M2とNIKKOR S.C 5cm f1.4を持って軍荼利山・東浪見寺へ

M2とNIKKOR S.C 5cm f1.4を持っていすみ市の軍荼利山・東浪見寺へ向かった。

「軍荼利」と書いて「ぐんだり」と読むらしい。軍荼利明王は今回初めて知ったぞ。

明王って力づくでも帰依させるのか・・・。しかも女神って。東浪見寺は天台宗。

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桑田里山からの続き

フィルムはILFORD FP4+

国道128号から軍荼利通りに入り、「群荼利踏切」に着くと、この風景。

(ここは"軍"荼利ではなく"群"荼利)だった。

拡大。猫だ。最初は何か小動物の群れでもいるのかと思った。なんで、こんなに野良猫が?

答えは踏切を渡ったらすぐにわかった。

「餌付け」だった。車が何台かきていて、皆餌を持参している。TNR?さくら猫にしてる?

残念ながら一匹も避妊などはされていないように見受けられた。耳はカットされていなかった。餌を与えるだけ与えているようだった。

その数、20匹はいたかもしれない。どうするんだろう。近くには民家もあるのに。車で来ると言うことは、ここに住んではいないと言うことだろうし。

モヤっとした。

軍荼利山と書かれた扁額。お寺?鳥居?神社なのに山?Googleマップには軍荼利神社と書かれているが・・・

親の顔より見たこの銀色のプレートがあった。千葉県の指定記念物「軍荼利山植物群生地」として房総の魅力500選になっていた。山でいいんだ。

行く他ないと言う感じの階段。入り口は猫の餌やりで大騒ぎになっていたので写真撮れず。途中から。

登っても登ってもゴールが近づいてこない感じ。延々と上る。息も上がる。

登ったと思ったら、さらに過酷になった。

やっとそれらしきものが見えてきたが、足腰が辛い。息が切れて酸欠。大六天神社?



大六天神社か?余裕なくて遠くから撮っただけ。ここ、神仏分離の影響をもろに受けたところらしい。

階段を上り切ったところに「仁王門」・・・仁王門?あれ?お寺?ここが東浪見寺・・・?

軍荼利明王立像がご本尊とのことだが・・・?

仁王像、吽形と阿形ってことはお寺だよな?Googleマップを頼りに歩いたので混乱した。

仁王門を潜ってすぐにあった、これは・・・?なんの跡地?

お寺なのに狛犬!神仏習合?

これが東浪見寺の本堂。苔むしていて、雰囲気がとても良い。他に誰もいなかった。夕方4時過ぎ。薄暗くなってきていた。

愛宕大権現への参道入り口と。道があるようでないようであるが、やめておいた。え、愛宕大権現?神社?あれ?

本堂の裏手からは西陽が入ってきていて綺麗だった。

この後どんどん陽が暮れてきたので下山した。いやー足ガクガク。降りたらまだ猫の餌やりをしていた。

大変だ・・・。

どうやら、ここ東浪見寺はもともとは聖徳太子が鎮護国家のため、軍荼利夜叉明王の像を彫刻し、安置し創建したとのこと。明治維新の神仏分離令のため寺を神社へ。

しかし、信徒の反対を受ける。神社を廃し天台宗の寺へ。東浪見寺となる。

本尊の軍荼利明王像は平安末期(794~1185年)から鎌倉初期(1183、1185年〜)のものと言われ、県の指定文化財となっている。

寺から神社、神社から寺へとなっているので、今まさに神仏習合の状態になっていると。

あー、歴史。明治維新の神仏分離は覚えておかないと訳わからなくなる。

ここでもフィルムは撮りきれず。今年に入ってからはペースがガクンと落ちてるな。

1日で20枚ぐらいしか撮らない感じ。

ま、無理して撮ることはないよな

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