M7とHELIAR classic 50mm f1.5 S.Cにリバーサルフィルムのプロビアを入れて益子を撮ってきた。
日帰り益子ぶらり旅。
初めてのフィルムはモノクロフィルムだった。
リバーサルでの写りはいかに。
標準リバーサル?
HELAIR?
圓通寺で
開放で。ここまで写るとは。最短70cm付近だったと思う。圓通寺の入り口付近で凍った葉っぱを撮ってみた。ツツジかな?周辺光量が落ちているのか日陰なのかわからない。
しかしよく写ってるなー。
おっと。結構背景のボケにクセが出てきた。いいねぇ、いいねぇ。こういうの好きよ。中心しか写ってないような感じ。
どうせ自分の目も衰えてよく見えてないんだからちょうどいいの。
多分f2.8で1/1000だったかも。もっとドピーカンで暑いぐらいのところだったけれど、AEロックかけて1/1000が妥当と思って撮った。いい立体感ね。
開放からf2.8あたりまでがいい具合なのかな、このレンズ。
色味もいい塩梅で特に違和感ないな。ポジらしい発色というか。これがエクタクロームならどうかなとか思ってしまうが・・・。
朝方に着いたので陽が斜めでいい感じ。
これは開放かな。1/1000ばっかり切っていたと思う。
開放。
お坊さんのお墓とのこと。「無縫塔」とか「卵塔」とかいうらしい。これらが並んでいるところを「卵塔場」という。
この独特の卵型のデザインは、仏教の「宇宙の根源は無念無想」の考えからきていると言われています。
すべてをつなぎ合わせると最終的には卵のような形になるとの仏教の思想を、お墓で再現したとの説が有力。
また、五輪塔の「空輪」の部分を細長くデザインしたものという説もあります。
https://www.satosekizai.com/blog/tamagoohaka
そうなんだ。
入滅とか遷化とか覚えた!
人間の煩悩が消える状態を入滅=解脱=肉体的な死だそうで、それなら煩悩を消すことは不可能なのだから、レンズは買い続けても良いと解釈できるので、「仏教徒物欲原理主義者」を私は名乗る。
また老荘の「無為」を解釈するならば何もしなくても良い。それでも良い。あなたは生きているだけで尊い。何かを成し遂げるとか偉大なことを考えなくともそのままで良いと。
じゃあ、レンズ買うぞと。それも尊いと。OK、OK。
「無念無想」で一気にレンズとカメラを買えばいいということだ。よし仏教に目覚める!
無念無想の形が卵型になるというのならそれがレンズとは言えまいか!
無念無想!唱えながら開放で撮った。そしたらこんな写りになった。最高だね。上の方の木々の隙間に宇宙を感じるね。
開放。
この先に鐘があるんだけれど、誰も撞いても良いとのことだったのでかるーく撞いてみたら、ごーーーん!と当たり一体に響き渡ってしまった。
なんであんなに軽く撞いただけなのにあんなに響くんだろう。すばらしい。ナム。
一部凍っていたけれど、よく手入れされていて心地よい庭園だった。開放でどうなるかと思ったけれど、クセも強くなくていいんじゃないか。
入滅したブッダ。後ろに昔の書庫。
開放で。中心はよく写っているけれど背景と手前のボケが結構強め。中距離から遠距離のボケがクセある感じ?
すると引きの写真が面白いレンズなのかもしれない。しばらく使ってみたいね。
開放。いいよね。この塩梅。コシナの設計の匙加減がうまいと思う。硬すぎず、柔らかすぎ
左側の無縫塔がいい感じに崩れてボケているのもいい。この距離感が好みかもしれない。
開放。少し寄るとこれも背景との分離がいい。左側と中止の奥のボケが好き。それに伴う立体感が良い。
カチンコチンとかキリキリしていなくて心地よい。
f2.8と1/1000で。手前の紫陽花を入れてみた。嫌味ないよね。ここでぐるぐるだと安直な気もする。
f2.8の1/1000ぐらい。手前のボケが残るけれど本堂はきちんとしてる。右側が幼稚園で人の出入りは正月近かったので少なかったけれど、駐車場に戻ってくるとなぜか車がいっぱいになっていた。
人の動きが全く見えないのに駐車場はいっぱいという。不思議。
starnetで
starnetで食事前に少し撮った。f2.8で1/1000。ここまでAEロックは多用した。半押しでできるのがすごくやりやすい。
ここは日本?って感じね。益子です。
f2.8と1/1000かな。雪の反射で結構明るくなっていたのでプラス補正した記憶。
開放。starnet店内で。こういうときライカとかレンジファインダーは音が静かでいいなと。かちゃと。ここまで寄るとクセが弱まる感じがする。
おしゃれさんねー、お客さんもみんなおしゃれさんだったわー。開放での写りは大変満足。
いいわ、いいわ。このレンズ。期待値が低かっただけに余計にいいわ。NOKTON 35mm f1.4の時にこれで50mmがあればいいなと思ったけれど、それが叶った感じ。
いいよね、これ。光も滲んでる。これだよね、こういうレンズが欲しかった。M7で50mmとかミラーレスの時はこれで行こう。
開放で最短付近で。最初コマを遠目に見たら何を撮ったのか思い出せなかったけれど、ルーペで覗いたら、あ!と思い出した。
木の質感とかいいねぇ。
仁平古道具屋周辺で
これでもかってぐらい日差しが強かった。f4~5.6で1/1000プラス補正。歪みも少ない?絞ってるからなー!
開放で。日陰でこじんまりとミニマムに撮る。
色合いがなんともリバーサルって感じね。
こじんまりとしたものに弱いな。モノクロでも撮ったと思う。ちょっとクセが出ているのもいい感じ。1960年代から1970年ぐらいまでのレンズっぽい?
城内坂付近で
トップ画像のピント違い。針金にピントなんだけれど上の針金はピントが外れてる。奥の廃棄された陶器のボケも好み。
いいわ〜。もうしばらく使いたいレンズ。
意地でもぐるぐるボケは抑え込んだって感じを受けた。こんなの回るに決まってんじゃんと思うが、ぎりぎり堪えてる感じ。
もえぎ本店
ここもとても良かった。コロナ対策か外に椅子も出ていた。
カフェとギャラリー併設の器屋さん。
背景のボケ好き。開放。
優しい光加減いいわね。これも開放。
マイナス補正した記憶がある。いい感じ。
なんか不思議な写りになってる?ピントがあってないところの滲み?これは面白いわ。
開放。半段ぐらい絞っても良かったかもしれないがそんな勇気なし。
この暖かい感じの写りはいいよねぇ。原板見ていいねぇと思った。
これが撮れたので今日はもうおしまい!って感じね。
最高です。私は最高です!
本当に最後のコマだったという奇跡。
いやー、リバーサルでもいいレンズだったな。私の好みではモノクロ、リバーサル、その次にデジタルという感じか。
なかなかいい塩梅の匙加減で素晴らしいレンズだと思った。お値段安めに感じる!
買って損はないぞ!これからも使っていって楽しめるなと思った。