遅咲きの八重桜も散り始め、今日からGWが始まり、春も終わりそろそろカメラやレンズを買う季節到来だが、みなさんはいかがお過ごしだろうか。いっぱい写真撮っているか?それともカメラ、レンズに囲まれているか?
3月の下旬から咲き始めた桜だけれど、3月は撮れず。4月に入って今年は桜を撮れないかなーと思っていたが思いつきで水元公園に行ったら、まだ桜が咲いていたどころか満開だったので撮ってきた。いつも通りモノクロフィルムで。機材はContax IIとSonnar 5cm f2、Tri-Xで。広い場所なら50mmがあればなんとかなるもんだ。
遠くに桜が見えた。
水元公園と言えば幼い頃から名前は知っていて、ブラックバスが釣れるとか聞いてはいつか行ってみたいと憧れていたとか、以前、仕事で行ったはずと思い出してみたりしていたのだが、いざ、水元公園に着いてみると全然記憶になかった。初めてだったらしい。幼い頃に、仕事中に私は一体どこへ行っていたのか・・・カメラ屋か?
水辺と桜。満開だった。
グッと寄ってみる。ゾナーってこんなにコントラストつくのか。
最近は引くのも好き。その場の雰囲気を撮りたい。
枝垂れ桜。桜の中でも一番好きかも。ピンクの色味も好きだ。ひっそりとしている感じがなんとも言えない。前へ前へ出て来るのがソメイヨシノって感じで枝垂れ桜はその端でひっそり咲いているけれど、目を奪われる存在。
場所によっては花筏。
写真を撮っていないと、中々「花筏」という言葉が浮かんでこないし、撮ろうとは思いにくいのではないか。
水元公園は広大でとても23区の公園とは思えない。桜が多くあるし、もちろん他の木々、花々が多く散歩していて飽きない。
この方はずうっとこの場でスマホで桜を撮られていて、私が去る時もまだ撮っていた。すごくこだわっていた様子でとてもいいなと思った。
この方は「今日のレンズは何?ニッケル固定のゾナー5cm f2とクロームの沈胴ゾナー5cm f2って、どう写りが違うのかわかるの?ねぇ、わかって使っているの?」と仰っていた。私は堂々と「ロマンが違う」と答えたところ「没収」と言う答えが返って来た。
f2.8ぐらいだったかな。なぜか覚えているもんだな。f2じゃないことは確か。
これも寄って行ったのでボケすぎを嫌ってf4ぐらいだったかなと。ゾナーはなんか好き。プラナーのような透明感とは違う、しっとりした感じが好き。
桜以外もいいところだった
全部を回ることはできないほど広い水元公園だったが、半分ほど回ったので他のところも。今度は回りきれなかった方を回ってみたい。
メタセコイヤの森だっけな。ちょっと日本っぽくない感じで良かった。この日は日差しがないと結構寒かった。
開放で撮りたくなる、この気持ち。
ここだけ撮るとまたどこの田舎に行って来たんだって感じ。結構きちんと手入れもされていて、さすが東京都お金があるって感じね。"バードサンクチュアリ"なんてところも整備されていてアオサギとかウミウとか普段見られない鳥たちもこんなところにいっぱい来ているのだなって。
陽も傾きかかって来て。うぉーい、まだかー。
日が暮れ始めるとどんどん気温が下がって来た。さて帰ろう。
今回の機材
Contax IIに沈胴ゾナー5cm f2。このフードを探していた。戦前ゾナー5cm f2用の40.5のねじ込みフード。真鍮製で"Gew.40,5 Germany"しか刻印がない。探すのが大変だった。そんなに高くはないんだよ、このフード。ライカのフードみたく2万とかしない。数千円で買えるんだけれど、ない。お金を積んでもないものはない。そういうものを最近探すようになった。
コンタックスかライカか
Contax IIはブラコン、Contax Iに比べてだいぶ使いやすくなっているけれど、それでも、うう、ちゃんと巻き上がっているかなとか一枚一枚、巻き上げを確認しながら撮っていた。同じ1930年代のカメラである、ライカのバルナックIIIaとかDIIIとか持って使ってみるとはっきり言えば雲泥の差。使いやすさで選ぶならバルナック。シンプルだよねライカって。コンタックスは小うるさい。ライカは1/1000だが俺たちは1/1250があるぞなんて言って来る。そういうチマチマした争いが好き。実用ならバルナック、ロマンなら趣味ならContax。ツァイスは頑固だねぇなんて言いながらピントを合わせて楽しむ。2泊3日とかの旅行に持っていくのに勇気がいる。ライカならいつもでどこでも大丈夫。一週間の海外旅行ならバルナックとM型を持っていく。もしくはM4とM6に35mmと28mm。
まだ桜が写っているはずだ
今現像待ちのフィルムがもう一本、いや、二本か?あったはずだけれど、モノクロは私の腰が上がって現像を始めるのを待っているし、あと一本はカラーネガで撮ったのがあるんだが、PEN Fで撮って巻き上げて行って最後のコマを撮りきったなと思ってガチッと止まったので巻き戻したらぶっちぎれた。それを自宅でダークバッグ内で空きパトローネに詰め直して、お店に持って行ったら「あ、事故フィルムですね。外注になりますので10日から2週間ほどお時間ください」と言われた。その後2週間経ったが連絡がないので、このままGWを超えると思われる。と言うことはカラーネガは5月中旬ということになりそう。ちなみにもう一本のモノクロはM3で撮った。
よーし、春だし、お花をカラーで撮るぞ!と意気込んで、M3にヘクトール135mmをつけて気合いいれて、ポジフィルムを装填しようと、蓋を開けたらフィルムがすでに装填されていた・・・いつどこで誰が入れたんだー!チクショーメー!
— アレモコレモ (@_aremokoremo_) 2017年4月23日
自分でフィルムを入れたくせに人のせいにする。
途中立ち寄った、金町のカフェ、cafe hakutaで食べたプリンアラモードが最高でした。
トライ-Xはやっぱり使いやすいなぁ。フィルムの厚みもしっかりあるので現像の時もリールにも巻きやすい。
どうですか、一家に一冊ですよ。
ああ、欲しいなぁ。こういう本って減ったよね。今は「オールドレンズ本」が多いけれど、広く浅くという感じ。