Leitz minolta CLとFUJINON 3.5cm f2にモノクロフィルムで佐倉市を撮ってきた

暑かった。この日は雨の予報だったけれど曇りのち晴れのような天気。

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雨ということで室内の国立民族歴史博物館へ行こうと思ったのだけれど、いざ到着してみるとひと、ひと、ひと。

混雑を避けてとなりのくらしの植物苑へ行くことにした。ここはいつ訪れても学びがあるのでとても楽しいし、被写体に困らないので好き。

カメラは室内向けに露出計ありのLeitz minota CL。レンズはSummilux 35mm f1.4と悩んでFUJINON 35mm f2。フィルムはISO400のILFORD HP5+で。

カメラはLeitz minolta CLにFUJINON 3.5cm f2。フィルムは室内の予定でISO400のILFORD HP5+。

室内前提だったので日中外だと絞ることになるかと思ったが、曇りということもあって、案外開いて撮ることができた。

目次

くらしの植物苑

Leitz minolta CL FUJINON 3.5cm f2 (HP5+)

驚くことなかれ、これは朝顔。その名も渦小人。

黒ウリ

そのまんま。f4なんだけれど、ほんと普通に写る。平面が平面に写る。

開放?

朝顔が昼間でも少し咲いていた。これ開放じゃなかったと思うんだよね。f2.8だったと思う。穏やかね。

ヤマモモ

くらしの植物苑という名前だけあって、生活するにあたって身近な植物が多い。実は初夏に赤い小さめの実が成る。

甘味はブドウ糖なので疲れた脳にいい。カメラ選びで疲れた脳にヤマモモ。

左が管理棟

ついこういうところを撮りたくなる。左が管理棟。職員さんしか通れないところ。

しばし注視

なんだっけな、この植物。あ、いや、妻です。今やスマホのカメラで植物がわかる時代。

ミツマタ

根本からミツマタになっている。次もミツマタ。その次もミツマタ。ワルだな。私はイチズだから。

笹の花

笹の葉を見るとお寿司食べたくなる。案外笹の花は小ぶりで可憐なのね。

開放でもこの写り。右側の花の滲みがいい感じ。このレンズはリバーサルフィルムもよかった。

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オニバス

オムニバスに空目する?アンダー狙い。

ヒシ

忍者が撒いて逃げる、マキビシはこの皮脂の種に棘があるところから。

f4ぐらいまで絞ればこの通りって感じの写り。

斑入りスダジイ

手前の余白が物語なのよ。余白で語るのよ。

この日は何を思ったのかCLに35mmレンズなのに「外付けファインダー」を忘れた。意味ないのにLマウントにM-Lリングを35mmにしたり用意周到だったのに。

まぁCLの枠全体が35mmと聞いていたから試してみた。予想より広く写っていたかも。

だから余白って言い訳するの。

f2.8だったかと

ずっと、1/1000を切っていたのでf2、f2.8、f4だった。これはf2.8かな。

案外、このFUJINONを使っていると絞りを設定し忘れることが多かった。なんでだろ?

露出計入っているから?と思ったけれど、M2で使った時も忘れていることが多かった気がする。気をつけるよ。

オーバー気味で

こういう緑を撮る時はオーバー気味でとった方がそれらしく写る気がするので、暗部で測光してから空に向ける。露出計を無視する。OK。

開放だな

開放だと中心がスコーンと抜ける感じ。若干ボケが回る。でもこの立体感は独特かも。

光加減を意識して撮ってみた

木陰で光がフラットになるところで撮ってみた。目論見通りに写ってヨシヨシ。これが知識と技術よ。さて知識と技術の先には何があるのか。

何かに似ている写り

なんだろ?Summaronだ。Summaronに似ているわ。この写り。Summaronはf2.8までしかないけれど、FUJINONはf2だからな。

レンズ構成図も似ているか?

