さて、浦白川のドンドンから移動して、三島ダムへ向かった。
目的は隧道だ。
三島ダムには梅ノ木台隧道が2本。梅ノ木台第一号隧道、梅ノ木台第二号隧道とあり、さらに三島ダムを進んだところに奥米隧道がある。
どれも味わい深いので好きな隧道だ。
まずは梅ノ木台隧道から。
目次
梅ノ木台第二号隧道の神社
開放、1/200ぐらいだったかな。
三島ダムの駐車場に止めて歩いて隧道を目指す。
第一を過ぎてから、"梅ノ木台第二号隧道"への入り口。
開放で1/20とかなのかな。
もう写らないのは仕方ないとして撮った気がする。ライトだけが映ってるか。
f6.3ぐらいだったか。結構壁面がチリチリ写ってるな。
第二隧道を歩いていくと、突然、右手に小さなトンネルが現れる。そこを下ると、三島ダムに面した絶壁に出る。
そこには八雲神社があるのだ。
なんでこんなところに・・・。
結構急な階段を降りる。
f6.3の1/200ぐらいだったかな。
50mmだと引けないので辛かったな。
新緑が気持ちいい。
f4.5の1/200ぐらいだったか。開放じゃなかったと思う。
こういう細かいの写すと、この旧エルマーはいい感じになるのかも?
恐らく、f3.5開放の1/20とかかな。外の露出に向けていた。
隧道を出てから
f6.3と1/200ぐらいかな〜。隧道を出ると、ジメジメした感じ。
隧道を振り返ると、真っ暗で吸い込まれそう。
一番奥へ
f9の1/200とかかな。
隧道からここまで結構歩いた気がする。どこまで行けるかと試してみた。
ここまで来たのは初めてで、こんな風景があるとは思わなかった。
途中、家もあったが犬がいたのでどなたか住んでいるのだろう。
柿ノ木台第一隧道は「ほぼ」直角の曲がり角があるんだが、あれは3ナンバーだときついかも。
軽なら楽な感じ。
ここの住民の方たちにとっては、あの隧道はライフラインなんだろうなと。
あ、アマゾンとか宅急便はここまで来られるのかな・・・。
なんとクリックしたら「金井山(第3)」と出た。
見たら、オーナーもいてカヌー乗り場になっているようだ。
第二もあるようだ。今度、訪れてみよう。
復路
f6.3ぐらいか。
先程のところからUターン。
森の中は細い水道が見えたり、電線が張られていたりと、奥の住宅だけのために引いている感じ?
f6.3の同じ露出。
行きはあまり気づかずに歩いてきたけれど、復路から改めて見ると結構怖いところを歩いてきたなと思う。
ここには人も車も来なかった。
ダムに戻ってきた
f4.5ぐらい?
木陰の雰囲気が良かったので。あー、Elmar好きだわ〜。
ダムの周辺で
f9ぐらいだったかな。少し陽が翳ってきた。
少し歩いてみたら、橋の跡を見つけた。遠くからも見えたのだけれど、近寄ってみると、流石にこれ以上入ると崩落したらどうしようとか思い始めた。
奥に国道410号ができて、廃橋になったのかなと。
こうやって見てみると、結構周辺は散歩しても楽しいかもしれないと思った。
途中、道端にヘビがいた!と思って、近寄ってみると・・・轢かれてた・・・。シマヘビちゃん・・・。
本当に綺麗な形のまま絶命していたんだけれど、後ろの方がぽっきり折れていて、少し内臓が出ていたが、なんで死んだんだろう。ぺっちゃんこなら理解できるんだけれど。
奥米隧道(トンネル)へ
開放、1/20かな。1/8一度切ったらなぜかシャッターが切れる途中で噛んだ。
もう一度1/8を切ったら撮れた。あれ?家に帰ってから確かめたけれど、どこも不具合はなかった。
ネガを見たら、巻き上げが不十分だったっぽい。
同じ露出かなぁと。1/8は厳しい。
結構、隧道内のライトがあるところは明るいんだが、オレンジ色なので別世界に来たような感じ。
入り口から出口までが見えないトンネルも珍しいかもしれない。
クネクネと曲がっているのでRPGのダンジョンっぽい。
のんびり歩いて、4~5分ぐらいか。
出口は結構大きく、恐らく対面走行できると思う。
車が入ってくると入り口も出口も見えないので音が反響してどっちから来ているのかわからない。
ゴォーッと結構な音がする。
ここの上の扁額には「おくごめずいどう」と書かれてあった。
ISO400で夕方17時過ぎになると、そこそこ森の中だと暗い。
f3.5のElmarだと開放で1/100ぐらい。
トンネルの中は見える通り暗くしたかった。
多分、露出計入りカメラで撮ると、AEなどだと暗がりに引っ張られて1/8とか指すかも。
手前の地面で測光して、レンズを向けないとダメなやつね。ここは。
妻が房総名物ヒルの被害に・・・
実は前の記事で浦白川のドンドン周辺の水辺を歩き回わった。
そして三島ダムと隧道と歩いて、ここ奥米隧道に着いて、少し歩いたところで、突然、妻が「あれっ」とつぶやいた。
「これ・・・土(で汚れてる)?」とジーンズの裾をトンネルの暗がりで見せてくる。
なんか黒いシミみたいなのがついてるね・・・。
「なんか・・・あれ!?血?」「血だぁ〜!」
ええ!?と振り返る二人。
足首を見せてもらうと、暗くてでよく見えず、スマホのライトで照らした。
やはり・・・血だった・・・。じわっと裾に丸く沁みている。
なぜ?と尋ねると、
「なんか変だなと思って、片足で足首を掻いたの」
うん。
「それで見たら、変な汚れがついてると思ったの」
それで、血?
