市原市の熊野神社と隣の茂原市の新茂原貨物駅跡へ行ってきた。
カメラは1/1000でのシャッタームラの修理から戻ってきたM7。レンズはFujinon 3.5cm f2。f2、35mmで今一番お気に入りだ。
フィルムは初めて使うオルソマチックフィルムのILFORD ORTHO+。
オルソマチックは赤に感光しない。つまり赤いものが黒く写る。赤いコーラ缶が黒く写ると言えばわかりやすいかも。
現代のモノクロフィルムはパンクロマチックなので赤、青、緑全て写る。この場合、赤いコーラ缶はグレーに写る。
ここで初めてオルソマチックフィルムを使った。
目次
ランチはcafe macchinettaで
ランチはcaffe macchinettaへ。
1日限定6食の煮込みハンバーグ。絶品ですわ。野菜もたっぷり。
食後はお店の名前の通り、マキネッタでエスプレッソを飲む。機械のエスプレッソもいいけれど、マキネッタの素朴な味もいいよね。
お店を出たら猫がいた。これはサビ猫とキジのハーフ?
近づくと逃げちゃうけれど、遠くまでは行かず様子見てる。今年生まれた子かな?
細めで小さい子だった。
熊野神社へ
ここ熊野神社はかなり奥まったところにあって、道もすれ違いはまず不可能。
鬱蒼としていて陽がほとんと入らないぐらい。
少し涼しいぐらい。ひっそりとしている。
道を曲がると拝殿への階段がある。雰囲気いよね。
苔むした階段。階段上で待つのは神か仏か。天使か悪魔か。天使よね〜。レンズ買ってよし!
今にも滑りそう。
国旗が掲揚されていた。いかにもな感じで好ましい雰囲気。なにかいそう。
でも手入れはきちんとされている感じ。
ここまできちんとされているのは素晴らしいね。


熊野神社じゃなくて、熊野大神か。
この乳不足の母親が気根の下部を削って煎じて呑む習慣が最近まであったそうだ。
ここも足元は苔でいっぱい。
左は子安観音堂。右は何も書いてなかった。
先ほどの乳不足の母親のための銀杏と合わせての子安観音か。
ここで撮影していたら、初老の男性の方が来られて「こんにちは〜」と挨拶をして下ったので、挨拶を返すと「わざわざこんな田舎までありがとうございます」と。
いえいえ、お邪魔しますとご挨拶した。
拝殿向かって左側に霧通しのような道。これも参道の一つ。
ここの熊野神社は彼岸花で有名。時期に来たかったのだが来ること叶わず。大変混んでいただろうなと。
両脇にある散った彼岸花を見て思った。
ここが両脇一面、彼岸花で埋め尽くされるようだ。
ここが本来の入り口ということか。
ダリアが大きな花をつけていた。ケイトウも咲いていた。
結構色々な植物が植えられていていて生活を感じた。
こちらが本来鳥居に出てくる道なのかな?ナビにもGoogleマップにも載っていない道だった。
今度はこっちから来てみよう。
境内の方へ戻ってきて脇道に入ると、房総名物?イノシシの罠。おそらく稼働してないと思われた。試しに入ってみる?ガッチャンって閉まったりして?
周辺は深い森に囲まれている。ISO80のフィルム大失敗。f2開放で1/24とかばかり。手ブレとの戦い。
新茂原貨物駅跡へ
写真通り、陽も暮れ始めた頃に急いで新茂原貨物駅跡へ。茂原の掩体壕群も見ようかと思ったのだけれど時間が足りなかった。
1986年開業、1996年廃止って、もろバブル弾けてるな。
三井東圧化学専用線(三井東圧化学茂原工場専用線)が外房線と接続していた。1996年に新茂原駅が貨物取り扱いを廃止し、この貨物駅も廃止となった。
当時は三井東圧化学専用線が三井化学市原工場茂原センターまで伸びていたという。
現在の地図で当てはめた想像ではこんな感じかと。
航空写真で見るとそれっぽい、線路っぽい感じの道もあったりする。
どうにも中に入るわけには行かないので外から雰囲気を。
遠くからひっそりと。国道が近いため交通量は多かった。
静かーだった。夏はカエルとか鳴いているんだろうなーと。
寄りすぎると何が何だかわからないのでここが一番近い感じかなと。iPhone、77mmレンズいいわ〜。楽だわ〜。
ここで1本撮り切ったので終了。よく撮り切ったなと。最後は駆け足みたいになってしまった。
どんどん陽が暮れていくので空に向けてもf2、1/15と1/30あたりを行ったり来たり。
一度だけf2、1/1000を切ることができた。さてシャッタームラは出ているのだろうかと。
熊野神社も新茂原貨物駅跡もよかった。この後一気に暗くなって、帰宅ラッシュに巻き込まれて渋滞だった。
のんびり帰途に着いた。
モノクロフィルムで撮った