Rolleiflexを触って来た

欲しい。欲しい。欲しい。Rolleiflexが欲しい。

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Rolleiflex 2.8F - restoration XXVIII | So here is the final … | Flickr

実際にお店で触って来た

気になりすぎて実際にお店で見ないとダメだと思い、帰り道の夕方18時半過ぎにお店に駆け込んだ。会釈すると「あ、毎度どうも」と言われる。なんかすみません。

早速、「ローライフレックスを見たいんですけれど」というと、「ええ、どうぞどうぞ」と鍵の束を持って「どれでしょう」と言う。ケースから2.8と3.5を出してもらう。Planarの3.5とXenotarの2.8があった。ガラスケースに置いてもらって、さてとと思うが・・・全く使い方がわからない。ファインダーさえ開けられない。少しの間、沈黙の時間。「どうぞ、どうぞ、(自由に)見てください」と促されるも、「あのう、全く使い方がわからなくて」と手を拡げる仕草をすると「え?そうだったんですか?お使いになっていませんでしたっけ?」「いやぁ、戦前のスタンダードとコードしかないです」「え?意外ですね〜」そ、そうか・・・。で、早速店員さんにファインダーを開けてもらい、一通りの説明を受ける。なるほど。

さて、問題のレンズと開放値だ。レンズの描写はわからないは買うまでわからない。オールドレンズを買う時みたいにα7とかにつけて試し撮りとかできない。ボディにくっついているんだから。お店には運良く2.8が一台、3.5が二台あった。ショウケースにある3台を出していただく。実際に触ってみて、3台とも操作した感じが全く違った。特にピントリングの滑らかさに違いがあった。どれもOH済みだが個体差があると感じた。ファインダーはどれも明るくて感動した。

2.8と3.5について店員さんに聞くと「まぁ、ローライフレックスが欲しいという人は絶対に2.8を一回は買いますよね。それで何年か使って重さが気になって重いって言って3.5に来るって感じですね」ああ、やっぱりなぁ。「でも3.5が欲しい人は3.5しか見ていない感じですね」なるほどね、それわかる気がする。ライカもM5の人はM5しか使わないし。ズマロンも2.8より3.5という人も多い。

バランスの3.5と憧れの2.8

実際に手に持ってみるとなんか違う。いや特に何か表にしてまとめた訳じゃないんだけれど、2.8と3.5の違いは感じられた。持ちやすいと思ったのは3.5。でかいなと思ったのは2.8。重さも2.8の方が重いと思った。当たり前なんだけれど。なんかカメラとして持った感じのバランスがいいなと思ったのは3.5。あこがれは2.8という感じ。

写りは?

「あのう、レンズの違いなんですけれど、プラナーとクセノターって違いわかりますか?私自身、いくら眺めてもわからなくて」と尋ねると、店員さんは即答した。「わかりません」と苦笑いしながら続ける「普通にプリントされてポンって出されたら全くわかりません。ましてや一段でも絞られたら全くわかりません」と言う。私も「そうですよねぇ。でもやっぱりプラナーって人気ありますか?」「ああ、それはありますね。みなさんプラナー2.8って仰いますね」「じゃあクセノターの方が安いんですかね?」「それがそんなことないんですよ」「ええ、そうなんですか」「ええ・・・」「じゃあ、やっぱりいいなと思ったものを使うのが一番ですかね」「全くですね」

ちなみにネットでも賛否両論かと思いきや、そんなこともない感じ?

2.8のプラナーとクセノターの撮り比べ。

news.mapcamera.com

使って撮っている人の満足感だけか?私みたいに「ズミクロン35mmの8枚玉いいだろう〜」という感じ?実用なら「ズミクロン35mmは2ndの角付き」が好きなんだけれど。描写の違いが明らかだからわかりやすいけれど、8枚玉の方がゆるくて好きというのもある。しかし、今回のプラナーもクセノターはどちらも高性能レンズで違いがほぼ見当たらない。素人にはわからない。大全紙(610mmx508mm)とかにでっかく引き伸ばしてもらってわかる程度なのだろうか。

最後に店員さんから「ローライ(フレックス)は実際に触って、持ってもらった方がいいですよ。一つ一つちがいがあるので。」とアドバイスを受けた。

「ああ、そうですね、今回も感じました。ありがとうございました〜」とお店を後にした。

ふーむ。実際に触ってみてよかった。おかげで上手に悩めるようになった。もう少し考えてみようと思った。ローライフレックスはまだまだ結構高いしね。

うーん、f3.5、プラナーが色々と楽かなとか考え始めているけれど・・・。f2.8は少し大きくて、重いかなと思った。