東金へのお出かけにNikkor-N.C Auto 35mm f1.4を連れ出した。
コロナ禍もあって、なんと2ヶ月ぶりの撮影散歩。はー、長かった。
フィルムは日中の外なので、ISO125のILFORD FP4+で。
HP5+と合わせて使いやすいフィルムかな。
果たして写りやいかに。
目次
田間神社
まずは最近、流行りらしい?花手水のある「田間神社」へ。
https://www.instagram.com/tamajinja/
綺麗ね〜。
花手水については、どうやらコロナ禍で手水が使えなくなって、アイディアでこういうのが出てきたようだ。
https://www.instagram.com/explore/tags/花手水/
いっぱいあるね。
境内の階段を登ったところで一枚。中段に鳥居があった。
開放だったかな。ISO125だとこれぐらい少し日陰でもf1.4と1/1000とかで開放が切れる。
厳かな雰囲気もありつつも、とっつきやすい感じの神社。
鳥居のそばにあった、紅葉に囲まれた行燈を撮ってみた。
なるほど、やっぱり出た目より一段アンダーで正解だった。行燈の光が結構強いかなと思ったので、これぐらいのアンダーでよかった。
35mmでf1.4開放、距離も1m以下。ここまでボケる。
これも開放で。ファインダーの中ではかなりボケが流れていたが、こうやって見ると流れてはいないな。
真ん中の鳥居は結構解像している。思ったより開放でも写る感じで少々驚いた。
順光でかなりパッキパッキ。f4と1/1000だったと思う。
左側の階段が「元宮」への階段らしいが、竹などが折れていて進めそうになかったので諦めた。
Googleマップ上でも結構奥にある感じなので見てみたかったんだが。
道中の道が獣道っぽいな。
社務所でも聞いたみたがやっぱり木々が折れてちょっと難しいだろうとのことだった。
田間城とも関係があるようだ。土気(とけ)城城主が1509年にここに移ったのが始まりとか。
開放で寄ってみた。結構写るね。ちょっと驚き。
少し寄ってみたらボケが放射状に伸びた。
あれ?って感じ。難しいな。木々があるところとかは気をつかうかも。
少しピントも柔らかめかな?
ランチはGood Erathでインドカレー
南インドのカレーを4種類の中から選べる。チャイ付きで1050円。美味しかったぞ。店主さんの対応もとても丁寧でまた行きたい。
ストリートビューが2014年でびっくりした。
雄蛇ヶ池の切り通し
次の目的地、昔は心霊スポットだった雄蛇ヶ池周辺に切り通しがあると知り、調べて行ってみた。
ここに車を止めて歩いて行った。台方季美の森線を歩くと切り通しに出る。
f2だったかな。
入り口なのか出口なのか。見事に切られてる。
美女だった。開放。
なんのために切り通しを作ったんだろう。雄蛇ヶ池そのものが灌漑のための池だったと思うからそのためかな?
全て開放で。周辺のグルグルボケが出始めてる。この辺は予想通りかな。
切り通しが続く。
縦横で撮っておいたんだけれど、横の方が広がりがあってデカさを誇張できていいかもね。
ここの切り通しは見応えあった。
垂直に近い壁になっていたので、これをどう掘ったのか。
この木々が折れそうというか、落ちてきそうだった。切り通しの壁に生えたのか、もともと生えていたのか。
露出は入射光で測っている。最近、入射光式の露出計を使っているが、オーバー過ぎない感じでいい感じである。
これぐらい暗かったなと思う。ISO125、f1.4で1/125ぐらい。f2でも1/60切れるんだな。
結構な切り通しだと思う。ここを車で走ると、おおっと思った。すれ違いはできそうな感じ。
意外にメジャーな雄蛇ヶ池だけれど、こんなところがあるとは知らなかった。
雨降ったっけな?と。切り通しの壁からも水が滲み出ていた。
切り通しを抜けて
f2.8と1/1000。いつもシャッター速度は最高速さ。
これでも結構寄ったんだぜ。1m切ってると思う。足元怖かったし。
結構クラシックな写りよね、このレンズも。
この辺りは切り通しを抜けたあたりで集落もあって、農作業をしている方もいらした。
しかし、私たちのようなものが訪れるにはススキだ〜いいね〜で済むが、この脇には苦労して刈り取ったあとがあったので放置というわけにもいかない様子だった。
再び切り通しへ
多分、開放。お祈り中?
