富士フイルムから2018年5月25日に出たinstax SQUARE SQ6を買ったので、秋元牧場で早速撮ってみた。
【新商品】instax SQUAREシリーズにSQ6が仲間入り!ブラックフレームがスタイリッシュなスクエアフィルムも同時発売! | NEWS | 【Cheki Press(チェキプレス)】 | インスタントカメラ【instax<チェキ>】公式サイト
発売記念キャンペーンで先着3000名に「おでかけポーチ」プレゼントだったらしいのだが、締め切りは6月25日で間に合わなかった・・・。いらねーよー!ちくしょー!
真四角インスタントカメラ
記念すべき一枚目は「おお、こんな暗いところでも写った!」という驚きだった。これでフラッシュなしだ。
多分普通のチェキならド・アンダーになってしまうか、フラッシュで牛に迷惑をかけてバチーって硬い光が当たってしまっていただろう。
今回の選択肢の一つとして「フラッシュオフ」が選択できることだった。チェキは「強制フラッシュ」だったのでちょっと気恥ずかしいというのもあった。フラッシュオフなら動物にも向けられる。
回り込んで明るい方から。コントラストが高い感じだけれど、これはこれでいい感じ。左上のフレアの感じがなんか懐かしい。
そのまま空に向けてみた。おお、これこれ、こんな感じに写って欲しかった。見たままに近い。
意外に動き回っていた牛を追いかけてというより寄ってきた。目力のある、なかなか迫力のある写真になった。これはスローシャッターも搭載しているのかと。
食べているところごめんねー。ってなんで独り言を言ってしまうんだろうか。頭がぶれているのはやっぱりスローシャッターを搭載している?
モードでローキーがあるのでそれで撮ってみたら、ほんとローキーになってぼんやりとしか写らなかった。これをハイキーにすればよかったのか?
接写モードで。30cm~50cmしかピントが合わない仕様なので、自分の腕でなんとなく測ってから撮ってみたらバッチリきていた。
かなり露出が低くなってきたのでハイキーで試してみたら、ちょうど良かった?
きちんと背景もボケてるね。このピント距離ならテーブルフォトもバッチリだな。
接写時の注意点
あと、ファインダーとのズレ=パララクスがあるので自分で補正しないといけない。
ファインダーは被写体に向かって右側にあり、レンズは左側に付いているので、のぞいている感じで撮ると左に寄ってしまう。
そこでファインダー内で少し左にずらしてあげると真ん中にくる。
ピントモードの設定を忘れずに
あと、全体的にピントがぼんやりしてる?これは「標準モード」にしておくと0.5~2mのピントになってしまうためか。遠景モードにして2m~にすればもう少しシャキッとした写りになると思う。今度試してみよう。
構図は真ん中ドーン
真四角写真なので真ん中でドーン、日の丸上等。あんまり奇をてらう必要はないかなと。
インスタントカメラは楽しい
最近はインスタントカメラといえば?尋ねると「写ルンです」と答えてしまうかもしれないが、あれは「レンズ付きフィルム」ね。あくまでも「フィルム」だから。
インスタントカメラはいわゆる、その場でプリントできるカメラでポラロイドが一番有名だと思うけれど、残念ながらフィルムが生産終了してしまった。
あれ?本体がある!
フィルムの再生産も始まったのな!アマゾンで売ってた!
それでも当時の人気にあやかりどこかのメーカーが再生産したが残念ながら全く使い物にならず、3000円以上のフィルム代をパーにした苦い思い出がある。
しかしながら今回は天下の富士フイルム様である。我らが富士。性能は世界一だ。モノクロフィルムも再生産してくれ〜。再生産になったらカーニバルになるのは間違いない!
instax、チェキの新鮮さ
真四角インスタントカメラといえばポラロイドのイメージが強いが、私の世代は「便利だけれど、一枚が高いのよね〜」「だったら普通のフィルムでもいいかな〜」という感じだったので使ったことがないぐらい。
その後にSX-70が流行った時も、うーん高いからいいやという感じだった。
そうそう、映画「羊たちの沈黙」(1991)でも解剖シーンで使われているね。主人公のジョディ・フォスターが口の中から蛾の繭を発見するシーン。
名作だね。
インスタントカメラって犯罪の鑑識とか医療分野で使われているイメージも強い。(強かった)
でも、チェキを使ってからその簡便さと写りに新鮮さを改めて覚えた。
購入に至るまで
ちょっとG・Wにチェキを久しぶりに持ち出してみたら思いの外楽しかったとよく写ったので、最近のはどうなんだろう?と探したら、この「真四角モデル」があるらしいということになって、他の機種とちょっと悩んでから購入へ。
色はグレー(黒?)、ゴールド(ピンクかと思ってた!)、ホワイトしかないので黒と白で悩んだが白にした。
デザインはあまり好みではないかな。もう少し洗練された(無骨な?)デザインにできなかったかな〜と。あんまり懐古調も流行り廃りがあるからなぁ。
丸みが強すぎるかなと。でもメインターゲットは私のようなおっさんではない。あくまでもギャルだからな!
とりあえず古いチェキは残しておいて、この真四角モデルと撮り較べて必要なければ手放そうと思っていた。
でも今回使ってみて「フォーマット違い」で持っていてもいいかなと思えた。
デジカメの売れ行きがイマイチでもこのチェキシリーズは右肩上がりなので、専用フィルム供給の心配がないのがうれしい。
・チェキ好調はまだ続く 年率5%の成長を見込む富士フイルム - デジカメ Watch
1999年にチェキが出た当時は「お、ポラロイドのライバル?」「結婚式の二次会用カメラ」という感じだったが、その後、アジア特に韓国、中国、台湾でブームに火がついて日本にも飛び火という感じ。
レンズ横にはセルフィー用の小さいミラーもついている。抜かりないぞ。
スペックについて
最後に仕様、スペックについて。
- 画面サイズは62mmx62mm(中判6x6は56mmx56mm)
- レンズは2群2枚の約65.75mm(中判6x6として135判換算にすると約36mmだがもう少し広いと思う)の開放値はf12.6
- シャッターは1.6秒から1/400(これはびっくり!!)
- 電池はリチウム電池CR2を2本で約30パック撮影可=約30枚
- 重さは393g(電池別)
- フィルムはISO800なのでISO感度は固定ということになる
持ってみた感じとしては思ったより小さくて軽い感じがした。ただ、これの他に中判カメラとか大きめのカメラをもう一台持つと重く感じるかもしれない。
露出はf13でISO800ということは日中晴天時でEV16としても1/400で足りるか。うまいこと考えてある。
あとはチェキと同じようにモノクロフィルムもぜひ作って欲しい!
2018年8月8日現在 Amazonで1070円。 20枚パックは1789円で割安。
同15151円。
専用のアルバムを富士が出しているけれどこれに500円も払うなら、100均で何かないかなと探したくなる。
チェキの方は名刺サイズがぴったりでそれに入れているんだけれどな。
これで私のプロマイドを一枚、1000円売ってやろうか。もちろん「マルベルポーズ」だぞ!
マルベル堂スタッフが「スローモーションをもう一度」の薬師丸ちゃんになりきり撮影!
— マルベル堂店長 (@smart800) 2017年2月14日
マルベル堂では80'sプランの撮影をしております!
プロマイド95年の歴史を受け継ぐ6代目カメラマン武田仁が全て撮影します!
ぜひご利用ください!
料金は12000円〜 pic.twitter.com/IuWFuIGmHM
GWにチェキで撮った記事