中山法華経寺でVelvi50を撮り切って、まだ陽が残っていたので奥の院まで足を伸ばした。
f2のSummicronでもISO400のモノクロフィルムなら撮れると思った。
奥之院。
鎌倉時代に建てられた若宮館に法華堂が作られ、日蓮が説法を行なったとされ、その跡地が「若宮館跡」としても残り、さらに法華経寺が今の所にできた後は「奥之院」として残ったという。
ほんと千葉は日蓮と源頼朝がよく出てくるわね。
目次
ニヤリとした
開放、1/30。
これを撮った時、ニヤリとしてしまった。
見やすいファインダーとちょうど良い太さの鏡胴。鏡胴をスッと回すと、するするとピントが合う。
これ、これと。
初めてM3と固定後期Summicron 50mm f2を持った時の感覚が蘇ってきた。
懐かしさと共に、久しぶりに味わう快感。
M3と固定後期Summicron 50mm f2で撮ることは私にとってのライカ原体験に近い。
開放。
梅の木だと思う。ここは季節になると紅梅の梅がかなり綺麗なようだ。
今度はその頃に訪れてみたい。
1/15と露出計が出したが、一枚撮ってブレたかなと思って、1/30でも一枚。
こっちの方が好みだった。
露出はほんと難しい。適正露出とはいくつなのか。
今回の記事は全て開放。f2.8があったかどうか。
ぼてっと落ちているのが椿。
バラバラに落ちているのがサザンカ。
開放からよく写る
開放ね。髪の毛ツヤツヤですごい解像感。
これぞ、Summicronかなと。
開放、1/30。
「館の跡」もあるらしい。もう一度きちんと見に行かないとな。
真ん中に猫が座ってる。撮っているときは気づかなかった。
昔の人の方が光に対して敏感だったのかも。
こういう格子のような、作りとか見ると、光の取り込み方が上手いなあと思った。
奥之院周辺を歩いてみたが、かなり東京の下町のような佇まいだった。
車が入ることを想定していない作り方。
廃墟になっているところもあった。奥まっていて、住みずらさもあるだろうなと。
奥之院へ戻ってきた
奥之院へ戻ってきて一枚。
開放からこの写り。すごいね〜。
かなり陽が暮れてきた。
ここ、梅の木が多くて、モノクロ映えするんだけれど、梅の花が咲く頃にも訪れてみたい。
なんか音が出そうね。キリキリと。開放からこれだけ写ってくれたら不満はない。
M3とSummicron 50mm f2
本当に撮りやすいカメラだと思った。
スッとピントは合うし、写りも申し分ない。
小型な作りで重いというほどでもない。一眼レフのような大きさ、重さもない。
写りは同等かそれ以上。
巻き上げるたびにいいなと思う。ピントを合わせるたびにいいなと思う。
M3とSummicron 50mmの固定鏡胴との相性は抜群だなと。
リバーサルもよかったし、モノクロもよかった。
ちょうど1950年台の設計なのでモノクロがメインなのだろうけれど、リバーサルでも現代のフィルムということもあって、全く不満がない。
ビシッと写っている。
もうしばらく、このセットで撮り続けたいと思った。
室内や陽が低いとき、木陰から薄暗いところで、ISO400。1/30切れたらなんとかなりそう。それ以下は気合い。
DELTA100とか
FP4+とかをメインにしてもいいかも。