正月旅行に持って行ったNIKON F3とAI Nikkor 50mm f/1.4Sなんだけれど、すごくいいカメラとレンズということがわかったので末長く使うつもりで「今度OHに出そう」と思っていた。
するとTLに「ついにF3の交換部品が払底した」「F3もOH受付できない。F3は終わり」というツイートが流れてきた。
「町の修理屋さんもこの前の純正修理のために部品をメーカーに持って行かれてすでに受付ができなくなった」って。ガーン!
すぐにいつもお世話になっているNIKON認定店の修理屋さんに聞いてみた。
「メーカーに部品を持って行かれてすでに部品はないのですか?」
「うちのお店ではそんなことはなかったが、F3の生産が終わっているので交換部品は持っているだけになる」
「OHはまだ受け付けていますか?」
「もちろん受け付けている。ただ部品交換になって、その部品がなかったら無理。でもOHは基本部品交換はないので受け付けている」と。
よかったー!すぐにその場でOHに出して見積もりを出してもらった。
オーバーホール内容としては・・・
1.「枚数計表示窓にヒビ」
2.「ファインダー内、ゴミ」
3.「モルト劣化」
4.「低速時異音」
5.「シャッター精度・AE精度ズレ」
おお!思ったより何かしら出た。
1の窓のヒビなんて全然気づかなかった・・・。
2のゴミは致し方なし。
3.モルト劣化はうーん、修理に出せば交換だよね。
4.低速時異音は驚いた。全然使ってなかったというのもあるが、言われてみると・・・という感じ。
5.のズレはもうわからない。普通に撮れてたし。特に大きなズレではなかったのではないかと思う。
あと注意書きとして「液晶表示部品の側面にわずかなヒビがあるが部品が払底しているため交換不可」と。
え!?液晶!?と驚いて、訪ねてみると、ここですと。
拡大
わかりません。(ピントが甘いのは許せ)まぁ、ここが交換になったら相当高くなるだろうからこれでいいや。ちょっと広がらないように何か処置しておく?
しかし、こんなところまで見ているんだなぁと驚き。
納期は1週間から10日ということだったが、5日で修理完了の連絡が来た。早い。
心なしかピカピカだ。テカテカだ。黒光り。アンダーか。
ここ、右肩のカウンター窓がヒビ入っていたのも交換されている。ここは気づかなかったなー。
そして、スローシャッターも調子良い。カメラのスローが調子いいと気持ちいい。
巻き上げはもともとスルッと巻き上げられる感じだったが、少しトルク感が出て、さらに良くなった感じ。
やっぱり全体的に綺麗になってる。この赤線がカッコ良いのだ。
軍幹部の汚れも落とされている。どうしても隙間の汚れが取りづらかったのよね。
さらにファインダーも明るくなった気がする。f1.2のレンズをつければもっと明るくなる?うふふ。
うふふ。
中古カメラの買い方
OHに出したらF3に愛着が増した。OH代金と部品代でトータル2万ちょっとだった。
・1万〜1万5千円でイマイチなのを買って(でもその値段だと直せない部分がある個体の値段の可能性が高い)OHに2万。トータル3万から3.5万。
・または当面大丈夫ですよというお店の判断と自分の判断で2.5万程度のを買うと、保証が切れた後の修理、OHは2万。するとトータル4.5万。
・最初からOH済み品を3〜4万ぐらいで買う。私のF3に対する相場観はそれぐらいだ。
さて。どうする?中古カメラって、選び方次第。とりあえず2~3万で買って遊んでから決めるのも手だと思うし、最初からメーカー認定店でOH済み品を3万ぐらいで買う。
どっちがいいかな?
中古カメラの買い方って人それぞれ。個人的にはOH済み品を保証付きで買う。
それができなければOH代を考えて程度を見て判断し購入する。(これが難しい!)
さて、調子抜群になったF3で35mmレンズでもつけてぶらぶらしようか!35mm?
F3にはこっちのクラシックな外観の方が似合うと思うんだよね〜。
重いけれど、ロマンを追いかける?f1.4だ!