東京国立博物館へーマジカル・アジア展ー

遡ること9月に国立東京博物館でマジカル・アジアをやっていると知り、行ってきた。

www.tnm.jp

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何と言っても見たかったのは明治時代に上野の森に「呪いのわら人形」が見つかって、それを展示していると言うもの。どんな「念」が入っているのか。

マジカル・アジア

到着して、どこにあるのかと結構探してしまったが、東洋館の地下2階、一番奥にあった。

しかもフラッシュ、三脚以外は撮影可なので、結構多くの方がデジイチでパシャり、パシャりと撮っていた。順番を譲り合って、では、私も。

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Nikon S2 Nikkor-S.C 5cm f1.4 (DELTA400)

どん!本物のわら人形は初めて見た。実際に見てみると案外、あっけない。

それよりも、明治時代に上野の森で夜な夜なわら人形を木に打ち付けている様子を想像すると幽霊を見るより怖いかも。

やはり白装束におでこにロウソクをさしていたんだろうか。

科学万能主義のような今でもこういう「呪い」の概念があるのだろうか。

神は人が作り出したものだけれど、呪いも人が作り出すものと考えると、人って怖い。困った時は神に祈願し、嫌な思いをして恨むと呪う。

でも、わら人形を打ち付けているうちに胸がスッとして、気持ちが楽になる側面もあるのではないかと思う。

モノクロフィルムで撮るとちょっと怖いかな。

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霊魂を宿す頭蓋骨。19世紀から20世紀のパプアニューギニアのもの。

亡くなった首長の頭蓋骨に首長の魂が宿ると言われ、生前の姿を表現している。

"輪廻転生"と"復活"が混じっている感じなのかな。

奥は同じパプアニューギニアの仮面。シャーマンとかまだいるのだろうか。

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結構萌えたのがこれ。

「銭剣」中国、清時代(19世紀)のもので、映画「幽玄道士」でキョンシーをやっつける時に使っていたもの。なつかしい〜。

東洋館

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マジカル・アジアを一通り見た後に東洋館を巡った。

これら仏像が並んでいて撮影可なので結構楽しめた。

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微笑んでる?それとも見透かされている?レンズ欲しい?

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ここは西アジア・エジプト美術。

手前にミイラも展示されていたが、保管のためかかなり暗く撮影はできなかった。

ここの博物館に届いてから初めて開けたらしいので一見の価値あり。

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国立科学博物館のように結構な広さがあって、様々な人たちが訪れていた。

特に海外からの観光客が多かった。

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階段から二階と一階を覗く。螺旋状に展示されていた。

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階段から一階を見下ろして。

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再び一階に戻って来た。来館者が絶えることがない。

本館(日本美術)

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東洋館を回りきるのに数時間かかって、本館は閉館ぎりぎりに飛び込んだので入り口すぐにある、「あの有名な階段」だけ。

ドラマ半沢直樹のロケで使われた階段。

本店のシーンといえば何となく思い出せるかも?すぐ奥まで見に行って見たら、刀剣コーナーもあって、少しだけ見てみたけれど、結構混んでいて驚いた。

特に女性が多かった。あれ、刀剣ブームなんだっけ?今度はこちらを中心に回ってみたい。

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入場料について

料金は620円で全ての館を回ることができるけれど、とても広く展示数も膨大なので1日かけても到底回りきれるものではないと思うので、年パス(2000円)を買ってもいいのではと思う。

年4回行けば元は取れるし、4回行く価値はあると思った。

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今回の機材

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Nikon S2とNikkor-S.C 5cm f1.4

暗いところが多いだろうと思い、f1.4のレンズ・・・ということで今回はNikon S2とNikkor-S.C 5cm f1.4で。

あと、暗いと一眼レフのピント合わせが苦しいかもと思いレンジファインダーにした。

これも、最近使っているNIKON Fと同じで質実剛健って感じで好ましい。

等倍ファインダーも見やすい。50mm枠のみだけれど、そんなに問題ない。

35mmなら外付けファインダーの方が割り切りがいいと思う。

一眼のように正確なフレーミングは望めないと思うので、すっ、すっと撮って行った方がいいのかなとか。

この前の「S」は24x34mmだったけれど、S2から24x36mmのライカ版に変わって普通のカメラになったように思う。

SPとかS3などもいいなぁと思うけれど、50mmメインならS2と言う選択肢も悪くないと思う。

ああ、SPのファインダーも覗いてみたいなー。

レンズ、Nikkor-S.C5cm f1.4は開放のみの撮影だったけれど、予想通りの滲みっぷり。

ズマリットほどひどくないけれど、ゾナーコピーと言われるだけあって、Contaxのゾナーに似ている感じ。

戦後のゾナーは使ったことがないのでいまいちわからないが、戦前のゾナー5cm f1,5に比べたらきちんと写る。

程よい感じ。あと、RFのレンズは小ぶりで軽くていい。

一眼レフで50mm f1.4となると結構重さが出てくるけれど、これならお気軽。

 臨床・・・読んでみたい!

こういうムックを読んでから行った方がいいかもしれない。それほど広く、展示物が多い。

コンプリート。ライカとかも奥深いけれど、ニコンはもっと奥深い気がする。

長巻を使っている。

まだ、アメリカのB&Hで買った、HP5の長巻があるので20本ほどストックがある。

aremo-koremo.hatenablog.com

参考までに。

aremo-koremo.hatenablog.com