あるあるだけれど、記事にしておこう。
2019年、何を買ったのか。
1月から順を追って書いてみようか。
目次
1月
1月は買っていない!?
2月
Olympus G.Zuiko Auto-W 28mm f3.5
これはOlympus M-1用に広角レンズが欲しくて、f2.8とf3.5があったけれど、ここで読んで即f3.5に決めて、OH済み品が数千円で出ていたので即購入。
ほんと、この辺りのレンズって一体いくらで仕入れるんだろうって思う。100円とかかなって。
多分、未整備レンズ買ってOHに持ち込んだ方が高いよ。
このレンズはほんとなんの破綻もなく写る。何が不満ってf3.5なのぐらい。何も不満がない。
これでOH済みで1万以下って本当に不思議。
フードも鉄製で泣けるほどかっこいい。
今は28mm f1.4とかがトレンドだけれど、こういうf3.5という中庸なレンズって重要だと思った。
3月
AI NIKKOR 50mm f/1.2S
これも予想通りの写りだった。驚くほどではなかった。何と言ってもf1.2のレンズで設計も古いので1978年設計でS化されて1981年から現在まで現行品。
コーティングが変わったりしているようだけれど、まぁ、こだわりがなければどれも同じって感じ?
開放でもポヤンポヤンでどうしようもないってことはない。
まぁ、こんなもんでしょうと言う感じ。
実は4月以来使っていない。
f1.4で足りている感じはある。
f1.4の重さと大きさと比べてしまうとf1.2の必要性が低くなってしまうのも確か。
まぁ、気持ちの問題。持っていていいねと。
中古で4万超えているから少し高いかなーと思う。
同じf1.2なら55mm f1.2のNew Nikkorを試してみたい。
5月
PENTAX645とsmc PENTAX-A 645 55mm f2.8
これはいい。
電子化されていて、大変撮りやすい。プロ用なんだろうなと思った。無駄がない。機械式でも撮れますとか欲張ってないところがいい。
構えて、露出は自動でピントだけ自分というのが中判でできるのは本当に楽。楽して高画質を得られるって感じ。
しかし、絞りも操作できるのでかなり奥深くなってくる。
残念ながらこの個体は初期不良で返品となったが、買い直している。
minolta SR-7 AUTO ROKKOR-PF 58mm f1.4
うむ、この辺りになると古き良き日本って感じ。1万円以下で買った。恐るべきコストパフォーマンス。
最初のフィルムカメラとしてもおすすめ。
最近は小ぶりなカメラが人気なのか最初の一台がPENTAX SPかOLYMPUS OM-1あたりなのかもしれないが、値段が上がっている感じもするので、こちらもおすすめ。
露出計も入って安定感抜群。58mm f1.4というスペックが泣かせる。好きだなぁ、こういうレンズ。
minoltaのフォントも可愛らしくていい。もっと女性に人気が出てもいいと思う。
このブラックペイントが欲しい。
写りは普通の古いレンズの写りで好ましい。
このレンズを使ったあたりから、私にとってオールドレンズって「そんなに変わりがない」、「そんなに大きく写りに違いはない」、「ライカもツァイスもこの頃の日本のレンズも似たり寄ったり」と思い始めた。
質感も金属の塊という感じで申し分はないが、ライカに比べると少し劣る。
まぁ、ライカはお金がかかってるから。それに尽きる。
6月
NIKON S用 Nikkor P.C 8.5cm f2
バルナックDIIを手放したのでこれを買った。
所謂、ダンカンニッコール。一度は使ってみたいと思っていた。
結果としては本当にいい。ゾナータイプの85mm f2はもちろんツァイスコピーだけれど、これで十分。
どっちもどっちかなとさえ思えた。まだ本家ツァイスを使っていないけれど。
同じ85mmならもっと安いTriotar 8.5cm f4も面白いだろうなって思う。
重さとか考えるとボケとか開放値に拘らない限り、軽さ、値段、写りともにTriotarの方が気になる存在。
しかしニッコールレンズだとSマウントの85mmはこれしかない。
三枚玉の85mm f4とか作ってくれてもよかったのになとか?というわけで10.5cm f4も欲しくなった。
写りは本当によかった。これぞポートレイトレンズという感じ。
絞ってもギチギチにならないし、逆光にも思いの外強かった。
本当にいいレンズだと思う。
NIKON F2 フォトミック
来ました。大御所。
整備済みでちょっとレンズに傷ありの50mm f1.4が付属してきて3万以下。
レンズは既に持っていたので売ったので、さらに安くなった。
本当に恐ろしく安い。
これで、手持ちのFひと桁代もついにF、F2、F3と揃った。
F2に関してはいろいろ本などを読む限り、フォトミックが前提のような設計と書かれていることが多かったので、興味はフォトミックにあった。
もちろんアイレベルも欲しい。チタンとか。チタンとか。
まー、いいカメラ。ほんといいカメラ。Fに比べたら剛性感抜群。Fの悪いところ全てなし。
Fは情緒性の強いカメラだけれど、F2は実用性が強い。さらに実用性が高いのがF3という感じ。
