一茶双樹記念館の後、隣の赤城山 光明院、赤城神社へ向かった。
カメラは引き続き、M3とSummicron 50mm f2、ILFORDのISO80のORTHO+で。
赤に感光しない、オルソマチックフィルム。つまり赤が黒く写る。
目次
赤城山 光明院
このお寺の建立は不明とのこと。入り口、すぐ左には1722年建立の六地蔵。
他に1666年立像の庚申塔もあったらしいがわからなかった。
(のちTwitterで本殿右奥に大日如来像の庚申塔があるとの情報を得られた)
ここは「新選組隊士分宿の寺」としても有名らしい。流山といったら近藤勇よね。
明治の神仏分離までは隣の赤城神社を管理する別当寺(べっとうじ)だった。
お寺さんの「院」とか「山」ってなんだろうって。
ここは「赤城山神楽寺」が寺号らしい。
山は山号よね。院は院号なのか。寺は?寺号
合わせて「山院寺」(さんいんじ)!?知らなかった。
「〜山〜院〜寺」が正式名称!?
すると、ここは「赤城山"光明院"神楽寺」が正式名称か?
他にも、
浅草寺の正式名は「金龍山伝法院浅草寺」
お寺の名前で「寺」と「院」がつくものの違いは?|【公式】熊本のお葬式・家族葬は熊本葬儀社
天皇家・摂関家と関係が深い寺院に院号で呼ぶ場合が多い
お寺の名前で「寺」と「院」がつくものの違いは?|【公式】熊本のお葬式・家族葬は熊本葬儀社
山の中にあることが多かったから〜山というのか。「山門」って「さんもん」と読めないよな・・・。
あ、ここは赤城神社の別所祈願所だったと。だから赤城山なのか。
赤城神社も群馬に行った時に行こうか悩んだんだよな。
もう4年前か!
日本人の山信仰はすごいものがあるよな。
ここのお目当てはいつも多羅葉(たらよう)の木。これにお手紙書いていく。
多羅葉の葉は傷つけるとこのように黒くなるので葉に文字を入れることができる。
"葉書"の語源。
すげー罰当たりそうだなと重いながらもレンズ欲しいって書いた。
神はいるのか!仏はいるのか!お前の中にいるんだよ。全ては幻想。
お前がみているのは現実か幻想か?一体なんなんだ?
こんなカメラとレンズあるわけない。かっこよすぎる。
これなんだろ?入り口から出る時に気づいた。千手観音!?でも目つき怖い。
観音様って菩薩だから優しい目つきなイメージ。阿修羅っぽい。錫杖(しゃくじょう)と宝戟(ほうげき)持ってるよね?
ツイートしたら即お返事が!
これは千手観音でもなく阿修羅でもなく・・・なんでしょう? pic.twitter.com/ETDBWJCqid
— アレモコレモ (@_aremokoremo_) November 2, 2022
なんと青面金剛という庚申塚、庚申塔だった。
よく見たら三猿もいるよ・・・。観察力のなさを痛感。
赤城神社
光明院の隣に赤城神社がある。鳥居をくぐっていくと小山があって、ここに洪水の時に赤木山の山体の一部が流れ着いたとか。
赤城神社のお札という説もあるらしい。それが近いだろうなぁ。
そしてここに赤城山が流れ着いたから「流山」という地名になったと。へー!となること請け合い。
これを自慢げに話して、へーと言ってくれる人とデートに来ような。
創建は鎌倉時代とも言われているが不明。
毎年、大しめ縄行事があるとのこと。10月第二日曜日に宮薙をし、そこでしめ縄を作る。
長さ6.5m、重さ500kg。これ落ちたら即死だぞ、どうやって持ち上げるんだろうか。いつからの大しめ縄になったんだろうか。
よくみたら鉄柱があるので、割と最近なのか?
大しめ縄行事の様子。
1本、大きな木があるが、これは無患子(むくろじ)の木。秋になると黒いビー玉のような粒をつける。これが羽つきの黒い球。へー!
サポニンを含んでいて、石鹸がわりにもなるとか。栽培するか?
「無患子は三年磨いても黒い」
「おまえなーそろそろレンズ買うの控えたらどうだ?」
「いやぁ、無患子は三年磨いも黒いっていうだろ。無理無理」
使おうっと。
ここも雰囲気があっていいぞ。
意外に広いのだ。ゆっくり見て回れた。
拝殿左側奥に、あの神社が集まっているところ、一気に色々な神社を参拝できるところにあった。
左右に一体ずつあった。見た目が怖いの。かっぱ?いやー。尻尾もあるんだよね。なんだろ?
本殿はどこの神社もかっこいいわ。厳か。
小山になっている周辺を歩いてみた。なかなか見応えあるんだけれど、すぐ隣のケーズデンキの建物が目立って面白い。
どうやら桐のようだった。
一周して、陽が暮れ始めたので帰路へ。しかし流山とか柏、松戸は渋滞が激しいわ。つい足が遠ざかってしまうけれど、訪れると面白い街だ。
ISO80のフィルムで晩秋を撮るのは結構大変。いつも開放って感じ。f2.8がちょっと不安になる。
T-MAX現像液がなくなるのかー。痛いなー。