2018年4月13日 追記 晴海ふ頭公園 2017年10月より休園について
PENTAX SPにAUTO Takkuma 35mm f2.3を付けてみた感じ。
前回の記事で紹介した。これで撮って来たので今回は描写の雰囲気について。
でかい。バランスはいまいちだけれど、当時は頑張ったんだろうなぁと。
描写の傾向
目白の自然教育園にて。晴天なり。科学博物館の年パスを持っているので通っている。
あとは筑波の実験植物園にも行きたい。
筑波実験植物園(つくば植物園) Tsukuba Botanical Garden
フィルムはTRI-X(なんどもいうけれど、"TRY"じゃないよ!)で現像はT-MAX液1:4、20度、最初の60秒を6回攪拌続けて、60秒ごとに6回撹拌。マスコタンクで。
いきなり逆光開放。フレア、ゴースト祭りみたいになった。一眼レフなので見たままに近い状態で撮れるので想像通り。お試しでやってみたけれど、ファインダー越しにもこうなることは予想できた。こういうフレア・ゴーストが出やすいレンズは出すのか、出さないのか、出すのならどういう意図を持って出すのかというのが私は必要なのかなぁと思っている。 もうそろそろ、「うわー。フレアが出たー!おもしろーい!」から卒業したい。
ISO400で日中なのに頑張って開いてみた。f2.3から二絞り半のf5.6の1/1000で。オーバー気味だった。それでもこの光の当たり方ならこのコントラスト。個人的には何も嫌なところはないと感じた。f5.6まで絞ればあとは被写体との距離の問題。
はい、開放。いい感じ〜。中心しかちゃんと写らない感じ。滲みは好きかい?私は好きだね。好みが分かれるところ。これ買うか買わないか分かれる、分岐点のような写り。個人的にはSuper Takumarは本当に良く写るレンズなのでAuto Takumarのこれぐらいの写りの方がいいかなぁと。嗜好レンズ、趣味レンズ。
少し絞ったかな。
f8ぐらい。フレア・ゴースト以外はきちっと写ってる。このレンズは一眼レフ、ミラーレスで使うんだから問題ない。さっきのようにフレア・ゴーストをコントロールすればいい。私の目は逆光ではこれぐらいまぶしい。そんな感じ。
森で開放。いい感じ。滲みと低いコントラスト。
開放で背景に玉ボケを出したくて。少し回ってるかな?まー、ゆるゆるな写りだこと。大好きです。プリントの時は焼き込んでもいいかなって。
開放最短で。カラーならお花とかとっても面白いかもねぇ。ボケはどうですか?好きですか?嫌いですか?私は好きですねぇ。ざわざわしていて好きですねぇ。うるさいボケが好き。汚いボケが好き。どうせ人は穢れているんだから。 いいんです。私の目に写ったものはそんなに綺麗じゃない。あなたは綺麗な人ですか?美しく生きて行きたいもんです。
夕方と開放遠景
晴海埠頭へ。ここ、以前どちらかのブログで拝見して、夕陽が綺麗〜と思って、室内とか入って「いざ、旅立ちの日」みたいな写真が撮れるかなと思って突撃したけれど、PM5時に閉館と言われて追い出されてしまった・・・ので外で。f4ぐらい。個人的には全然問題ない。歪みある?ベイブリッジが歪んでてわからないぜ。気にしない、気にしない。
晴海ふ頭公園で。夕暮れ時。品川方面をみて。
2018年4月13日 追記
※晴海埠頭公園は2017年10月に休園となり、2020年に東京オリンピックに合わせて再開予定。
参照: 晴海ふ頭公園|海上公園なび
どんどん陽が暮れて来る。周辺光量も落ちて来ていい感じ。夜が来るぞーって感じですな。
中心だけピントが来ている。多分開放でピントを合わせて3分割構図とか作るとピント外れるんじゃないかな。ボケの光源玉ボケになり切れてない。
はい、反対側。
晴海付近は開発中でそこかしこでビルが建って、高層マンションが建っている。自分が知っている、人気のない晴海埠頭、夜しか人が集まらない晴海埠頭って感じはなくなっている。
家路かな。
陽が暮れて来たぞー。ピントが見えなくなって来たぞー。
中心の玉ボケだけ丸みがあって、周辺の光源は丸みがなくなっている。こういうの現代のレンズだとダメなんだよね?でも、私はこれぐらいでも全然平気で好き。
Angenieuxと比較されがち?
幾分か調べると、このレンズはディスタゴンとかで有名な逆望遠=レトロフォーカスじゃないかとか言われているし、見た目もAngenieuxの35mm f2.5を模倣したんじゃないのか?なんて言われているらしい。
ここを見ると5群6枚のレトロフォーカス?
https://www.pentaxforums.com/lensreviews/Auto-Takumar-35mm-F2.3.html
ほぼアンジェニューとそっくりだけれどどうなんだろ。
自分で撮った感じしか言えないけれど、私が持っているAngenieux 35mm f2.5 Type R1と比較して、似た傾向ではあるかなという感じ。でも、こちらのオートタクマーの方がピントが来る感じがする。
Angenieux 35mm f2.5についてはこちら。このレンズは早いところエクサクタマウントカメラを手にいれてフィルムで撮ってみたい。
うーん、このオートタクマー35mm f2.3とアンジェニュー35mm f2.5は似て非なるものだと思うので、どっちか選べと言われても選べないから両方とも買うが正解。ポイント5点ゲット。アンジェニューをM42マウントで買えばさらに倍。私に変わってSPにつけて試し撮りしてほしい。SPがない?それならSPも買おう。SMC Takumar 55mm f1.8とセットで。
どっちにしても好みの写りだったのでPENTAX SPで旅に出るならこの35mmをつけて行きたいと思った。
本数が少ない?
このレンズがどれぐらいネットで売られているのか検索してみた。
2017年3月24日20:00 現在、一件ヒット。本数が少ないのかな。ここから専用フィルターと専用フードを探すことになる。さぁ、e-Bayの海原へ行ってこい。羅針盤は必要ないだろ?目に留まったものから買えばいい。あと、案外e-Bayの方がこのレンズはある気がした。1950年~60年代は輸出がメインだったの時代だったのかな?バブル時代のようにさぁ買い戻せ!
なんか慣れているのでこのフィルムが標準。もっと安ければなー。
あと、現像はこのT-MAXを1:4で20度、6分というのが染み付いている。現像は慣れだよねー。流れ作業みたいなもの。未現像フィルムを溜めないようにするのが吉ですよ。
写ルンですで撮った記事。