逆光でこれだ。Elmarっていったいなんだ。このレンズ。
リバーサルフィルムとHELIAR classic 50mm f1.5で撮ったあと、続いてレンズは旧エルマー、フィルムはモノクロのILFORD HP5+を詰めて、もえぎ本店そばの森を撮ってきた。
同じ50mmでも、開放値がf1.5からf3.5へ、さらに製造年代も2022年から、1930年より前のレンズに変わった。おおよそ90年の差はどんな感じなのか。
開放。なんていうか繊細。サラサラしている感じ。
かと思えばしっかり写ったり。
この中庸で平凡な写りなのに。どうしても1本持っていたくなるレンズ。
さらさらと力んでない。それでいて体幹がしっかりしている感じ。足腰強そう。粘り強い。
Elmarってなんだろね。これは。なんでも写るよ、このレンズ。
どうですか、この写り。平凡。だからこそすごいのか?
新エルマーと何が違うんだろう。言語化できない。何か違うのは感じるけれど。
おそらく、新エルマーの方が洗練されているはずなんだよな。新しいんだから。いくらガラスの調達ができなくなったからと言って、性能が下がるはずはない。同等かそれ以上だから採用したのだろうし。
ぬるっと写っているというか。繊細なのかな。解像感が高いというか。
もちろん現像方法とか色々な原因があるよね。要素が多すぎる。
しばらくは使って行きたいレンズである。
例えばフィルムが今回はISO400のHP5+だったけれど、これがISO125のFP4+だったら?
もしくは超高性能フィルム、Acrosとかだったら?
あと現像液は今回はRodinalの1+25だったけれど、1+50だと全く変わってくるのだろうか。T-MAX液だとどうなんだろうかとか。
いつもはこれだったけれど、コロナで入荷が遅れていたらしい。
この普通のレンズ、一体何ものか。