碓氷峠の碓氷第三橋梁(めがね橋)をNIKON FとNikkor-O Auto 35mm f2で撮ってきた

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下り宮の一之宮貫前神社を後にして、陽が暮れる前に碓氷峠にある有名な観光地でもある「碓氷第三橋梁」、通称「めがね橋」へ足を伸ばした。

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めがね橋|観光スポット|安中市

あんなか観光ガイド|一般社団法人安中市観光機構

「アプトの道」も考えたが大変な暑さで断念した。あの暑さで歩いたら死ぬ。

アプトの道ハイキングコース|観光スポット|安中市

写真を始めてから結構ブログなどでもここを訪れている人が多く、一度は行ってみたいと思っていた。

夕暮れ前に到着。標高が高いためか製糸場周辺よりは涼しく感じたが16時ごろでも30度ぐらいはあった。

また、少し空が曇ってきたが、それでもジメジメと暑い。気のせいか手のひらが湿ってくる感じ。

レンズをここに訪れることを予定していたので持参したと言っても過言では無いNikkor-O Auto 35mm f2に交換した。35mmあれば大抵の物は写るね。

めがね橋はかなり大きかった

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NIKON F Nikkor-O Auto 35mm f2 (TX)

駐車場に止めて歩いて足元へ。かなりでかい。バス停と比べても・・・とか書きたいが、よく見ると橋の下へ入る道に2人ほど人がいるのだ。それぐらいでかい。

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ぐるりと回り込んで。この構図が有名かな。

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足元から。どーん。

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橋をくぐり反対側から。かなりでかい。

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めがね橋の上は「アプトの道」になっていて歩けるようになっている。

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よくぞ、まぁこんなに大きなものを作ったものだと感心してしまう。

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向こう側から上がってきて、反対側から。この迫力。

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旧熊野平駅方面へ続くトンネル。

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陽が暮れてきたので帰ろう。来た道を下る。足がパンパンです。

帰り道

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駐車場へ戻る道で。こういう構図わかりやすくて好きね。トーンの出方も綺麗だったので一か八かでパチ。

撮れてたー・・・かな?

もう17時過ぎると辺りは夕暮れに包まれて来て、木陰の中はほとんど見えなくなるほど。

群馬で富国強兵の世の中に触れる

しかし、先の富岡製糸場もこのめがね橋もよく作ったものだと思った。

アプト式鉄道を通すために作ったこの橋は明治25年(1892)に作られていて、2年後の1894年には日清戦争でイケイケドンドンの日本帝国があった頃。

「富国強兵」政策に基づき、富岡製糸場を作ったり、碓氷第三橋梁を作ったりと幕末からの開国、不平等条約から日露戦争(1904年)を経て帝国主義へ。

血気盛んな時代のモノたちけれど、今となっては観光名物になって当時の姿を偲ぶようになれた。

今は景気が悪いとか言われていても、いい時代なのかもしれないなとさえ思った。レンズも買えるし、カメラも買えるからな!

NIKON FとNikkor-O Auto 35mm f2

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いやいや、このNikkor-O Auto 35mm f2いいレンズ。

1959年の35mm f2.8から一段明るくなって1965年発売で6群8枚のレトロフォーカス。順当なレンズ構成なのかな。

旅と35mmの相性がいいことはよく思うのだけれどやっぱり今回もいいなと思った。

目に入ったものが「とりあえず写る」から。35mmあればなんとかなる。28mmより広くなると相当強い意志と意図を持たないと弱い写真になってしまう。

広角であおった写真とかなるべく撮りたくないのね。「ああ!広角」「すごい!広角」って感じで終わってしまうから。

その点35mmはそこそこに写ってくれるのでありがたいね。しかもOH済みを2万以下で買える。ライカの35mmなんてElmarのf3.5で歪みまくって6万コースじゃない?

今回は露出のこと(夕暮れ)もあって、普段はあんまり開放のみでは撮らないようにしているんだけれど(半段、一段絞ったぐらいがいいんだよってカッコつけて知ったかぶりしたいしね!)、ISO400でも開放がほとんどになった。

このNikkor-O Auto 35mm f2はちょっと開放は甘いかなぁという感じ。それでもシャープな方で好き。絞ったら俄然シャープになって扱いづらいかも?

実はNikkor-N.C Auto 35mm f1.4の方も使っていたけれど、結構重くて大きいのよ。あれ。そうすると一眼レフの重さと相まってバランスが悪いのよね。写りは面白いんだけれど。結果f2ばかり出番が増えた感じ。

これがM型ライカなら間違いなく35mm f1.4のSummiluxかNOKTONにするけれど。

そのバランスの良さからも、基本設計の良さからも、2005年に廃盤になってしまったけれど、1965年から40年という長寿レンズになったのも頷ける。

現行のMFレンズが35mm f1.4というのはちょっと首を傾げたくなるが、多分マーケティング的なものかなぁ。f1.4とf2だとf1.4の方が売れる?

F3と使うにはf2の35mm f/2Sが欲しいかなぁ。それともこのAutoをAi改造するかなぁ。時代を合わせたくなるのが悲しいところ。 

Fマウントの最初の35mmレンズとしておすすめ。結局AFにしても35mm f1.8あたりに落ち着くのではと思うが・・・35mm f1.4欲しいよねぇ。

おまけ

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群馬といったら頭文字D!?碓氷峠への道すがらにあった。真子ちゃんのシルエイティは帰っちゃったの!?

アニメはよくわからないが、調べたら1stステージの16話らしい。 

平地に降りて来たら、もう暗くなっていて、8月下旬にもなると陽が暮れるのも早くなるなぁと実感。それでも気温は30度近くあるし、湿度もすごくあったように思う。

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この日は鰹のたたき定食を食べ(海なし県なのに!)、宿へ行き、温泉でのんびりした。久しぶりの露天風呂は気持ちよかった。

トライーXと

D-76の原液で現像した。LPLタンクの2本タンクで"大型タンク"ということで小型タンクなら6分45秒のところを7分45秒で。

https://www.kodakalaris.co.jp/images/TSC0460-D-76.pdf

3ページの表を参照。

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旅の全体像はこちらで