Fを使った後にF2を使うと、すごい進化していると思う。
まず巻き上げ。こんなに少し巻き上げるだけでいいの?って。
さらにフィルム装填。裏蓋が開いたよって。FはSの名残りで底蓋を外すので、、まだレンジファインダーの感じが残っちゃってる。古いなーって思う。
あと巻き上げレバーのプラスチックが本当に優しさ溢れる。
Fは痛いよ。でもそれがいいって感じのカメラだから仕方ない。
F2にはやっぱりNEW NIKKORが似合うのかなとか思っている。
NEW NIKKORの55mm f1.2を買えばこれについてはアガリかなと。
重ささえ気にしなければ、これも最初の一台にありだなと思う。
7月
NIKON S3 オリンピック(再生産、ブラック)NIKKOR S 50mm f1.4
これも買い時だよね。値段が下がってきた。4~50万だったのが今や30万ぐらいとか。
でも、こういう数が少ないモデルはまた高騰するのかな。
オリジナルブラックペイントはかなり高騰している感じ。
私は程度が悪いからという理由で相場の10万以下で買った。店頭で見て即決。
どこからどこまで見ても凹みは見つけられないし、スレも気にならない。
ペイントの剥がれはもちろんある。コレクション品ではない。だから安いとのこと。
詳細は上の記事を読んで欲しい。
私は全然、気にならない。
カメラはほぼFと変わらない。というか、同じ時期のものなので同じ感じ。
報道用にブラックのSを作ったというらしいが、基本色の違いだけ。
あとはレンズもゾナー型のNikkor S 5cm f1.4と違ってガウス型らしく、ほぼ間違いのない写りをしている。
どちらも使っているがゾナー型の開放描写とガウス型の開放描写は全く違うので面白い。
さらにゾナー型の5cm f1.4を2本持っているので比べてみると、これまた開放のフレアの出方が全くと言っていいほど違うので驚いた。
すごいフレアが出る1本は完全整備済みなので、これが本来の写りなのだと思うと、もう1本はもしかしてきちんとピントが出ていないのかと思えるぐらい違いがある。
このNikkor S 5cm f1.4は鏡胴の違いやら何やら、いろいろあるみたいだから面白いぞ。
あとはW-Nikkor 3.5cm f1.8を買えばアガリ?
え?2.5cmはどうする?2.8cmはどうする?10.5cmはどうする?13.5cmは?
8月
Leica M4 ブラックペイント No.1181
この記事を思い出すだけでも本当に涙出そう。このボディを持つだけで泣きそう。
想像を超える、入手方法だった。
手持ちのM型ライカ、M3、M4BP、M6を手放し、レンズはSummicron 35mm f2の8枚玉を手放した。
あしかけ10年は探していたM4BP1181。やっと手に入れることができた。
このあとOHにも出して、完璧になった。
あ、ファインダーにクモリが残ったと伝票にはあったけれど、全然わからないからいいの。
これでライカボディに関しては・・・いや、M型ボディに関しては・・・いや、ライカのブラックペイントに関しては・・・アガリ。
M2が欲しい、M5が欲しい、IIIbが欲しい。
Summicron 50、35の2ndが欲しい。
しかし、このM4のおかげでライカに再び戻れた気がする。
今まではM型、バルナックをローテーションを組んでいたような感じでなんだかなと思っていただけにうれしい。
9月
PENTAX645
先に買った、PENTAX645が返品になったので再度見つけて購入した。
やっぱり良いカメラだ。
Summicron-R 50mm f2
こちらも長年探してた感じ。
初期型、レッドスケール、2カム以上の条件をなかなかクリアできず、手に入らなかった。
Summilux-R 50mm f1.4は以前から使っていたが、こちらのSummicron-R 50mm f2はずっと気になっていた。
写りはこれぞズミクロン、という感じか。エルマー、ズミクロンに外れなし。
ズミルックスの方がちょっと隙があるというか、柔らかい感じを受けた。
ズミクロンはシリアスというか、生真面目。優等生だな。
どちらも性格が違う感じで捨てがたい。
だた、ズミクロンがズミルックスに比べて、かなり安いのでこちらの方がオススメ。
ズミクロンは4万もあれば手に入る。ズミルックスはおそらく12万コース。
これならf2でもズミクロンかなぁという感じはする。
私はズミルックスを格安で譲っていただけたので、本当にラッキーだった。
あと、もう少し、このRズミクロンは使っていきたいと思わせる何かがある。
Mより寄れるというのもでかい。最短50cm。
この頃の1960年代〜70年代前半のライカ、ライツのレンズはいい塩梅のレンズが多くて、好きだな。
50年代のレンズは選り取り見取りという感じ。エルマー、ズミクロンはバリバリ写り、ズミルックスは緩めに写り、個性的。
色々と楽しめる感じ。
10月
なし。引越しとかもあって、すっごい忙しかった。
11月
smc PENTAX-6x7 45mm f4
PENTAX6X7用の超広角レンズ。約22mm。
のぞいた感じではそんなに広く感じないのは6x7フォーマットだからか?
