土気のクラン坂の後に九十九里浜に出た。
片貝海岸
片貝海岸にて。この一本?の木を見たくて来てみた。ぽつーん。
夏の海水浴客を見込んでなのか電柱が立っているが、一体どこへつながっているのだろうか。
この浜に出たら、クラン坂の暑さと日差しは何処へやらと言うぐらい強風と曇り空時々雨と言う天候になった。
あまりの風の強さで寒くて数枚で撤退。誰もいない海。
でも、駐車場は結構車が止まっていてサーファーが結構いた。
またパトカーが結構巡回していて、なんでだろう?と思ったら、おそらく「置き引き」対策じゃないかと。
サーファーのみなさんは車から離れる時にキーとか財布とかどうしているんだろう。専用のケースとかに入れて持ち歩いているんだろうか。
蓮沼海浜公園
蓮沼海浜公園、子供の広場の展望台。ここも誰もいない・・・。
どうにもこうにも風が強いのと寒いので少しでも風が遮られるところを探して、蓮沼海浜公園へ出た。
なんとも寂しい限りで誰もいない、この公園というか遊具や写真の両脇に写っている、ミニSLのような線路は放置されていて、あわや「廃墟」という感じだが営業している様子。
おかしいなと思って調べてみたら、ブログがあってG・Wはとりあえずお客さんは入っている様子。
あと気になったのは「再発防止」という欄。
何かと思ったら2015年5月にゴンドラ落下の事故があったようだ。言われてみればあったような・・・。
それで遊具の運行を止めているものもあるようだ。逆に人気が少なくて撮りやすかったけれど。
海へ続く道で。なんというか津波の後の海辺のイメージと重なってしまった。
草と木しかない。
土手にたどり着いた。向こうが海。75mm(換算41mm)は撮りやすいかも?
海辺には男性が一人。
土手から先ほどの展望台。
夕暮れに染まった空と展望台の形がなんとも不思議な雰囲気になっていた。
「あれ以来」海辺にいると万が一地震が来たら高いところを見つけるとあそこに逃げようと考えてしまう。
土手の上で海を背景に撮ってみた。この古いレンズと枯れた木とモノクロの相性がいいと思った一枚。
やっぱり津波の後みたいだ。どうしてもそう見えてしまう。
残り一枚を夕日とともに。穏やかな写りが好き。
Rolleiflex Stanndard
このRolleiflexは1930年代に120フィルムを初めて使ったStandard。
ノンコートのTessar 7.5m f3,5が付いている。
最初期はf4,5、次にf3,8があるので私のは後期(f4,5がいいらしいぞ!)。
赤窓式なので底部の赤窓で「1」を合わせてから巻き上げとなる。
アクロスはフィルムが薄いのでコマ間が出ない。
他のフィルムではそういうことがなかった。これは当時のフィルムに合わせて作られているので仕方がない。
操作性はイマイチだと思う。
振り子型のシャッターは慣れるまで間違えそうになるし(戦後型のRolleiflexはボタン式)、巻き上げも大丈夫かなという感じ(私の個体だけか?)。
でも肝はTessar 7.5cmだと思う。固すぎず、柔らかすぎずでいい塩梅なのだ。
同じ時代のRolleicord IのTriotar 7.5cm f3,8も使ったが同じようにハッとさせられる時がある。
戦後のRolleicord、Flexは安定した写りでビシッと写るので雲泥の違いと言ってもいい。
それでも惹かれる写りがある。
故障した
今回久しぶりに持ち出したが、8枚ぐらい撮った時から巻き上げがゴリゴリ言い始めて、ついにカウンターも回らなくなり、やがて12枚かどうかもわからなくなり自分で心の中でカウンターを回していた。
はい、次11コマ目・・・とかブツブツ言っていた。
で、最後の方になるとついにガリガリと回らなくなったので12コマ撮ったかどうかわからないまま、そのままにして持ち帰った。良かった最後の撮影で。
帰宅してダークバックを使って裏蓋を開けて中を手で触ってみると、一応撮影が終わっていた様子で巻き上げが止まっていたので、蓋を開けたままスプールを取り出して手で巻き上げた。
フィルムにシールをして取り出し、カメラを出す。
蓋を閉めて改めて巻き上げてみるとカウンターは回らないが、巻き上げはできる。
試しにテストフィルムを入れて巻き上げてみるとやっぱりゴリゴリ言い始めて、ガチッと止まってしまった。
蓋を開いてみると途中でフィルムが突っ張って止まっている。
うーん、フィルムの送りに何か問題でもあるのかなと試行錯誤してみたがさっぱりわからない。
修理屋さんに連絡するも不通
仕方ないのでこのStandardをOHしてもらった修理屋さんにメールを出したが、返事がこない。1週間経っても返事がこない。
2年前はすぐに来たのに。電話をしようかと思ったが、高齢の方だったのでちょっと躊躇している。
HPの更新も止まっている様子だし、もしかして廃業してしまったのか?
うーん、やっぱりいつか修理屋さんも高齢化が進んでいるのでこういう風になることはあるかもなと思っていたが仕方ない。
疲弊する修理屋さん
最近の「プチ」フィルムカメラブームでオークションなどで買ったものに不具合があって修理屋さんに持ち込むケースが増えている。
お陰で修理屋さんはかなり混み合っていると言う。
オークションと言えばライカ専門の修理屋さんでも10年以上前に言われたことがある。「最近オークションで買ったけれど動かないから見て欲しいって持ってこられる方が多いくて。開けてみると"いたずら"されているものが多くて」(=つまり誰かがいじって壊されている)「部品も足りていないと言うことが多いのでお断りすることが多い」「開けるだけでも工賃がかかるからかわいそうだよね」って。
今でこそネット販売って一般的になったけれど「オークションに出すってことは店頭には出せないモノってことだからね」って言われてゾッとした記憶。
修理屋さんでこれを読んで違うよ!と思われた場合には是非とも頑張って欲しい。
これからも私はフィルムカメラを使わせていただきたいのだ。
そのためには腕のいい修理屋さんが不可欠なのだ。
もちろん自分で修理することができれば一番なのだが、残念ながら私はとても不器用(定規を使っても正方形が書けないぐらい)。
レンズの無限調整もできない。なので定められた対価を支払って専門の方にお願いしている。
自己責任
一度だけPEN Sを開けたが何もできずに終わった。開けただけ。
あー、これは自分には手に負えないと思ったから。
結局そのままお店に一度開けたが何もできなかったんです。
すみませんとお願いしてOHした。それでも受けてくれて助かった。
基本自分で開けたら料金上乗せは避けられないと思う。またはお断りか。
自分でやって壊しました。直してくださいの場合は上乗せかなぁと思う。3割ぐらいは。
早く修理屋さんに出そう。
あ、中古市があるのか。
混み合っているだろうからその後にするか。
中古市をめぐってから・・・。おおう。
いってらっしゃーい。ちょっと高くても保証付きを買ってね。
直せない?
直った!