氷川丸の食堂にて。白のテーブルクロスが高級感をマシマシにしてくれる。
どうだかっこいいだろう。
氷川丸にて
開放f1.4、1/30ぐらいだったかな。手ブレてなかった。
なんだろう?壁のこの質感。パッと見たときに近いというかよく写っている。
同じ時代のM用レンズのSummilux 50mm f1.4 2ndと比べても程よく柔らかくきつくなくてちょうどいい。気に入った!
よく「RレンズはMレンズよりもいいものがある」というのを読んだことがあるけれど本当にそうかもしれない。
たぶんSummicron 50mmとか90mmもそうだろうな。Elmaritも比べてみたいわー。
ここ最近60~70年代の国産一眼レフを多用してきたけれど、やはり何か違う。
日本製レンズはそつなく写るけれど、コストとの兼ね合いか、80点主義なのかも。
その点ライカレンズはおそらく日本のレンズが目指したツァイスのように「描写がいい」というより「質感」が写る感じ。解像度が高いのかな。
「空気が写る」なんて言葉があるけれど、それはわからないや。
明らかにツァイスの方がキレイに写ると思うけど、雰囲気重視ならライカかな。
どうでしょう。ポートレイトにも良さそうじゃない?硬くないがゆるふわではない。
ライカの60年代のレンズはいい塩梅なんだよな。
これはMレンズにも言えて、60年代からの「2nd」が一番いい塩梅だと思う。
3rdからはかなり現代的になっていると思う。
食堂にて。実はここ傾いているのね。なかなか撮るのが難しい。光の感じがすごく好み。
今回、フィルムの現像はHP5+を2本同時に行って、一本はこれで、もう一本はNikkor 5.8cm f1.4なんだけれど全然違う写りで驚き。
どちらも個性があって好き。どちらかを選ぶのは難しい。
レンズの個性をうまくいかせるようになりたい。だからいっぱいレンズが必要なんだ!欲しいんだ!
見てよ。開放でこの写り。すごくない?やばくない?
プリントの時はもう少しシャドウを潰したい。どんな黒が出るんだろうか?
図書室から外を眺める。ネガを見るとキレイにシャドウが残っていた。
スキャンしてレタッチした時にプリントをイメージしてみた。特にシャドウ部分。潰すか潰さないかのギリギリまで。
真っ白から真っ黒までキレイに使い切れるネガを作りたい。
蔵書の一部。シュヴァイツァーも気になるけれど、「アサヒカメラ年鑑」が!
戦後の1950年代か。一ヶ月以上の航路の中で読む本はどんな本がいいかな?
こういう反射もいい感じに写っていた。ライカレンズ独特の写りじゃないかとさえ思う。いや思い込むことにする。
何事も思い込み、勘違いが大事。勘違いが人生を幸せにするんだよ。勘違いを詮索するな。
勘違いをのぞき込む時、勘違いもまたこちらをのぞき込んでいるのだ。
白を白らしく撮るのが難しい。
当然、露出計の出た目より一段はオーバーに撮ったんだが、室内でISO400、f1.4でも1/30以下はミラーショックが怖くて無理。
この写りを見た時も、ああライカっぽいなと思った。なんかボケがキレイじゃないの。
ツァイスで同じ50/1,4だとプラナーとかになるけれど、プラナーはもっとキレイなボケとかピントの立ち方だと思う。
船内の調度品がいちいち贅沢でソファーも高級感あふれる。ふかふかだけでなくきちんとコシがある。
2等客室だったかな。1等はもっと凄かったような記憶。
なんだか「豪華客船なう」みたいな写真になってしまった。
この質感と反射がすごく好き。
ここの廊下っていうの?デッキ?に出てみたら、かなり傾いているのよ。この傾斜って船の設計上必要なのかな?
操舵室で。f5.6で撮ったんだけれどかなりスッキリした描写になった。金属とか雰囲気がいい。
操舵室そばで。海外からの方も多く訪れていて、また修学旅行生と思われる子達も多くいた。
程よい天気で気持ちよかった。
これから船出です的な。
ああ、なんかライカっぽい。さすがにフィルムに依存することあるかと思うけれど、それほど大きな違いは出ないはず。
やっぱり写真はレンズだなー。
このデッキで多くの人が行き来していた。
ポートレイトを撮っている人もいて、モデルの女性にカメラマンの男の子が「そう、そこで足を組んで〜云々」と指示を出しているのを聞いて、絶対に私にはできない・・・と思ってしまった。
デッキ。
少し向こうに傾いて、左にも傾いているのがわかるかな?船の設計というか作りなんだろうか。
再び船内で。開放で寄ってみた。いいね。ボケも柔らかい。
好きだなー、このSummilux50のR。
あれ?どこにピントが行ってる?
f1.4の1/30ぐらいで出た目よりオーバーに撮ったんだけれど、真っ白なエンジンルームを撮るのは難しかった。
ライカの一眼レフを使ってみて
初めてライカの一眼レフを使ってみたがよかった。
ライカらしさというとイメージではM型とかが多いかもしれないが、これもきちんとライカだった。
レンズもMマウントだと最短が1mだけれど、Rマウントのこれは最短50cmまで寄れるので使い勝手がいい。
写りもかなりいいと思う。もっと使ってみたい。
ファインダーは底抜けて明るいとかそういう類のものではないけれど見やすい。少し青みがかっているのが印象的。
ピントはスプリットなどではなかったので慣れが必要かも。
またはきちんと視度補正レンズを使うとさらに良くなると思う。見つけられるかなー。
露出計は敏感
あとは露出計。これが結構敏感で向けたところですぐに反応する。
Nikon F3のように敏感に感じた。おおよそで測って、自分で調整した方が撮りやすいかも。
ファインダー内にアナログ指針で露出を合わせるようになっていてM6などのようなLEDじゃないのでアンダー、オーバーがわかりやすくていい。
その点はM5っぽいと思った。あの露出計最高だよね。
どうやら露出計が1〜2段狂っているようなのでOHに出すか、必要じゃなければ露出計だけの調整に出そうか考えている。それほど気に入った。
機械式なのでまだ直せると思う。電子式のAEが入ったR3からのモデル(機械式のR6を覗く)は賭けの部分があるかも。
でもあの1万円代とかの安さは「壊れても仕方ない」と思える魅力がある。
ライカの一眼レフもいい
総じてライカのレンジファインダーもいいが一眼レフも最高にいいと思う。
私のように10年レンジファインダーライカを使っても一眼レフライカを「食わず嫌い」の人は一度使って見る価値あり!
特に1/2000シャッターが搭載されているのはM型を完全に上回っている。開き気味で撮りたいときにこれは助かった。
次のレンズは50mmのSummicronか60mmのElmaritか90mm、135mmのElmarit、35mmあたりが使ってみたい候補だ。
35mm f2.8のElmaritがいいかなぁ。
このSLでやっと当時の日本製一眼レフに追いついたと言われるが相当頑張ったなという感じが伝わって来た。いいカメラとレンズだと思う。
久しぶりにライカのレンズとカメラを買ったけれど、すでに今年買った中で一番いい買い物だったと思える。
日本郵船氷川丸
氷川丸はとても写真が撮りやすくフォトジェニックでオススメ。
歴史博物館と一緒に巡っても楽しいと思う。
近所の横浜イングリッシュガーデン も良かった。
買うか!
ちょうど良いISO400のモノクロフィルム。冷蔵庫には1箱長巻がストックしてある。
もう少し安かったらなー、もしくは長巻が残っていればなー。