写ルンですを持って内房の海に行ってきた。前回、ビーチコーミングで訪れた、Cafe・Groveの裏手にある海岸とチーバくんの「大人の事情」である富津岬にも寄ってきた。
スマホのブラウザで千葉県にいる時だけ使えるチーバくんマップもあった。
<チーバくんマップ> http://illust.mapfan.com/chi-bakun/?ID=0
富津で使ったら、かなり正確で笑った。
名前のない海岸
到着してすぐにCafe・Groveで食事にした。開店時間の11時に着いてしまったが、すでに先客がいたのには驚いた。
ここはこの海岸のためにいつも訪れるカフェで食事もおいしいし、雰囲気もよし。これからも通いたい。
森の中のカフェ。木々を抜けて来る風が気持ち良かった。
食後、カメラをぶら下げて出発。写ルンですのアニバーサリーとコンタックスIとSonnar 5cm f1,5で2016年製と1933年製で83歳差カップル。
両方とも同じフィルムで撮れるというのがすごい。コンタックスのフィルムはトライ-X。前回の現像をしくじったので再度挑戦したかった。
写ルンですで撮る海
カフェの裏手を進むとこんな風景が広がっている。向こうに海が。
降りてみたら、そこそこ波があった。
ざぶん。
浜を歩いて行くと、こんな大きい木が上の崖から落ちてきていた。3.11の時に崖崩れがあったのかなと思う。
相当、波が荒れないとそこの崖を崩すほどまでいかないのではないかと。それでも少しずつ、侵食されているのは事実だ。
岬へ伸びる浜辺。流木なのか崩れ落ちた木なのか。
木々の中に入ってみる。
大きなカバンを持ってせっせと流木と貝を拾う。
流木が絡み付いていた。日差しがきつい。
ここは崖が崩れたのだろう。排水溝になっている土管がむき出し。
さらに奥へ進む。この日に行った時間はどうやら少し満潮に近かったようで、この先には行けないようだった。前回来た時はさらに奥まで行ったのだが、これ以上は無理だった。
この流木を持って帰ったら・・・いくらになるのだろうか・・・レンズ買えるかな。
これだったら、ニッコール50mm f1.4買える?すごい邪な気持ちで浜を歩く。
露出計で測ったら、f16の1/1000だった。写ルンですのISO400でf10、1/140だと、ド・オーバー。それでもこれだけ写る。写ルンです最強。
コンタックスに入れてあるISO400のトライーXだと、レンズはf8までしか絞れない&シャッタースピードも1/1000しかないので全くシャッターが切れない。
なぜ、ここにボートが・・・。
少し日差しにやられて、めまいがしてきたので早々に引き上げた。帽子、ポカリと装備して行ったが浜辺は相当日差しがきつく、照り返しがあって目をやられてしまった。サングラス持って来ればよかった。
入れ違いにご夫婦が来た。カフェに寄ったのだろう。本当に絵になる場所だ。ロケーションが良ければ5割は撮れたようなものが口癖だけれど、本当にここはそんなところ。夕陽も最高だと思う。
少し移動したところの牛舎。ハエがいっぱい来ていて、しっぽで払ってた。
新舞子海水浴場へ
となりの新舞子海水浴場へ移動した。その前にコンビニに寄って、経口補水液500ccとアクエリアス1Lを買った。
あと、アイス。ガツンとグレープフルーツ。涼んでから、いざ。
途中、迷いそうになったがこの目印の鳥居を見つけてさらに降りていく。暑い。
海岸に着いた。向こうの岬がさっき見えていた岬。結構離れてる。真ん中より少し左にポツンと立っているのは東京湾観音。
ここでは前回、ヒトデを拾ったので期待して行ったのだが、ヒトデはなかった。なんでだろう。
向こうに見えるのは横須賀方面。ここではサングラスをかけてみたら、すごく楽になった。
実際に見ている光景とサングラス越しの光景がこうも違うのかと。海水も澄んで見えるし、歩きやすい。
宝の山。流木が宝に見えてくる。一本あたりいくら・・・。
しかし、これらの大きな流木は周辺に住んでいる(移住してきた?)人たちが並べているのかもしれないと思おうほど、整然としている。
中にはこんな風にされているものもある。アートか?アートなのか?
富津岬へ
一通り歩いて、収穫は少なめだったが、富津岬にも足を伸ばしてみた。
強風で波がすごかった。そして厚い雲が。その隙間から天使の梯子。写ルンですでも撮れた。
向こうに見えるのは第一海堡=明治時代からの首都防衛施設。
ここが有名ね。明治百年記念展望塔。ちょうどここを登ったところで撮り切った。
展望塔から振り返って。左が東京方面。右が房総半島方面。地図通りに出っ張っている。
これが写ルンですの最後のコマだった。
スキャンは簡単だったけれど、レタッチが大変だった。でも満足できる。どれをプリントしようか。
4年ぐらい前に富津岬に来た時は大きな貝殻を拾ったが、今回は波も荒く、潮も満ち始めていたのと、浜が侵食されてなくなりかかっていたため、全く拾えなかった。
先端に向かっての防波堤では工事も行われていた。向こうに見えるのは第一海堡。
なんだか、千葉の海は外房も内房も行っているけれど、どちらもかなり崩落、侵食が進んでいるように感じる。
ニコンFとニッコール S オート 50mm f1.4に持ち替えた。リュックが重かった。
少し、富津公園内を歩いたが、富津元洲堡塁砲台と言う、軍事遺構があった。やはり、房総半島は本土決戦になった場合の要塞としての機能も求められていたようで、九十九里浜からの上陸を予想していたと聞いたことがある。
南は鹿児島とか。房総半島はいろいろと回っているけれど、かなり防空壕を見てきたし、理想郷のような特攻基地も点在している。
ここにもかなりの数の遺構が載っていた。こういう遺構に目を向けて写真を撮りに行ってもいいのかなと思う。
拾ってきた流木をハンガーに。
流木と貝殻を玄関に。
拾い集めてきた、流木と貝殻は結構あるぞ。売ったら、レンズかカメラが買えるんだろうか!
ハーフサイズカメラもいいし、写ルンですもいい。ちょっと贅沢かもしれないがブログ用に撮ってもいいと思った。だって、フィルム好きだもんさー。
これからも使おうか。どうしようか。
現像成功したー。
よっこらせー・・・あらーコマ間が・・・ pic.twitter.com/JDoEjvCsZt
— アレモコレモ (@_aremokoremo_) 2016年6月7日
コマ間が繋がってしまうのはなぜだ?