M2とFUJINON 3.5cm f2にモノクロフィルムFOMAPAN200で印西の寺社を撮ってきた

FOMAPAN200は2本目。今回はY1フィルターをつけて、あえて補正をかけずに撮ってみようと思った。

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Y2(Y48)フィルターなら1段補正が必要なんだが、Y1(Y44)だと半段補正。ネガならほとんど必要ないのではと考えたのだ。

果たして結果は?

目次

火皇子(ひめこ)神社

M2 FUJINON 3.5cm f2 (FOMAPAN200)

アンダーを狙ったが、ネガを見たらスカスカのド・アンダー。スキャナーに拾ってもらった感じ。

これぐらいアンダーもいいか

これは見た目通りな感じ。結構暗かった。

もう少し明るかったかかも

Y1フィルターの効果はあるかな?FUJINON 3.5cm f2はほんといいレンズだと思う。

綺麗に並列してる木々

これらの木々は後から植えられたのかな。

奥行き感

奥の畑で農作業している方もいた。他にあまりここを訪れている人は見かけなかった。

こういう露出ってマニュアルカメラだと以前はやりづらかったけれど、今はできるようになった!エライわ〜。

大森鳥見神社

根っこ

なぜ、寺社仏閣には銀杏の木が多いのだろう。樹齢も結構あったと思う。

本殿

彫刻も素晴らしかったけれど、雰囲気もよかった。薄暗い。

このレンガの塀が珍しい

こういうレンガの塀に囲まれている、神社の本殿は初めて見た。

アンダーだなー

この雰囲気。見たまんまに近いんだけれど、ネガがスカスカ。

長楽寺

古い山門

ここはほぼ使われていない様子だったが雰囲気は良い。

山門を振り返って

境内から山門を見る。ザワザワと雑草が生えている。放置気味な感じ。誰もいなかった。

梵鐘

千葉県有形指定文化財の梵鐘だけれど、老朽化などで使えなくなっていた。

竹袋稲荷神社

後ろの鳥居から降りてきた

下り宮ではない。この後ここから登ったところに再び鳥居と社殿・本殿がある。

社殿への階段

時折、人が降りてきた。散歩のようだった。

椿だったっけ?

あれ?これなんだったっけ?椿にしては季節外れな気もする。でも、暗がりの森の中で白い花が目立っていた。

アンダーで助かった・・・か?

ふれあい小径

ふれあい小径

境内から歩いて入れる、「ふれあい小径」は小さな森の道といった感じ。

散策には少し物足りないくらい小規模な感じ。

小径を歩く

こういうの撮りたくなるよね。みんな撮ると分かっていても負けてしまう。この構図の誘惑には勝てない。

紫陽花

紫陽花が少しだけ咲き始めていた。青々として色味が浅く、白っぽい。この頃(5月下旬)から半月もすると満開になるのだろう。

ふれあい小径から外へ

池があった

おそらく人工じゃない感じ。水が溜まった感じ。ここも鬱蒼としていた。

水の中から木が生えている

どうしてこういう生態になったのか。池自体が古いのか。

雰囲気ある池

冬は冬で別の雰囲気になりそう。夏は・・・蚊との戦いか?

神社周辺も里山が広がっていて、神社から周辺を散策するのいい。

FUJINON 3.5cm f2

フードが欲しい

 

とにかくフードが欲しい。少し上向くとフレアっぽくなってしまう。

フードはめちゃくちゃレアっぽいので見つけ次第買うしかない。ほんと何に使うのか分かりづらいのでパッと捨てられていそう。

見つかるまでは広角用の40.5mmのねじ込みフードでも使おうかなとか。

写りは不満ない。35mm f2というスペックでレアっぽいレンズで、このお値段と性能なら、今なら8枚玉よりお勧めしたい。

でも8枚玉欲しくなるんだろ?知ってるぜ?

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とにかくカラーポジが綺麗だった。同じスペックでcanonの35mm f2もあるけれどどうなんだろう。

ボケもあんまりぐるぐる回らなくて、開放でも使いやすい。小ぶりなので軽くていい。

コンパクトなボディにつけても似合いそう。

FOMAPAN200

これなー!現像した時にRollei Superpan200と一緒に現像したんだけれど、そっちはカチッと写っているのに、FOMAPAN200の2本はなんか薄いの。

RolleiもFOMAもベースは薄い。ILFORDとかKODAKのように厚みはない。

1本は筑波のLeicaflex SLで露出計入りなので露出の間違いはないと思うんだけれど、それでもアンダー。

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もう1本が今回。しかもY1フィルター入れていて、過去の経験から補正しないほうがコントラスト上がるのかも?と試したのが運の尽き。

Y1フィルター入れて、ISO200で単体露出計で測って撮っていて"あて"が外れた。

半段さらにアンダーになって、スカスカなネガの出来上がり。

実効感度ISO100程度で撮れてさらにY1フィルターで合計"1段半アンダー"になった可能性がある。

つまり、今回のフィルムはド・アンダー。これ、Y1フィルターつけてなかったらギリギリ耐えたか?

T-MAX現像液の1:4、20度、5~6分なので5分。6分でもよかったんだな・・・。でもコントラストとか上がっちゃいそうだし。

やっぱりたっぷり露光、あっさり現像かな〜。

ほんとモノクロフィルムで今まで使ったことのない銘柄を使うときはテストしないとダメっぽい。

毎回テストみたいなもんだが・・・。

この2本の結果から、どうもFOMAPAN200は実効感度が200なさそう。おそらく100~160ぐらい。次回は?100で撮ってみようと思う。

TRI-Xもまことしやかに200と言われているし。ほんと経験だな〜と。

難しいフィルムだった。

思えば高くなったもんだ。

その点、ILFORDは優秀よね。実行感度もきちんと出ているようだし、さらに安定供給も。

とりあえず原点に戻ってこの2本をメインにしたほうが安定しているみたい。

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そろそろ書き直したい。8年前か・・・。(随時更新しているけれど)