10月に21世紀の森と広場に行って来た時の写真。
Nikon FとNikkor-S Auto 5.8cm f1.4
この時のカメラはNikon FとNikkor-S Auto 5.8cm f1.4。
かっこよい。私は黒くて太いのが好きです。
Nikkor-Auto S 5.8cm f1.4はNikon Fが出た頃の1960年に発売された大口径レンズだが1962年3月にはNikkor-Auto S 50mm f1.4が発売されて生産を終えているので案外探すとない。それまでレンジファインダーレンズで50mm f1.4はnikkor S.C 5cm f1.4があったが一眼レフ用のレンズは50mmでのf1.4は設計上難しかったので58mmになった。そう言う苦労のとも生まれて来たこのレンズで撮ってみた。ちなみのこの58mmは後のノクトニッコールにも採用されるし、現行レンズのNikkor 58mm f1.4 Gにも採用されている。
開放で。この写りを見た時、おおっと思った。ペタッと貼り付けたような写りは好みだ。この距離はおおよそ2mぐらいかと。開放でこの距離がもしかして美味しい?ポートレイトに使うとどうなるんだろう。
水辺が好き。なぜか惹かれる。・・・前世はカッパか?
この繊細な写りが好み。
森が好き。好んで暗がりに入っていくのでISO400とf1.4が欲しいのだ。
少しムーミンの谷っぽい?58mmは意外に狭いと思う。
50mmより少し寄りになる。
橋の下。暗部の出方が良かった。
前ボケも入れてみる。こう言う写りが好き。50mm f1.4に比べてぐるぐる感も少なくて程よい。
薄い緑の葉にオーバー目に露出をかけるとフワッと柔らかく。ピントは薄く。最短は時代を感じさせる60cm。それでも58mm f1.4だと薄い。
一場面をさらっと。50mmよりも少し手前に持ってくる。
f2.8ぐらいだったと思う。(案外自分で絞りを動かしていると覚えているもんだなと)なんでもないものをどうやって撮るか。
このレンズも17万台なので1962年までの製造中でも最後の方のナンバー。14万台とか探している人もいるらしいよ。どんな違いがあるのかしら。
やっぱり、このレンズを使うと現行レンズの58mm f1.4をF100とかのフィルムカメラで使ってみたくなる。どんな写りになるのか。コントラスが高いのか。デジタル用なのであんまり解像しないのか。
いやはや、私は生きているうちに使ってみたいレンズを全て使うことができるのだろうか・・・。
白骨の章でも言っているではないか、人はいつ死ぬかわからん。死んで焼いてしまえば白骨よ。朝は紅顔かもしれんが夕方にはただの白骨になるかもしれん。だから後生の一大事を大切にするためにレンズとカメラを買い続ければ往生できると言うものよ。
買うぞー!買ってやるぞー!レンズ〜!カメラ〜!
南無阿弥陀仏ぅ!アーメンッ!