OLYMPUS M-1がやってきた

2019年2月15日 米谷氏の読みを"まいたに"氏に訂正いたしました。 

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OLYMPUS M-1 OM-SYSTEM G.Zuiko Auto-S 50mm f1.4

いつも欲しい欲しいと言っていたOLYMPUS M-1がついにやってきた。

OH済み、持病のファインダーの腐食もファインダー交換済みで問題なかった。

「M-SYSTEMレンズ」は付いていなかったが、これだと思ったので思い切って購入した。

M-SYSTEMの悲劇と当時のライカの経営状況

開発者はもちろん米谷さん。

マイタニさんの"M"でM-SYSTEM銘にしたらしいとか、一眼レフの1の"MONO"からM-SYSTEMにしたとか言われているが、これがライカの逆鱗に触れてM-1って名前やめろよってクレームが入り、"OMシリーズ"に切り替えた。

悲しい。当時のライカは日本製の一眼レフに負けて、もう潰れるか潰れないかの瀬戸際といってもいいぐらいの経営難の時で、オリンパスM-1が出た72年と言えば71年にM5を出したので必死な頃。

そしてM5を出し他けれど全然売れなくて、いよいよ潰れるかという状況。ミノルタに助けを求めて作った「ライツミノルタCL」の時代ね。

この時よく潰れなかったなと思う。その後、M6を出して超絶売れた。M3なんか目じゃないほど売れた。

そしてM8を出してからの現在のライカAG社の栄華を見ていると驚く。ライツパークとか本気かよって思ったもん。

話が逸れた。結局それ以降はM-1を5000台ほど作って、OM-1に変わった。中身も少しずつコストダウンしたみたい。

OM-1も触ってみたけれど、そんなに違いはわからなかったよ!

最後までOM-1のブラックと悩んだので、多分OM-1のブラック買うわ。

その時は今のOMレンズをつけてあげよう。ふはは。

ちなみに「M-1ブラック」はあったらしいが「報道関係者に配られた」とか50台ぐらいしかないとか噂しか聞いたことない。

てっきり数は少ないけれどきちんと発売されたのかと思ってた。

M-1の特徴

これは他のHPとかでも語り尽くされているけれど、改めて調べてみた。

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巻き上げクランクの先っぽの留め具のネジがマイナスネジ。

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フィルムのガイドレールが四つのネジで止まっている。OM-1は二つ。

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フィルム抑えの幅が狭い。比較のOM-1がなくてごめん。これから買うから。

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巻き戻しリリースノブの赤点が丸と四角がある。初期型が四角。私のは丸なので普通。

シリアルも1万5千0・・・とかなり遅い方。1万01千・・・からあるのかな?

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マウント部分のネジはマイナスネジ。(プラスもあるらしい・・・)

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ミラーボックスを覗いて、向かって左のネジがプラスネジ。

シャッター音がOM-1より静か。(私には違いはわからなかった)でも静かなことは確か。シャッター部分にエアダンパーを使ったためと聞いた。一眼レフの音とは思えないほど静かでショックが少ない。

これはフォロワーさんから教えてもらたのだが、M-1のみではないと思うが、巻き上げに寒冷地用のグリースが使われていて巻き上げの感触が少しゴリゴリするとのこと。確かに!

あとは分解しないとわからないプリズムの抑え方が違うとか、巻き上げレバーの根元部分の強度が違うとか。

レンズ

レンズはM-1が欲しいと思っていた頃から、f1.4を探してだいぶ前の中古カメラ市で6000円で買った。

しかし、その当時はまさか「M-SYSTEM」で統一されているとは露知らず。

ほほう、綺麗ですね〜とかなんとか言いながら買った。オリンパスのレンズにしては珍しくカビ、曇りなしのすっきりしたレンズだった。

M-1のボディが来るまでα7IIにアダプターで使って見たがやっぱりこの頃(1970年代)の日本のレンズは開放f1.4って頑張っていたみたいで滲む。

こういう、ちょっと無理してしまいました的なレンズが好き。

同じ50mmでもf1.8の方は開放から安定しているみたいなのでM-SYSTEMレンズはf1.8を狙ってみようと思う。

本物のM-1か?

5000台しか生産されなかったとライカのボディで言われたら、50万コースは免れないんじゃないか?

それに比べてボディのみでも2~3万もあれば買えるのは安い方かと。

で、これは本物のM-1なのかと聞かれると、わからない。

だってメーカーに聞いたわけでもないので。断定できない。

まぁ、私は外側に「M-1」って書いてあって、ちゃんと写真が撮れれば細かいことはあんまり気にしないでもいいかなと思っている。

私はカメラ・レンズ類が好きで買って蒐集しているけれど、それで写真を撮らないと気が済まないので完璧なコレクターにはなりきれない。

かと言って一台一本でストイック且つ、情熱的に撮影をすると言う撮影者になることもできない。

カメラ欲しい!レンズ欲しい!写真撮りたい!全部やりたい!と言う一番タチが悪いタイプ。

でも、別にいいのね。私は楽しいから。

買うのも楽しいし、見ているのも楽しいし、触っているのも楽しいし、写真撮るのも楽しいし、現像も楽しい、プリントも楽しい。

私って最高ね。ほーほーほ!

話が逸れたが、OM-1もOH済みでプリズムが腐食していないものを選んだ方が幸せになれると思う。

ファインダーがダメだと萎えるよね。

あとは露出計も入っているんだからちゃんと使いたいかな。それぐらいって当たり前のことしか書いてないけれど。

だからこそ、「M-SYSTEM」の存在を知った時は超ショックだよ。

どうすんだって。でも、このままでもいいかなーとか、探せばあるかなーとか、もう一台M-SYSTEM銘のセットで買うかとか色々と考えている。

一本撮ってみたけれど、感想としては「かなりいい」と思った。次は実際に撮った時の感想と写真を。

追記;視度補正はペンタックスのアダプターがぴったり

視度補正レンズが必要になったので調べてみたところ、PENTAXの視度調整レンズアダプターMがぴったりはまると言うことなので早速買ってみた。

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実売1400円ぐらい。半額以下・・・こう言うのが販売されているだけでも良しとしたいよね。

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装着前。

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装着後。ぴったり。何も加工せずについた。驚き。

しかも視野はかなりスッキリしてピントも合わせやすくなった。これはオススメ。できれば店頭での現物合わせが良いと思う。

 

 欲しい。

 エイ出版さんいつもお世話になっています。

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