久しぶりのLeicaflex SL BPとSummicron-R 50mm f2だ。
筑波航空隊記念館以来なので半年ぶりか。
FOMAPAN200はいつだったか使った記憶があるんだけれど、あまり記憶に残っていなくて、もう一度使ってみようと思って2本買ってみた。
FOMAPAN200の写りはいかに?
目次
筑波実験植物園のクレマチス園
クレマチスのテッセン。
M7から切り替えての一枚目。お、結構滑らか?というのが第一印象。
これはレンズのせいもあるかもしれないし、現像の方法かもしれないし、フィルムの特性かもしれないので一概には言えないけれど。
鑑賞池周辺
鬱蒼としてジメジメと日陰になっているところが好きで開放で撮りたい。
日中でf1.4~f2レンズならISO100あたりで。f3.5のElmarならISO400が欲しいと思うことが多い。
ただ、バルナックにISO400入れると絞りきれなかったり、シャッタースピードが足りなくなったりするかなと。するとISO200のこのフィルムはいいのではないかと思えた。
やっぱり少し滲むのかな?特にこういうハイライトのものは。いいねぇ、いいねぇ。大好きよ、こういう塩梅。
レンズ設計者のマンドラーさん感謝!
f2.8ぐらいだったかも。いいでしょう、この写り。
Summilux-R 50mm f1.4だとまた違った世界がありそうだけれど、私はお出かけ7割、撮影3割ぐらいなので、できれば機材を軽くしたい。
f2あるとほとんど撮れるよねと思えて来たのと、軽くてよく写るのでいいなと。
50mm f2の世界ってあるよね。NIKON FとNikkor-S 5cm f2のかっこよさったら・・・。
落葉している中を歩くのもいい。のんびり。
これが国立の植物園か!と思えるほど広いので1日では回り切るのが大変だと思う。
ここに来ると毎回撮る木。来るたびにカメラとレンズが違うのでレンズテストみたいだ。
いいの、いいの、毎回レンズテストみたいなもんだから。記録ができていて、フィルムで撮れればよし。
いいでしょ、こういうところ。好きよ。パッと目に入って来て、あっという間に撮ってしまう。構図とかであまり悩まないかも。好きだから。
えっと、なんだったっけ、これ。ツツジみたいな記憶。こういう根っこのあたりが好き。
ザワザワしてるのがいい。
さらに逆光というのもラッキーだったな。というか、逆光だから撮ったのか。
名前がいいね、ガマズミ。
写真は引き算、足し算どっち?その時々によるのかなと。これなんて足し算しかしていないんじゃないの?手前の草がぼやんと入っちゃってるし。
なんか手前に入れた方が鬱蒼としているところにいるんだなと伝わりそうかなと。
全然鬱蒼としていないんだけれどー!足元は整地されているんだけれどー!
写真は嘘つかないけれど、人それぞれの経験に基づく、思い込みで写真が変わる。
奥行きがあるのに弱い。周辺ザワザワ。光が一筋。かっこいい。
鑑賞池
f4と1/2000。シャッタースピード限界で勝負。十分カチカチに写る。
池は緑で覆われていたな。いい時期。
池を渡って見下ろす。この輝度さ。よく撮ったな私も!
まぁまぁ。f4と1/2000って覚えていたのでそこに合わせた。
手前の藪に合わせると奥の池が飛ぶし。池のこの道がメインだったので。露出はそこ。
ヤマボウシ
今年もヤマボウシに間に合った。この木と花はモノクロ映えするよね。好き。見つけたら即撮る。開放だったと思う。この距離で開放とは良くやった、私。
寄って寄って回る〜って歌みたい(飛んで、飛んでだっけか?)になるかなと思ったけれど、開放でもこれだけ写ればすごい。
周辺の流れ具合もいい塩梅で好き。なんかElmar 5cm f3.5みたいと思ってしまった。
温室へ
温室内に入ってみた。これも前回来た時見たけれど、結構デカくなっていた。生きてるんだなー。
開放最短(50cm)付近でプラス補正よ!
はい、プラス補正です。白です。
ウルトラマンの怪獣、「ジャミラ」と「ウー」を思い出した。もじゃもじゃ。この糸みたいなのはなんでだろう。少しでも結露とかの水分をくっつけるためとか?
