さぁ、大変。来たよ。黒い色のレンズ。いやガラスは黒くないけれど。
持っているボディはM3なのに50mmより先に。
M3しか持っていないのに、ブラックのMレンズが35mmの方が先だったという。
仕方ない、あるものから買うしかない。そういう感じ。
これも即決した。
ある時に買えるようにお金は用意しておいた。
その代わり、どんどん手持ちのカメラとレンズとアクセサリーが無くなっていてるよ。
一度うちに見に来るといいよ。何もなくなりつつあるから。
拡大したものが収束する感じ。
目次
- スペック
- 久しぶりの8枚玉
- ヤレた外観
- ストッパー、ピントレバーの摩耗
- 生産国はドイツ
- レンズの状態
- コーティングはアンバー系
- 最短70cm
- ストッパーはシルバー
- アクセサリー
- Summicron 35mm f2をM3につける
スペック
重さ |
179g(実測) |
フィルター径 |
39mm |
開放値 |
f2~16 |
最短撮影距離 |
0.7m |
マウント |
Mマウント |
フード |
ITDOO、IROOA、12585、12504 |
レンズ構成 |
6群8枚 |
絞り羽 |
10枚 |
発売 |
1958〜1969 |
久しぶりの8枚玉
8枚玉は通算3本目。
1本目は2007年ごろかな。すぐに手放した。
2本目は2008年。外観が汚くて格安だった。レンズが大変綺麗だったので購入した。
この時に使ったのが2本目の最後か。
で、これを2019年まで持っていた。手放した理由は、M4BP1181を手に入れるために"物物交換"の一部となった。
これを手に入れるのにM3、M4BP、M6、8枚玉を差し出した。
手持ちのM型全て。
ヤレた外観
今回も2本目と同じような感じのヤレた外観。
シリアルは227...から1968年製のかなり最後の方のモデル。
どちらかというとM2もだけれどM4の1181とかと合うんじゃないかとか。
スケールはイエローだけれど、掠れて少しくすんでいる。
文字もかなり掠れている。外観の程度は悪い。
白の文字入れも後からされている。
少ないペイント部分といってもいい、絞りリングも掠れて下地が出てきている。
ストッパー、ピントレバーの摩耗
ストッパーの指掛け部分=ピントレバーの角が、なんと摩耗しているのだ。
どうも聞くと前のオーナーは「職業カメラマン」だったようだ。かなり使い込んでいる個体。
このストッパーが摩耗して、角がなくなっているのが一番驚きでもあり、興味深いところでもある。ここまで使うとは・・・。恐るべし。
使っていたおかげで外観はヤレているが、レンズの状態は普通から良い方かなと。
ちなみに黒い部分はほとんどがブラッククロームなのでブラックペイントとは違う。
また、文字がイエロースケールか、レッドスケールか。
あとはシルバーモデルと何も変わらないかな。
生産国はドイツ
設計はライツカナダ。ライツカナダに悪いレンズはないぞ。ELCANとかな!
生産はカナダとドイツで、私の個体はドイツだった。
中古市場だとシルバーでもドイツの方が少し高いようだが、写りに違いがあるわけがない。
そこにあまりこだわりはなかった。あとで気づいた。
レンズの状態
レンズの状態はまぁまぁかと。普通に写ればいいかなとか。
目視ではほぼ何も見えないが、LEDで見ると薄曇りがある。
OH済みなので、特に他は何も問題なかった。
コーティングはアンバー系
コーティングはアンバー寄りかなと。Summaron、Summilux、Summicronの初期の頃はブルー系が多いと思う。
最短70cm
最短は70cm。Summilux 35mm f1.4が1mなのでそこはアドバンテージかと。
他にはいわゆる、メガネ付きもある(最短65cm)。M3用でブラックもある。これも種類があるが割愛。自分で調べてくれ。
メガネ外しただけのもあるから注意な!最短65cmが目安。それだとメガネの個体。
メガネの枠は50mm枠しか出ないので他のM2とかで使うときは注意な。
ストッパーはシルバー
シルバークロームのストッパー。
ストッパーは好きかい?好きだね。私は。
こうやってみると、シルバークロームに黒を塗ったのかなと。
あとはほとんどブラッククローム仕上げだな。
アクセサリー
UVaの"a"は"amber"な。ライカジャパンに問い合わせたら教えてくれた。
当初、アンバーを入れた方が性能が上がると思って少し入れていたらしい。それでUVa。
現行はUVaでもamberを入れていない普通のUVだそうだ。
どんどん減って行ってる、レンズやカメラが。
今までこのブログを始めてからちょこちょこ買ってきたものや、それ以前から持っていたものはほぼなくなった。
色々使ってみたけれど、やっぱり自分にはライカが使いやすいなと思う。
Summicron 35mm f2をM3につける
35mm枠の出る、M型ライカを持っていないので、"とりあえず"M3につけて外付けファインダーは手持ちのSBLOOで。
SBLOOもブラックペイントがあるらしいが1~2回しか見たことない。
あっても相当高いよ。
あのブレッソンもM3に35mmをつけている写真が残っている。ライカ片手にコーヒーか何かを飲んでいる写真。
これも外付けファインダーだが、どうみてもライカ純正じゃない気がする。
ロシアのジュピター35mm f2.8の外付けファインダーにさえ見える。
ただ、ブレッソンのSummicron 35mm f2はLマウント、ブラック、最短70cmという仕様だ。
ただ、本人がこれを使っていたとは明言していないようだけれど、ほぼ間違いないよね。
というわけで"アレモブレッソン"はこれ。背景だけ見ると戦場カメラマンみたいだな。
十分イヤミなセットだ。これ持っていたら嫌なやつだろ?声かけてね。
ライカのことを嫌いになっても、僕のこと嫌いにならないでください!
撮影して来たので果たしてどんな写りだったのか?乞うご期待。
これも読む?