実は手に入れたの2回目。一度手にしていたんだけれど、ほとんど出番がないまま、α7で数回使った程度でNIKON Fにもつけたことさえなかった。
そのまま金欠になって売ってしまい、しばらく時間が経って今頃になってポッと出てきたので、思わず買ってしまった。
NIKON F用のNIKKORレンズはもう買わないかなと思っていたが、私は35mm f1.4というスペックに弱いのか?
Summicron 35よりSummilux 35が好きだったりする
これはいいよね。
目次
スペック
重さ |
401g(実測) |
フィルター径 |
52mm |
開放値 |
F1.4~16(Ai化のため)22まである |
最短撮影距離 |
30cm |
マウント |
Fマウント |
フード |
HN-3 |
レンズ構成 |
7群9枚 |
絞り羽 |
7枚 |
発売 |
1971年 |
本数 |
18513本 |
約2万本弱。多いと見るか少ないと見るか。35mm f2がすごくいいレンズで売れたと思うので、ちょっと少な目かな?
私のは376862なのでこのタイプ。1973~1976年に製造された。
376957が最後だとしたらシリアル的には最終。後ろ100番ぐらいか。
この後にはNASAに納入したモデルがあるようだ。
絞り
絞りは7枚モデル。初期は9枚。9枚も欲しくなる罠。
絞り値も非Aiだとf22までだが、これはAi改造されているのでf16。
最短は30cm
正直すごい寄れる。レンズと被写体がぶつかるかも知れんぞ。
最短撮影距離はレンズ前玉からじゃなくてフィルム面からだからな。
鏡胴が約60mmでボディのマウントからフィルム面までがおおよぞ50mmだったのでトータル約11cmなので、そこから30cm-11cmで前玉から約19cmまでだな。
君を接写したい。なんつったら、相当な関係じゃないと無理だな。気をつけろ!
重さ、大きさ
重さは実測で401g。Ai化されて重さが増していると思ったら減ってる?
少し調べると415gと出ているので軽量化されちゃってる。
気のせいか、このNIKKOR-N.C 35mm f1.4はAi改造されている個体が多い気もする。
35mm f2の285gと比べるとかなり重い。長さもあるのでバランスがいいとも言えない。
NIKON F2フォミックとかの方が似合うかも?もっと重くなるが・・・。
フードはHN-3
フードHN-3も廃盤になったせいか、結構値上がりしていて驚いた。
こっちの刻印入りを探した。(そういえばこの前手放したな、このフード)
数はあると思う。
中古でいいと思うよ。
フィルター径
フィルターは52mm。この頃のニコンは52mmを頑なに守ろうとしてデザインがイマイチに感じることもあるけれど、頑張ってるなーと思う。
レンズ構成
7群9枚という、当時では贅沢な構成。9枚レンズ。8枚玉なんか目じゃないね。
Nikkor-Nの"N"はラテン語の9番目で9枚レンズのこと。え?24mm f2.8も9枚なのか!
24mmと同じく「近距離補正機構」とマルチコーティングを搭載している。
最初の頃はN表記だがマルチコーティング。最後のものにN.C表記となっている。
赤っぽいコーティング。
トリウムレンズを使用
当然?トリウムガラスを使っているので真っ黄色。ニコンのレンズでトリウムレンズを使っているの他にあるのかな?
ファインダーを覗くと黄色い世界になってる。残念ながら見えづらい。一眼レフ辛い。
1975年にNEW NIKKORに変更した際に、ガラス硝材も変わってトリウムガラスも使われなくなった。
トリウムズミクロンが云々というのなら、こっちもそうだぞ。
多分、NEW NIKKORのガラスの方がよく写るんだろうなぁ。欲しいわ。
レンジファインダーレンズなら黄色いのもわからなかったが、こちらはファインダーを通して見るので明らかに黄色く濁った感じで、ピント合わせもしづらさがある気がする。
外観
金属製のヘリコイドが良い感じ。好みだな〜と。
LENS MADE IN JAPANは白文字。
最初期のシリアル35万台にNippon Kogaku銘がある。ほとんどがNIKON銘のようだ。
マウントはプラスネジ。
キャップ
52mmフロントスナップキャップ。
LF-1リアキャップ。
L37c 52mm フィルター
L37もしくはL37C。Cはマルチコート。
L39は少し黄色っぽいのでモノクロには良いがカラーにはL37の方が良いとのこと。
あ、このレンズ真っ黄色だった・・・。
このレンズの後にNEW NIKKORになり、Ai、Ai-Sとなり2020年に発売が終わった。とんでもないロングセラー。
光学マークのNikon Fも欲しい。
果たしてフィルムでの写りやいかに!
これは買っておけ。1なら2も出るはず。
α7で撮ったもの。