度はカメラだ・・・。おえ。気持ち悪い。ぬらぬらしてる。(最初はレンズの鏡胴についていのが登ってきた!)

いくらストラップで振っても取れない。これはすごいと思った。もうね、諦めてスマホでも撮ってもらったし、なんなら動画も撮った。

最初は 鏡胴にくっついていたがぐいぐい登ってきた。怖い。

ここでもハンカチで何度も叩いてやっと落とした。手は怖い。

妻はああああ、もうダメ!帰る!と大変機嫌が悪くなってしまった。これも怖い。

ああ、そうだカメラとレンズアルコール消毒しないとダメだなとか考えながら戻っていった。

黒滝の入り口まで戻ってきて、二人でお互いの背中などを確認し合う。足首もめくってみたけれど、幸い喰われていなかった。

これは・・・ダメだ・・・。房総の5月以降はダメだ・・・。

しかしながら、往路で結構枚数を稼ぎ、戻ってきた時には残り数枚程度になっていたので、ここでなんとか撮り切ろうと思ったが、早く車に戻ろうということで撮り切らずに戻ることにした。

車に戻って再度足元を点検。二人とも喰われていなかった。よかったねと。もうやだーと。

妻に出発時に今日は"危ないところ"行く?と聞かれたので、行かないけれど足元が不安だからブーツは持ってきてと言ったのだが「忘れた」と。

結局スニーカーでで突撃した妻は絶叫。私もブーツを履いていたがヒヤヒヤした。

この時期は長靴で完全に締め切らないとダメだな。首元もタオルを巻くなど対策が必要。帽子は必須。顔にくっついているのもみたことあるからなー。あー。

フード付きじゃないとダメかも・・・。

というか、ダメ。この夏頃に房総の山奥は。大変なことになる。

ジョニーはどうなんだろう?効くのかな?

足元に注意

波切不動へ

ここ渡るのか?

波切不動へ向かった。車は入れないので鴨川オーシャンパークという、道の駅に停める。

そこから徒歩で向かうも、妻の機嫌は悪いぞ。絶対に藪には入らないと。

ネットの情報にもあったが、上の写真の右上にあるので、踏切のないところを渡らないといけないとのことで、どうしたものかと向かったらあった。

注意して渡れ的なことが書いてあった

ここを渡って向かう他、道はないようだ。

慎重に渡れと。

ではと渡って振り返ると妻は渡らない。どうした?と聞くと。やだと。はいと。

機嫌が・・・

では少しだけ見てくると伝え、近づく。

なんと閉鎖

階段から見上げてみると、落石のため立ち入り禁止になっていた。

諦めてここで2~3枚撮って1本撮り切った。

熱中症に気をつけよう

この頃なんとなく気づいたのだが、暑い。いや「熱い」のだ。顔が。6月だがすごく暑く感じた。

戻っていく途中に、妻に「なんか顔が赤い」と指摘された。

わかる、なんか顔が熱いと。もしかしたら熱中症みたいな感じになっているかもと思った。熱がこもっている感じがした。

道の駅に戻って、飲み物を買って車内で冷房を効かせて、冷たい飲み物を顔に押し付けるようにして冷やした。

多めに水分を摂っておいた。まだ梅雨に入ったばかりの頃で曇りとはいえ、湿度も高く熱が汗で放出されない感じがした。

今の時期こそ気をつけねばと思った。暑熱順化よね(とか書いていたら、梅雨明けた)。

ここ数年使ってる暑さ対策品。そろそろこういうのが必要になるのかな〜。

これつけると不思議と汗が止まるの。首の大動脈を冷やすからかな?

リュックの背中部分にはこれ入れてる。かなり効果あるよ。

少し涼んでから、近くの"山生橋梁"へ向かうことにした。カメラをNikon Fに切り替える。こちらもリバーサルで撮影したので今度はモノクロでもきちんと撮れるのかチェックしたかった。

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