今年初めの旅行で高速シャッターの故障が発覚した、TopconのRE Superの修理が終わったのが3月。
そのままコロナ自粛となり試写できずそのままとなっていた。
やっと撮りに出てもいいかなと思えたので、試写がてら千葉県市川市にある日蓮宗の法華経寺へ行ってきた。
目次
参道で
ジメジメ、蒸し蒸しした日だった。
7月中ばに入っても紫陽花が少し枯れて残っている。
修理が高速シャッターだったため、f2.8で1/1000を切った。カチッとしているかな。
これもf2.8ぐらいだったかな。開放かも?ちっとピントが怪しいな。
開放。周辺が苦しいが頑張ってf1.4にしましたって感じだな。
開放で。いい感じ。このレンズはなんとも味わい深いというか。
開放付近のハロっぽいのがいい。
参道のお寺さんで
f2.8まで二絞りで結構カチッとしてくる。
ここは参道沿いのお寺の境内。結構お手入れされていて良かった。
これも開放かな。結構回っているけれど、ピント面はしっかり出てきているかな。
参道の日陰でまだ花が残っている感じだった。
参道付近の墓地の前
開放で真ん中狙い。うむピントは来ているぞ。
やっぱりコーティングがあるレンズはしっかり写る。あるに越したことはないな。コーティング。
龍王池のハス
f2.8で。
名前がドラゴンクエストっぽい、龍王池でハスの花が咲いていると参道のお店に書いてあったので行ってみた。
ここは結構見事に咲いているところだった。ハスの数も多く、人も結構来ていた。
カメラ持っている人も来ていたな。
オリンパスのm4/3だったような。オリンパス・・・時期が時期だけに・・・。じっと見てしまう。
寄りたい病
f2で1/1000。完全にシャッターは直ったな。f2でも結構ハロっぽさが残るな。これでf1.4だと・・・。
我慢できない被写体
一度は我慢したが、やっぱり撮ってしまった草履。
お寺、神社で撮るのを我慢するのはおみくじと絵馬だな。おみくじに寄ってぼかすってやつを避けたい。あと絵馬の願い事を撮るのも避ける。
みんな撮ってるからな。私が撮らんでも誰かが撮ってくれる。
おみくじは避けると言いながら撮ってたりする。でも寄ってぼかしてないからセーフな。
境内もそこそこ人出はあって、このあと都内で300人越えの感染者が出るのも納得というか。
開放で遊ぶ
f1.4の何が楽しいってこういうことね。開放で撮る楽しみね。
夜でもシャッタースピードが稼げるとか、そんな大層な理由はないな。
ボケて楽しい!これだ。そして、こういう細いのを撮る。結果こうなる。楽しい。
細々としたのをあえて開放で撮るのが良いな。うむ。
f2.8とか真面目に撮るのは誰かに任せる。
日中の無限は絞る
どうですか?この写り。何か不満でも?
f1.4で遊んだ後はf5.6で真面目に遠景を撮る。こういう遊びが楽しい。
f2.8で。もっと絞っても良かったかな。f5.6とか。
どうしてもここをお坊さんがあるているところを撮りたいのだが、一度も遭遇したことがない。
ポスターみたいになっていいじゃんね。JRみたいなポスター撮れたらすごいなー。
あれって、坊主を歩かせるか、本気で待つかどっちかでしか撮れないからな。
前者は金かかるし、後者は気合が必要だし。無理だな。
荒行の入り口
三大荒行の一つと言われているらしい、法華経寺の百日大荒行。
荒行のあと二つはなんだ?千日回峰行は入ってるだろうな。あとはなんだろ?え?世界三大荒行なのか?わからんわー。
百日大荒行はここ「瑞門」を毎年11月1日に潜って修行に入る。年明けの2月10日にこの門が開く。成満というらしい。
毎日、水を被り、読経して、食事は質素で。死亡者も出たと聞いている。裁判にもなったような。
この門は動画で見ていたがどこにあるかわからず、やっと見つけた。
寺社仏閣と医療
ここには中山病院という精神科病院がある。この裏手だ。
そもそもこの中山病院がなんでここにあるのかというと、やっぱり祈祷などによる、現在で言う治療があったようで、中には精神障害もあったという。
もちろん鬱だろうが統合失調症だろうが水を浴びるんだろうなと・・・。祈祷による治療となれば・・・。
そのまま時は流れて、明治〜大正に中山療養院として受け入れ。
病床もままならず、私宅監置の時代。法律でも精神病者監護法(1900年〜)の時代。
「我邦十何万ノ精神病者ハ、実ニ此病ヲ受ケタルノ、不幸ノ外ニ、此邦ニ生マレタルノ不幸ヲ重ヌルモノトイフベシ。」
『精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察』呉秀三
この言葉は忘れられない言葉だ。
呉先生、ドイツへフロイトに会いに行ったんだけれど、むげにされて落ち込んで帰ってきてるし・・・。
精神病院法が大正に入ってできたので、中山療法院もできたのかと。
そして、戦後に中山病院として医療法人化されている。
歴史を見ると、精神障害(主に統合失調症)の治療には村などの共同体(ベルギーのゲールなど)による受け入れや、水責めのような実験的な治療などがあったようだ。
統合失調症は人口の約3%がかかる病気だ。人種、文化、宗教などに影響されない。
この数字は知っておいて損はない。
18~35歳が好発年齢なので、100人の同級生がいたら約3人は発症している確率だ。
最近、優れた遺伝子がどうのって呟いちゃった歌手の子は勉強不足だな。
生物の多様性とか歴史を学べなかったのがかわいそう。
戻り道
ここ回廊の下で光加減が好き。f2で1/500ぐらいかな。多分f1.4じゃなかった思う。
ハロっぽいなと思ったら若干ピントが外れているか。うーん、目が悪くなったな。視度補正入れているんだが。
f5.6で、遠景を撮ってみた。前ボケも自然だし、ピシッと写ってる。
無限ならピント外さないぞ。なぁ?
奥の院へ
以前来た時はすでに暗くなり始めていて、諦めた「奥の院」まで足を伸ばした。
ちょうど一年ぶりか。
アンダーに撮るのって難しいな。露出計より一段アンダーにしたけれど足りない感じだったのでフォトショップの出番です。ドーンと落としてみた。
f1.4の開放で。ストンと周辺が落ちてる。
この木は梅かなぁ。なんでこんなに曲がるのか。
ふるふるほわほわ。これがトプコール5.8cm f1.4の開放のイメージ。
なんとなくピントが来ている。
これだって、f2~2.8の方がレンズの描写としてはいいのかなとも思うが。
開放玉ボケの持病があるので仕方ない。
しかも真ん中の垂に合わせた記憶があるのに外しているというオチまでついてきた。
どこに合わせたんだっけな。
ピンボケが散見された
今回あれ?と思ったのは結構ピンボケが散見されたこと。37枚中7枚。
これなんて全然ピントが来ていない。
修理上がりだったので、もしやミラーずれとか?と思ったが、ミラーずれなどの機械の問題なら、全てピンボケになるはずなので、これは私の目の問題かと。
家で他のカメラで2mのピントを合わせて、このRE Superでもピントを合わせたら問題ない。
さらにメジャーで測っても問題ない。
ということは、やっぱり目だな。きちんと-2の視度補正を入れているのだが、もう一段-3にするか。
これがちょうどハマるのだ。700円ぐらいなら買ってみようか。合わないと全然ダメだけれど。
ほんと視度補正大事。
後可能ならマット面なのでスプリットにしたいな。あるのかな?純正で。
なんだかんだでこれが一番安定しているな
今度はポジでも撮りたいレンズだ