ベレクの35mmレンズ エルマー、ズマロンを比較する1(ライツ ズマロン 35mm f3.5) - 写真レンズの復刻「無一居」

後ろが1枚か2枚か。同じガウスだからか、似ている気がする。

他に誰もいない

他に誰もいないようで、数人の方がいらしてた。

麻賀多神社

お稲荷さん

気づいたら麻賀多神社ではここで縦横と本殿の3枚しか撮ってなかった。どこの麻賀多神社も参拝者が途切れない感じ。

熊野神社「太田の権現さま」

暗い

ここに到着した時は少し雨がぱらつき始めていた。木々に覆われてなんとか撮れた感じ。

鳥居のあたりは本当に暗くてISO400、f2で1/125あったかどうか。日中なのに。

鳥居奥に見える木

上の写真の鳥居奥に見える木。ここもかなり暗かった。

裏手

裏手には雰囲気のある雑木林。手前に木で立ち入り禁止の柵?みたいなのがあった。

社殿

周辺の暗さに対して社殿はかなり明るく感じたが、露出がなさすぎる。f2開放でも1/30とかだったので胴体ブレ、手ブレ。

社殿の引きはこちらで見てもらって。


こちらがメイン?

ここに男性器の"こけし"が置かれている。なぜここにいっぱい置かれているのだろう。本殿とも違うようだし。

奉納されているのか?返納されているのか?

四街道市の栗山香取神社

夕暮れ時

少し時間があったので足を伸ばして、隣の四街道市へ。「たろやまの郷」へ向かったのだけれど、ちょっと陽も翳り始めていたので手前の香取神社にした。

木製の鳥居

栗山にある、香取神社なので栗山香取神社。香取にある、香取神宮からの分霊。地元に根ざした感じの神社。

本殿そば

左が本殿だが、かなり暗くなっていたので少し遠目から。かなり鬱蒼とした感じ。

本殿側から振り返って

完全に逆光。f2.8で1/1000とか?右側にゴーストが出ていて、このFUJINON 3.5cm f2で初めて見たのでちょっと感動。

前の道は意外にも交通量は多い。

外側から

外側から社殿を見る。この時点でかなり暗い。f2の1/30ぐらい。

Leitz minolta CLとFUJINON 3.5cm f2

今回、CLには枠が出ない、35mmレンズをつけて行ったので本来は35mm外付けファインダーがあった方がいいのだけれど、説明書にはP28にSummaron 35mm f2.8、Summicron 35mm f2、Summilux 35mm f1.4の項目に"CLのファインダー枠に一致"と書かれているので外の大枠と考えて撮っていた。

結果的にはまぁまぁ問題ないという感じ。

なんとなく個人的にはCLは40mmよりワイドなレンズの方が合う気がする。50mmなど精密に取ろうとするとちょっと大変そう。

Nikkorの2.8cm f3.5とかの小さい広角レンズとか似合いそう。

ボディ剛性は華奢な感じがする。ボディを握るとギシギシいう。隙間でもあるのかなといつも思う。

それでも全く問題なく撮れている。当たり前だけれど。

CLはライカを使い始めて16年間で都合3台目。いつの時もrokkor 40mm f2とセットで10万ぐらいで買っていた。1台は飽きて売って、1台は修理屋さんに壊された。

今回はボディのみ。本当はセットで欲しかったかも。CLについはものすごく高騰しているかというとしていないと感じている。

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なんと言ってもこのコンパクトさでMマウント、レンジファンダーカメラ、露出系が入っているということが素晴らしい。他は目を瞑ることができる。

正直、今修理に出して忘れられている、M7よりも薦められる。国内で修理できるから。

初めてのMマウントカメラとしてもおすすめできる。それでもこれ買うと、M2とかM3に目がいくよね・・・。

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FUJINON 3.5cm f2。このレンズ、f1.8とかf1.4じゃないのがいいのかなと思う。光源の滲みも普通だし。ボケは少し回るけれど、気にならない。中心の解像感も素晴らしい。

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何よりも驚いたのはリバーサルフィルムでの発色の自然な感じ。

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リバーサルフィルムもかなり高くなっているけれど、これは良かった。また使ってみたい。

35mmのf2レンズとしては今の所これが一番好き。

あと、FUJINON 5cm f2は今一番使ってみたいレンズだ。

やっぱりILFORDのフィルムは使いやすいと思う。製品としても安定している。

ISO400のHP5+をメインにしてY2フィルターなどで日中はISO200で撮るのもいいかも。

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