写りは言わずもがな。中判6x7と新しめのレンズ=すごい。
迫力ある写真がお手軽に手に入るという感じ。
換算27mmの55mmも持っているが、その延長という感じで大変使いやすい。
本当にこんなに安くていいのって思うほど安い。よく写る。
今度はポジでも試してみたい。
やっぱりフォーマットはでかいと気持ちがいい。早く大判をやってみたいと思った。
大判でも90mmとかの広角で撮ってみたい。
PENTAX Super Takumar 135mm f2.5
f3.5は使っていた。
やっぱり、案の定、f2.5が気になった。1万以下で転がっていた。買った。
Super Takumarとsmc Takumarの前期まではレンズ構成が一緒で、smc Takumarの後期からまた違う構成になるらしい。
最初の方は4群5枚のエルノスター型ということで、こちらにした。エルノスター、名前だけで好き。
写りは何も不満がない。
あえていうならf3.5より重い、でかいので、よっぽどのことがない限り、もっと安くていっぱい選べる、f3.5をオススメしたいぐらい。
ま、しかし、なんだ、やっぱり一段でも明るいレンズって訴求力があるよねぇ。何かに響くよねぇ。
135mm f2!バーン!って。
12月
なし。
記事としてはなし。ね。
PEN Wとか買ってるな。
どうも忙しく撮りに行けてない。
2018年の秋からずっとトラブル続きで、2019年の年始も忙しく、夏も忙しく、やっと落ち着いたかと思ったら、秋も引っ越しもあったりで忙しく。
2019年は忙しいまま終わった。
ブログの投稿数もまれにみる少なさ。全然書けなかったと思った2015年で102、2019年はなんと78だ。
そして2020年、今年こそはと思ったが、年始からまた忙しい。
このPEN Wも撮りに出掛けたいが、撮りに行っても年始の泊まり旅行とかで初めてのカメラを投入するのは躊躇するよねとか。
これでも私は生き急いで入るんだよ。もう時間がないんだよ。
でも、まぁ、待ってくださいよ。PEN Wは。ねぇ。72枚撮ってきますから。
2019年はトータルで5台、9本
2019年はトータル、カメラを5台、レンズを9本か。全てフィルムカメラ。
超大物(M4BP1181)が1台。大物でS3(オリンピック)。
レンズは10万超えるものは買ってない。すべて5万以下。
一番高いのはNikko-P.C 8.5cm f2。
他はボディとセットで1万以下とかザラ。数千円。5千円以下ばっかり。
日本のカメラとレンズもいいじゃないと思った一年だった
ほんと日本の古いカメラとレンズは不遇なレンズがある。
例えばロッコール、ズイコーなど。
突拍子もないf1.2とかにならなければ、ほとんどが50mm f1.4でも数千円。
ズイコー 50mm f1.4なんて開放では収差の嵐で大変面白い。
タクマーの50mm f1.4は1万を下らなくなってきた感じがするけれど、絶対にズイコーの方が安くて面白い。使いでがある。
変にライカだ、ツァイスだって気張って行くより、まずはぬるく始めてみて、体があったまったら、ライカとか行くと楽しいかもね。
ライカとか使ったらまた使ったことのない日本のカメラとかに戻ってくるとまた楽しい。
それでまたライカに戻るとまた楽しい。
そして・・・そのまま延々と回ると楽しい。
カメラって、写真って楽しいね。