Rollei Retro80Sと1932年製のゾナー 5cm f1,5の相性

前回は晴天時のテッサー 5cm f3,5で撮った写真だったが、今回は日暮れも近くなった頃にテッサーのf3,5では露出が足りなくなってゾナーのf1,5開放で撮ったもの。

前回の記事。

aremo-koremo.hatenablog.com

ゾナーとの相性も良かった

f:id:aremo-koremo:20171212005353j:plain

Contax I Sonnar 5cm f1,5 (ROLLEI RETRO80S)

もちろんフォトショップでトーンカーブはいじってある。もう少しもみじを焼き込んでも良かったか?それでもこの暗部から浮かび上がる描写はゾナーのf1,5とこのフィルムのおかげか?

f:id:aremo-koremo:20171212005546j:plain

実は真っ赤っかの葉っぱ。テスト撮影にはもってこいの最短(0.9m)開放。ボケも穏やかに見える。

f:id:aremo-koremo:20171212005700j:plain

空を入れて露出を稼いでみる。シルエットになりますようにと祈りながら。開放で1/20ぐらい。日陰のISO80つれー。

f:id:aremo-koremo:20171212005802j:plain

これも狙った通りの写りになって嬉しかった一枚。秋っぽく写れ〜と祈りながら撮った。背景の木漏れ日もいい感じにボケてくれた。レンジファインダーはボケが見ないのでカンと経験で撮るしかない。

f:id:aremo-koremo:20171212005932j:plain

落ち葉と紅葉と。露出が苦しい。ピンボケかにじみか?はたまた風による動体ブレか?

f:id:aremo-koremo:20171212010016j:plain

最高ね。これが写っていて良かった。最短極薄ピントと背景のボケがいい感じになった。ファインダー覗きながらピントがプルプルずれるのをこらえながら撮った甲斐があった。

f:id:aremo-koremo:20171212010150j:plain

風が強くブレてしまったが好きな一枚。

f:id:aremo-koremo:20171212010228j:plain

どうですかねぇ。この写り。ゾナーとこのフィルムの相性いいんじゃないでしょうか。白のコントラストとガクの解像感がいい感じ。

f:id:aremo-koremo:20171212010342j:plain

なんだろ、この素直な写り。このフィルムはほんと驚かされる。嫌味がない。

f:id:aremo-koremo:20171212010436j:plain

ジュウガツザクラも咲いていたのでパチリ。開放バンザーイ。黒がいい感じ。

f:id:aremo-koremo:20171212010520j:plain

何色に見えるかな?ボケがゾナーっぽい。プラナーとかだともっとこう溶ける感じ?

f:id:aremo-koremo:20171212010654j:plain

再び砂浜に戻って。ピントは無限で。

f:id:aremo-koremo:20171212010638j:plain

ちょうど夕暮れの写真を撮っている方がいた。なんだかすごいね、このフィルムは。モクモクと雲も描写しているし。

古いゾナーとも相性が良かった

総じてこのRollei Retro80Sは古いテッサーと同じで、このゾナーとも相性がいいと思った。低感度のおかげか、粒状性も低く、粒子が細かい。変なつぶつぶ感も少ないのでなんだこの写りは?と驚いてしまった。引き伸ばしにも耐えると思う。が、しかしフィルムならではの粒状感も捨てがたいと思うこともある。TRI-XとかHP5みたいなクラシックなフィルムも楽しい。(フジのプレストがないのが惜しい)今回のRetro80Sはフジのアクロスのように最新技術のモノクロフィルムに近いなと思う。透明なベースなのでスキャナーとの相性もいいのだと思う。同じように透明なベースのRetro400SはEI400で撮ったら露出不足になったのでEI200で撮って400で現像したほうがいいのかもしれない。現像時間は伸ばさないほうがいいと思っている。伸ばせば感度が上がるのかもしれないが、フィルムが荒れるのを嫌っているから。

ここぞと言う時の高性能フィルム?

ISO80だと常用フィルムというのは難しいかもしれないけれど、ここぞと言う時に時々使っていくのもいいのかもしれない。ほんと写真はレンズで決まると思っていたが、ここまでフィルムの違いを感じたのは久しぶりだった。初めて違いを感じたのはアクロスを使った時。アクロスも超高性能フィルムだと思う。色々とフィルムを試して現像時間も試してみて自分なりの楽しみ方を見つけられるとより一層写真を撮るのが楽しくなるな〜。

現像方法

参考までに今回の現像処理は箱に書いてある通りに現像した。マスコタンクでT-MAX液1:4/20度/8分で。最初の1分は連続攪拌、1分ごとに3回の倒立攪拌。停止液30秒連続攪拌。定着液(中外)3分(最初の1分は連続攪拌、1分ごとに3回倒立攪拌)、水洗1分、再定着3分、水洗1分、QW1分、水洗5分。

ちなみにこちらだと、T-MAX液1:4で20度、7分になっているけれどどうなんだろう。

B&W Film Developing Times | The Massive Dev Chart

ここぞと言う時に。一家に一本。

120フィルムもあるよ。 

今度はこれも使ってみたい。

TRI-Xばかり使ったら、このアクロスを味わっておこう。震えるほどの高性能。日本男児・女児ならプレストを使わずしてどうするとよく言っていたが、既にないので今の日本男児、女児ならこっち。 

現像は説明書通り、基本通りに。ネットや電子書籍も便利だけれど本から得られるものも大きいと思う。一冊ぐらい持っていてもいいと思う。