故障していたことに気づかず、Topcon RE-Superで西明寺で一本撮り切ったあと、なんと私ではありえない、「もう一台カメラ」を持ってきていた。
オリンパスのM-1とG.Zuiko Auto-S 50mm f1.4のセット。なんてことはない、軽い一眼レフとコンパクトな50mm f1.4のセットを持って行こうと思っただけ。
それが結果的に普通の写真を残すことになった。ラッキー。
サブカメラぐらい持って行っても良いかなと思ったな。
NIKON F3と50mm f1.4も浮かんだが、重いな、でかいなと。
あと、軽いM-SYSTEM銘の50mm f1.8もあるが、なにわともあれ、f1.4だろうと。
目次
益子の仁瓶古家具店周辺
一枚目は開放で。紫陽花かな。少し芽が出ている。
このレンズは開放でホワホワになり、絞ると急激にカリカリ感が出てくるレンズ。
古いレンズにありがちな感じ。
仁平古家具店は有名なのでとりあえずいつも行ってる。真岡の方も寄って帰ってる。
店内を拝見した後、少しブラぱち。
開放。もう夕暮れだったので少し陽が当たらないところに入ると、ISO400でf1.4でも1/250程度。
後ろのシャッターのラインがすごい歪んでる。背景をしくったな?面白いから良い。
露出的にはまだ絞り足らないかも?
フレアすごい。でも下の草の写りがいい。カリッとしているでしょ?
なかなかここまで絞らないけれど、このレンズのここまでの実力。
すごいね。これで6000円だったよ。
開放で。葉っぱにフレアがまとわりついてる。
手ブレているんじゃないの?なんていうなよ?
白い壁だったので一段オーバーに露出をかけたら1/30だった。
M-1は小型なので手振れを恐れずシャッターを切れる。バルナックみたいだ。
ほんとOM-1はプリズムが綺麗であればすごく良いカメラ。
ブラックのOM-1も一台欲しいぐらい。
当然開放で。もう1/30以下になりそうな感じ。
ふわふわだ。
この後、仁平古家具店そばの「アンティークショップモダンロフト」に寄った。
益子の城内坂で
現像はアドナールの1+25でやったんだけれど、すごいトーンだなって。レンズがすごいのか現像が良かったのか。
それとも私の腕かぁ?ひひひ。
暴れレンズのズミルックス35mmの球面と似たような感じになるかなと思ったけれど、それほど暴れていない。
良い塩梅。このレンズいいよね。f1.8がすんごく優等生でこっちが暴れ馬。
そういえばこのZuikoレンズで35/1.4ってないよね?ちょっと無理があったのかな?
坂を見上げて、こっちに向かってくる車の光源をボケにしてみた。
涙を流しながら、目を凝らして撮った入魂の一枚。目が疲れた。
これぞと言う器が見つからなかったので、夕食を食べに古陶里(ことり)へ。
いつもここではポークステーキを食べてる。タレが最高ね。
宿は益古時計
今年の宿はいつも泊まっている、フォレストイン益子から「益古時計」にした。B&B(ベッドアンドブレックファースト)方式だが、すごく快適だった。
部屋も清潔感あってシンプルで過ごしやすかった。
さらに朝食も美味しかったし、ご主人が淹れてくれるネルドリップのコーヒーも大変美味しかった。
リピート決定。
多分、開放、1/15。メーターはもう見えない。1/8は流石にブレるかなと。
ほんと炎を見ていると落ち着くのはなんで?放火魔なのか?私は。
チェックインの後、貸切風呂に入ってのんびり過ごした。大変快適だった。
おまけ夜の写真
非常階段から手すりにカメラを置いて暗闇に向かってシャッターを切った。
f1.4開放で1/2。ポツンと一軒家の光だけが写った。好みの一枚。
夜、駐車場で車から降りたら、がさっと音がして、振り返ると暗闇の落ち葉の中に真っ白な猫がいた。
そこに向かってf1.4開放、1/8で。
真っ黒。透明なネガだった。じーっと10秒程見ていると白い猫が浮かんでくるかもよ?
猫が見えたら幸運的な写真?
古道具屋で買ったもの
内町工場では薬瓶。300円。本当にT-MAX現像液とかRodinalを保存しようかと思っている。
500円の極小さい漏斗を買おうか、最後の最後まで悩んだが買わなかった。
アンティークショップモダンロフトではウラン入りガラスの瓶。600円と700円だったかな。
このお店はもう何年も営業されていたとのことだったが、気づかなかったな。
左がランプのオイルを入れる、ガラス瓶。右が小さなボトル。
少し青から緑に発色しているように見えるのはウランが混ぜてあるため。
色をつけるために混ぜたということだった。
放射性物質のため、ブラックライトに照らすと光る。
この少し青っぽい感じ、緑っぽい感じはラムネの瓶とかにも感じるけれど、少し違うんだな。
昭和初期の頃のものらしい。
トリウム入りガラスはよく使っているが、ウラン入りは初めてかもしれん。
古いランタン。これはいくつかあって悩んで選んだ。
ランタンとしては使えないけれど、吊り下げて花などを入れても良いかと。
明治から大正の頃のものだったかな。
薄いガラスのビーカーとフラスコ。薄さに萌えるよね。
古いレンズも結構気泡が入っているよね。
他にも昭和初期の頃のブリキのガラス板のショーケースもあった。
とても惹かれたんだよね。この中にM4BP1181とか入れたらいいだろうなとか。
コレクションケース欲しい。
木製のガラスケースだと木だと湿気を読んでしまうから悩んでいた。
しかし値段と折り合いがつかなかったのと、どこにおいたらいいのかわからず、買わなかった。
もう、こういう古道具屋にいると何時間でも過ごせそうで危ない。
ほとんどこれが目的になりつつある感じも否めないな。
あ、古道具屋さんで不動のツァイスイコンのハンドカメラが5000円だった。ちょっと微妙な値付けに感じたけれど、あれは完全にオブジェとして売っているんだよね。
だから、そういう値付けになるんだな。
古道具屋さん巡り、特に地方は面白い。
さて、宿で一泊した後にもう一回り。