榛名神社は35mmか50mmか

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aremo-koremo.hatenablog.com

前回の続き。

宿で温泉に浸かったためかぐっすり眠り、朝食を済ませた後、榛名山へ向かった。目的地は榛名神社。

榛名神社公式サイト | 榛名神社へようこそ

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前日の碓氷峠に引き続き、NIKON FとNIKKOR-O Auto 35mm f2で臨んだ榛名神社。理由としては榛名山信仰と巨石が祀られていると言うことからだった。

広大な土地の場合は50mmにするのだが、境内はいつも引けないので35mmを選んでみた。

榛名神社は35mmか

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NIKON F NIKKOR-O Auto 35mm f2 (TX)

門をくぐって最初に目が止まったのは紫陽花。8月下旬でも咲いているとは。その下には清流が流れていて前日の40度近い気温からすると涼しく感じた。

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参道から清流に伸びる木。

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途中、こんな風景に当たる。左側が榛名山で岩が突き出ていて、それを鉄骨で押さえていると言うか、崩落防止しているような感じ。

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神橋を渡ったところにある「行者渓」はその隙間からパワーが出ているとかなんとか。

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瓶子の滝(みすずのたき)と呼ばれる、1本の筋。長い年月をかけてこの筋ができたのだろうか。かなりの落差があるのでここで滝行をしたら頭に穴開くと思う。

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左に信玄が植えたと言う、矢立杉(やたてすぎ)を見て本宮方面を見る。かなりの急斜面。

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えっちらおっちら登って行ってやっと本宮に・・・と思ったら、双龍門と鉾岩。なるほどトンがってるって、全部入りきらなかった。

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双龍門をくぐり本殿に出る。やはり人では多かった。お決まり通り?本殿は撮らーず。

皆が上を見上げて写真を撮っているので何かと思ったら、ここにも巨石。「御姿岩(みすがたいわ)」がある。

この御姿岩の中に本宮が埋まっているという状態。この岩自体が神様?

これはすごかった。ずっと上を見ていて首痛い。

フレア、ゴーストの嵐になってしまったが、よくよく見て欲しい。

じっとみていると岩のくびれているところに「大麻(おおぬさ)」(幣かな?)がある!わかるかなー。

スマホの方は拡大して見てくれー。がんばってデュープしたんだよー!(デュープの件は今度記事にします)

あの大麻は誰が付けに行ったのか・・・上に登ってから降りながら付けたのか。それとも登りながら付けたのか。やっぱり登って行ったのかなー。

ほんと、あんな危ないところに登って行く心構えというか、精神って、信仰心すごいなと。

是非、辛くてもここまでは登って来て欲しい。まぁ普通本殿までは来ると思うけれど。

本殿そばで御神水開運おみくじを引く

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はい、おみくじ。そう、最近流行りの(?)水に浸けるヤツ。

ここで買って、途中にあったお土産やさんのあるところに、井戸があるのでそこで水に浸けて浮かび上がって来るという仕掛けね。

本殿目の前でなんだが、ちょっと気になることが・・・このおみくじ・・・左上に榛名神社の刻印の下、「第8号」って・・・。

これ、「大吉」じゃないな・・・大吉は「第1号」かなと・・・。

こういうひねくれた見方しかしないから、引きが悪いんだなーとか。

いいんだよ、神なんか!神は私の前で跪け!買って買って買いまくって死んでやるわ。

閻魔大王もシグマの「エビフライ」を買ってあれで殴りつけて気絶している隙に天国に行ってやるわ!

あのエビフライを持って三途の川を渡れるかどうかは、これからのプール通いにかかっているな。泳力部募集中。

気を入れ替えて50mmはどうか

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NIKON F NIKKOR-S 50mm f1.4 (TX)

なんとなく、往路で50mmでもいける?と思ったのでフィルム交換と同時に50mmへ。

双龍門をくぐり参道へ戻るとまた別の光景。右手奥の二つの杉が信玄が植えた「矢立杉」がある。

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古いお堂。これはなんだろう?本殿とかより雰囲気があって好きだった。

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思わず開放で。35mm f2とは全然違うな!画角というより描写が全然違う。画角では苦労しないかったけれど、このボケの酷さは素晴らしい!

NIKKOR-O Auto 35mm f2が開放からシャープと言われているがイマイチかな?と思っていたが、これに比べたらすっごい周辺まできちんとシャープだなと。

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往路に気になっていた、紫陽花。寄ってみた。あ〜一眼レフって感じ。

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ここが茶屋とおみやげ屋さんのあるところ。そこそこの人出で、海外の方も結構いらしてた。ここまで来るんだーというのが正直なところ。驚いた。英語や中国語が飛び交っている。

おみくじを水に浸ける

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御神水なんだろうなぁと思いつつも、結果は絶対に大吉じゃないよなと浸けてみると・・・やはり吉。

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段々こういうの恋愛の項目とか気にしなくなって来たな。願望は「若干時間かかるが努力にて達成」と。当たり前かと。200円だったけれど、参拝料と撮影料の相殺で行こう。

気を取り直して50mmを楽しむ

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開放だったかも。段々秋がやって来ているのかなと。こういうキャッチーな写真も私は撮れるんだぜ!?

