カフェで一息ついて空を見上げるとかなり陽が暮れ始めていて、国道沿いを帰路についていたがこれはもしかすると綺麗な夕陽が見られるかもと思い北条海岸に寄った。
北条海岸の夕陽
北条海岸は写真撮る人達には夕陽を撮るところで有名だよね。特に季節によっては富士山もバックに入れることができるので良くそこかしこで夕陽の写真を見かける。
ひねくれ者の私はいつもここを通ってもスルーしていたが、今回は初めてここを訪れてみた。
予備に入れておいたRolleiC35に何かのカメラを修理に出したときに「確認用」としてももらったフィルムFujiのC200で。ちなみに日没までの30分で37枚撮り切ったぞ。
あ、こんな値段になったのか!生産終わったか、逆輸入なので入荷が止まっているかだな。業務用400も終わったみたいだしなー。カラーネガは色々と大変だ。そうだポジにしよう、ポジに。
次は絶対にポジで撮る。
どーんと周辺光量落ち。ピントは無限。f3.5開放、1/30を下限に(というかこれ以上開けられない)撮ってみた。
桟橋から東京方面を見る。
富士山も見えて来た。実はピントを合わせてる。わかるかなー。手前はボケておくも少しボケてる。足元に結構震度の深いピントが見えるんだが・・・。
先端まで出てみた。露出は少し絞ったかな。f4~5.6ぐらいで1/30。富士山が綺麗。
シルエットになりますよーに!と祈りながら絞った。ピントは目測で3mぐらいかな。あれ?周辺減光が出ているから開けてる?シャッタースピードだけ2段絞って1/125ぐらいにしたのかな。
あ、そうか、こっちだ。こっちは絞った。カップルさんが先端に行って気後れすることなくゆっくり露出を合わせたんだ。f5.6で1/60ぐらい。どーんとオレンジが出て来て、桟橋が潰れ始めてる。これこれ。
虹も見えた
なんと振り返ったら虹が出てた。この時に少し雨も降ったからかな。
右を見るとこちらからも虹が登っていた。おそらくこの虹はぐるっと半円になっていたのだろうな。
日没に近づく
また振り返って夕暮れを見るともう富士山の向こうに沈むところだった。
二段絞る。f5.6に1/60。全然色味が変わるな。周辺減光も目立たなくなる。
先ほどの光景を同じ露出(f3.5 1/30)で。光源の位置が変わるとここまで違うのかと。
海岸線まで戻って来て。ちょうど富士山の向こうに陽が暮れ始めていた。波の形からしてf3.5の1/125(f4 1/60)ぐらいかな。いくら夕陽が明るくても絞るの怖くなっちゃうよね。ポジだと諦めがつくのが不思議だけれど。ISO100のポジだと思い切ってf5.6の1/125ぐらいで撮りそう。ポジってそういう「狭い」使い方するもんだと思っている。
三枚玉でもここまで写る
今回使ったRollei35はC35でレンズは三枚玉のトリオター。でもこの写り見てよ。
目測で開放ピントなんか合わせる自信ないから相手のカメラでピントを合わせてもらって、距離環に出たピントを聞いてこちらもそれに合わせて「シルエットに潰れろー」と願って開放f3.5、1/250で撮ってみた。この立体感。
4枚のテッサーだとどうなんだろうと思うけれど、3枚玉だからこそこの立体感が出るのかもと思い込んでる。
仔細に見るとボケが回っているのが3枚玉の証?
恐るべし3枚玉トリオター
いやーびっくりした。ネガが上がって来てびっくりした。こんなに写るのかと。
以前撮ったのはモノクロで絞っていたのであまり凄みは出ていなかったかと思うけれど、今回はザ・ツァイスって感じ。底力をみた。
今度はポジ決定だな。夕陽ならISO100でf3.5、SS1/30あれば撮れる。Rollei35欲しくなった?
Rollei C35のモノクロの記事
最後にiPhoneの写真を貼っておきますねー。これでもカメラ買う?やっぱり買うか。
リバーサルで撮ったら最高だった。