あ!
あ!
あ!
「ヒルだ!」
と三人の声がトンネル内にこだまする。
「いやぁぁぁー、ヒルゥーーーーー!」
妻の叫び声がこだまする。
「『血』と言うと、『いやぁぁぁー』と言う」
こだまでしょうか、いいえ、ヒルです。
血、血と言ってたら、「北斗の拳のハート様」を思い出した。
自分の血を見ると「血、血だ!いてぇよー!」バーン!と"手下も殺して"しまう。=私も危ない。
即、明るいところに停めている、車へ戻ることにした。
途中、歩きながら、ひょこひょこと片方の足首を見せながら、お、セクシーじゃんと思いつつも、
「ヒルまだいる!?ヒルまだいる!?ヒルまだいる!?ヒルまだいる!?ヒルまだいる!?」
と連呼する妻。
そして、「自分じゃ(傷口)見られないの!」とキレてる。
いや待て、と確認するも傷口から出血はしているも、ヒルらしきものはいない。
右足首を噛まれたようだ。しかし、ヒルは見えない。
あ、もしかしたら太ももとかに上がっていっているかも!?
ジーンズを脱げ!今ここで脱げ!と言ったものの、
「絶対嫌!」と頑なに拒否。
だめだ!ヒルがいたらどうすんだ!今すぐここで脱げ!
Here and Now 脱げ!As soon as possible fast 脱げ!
「絶対嫌!」
車で脱ぐか、外で脱ぐか選べ!
「どっちも嫌!」
ヒルがいたらどーすんだ!脱げ!
「ヒルがいてもいい!脱がない!」
確かに外でパンツは辛いだろう・・・。外パン。
妻なりの「絶対領域」ならぬ「絶対防衛圏」があるらしい。
硫黄島、スターリングラード並みの壮絶な攻防の末、大丈夫だろうと言うことで、脱がずにそのまま、足首の応急処置をすることにした。
ジーンズの他の部分が出血していなかったので大丈夫だと思った。
万が一、出血していたら否応なしに脱がしたけれど。脱がすの慣れてるし。
ええっと、とりあえず車内にあるミネラルウォーターとウェットティッシュ(除菌)とティッシュを持ってくる。
まず、傷口を確認。丸く傷がある。そこから出血しているようだ。しかしヒルの姿はどうも見えない。
あ、血を吸い切ってぽろっと落ちたのかも。
「ええ!?じゃあいつ?どこで!?ドンドン!?ドンドンなのぉぉぉ!?」こだまですか?
わからん。ドンドンでやられたかどうかはわからんのだ。
「じゃあ、吸い終わったヒルが車内に落ちているかもなの!?いやぁぁぁぁ。」こだまですか?
いやぁ、落ちてないよ。落ちてても死んでる。大丈夫だ。
トンネルに落ちているかもしれないけれど、暗過ぎて見えないし。
「それもいやーーーーー!」こだまですか?
出血は傷口を拭いたところ、止まっていた。あとは傷口が化膿するかどうかだ。
とりあえずは綺麗なお水で流して、除菌ウェットテッシュで拭き上げた。
靴下を履き直し、ブーツを履いてとりあえず、これでよしとした。帰路にコンビニでマキュロンを買おうとなった。
どうやってヒルに取り憑かれたのか
ブーツを履いていたが靴下が短めでジーンズの隙間があって、そこを喰われたようだ。
私はズボンの中にスパッツを履いていた。「疲労防止」のためだ。CX-8だっけ?CW-Xだった。
これ。これ疲労軽減されて、次の日楽よ。元々は骨盤が歪んでいると指摘されて、購入したもの。
妻曰く、食いつかれた瞬間などは全くわからなかったそうだ。痛みもなかったという。
トンネルに入ったときになんか違和感というか、かゆみというか、変な感じがした程度だったと。
ヒルは麻酔のような成分を注入して血を吸うようだから、その通りなのだろう。
ヤマビルは靴につくとシャクトリムシのように体の上の方に上がって行き、服や靴の裾や袖口などの隙間からもぐりこんで皮膚に到達する。かまれてもヒルの唾液に麻酔成分があるため痛みを感じないまま血を吸われ、吸血痕からの出血を見て気がつく場合がある。また、血液の凝固作用を妨げる成分も含まれていて、流血が広がりやすいが、通常、傷は数日で治る。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒル_(動物)
なるほど、どこかでジーンズかブーツに張り付いて、そのまま歩いていたが、隙間を見つけて侵入、吸血して行ったのか。
結構派手に出血していたが、思ったより痛みなどはないようだ。
私たちも急いで靴を脱いで、足先など食われていないか確認したが、二人とも無事。妻だけ・・・。
しかし、とりあえず、出血も止まったし、その後もなんともなく良かった。
ヒルは房総名物とは言われていたが、まさか妻が先とは・・・。
ヒルの忌避剤とかもこれから必要かなとか。
ただ、成分によってはブーツや衣服などに影響を与える可能性もあるらしい。
やっぱり、長靴と塩を持ち歩いたほうがいいかな。
T秘境行った時も、ご夫婦に懇々と説得されたな・・・。
首元も危ないらしいし。怖いわ。
トンネル内で撮ったら、WBがメチャクチャになった。
なにわともあれ、無事に帰宅できてよかった。
これ履く?
いつもの。
ここでヒルに噛まれた?