道の脇には結構色々な草花が生えていてみていて飽きない。
カラスウリはうじゃうじゃあるし、"蓼食う虫も好き好き"の"蓼の花"もあった。ヘビイチゴみたいなのもあったな。
往路復路だとまた違った景色だなと。
開放ではこの通り、グルグル。ズミルックスも危うしか?
いやズミルックスの方がひどいか。
しかし、見事な切り通しだな。
やっぱり逆から見ると、風景が変わって見える。
光の入り加減が逆光になっていていい。往復した方がいいとは思う。
f2開放のにじみとf1.4開放のにじみだと、f1.4の方が好みなんだなぁ。だからf1.4が欲しくなるのかなと。
ここまで切り通しがあって、この先は田畑と雄蛇ヶ池。
これも無理くり、f1.4と1/1000で撮ってみた。ネガの濃さを見ると本当はf2あたりかなとか。f2.8でもいいかも。
NIKON F
NIKON Fは程よいと思う。キリキリとしないで散歩ができる。緩めの散歩って感じ。
露出計とか入っていなのが緩くて良い。気兼ねがないかな。
NIKON F2はフォトミックしか使っていないが重い。多分、アイレベルが好みなんだと思う。
NIKON F3になると露出計が入って、チラッチラッと気になる。楽だけれど。
あとフィルムがモノクロネガということもあって別に根詰めて撮る感じもないし。お散歩にはいい。
なんか巻き上げは相変わらず、硬いというか滑らかじゃないけれど、ちゃんと巻き上がってるし。ゴリゴリしている感じ。
本当に壊れそうにない。このFも2013年11月に買ってから8年絶とうとしているけれど、壊れる気配がない。買う時にOH済みとのことで買ったが、そろそろOHしようかなと思っている。
何も壊れれないので先延ばしになっているのもある。
あと、「光学マーク」付きのF黒が買えたら、それで上がりたいのだ。別に640黒とか言わないし。
レンズは50mm f2と35mm f2だけとか。あ・・・35mm f1.4買ったばかりじゃないか。
これもいいレンズだったな。
Nikkor-N.C Auto 35mm f1.4
Nikkor-N.C 35mm f1.4はトリウムレンズとのことだがどうだろ、中心の解像度は高い感じ?これはニコンレンズ共通?
レンズが黄色いのでファインダーは真っ黄色。これには参る時があるかもしれない。
やはり開放では周辺が暴れている。でも寄ると穏やかなボケになったりする。「近距離補正機構」というのがこれなのか?フローティングレンズとか?
あと400gと少し重いかなというのが正直なところ。もっと軽い35mmならf2という、王道レンズもあるし。
なぜ、f1.4なのかと問うと答えがロマンとか抽象的なことしか返せない。
普通なら35mm f2にするはずだろうし。
なんだか、NIKON Fに50mm f2をつけると、なんてバランスがいいんだと思うし、50mm f1.4や5.8cm f1.4の写りも捨てがたい。
結局のところ、持っていて楽かというのことに焦点が当てられると、50mm f2と35mm f2がいいのかなと思う。
しかし、このf1.4の当時の無茶ぶりが結構好きだったりする。5.8cm f1.4の苦労話を知ると欲しくなるね。
ここには星を撮るために買ったという話が出ている。このレンズなら、星・・・撮れるのか・・・。
さぁて、また勉強しようか。なんでこういう勉強はぐいぐいいけるんだろ。やっぱり動機って大事よね。
現像メモ
現像はT-MAX液で1:4、20度、8:00でJOBOタンクに30秒攪拌のあと60秒に一度10秒間の攪拌。
今、コロナのせいでものがないねー。(生産中止じゃないって)
しばらくこのフィルムを使ってみたいかな。
レンズが重い理由はその写りにあった。