あー、たまには学芸員さんとかのツアーにも参加してみたいと思う時もあるけれど、動きが縛られてしまうのもなーと。
植物園へ
イタチの尾に似ているからイタチハギと。外来種とは知らなかった。しかしモノクロ映えする、黒い花・・・かと思ったら深い紫だったという。面白い。引いて見て、寄って見て。
絵画と同じだな。あ!すると植物もアートか!?すると、アートを撮っているので私の写真もアートか!?アートだな!アート!
引っ越しセンターか。
横・縦撮ってしまった。この被写体力に負けた。アート引越センター。
いやー、いいね、この雰囲気。開放でこの距離だと、結構ボケが少しざわついてる?なるほど。面白い!また撮ってみたい。
正直、写るんですとかじゃなければ、同じ50mm f2なら大体同じような写真は撮れるよねとは思ってる。言い換えると、そこまでのこだわりはない。
1959年〜のNikkor-S Auto 5cm f2と1960年代のこのSummicron-R 50mm f2なら区別つかない自信がある。
あとは他の50mm f2も試して見たいという気持ちで、所有欲はある。欲しいのだ。欲しいのだ。いっぱい。
人生はレンズテストですよ。
「セイヨウハシバミ」だ。聞いたことない名前だけれど、ハシバミは「榛」=ヘーゼル。
実はヘーゼルナッツだ。すげー。賢くなった。この賢くなる瞬間って、何か脳内にドーパミンが出ている気がする。
ヘーゼルナッツ食べたい。
小径も好きだし、樹木がザワザワしていて好き。もし写真が引き算だ!というのなら、間違った撮り方なのだろうが、今の私はこれがいい。
全然知らなかった。フキかと思ったぐらい。食べられるやつ。
濃い緑だったので、1~2段アンダーな。こういう葉がでかい植物も好きで良く撮ってしまう。
立て看板に名前書いてあったけれど、全然覚えられない。でもセリ科と言われたら納得。
寄って寄って、背景も白い花でボワボワにする。
ここまで寄ったら、開放f2もf4も変わらんと思っているので開放にする。シャッタースピードが足りない分だけ絞る。
この日はイタチハギに乾杯だな。外来種でワースト100にも認定されているみたいなので、気にしていると見かけるかもしれない。
黄色い花。モドキって名前結構見かける。何かに似ているからだろうけれど。モドキってかわしそうな気がするわ・・・。
斑入りセイヨウダンチクと言うのだそうだ。真っ白な葉っぱに笹のような模様。これは面白いと思って撮った。
模様が「暖竹(ダンチク)」に似ているからダンチクと言われていると。へぇ〜。イネ科でススキの方に近いみたいだ。
すげぇ写りだこと。ライカレンズでよかったね!ツァイスのプラナーとかだともっとふわふわかな?
これもちょうど花が咲いていた。見たことあるようで似て非なる感じ。コバノズイナ。聞いたこともなかったわ。
なんと調べたら「髄菜(ズイナ)」の西洋種でもっぱら観賞用。
髄菜の葉っぱには糖分があると。キシリトールに次ぐ、自然界でも珍しい希少糖。
なんか、髄菜の花は見かけた気がするが、コバノズイナ(小葉の髄菜)なんだろうな。
メタセコイアがアケボノスギとも呼ばれているのはなぜか。メタセコイアの方が名前が通っている気がするんだけれど、アケボノスギと覚えると、メタセコイアが出てこなくなる不思議。
絶滅したかと思われていたのが、中国で自生しているのが見つかってから「生きている化石」と呼ばれる。
メタセコイアは丈夫で修復能力もある。花言葉は「平和」だ。うまいことつけたもんだと感心しきり。
FOMAPAN200について
現像してリールから出して、すぐに思ったのは薄いネガだったので、あれ?これ実効感度200無いのでは?と思った。
FOMAPAN200は2本現像したんだけれど、1本はこの露出計入りのカメラで撮ったので大きく外すことはないはず。しかし全体的に薄い。
これはもしかしたら・・・ISO100ぐらいしかない可能性もあるぞ・・・。
現像液はT-MAX現像液で1:4、20度、5分。
最近ボトル変わったのね。さらに2323円って、値下がりしてる!?2600円ぐらいだったと思うが。
この前は3000円で買ったぞ。?