さて、やっと手に入れた、M用35mmレンズ。Summicron 35mm f2 ブラックのイエロースケール。
しかしながら、M2など、35mm枠の出るM型ライカを持っていないので、M3での試写となった。
これがまた、イヤミなセットになってしまったな。え?かっこいいだろ?な?
フードがITDOOというのがいいだろ?
外付けファインダーもBP持っていないからシルバーのSBLOOで。な?
これでなんとかなるさ。昔のベトナム戦場カメラマンだってこんな感じだったんだから。
目次
- 富津岬の戦跡巡りー富津元洲堡塁砲台ー
- 監的所(通称ボウズ)を目指して森へ
- 監的所
- 射入窖
- 2個目の監的所
- 監視所(警戒哨)
- 上総湊港海浜公園
- レンズの違いを感じた?
- Summicron 35mm f2 8枚玉
富津岬の戦跡巡りー富津元洲堡塁砲台ー
f4で1/125で。カチッと写るね。
いつもこの橋を撮るので撮り比べにもなるか。発色も悪くない。至って普通。
別に神話のレンズじゃないと思う。
ただ、持っているといいねって感じのレンズ。
f8と1/250。お決まりの露出。周辺の色転びがある。
f2開放、1/125。
富津元洲堡塁砲台は明治15(1882)年1月:起工、明治17(1884)年6月:竣工とのことで明治の建物。戦跡となる。
当時はロシアなどを睨んで首都防衛(日露戦争は1904年)のために作られたようだが、その後、試験射場へと変わった。
監的所(通称ボウズ)を目指して森へ
f2開放で。若干アンダーの方が雰囲気でるね。
これも開放だったかと。周辺の写りは甘いよね。これが8枚玉の写りだったかなと。
6枚玉の方が周辺までしっかりしていると思う。
開放、1/30。空の色が転んでる。
監的所(通称ボウズ)を目指して森の中へ。監的所は射撃訓練などを監視していたところ。
前回訪れた時より、確実に緑が増えていた。
監的所
f2の1/30ぐらい。結構渋い発色で驚いた。
前回来たときに初めて「監的所」の存在を知った。
f2開放。
大正時代から存在していたとしても1910年代。実に100年を超える。これも歴史の一部。
f2、開放。
この中に入って、射撃、着弾などの様子を観察していたと思われる。
射入窖
f2.8ぐらいかな。
最初のボウズから少し歩いたところにある、射入窖。
開放かな。ここに撃ち込んで、避害所から観察していたとのこと。
開放かf2.8あたり。
f2.8と1/125ぐらいか。f2かも。
字の如く、害を避けるところ。
鬱蒼とした緑に覆われて、ジャングルみたいになっている。
f2の1/125。
避害所より前から撃ち込んで観察していたようだ。
木漏れ日が平和な感じ。
2個目の監的所
f2の1/125かな。
1個目から北上したあたりにある。2個目の監的所。
ここはなんと半分地面に埋まっていた。
掘ったのか埋められたのか。うまく作られているなと思った。
当時は、こっちのボウズの方が入りやすいとか兵隊さん同士で言っていたりしたのかなとか。
当時は木々はなかったのかもしれない。ちょっとノルマンディ上陸作戦のドイツ軍側になった気分。
監視所(警戒哨)
f5.6と1/250かな。結構、歩いたと思う。
同じく、f5.6の1/250かな。
今度の戦績も「監的所」かと思ったら、のちに調べたところ「監視所」で、本当のトーチカに近い感じだった。
上陸される前に監視するところ?
思わず、声が出た。おおっと。
なんとも言えない雰囲気だ。緑に覆われた戦跡。
映画で見た戦場のノルマンディみたいだ。
一体どっち向いているのか?
陸側?全周?
ここはかなり雰囲気があってよかった。
f4ぐらいだったかな。
いい塩梅。硬すぎず、柔らかすぎず。
戦跡を見た後に、雲がかかってきて、天使の梯子がかかったので撮ってみたが・・・。
f8ぐらいまで絞っていたと思う。
よし、よし。
上総湊港海浜公園
f4ぐらいまで絞ったかな。
富津の後、"あゆ下"という、浜崎あゆみの元別荘の下の海辺を目指したが、コロナ感染防止のため立ち入り禁止になっていたので、上総湊港海浜公園へ足を伸ばした。
f2の開放。
色転びすごいね。プロビアだとここまでならないかな。
f2と1/125。
夕暮れでもここまで開けていると、露出を稼げる。f2で十分?
遠くに東京湾観音が見えた。
f2開放で。
周辺減光と色転びがすごいな。
ピント面も穏やかで、ボケもキツくないかな。
まぁ、普通のレンズという感じ?この普通が神話なのかな?
レンズの違いを感じた?
実は"監視所"の写真、同行してくださった、Hektor50さん のSummilux 35mm f1.4 1st="スチールリム"のf1.4開放だったんだけれど、レンズの違いは感じた?
どっちをアップしたでしょうか。
はい、上です。Summilux 35mm f1.4の1st。通称、スチールリムのf1.4の開放。
下のは今回のSummicron 35mm f2の開放。
もう、どっちでもいいでしょ?それだったら欲しいレンズを使うのが一番よね。
性能なんて似たり寄ったりなんだしさ。
こうやって見比べてみると、ボケぐらいしか見分けつかないと思う。
私個人の感想としては、Summilux 35mm f1.4 1stがよく写るなという印象。
2ndはストッパー付きとなしを使ったけれど、今回の"スチールリム"が一番よく写るかもと思った。
なんか不自然な感じがないように思えた。
大きさは同じぐらいでも重さが違う。あと値段もね。あれ?同じぐらい?
案外、スチールリムは上げ止まりしているか?
Summicron 35mm f2、8枚玉のブラックは上がる一方な感じ。
Summicron 35mm f2 8枚玉
カッケェなおい。
さて、今回の試写で思ったこと。
やっぱり"8枚玉を持っている"と"安心"する。
これに尽きる。
なんか写りで感動することは少ないのね。むしろ6枚玉の方がおおっと思うことがしばしばあった。
でも、なんか8枚玉って写りはそんなに大したことなくても、"持っているだけでいい"みたいなレンズ。
得なレンズね。
とりあえず、ライカって感じを味わいたいなら、8枚玉持っていると安心するかもね。
Summicron 35mmっていうことで、安心感もあるし。
安定した写りだと思う。クラシカルで古い写り。
持っているだけで十分。威張れるぞ。
ITDOOの方が締まりがある感じ?IROOAの方が高いのにね。
ITDOOの方が銀色の部分が細いから締まりがある感じがするのか。
あと1点気になったことがあるので、それはまた次の記事で。
どうよ?一個。
発色がすごい。
この本、欲しいのよねぇ。
この辺なんか常に持ち歩いてもいいんじゃない?
必携、必読。
この同じぐらいのスペックのレンズと比べてみるのも面白いよ。何かあるレンズだ。これも。