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見てよ、往路にも見たあの木。やっぱり気になったのでもう一度。開放で。

中心しかしっかり写っていない。他は諦めてる。f1.4のために!

境内は曇りということもあって少し薄暗い感じだったのでISO200に減感してf1.4の1/500で撮れた。

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「千本杉」を見下ろす。いいね、この滲み。このニッコール好きだわー。50mm f2になると途端に真面目になるからなー。ニコンは。

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境内の森の中にポツンとある鳥居。気になって、気になって。その向こうで黒い服を着た人が森の中に消えて行ったのが見えて、天狗か!?と。

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山腹にどーんと穴が空いている。その下は清流が流れている。いやー、50mmって撮りやすい。まとめやすい。

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山門へ戻る。かなり薄暗くなって来た。

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山門周辺はそこそこ人もいて、これから参拝に訪れた方などが多かった。

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復路は往路には見えなかった光景が改めて発見できて楽しい。

榛名神社と画角選び

この榛名神社は586年(約1400年前)に祭祀の場が創建されたと伝えられるが、それ相応の雰囲気のあるところで「観光地」としても混みすぎず、ちょうど良いところだった。

さて、レンズ選びは?

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純正フィルターも揃えている。黒フチ。35mm f2はコンパクト軽量でバランスがいい。

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50mm f1.4の方。少し重いかなと思う。この頃、NIKON Fの頃って案外f2レンズの方がバランスがいいのかなと思ったり。まともな写りになるし。

こういう奇石とか奇岩とか巨石があるところは18mmとかの超広角を持って行きたくなるかもしれないが、ここは標準域で頑張ってみた。

と言うか、旅行で何本もレンズを持って行って重くて旅行が楽しめなかったと言うのでは意味がないので、50と35があればほとんど何とかなるさーと。

ズームにすれば?とか言わない。

下手すると、いやうまく撮ればボディ1台に50mmを1本か35mmを1本で十分かと。あとはカメラが故障したら悲しいので1台持っていけばいいかなとか。Rollei35とかな!

え?うちに50mmが何本あるのかと?この旅のためでしょう!ここはあのレンズ、あそこはこのレンズと選択肢が必要ね。

なんだろこの既視感。デジャビュ。さらにメジャビュ。未視感。

おまけ:榛名湖周辺で頭文字Dを巡る旅

門前町で蕎麦を食べてから残りのフィルムを撮り切ろうと思い榛名湖へ向かうが、なんと大雨。ザーッと降って来た。湖畔に着いた時はほぼ止んでいたが、曇り空。致し方なし。

ロープウェイまで来たがまたザーッと降って来ると言う繰り返しだったので、諦めて、頭文字Dの例のところへ行こうかと。

その場で調べたら、この「料金所跡」らしいが?

全然わからないのでそのまま向かってみる。

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曇り空の一直線の道が続く。その後、ナビを見ながら進んで行くと、ヘアピンカーブが続いた。気づいたら伊香保温泉の石段下に着いていた。

あらー、気づかなかった!はい、Uターン!今度はGoogleマップに入れて。

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はい。着きました。ここ?漫画と全然違う感じ・・・。車を止めてスマホで写真を撮るのめちゃくちゃ恥ずかしかった。時折「走り屋」みたいな車がバオーンって走り抜けて行くし。

で、もう一度伊香保温泉側に向かって降りて行くと、ああ、ここが例の溝落としのヘアピンカーブか!とやっとわかった。

この行程が漫画の秋名の下りってやつな。

頭文字Dももう20年以上前の漫画だけど、当時は相当流行ったのか、タイヤ痕もいっぱいある。ただこの道も安全のために凹凸が作られていいた。

いや、無理でしょ、こんな細い道でキンコン鳴らすのってとずっと思ってたけれど。

漫画は漫画だなーと。

しかし頭文字Dは1995年から2013年までと(18年か!)ドラゴンボール並み(11年)に長寿連載だったのに漫画の中の時間軸は3年ぐらいしか経っていないと言うすごい内容だったな。作者も最後の方はネタがなくて描くの辛かっただろうなーとか。

当時連載ページなんてギャオウーーー、ギャンギャン、グワーって擬音だけでセリフが一言もなく、数ページで終わるなんてこともザラだったし。懐かしい。

お、Kindle版は無料だ! 

伊香保温泉側に降りて来ると晴れて来て、階段下はかなり若者でいっぱいだった。10年ぐらい前に来た時は全然人がいなかったのにどうした伊香保。復活か?

なにわともあれ、そんなこんなで夕方になったので高速へ向かって帰路へ。群馬も奥深い、楽しめるところだった。

赤城神社も行ってみたかったが、全然土地勘がないから距離感がないのね。調べると榛名と赤城って正反対でとてもじゃないけれど回りきれないと。赤城神社はまた今度だなー。

秋や冬も楽しめそうな群馬かなと思う。また行きたい。

今回はトライ-Xで2本半撮ったんだけれど、前半の2本はISO400でD-76のStock(原液)で現像、今回の記事のフィルムは外はISO200で室内はISO400でと1段変えてみて撮りきり、T-MAX液で現像してみた。

結果はISO200じゃないとアンダーな気がする。これは要検証だな・・・。